プロパンガス料金が高いかを確認するには、石油情報センターが公表する同じ地域・同じ使用量の平均料金と、自宅の請求内容を比べる方法が基本です。
2026年6月30日調査の速報では、全国平均は5m³で5,908円、10m³で9,662円、20m³で16,800円、50m³で36,616円です。いずれも税込・基本料金込みの総額で、設備料金が別途請求されている場合は切り分けて比較する必要があります。
この記事では、全国・地方別の速報と、47都道府県別の2026年6月確報を掲載します。対象年月、出典、使用量区分を確認しながら、自宅の請求額が平均からどの程度離れているかを判断してください。

【目次】好きなところから見れます▼
プロパンガス料金の平均を見る前に知っておきたいポイント

プロパンガスの平均料金を使うときは、対象地域・使用量・調査時点・料金に含まれる項目をそろえることが重要です。全国平均だけでなく地方平均や都道府県平均も確認すると、地域差を踏まえて比較できます。
本記事では、全国・地方別に石油情報センターの「一般小売価格 LP(プロパン)ガス 速報(毎月調査)」、都道府県別に「一般小売価格 LP(プロパン)ガス 確報(偶数月調査)」を使用します。掲載額は消費税込みで、基本料金を含みます。
平均料金と適正価格の違い
| 項目 | 公的な平均料金 | 適正価格と呼ばれる金額 |
|---|---|---|
| 基準 | 公的機関が調査・集計した価格 | 事業者や比較サービスなどが独自に設定する場合がある |
| 主な用途 | 地域の料金水準を把握する | 見直し候補を検討する際の参考にする |
| 確認事項 | 対象年月、地域、使用量、税込区分、基本料金込みかを確認する | 提供元、算定方法、対象条件を確認する |
石油情報センターの平均料金は、調査時点における地域の料金水準を把握するための資料です。一方、「適正価格」には全国共通の公的な定義があるわけではありません。まず公的平均と請求内容を比べ、その後に各サービスの提示条件を確認すると、判断の順序が明確になります。
石油情報センター「速報」と「確報」の違い
| 項目 | 速報 | 確報 |
|---|---|---|
| 調査・公表区分 | 毎月調査 | 偶数月調査 |
| 本記事で確認する範囲 | 全国・地方別 | 47都道府県別 |
| 掲載する料金 | 5m³・10m³・20m³・50m³ | 基本料金・5m³・10m³・20m³・50m³ |
全国や地方の直近の水準は速報、都道府県単位の比較は確報で確認します。速報と確報は対象範囲が異なるため、同じ表の数値として混在させず、出典と対象時点を分けて読むことが大切です。
基本料金・従量料金・設備料金の見方
2025年4月2日から、LPガス料金を請求する際は、基本料金・従量料金・設備料金に分けて示す三部料金制のルールが施行されています。検針票や請求書では、次の3項目を分けて確認してください。
| 料金項目 | 確認する内容 | 平均料金と比べる際の注意 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 使用量にかかわらず発生する固定部分 | 石油情報センターの掲載額には基本料金が含まれる |
| 従量料金 | ガス使用量に応じて変動する部分 | 請求月の使用量と同じm³区分で比較する |
| 設備料金 | 設備に関する料金の有無、金額、対象設備 | 公式平均と同条件とは限らないため、基本料金・従量料金と分けて確認する |
請求総額に設備料金が含まれている場合、そのまま公式平均と比べると差額の原因を誤認する可能性があります。まず基本料金と従量料金の合計を確認し、設備料金は別項目として契約内容と照合しましょう。
全国・地方別のプロパンガス平均料金【最新速報】

2026年8月3日時点で確認できる最新速報は、2026年6月30日調査です。全国と8地方について、5m³・10m³・20m³・50m³使用時の税込・基本料金込み総額を比較できます。
全国平均と地方平均を比較する
最初に全国平均を確認し、次に居住地域の地方平均を見ます。たとえば10m³を使用した場合、全国平均は9,662円です。同じ10m³でも地方によって平均額が異なるため、全国平均と地方平均の両方を判断材料にしてください。
| 地域 | 5m³ | 10m³ | 20m³ | 50m³ |
|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 7,027円 | 11,563円 | 20,059円 | 44,659円 |
| 東北 | 6,345円 | 10,539円 | 18,557円 | 40,810円 |
| 関東 | 5,509円 | 9,025円 | 15,813円 | 35,133円 |
| 中部 | 5,828円 | 9,500円 | 16,527円 | 35,563円 |
| 近畿 | 5,808円 | 9,397円 | 16,275円 | 35,350円 |
| 中国 | 6,238円 | 10,180円 | 17,581円 | 37,943円 |
| 四国 | 5,729円 | 9,271円 | 15,913円 | 34,355円 |
| 九州及び沖縄 | 5,926円 | 9,659円 | 16,588円 | 35,399円 |
| 全国 | 5,908円 | 9,662円 | 16,800円 | 36,616円 |
地域別に料金差が生じる主な理由
石油情報センターの表は各地域の平均価格を示すものであり、差額が生じた原因まで特定する資料ではありません。地域ごとに販売事業者の料金設定や供給条件が異なるため、地方平均だけで個別契約の高低を断定することはできません。
地方平均との差が大きい場合は、次章の都道府県平均まで確認し、その後に検針票の料金内訳を照合してください。
47都道府県別のプロパンガス平均料金【最新確報】

都道府県別の比較には、石油情報センターの2026年6月確報を使用します。基本料金と5m³・10m³・20m³・50m³使用時の総額を一覧で確認できます。
47都道府県の平均料金一覧
表の基本料金は固定部分、5m³以降の列は基本料金を含む税込総額です。従量単価の一覧ではないため、総額を使用量で単純に割った金額を契約単価として扱わないでください。
| 都道府県 | 基本料金 | 5m³ | 10m³ | 20m³ | 50m³ |
|---|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 2,285円 | 7,268円 | 11,961円 | 20,837円 | 46,104円 |
| 青森県 | 2,173円 | 6,784円 | 11,462円 | 20,365円 | 46,684円 |
| 岩手県 | 2,090円 | 6,558円 | 10,969円 | 19,307円 | 42,633円 |
| 宮城県 | 1,973円 | 5,934円 | 9,802円 | 17,097円 | 37,623円 |
| 秋田県 | 2,092円 | 6,472円 | 10,742円 | 18,945円 | 41,047円 |
| 山形県 | 2,125円 | 6,601円 | 10,989円 | 19,410円 | 42,967円 |
| 福島県 | 2,039円 | 6,171円 | 10,144円 | 17,750円 | 38,937円 |
| 茨城県 | 1,880円 | 5,458円 | 8,944円 | 15,655円 | 34,566円 |
| 栃木県 | 1,832円 | 5,385円 | 8,816円 | 15,347円 | 33,985円 |
| 群馬県 | 1,929円 | 5,415円 | 8,832円 | 15,538円 | 33,576円 |
| 埼玉県 | 1,924円 | 5,467円 | 8,928円 | 15,721円 | 35,227円 |
| 千葉県 | 1,899円 | 5,401円 | 8,797円 | 15,455円 | 34,358円 |
| 東京都 | 1,894円 | 5,402円 | 8,861円 | 15,698円 | 35,609円 |
| 神奈川県 | 1,996円 | 5,603円 | 9,150円 | 16,112円 | 36,127円 |
| 新潟県 | 2,184円 | 6,175円 | 10,076円 | 17,570円 | 38,494円 |
| 長野県 | 1,885円 | 5,738円 | 9,476円 | 16,591円 | 36,699円 |
| 山梨県 | 1,865円 | 5,489円 | 9,086円 | 16,059円 | 36,264円 |
| 静岡県 | 1,928円 | 5,615円 | 9,180円 | 16,087円 | 35,400円 |
| 愛知県 | 1,911円 | 5,660円 | 9,218円 | 16,006円 | 34,964円 |
| 岐阜県 | 1,949円 | 5,737円 | 9,423円 | 16,564円 | 36,551円 |
| 三重県 | 1,939円 | 5,751円 | 9,348円 | 16,121円 | 34,850円 |
| 富山県 | 2,282円 | 6,377円 | 10,306円 | 17,723円 | 37,530円 |
| 石川県 | 2,091円 | 6,268円 | 10,313円 | 18,010円 | 39,222円 |
| 福井県 | 2,007円 | 6,126円 | 10,052円 | 17,408円 | 37,174円 |
| 滋賀県 | 2,052円 | 5,955円 | 9,646円 | 16,610円 | 35,679円 |
| 京都府 | 2,061円 | 5,827円 | 9,444円 | 16,347円 | 35,661円 |
| 奈良県 | 1,966円 | 5,368円 | 8,639円 | 15,024円 | 32,917円 |
| 大阪府 | 1,907円 | 5,499円 | 8,970円 | 15,641円 | 34,514円 |
| 兵庫県 | 2,189円 | 6,067円 | 9,783円 | 16,746円 | 36,218円 |
| 和歌山県 | 2,072円 | 5,722円 | 9,209円 | 15,782円 | 34,223円 |
| 鳥取県 | 2,094円 | 6,235円 | 10,253円 | 17,988円 | 39,347円 |
| 島根県 | 2,198円 | 6,506円 | 10,702円 | 18,734円 | 41,548円 |
| 岡山県 | 2,080円 | 6,182円 | 10,096円 | 17,495円 | 37,632円 |
| 広島県 | 2,042円 | 6,120円 | 9,687円 | 16,615円 | 35,624円 |
| 山口県 | 2,192円 | 6,444円 | 10,458円 | 18,032円 | 38,991円 |
| 徳島県 | 2,154円 | 5,847円 | 9,438円 | 16,202円 | 35,285円 |
| 香川県 | 2,112円 | 5,955円 | 9,700円 | 16,891円 | 37,185円 |
| 愛媛県 | 2,046円 | 5,786円 | 9,431円 | 16,292円 | 35,545円 |
| 高知県 | 2,090円 | 5,649円 | 9,121円 | 15,523円 | 32,733円 |
| 福岡県 | 2,054円 | 5,867円 | 9,499円 | 16,213円 | 34,038円 |
| 佐賀県 | 2,155円 | 6,310円 | 10,226円 | 17,388円 | 36,759円 |
| 長崎県 | 1,921円 | 5,952円 | 9,796円 | 17,056円 | 36,905円 |
| 熊本県 | 1,894円 | 5,709円 | 9,363円 | 16,032円 | 33,634円 |
| 大分県 | 1,939円 | 5,781円 | 9,465円 | 16,213円 | 35,313円 |
| 宮崎県 | 1,988円 | 5,879円 | 9,711円 | 16,987円 | 35,523円 |
| 鹿児島県 | 1,774円 | 5,796円 | 9,544円 | 16,520円 | 36,158円 |
| 沖縄県 | 1,950円 | 5,767円 | 9,464円 | 16,548円 | 36,643円 |
自宅の請求額と比較するときの見方
自宅の請求額は、次の順序で比較すると条件の違いを整理しやすくなります。
- 検針票で請求期間、使用量、基本料金、従量料金、設備料金を確認する
- 居住する都道府県の行を探す
- 実際の使用量と同じ列があれば、その税込総額と比較する
- 使用量が表の区分の間にある場合は、前後の列をおおよその範囲として参照する
- 設備料金やその他の個別費用は、公式平均と分けて契約書や請求内訳を確認する
5m³・10m³・20m³・50m³の間を単純な比例計算で補間すると、実際の段階的な料金設定とずれる場合があります。表にない使用量は概算の範囲確認にとどめ、正確な比較には契約先の料金表を使いましょう。
北海道・東京都・神奈川県の詳しい料金情報
上表は都道府県全体の平均です。都道府県内の地域差や個別エリアの情報は、地域別の記事で確認してください。



平均料金より高いと感じたときの確認ポイント

請求額が平均を上回っていても、直ちに契約先の料金が不当に高いとは判断できません。まず、使用量と料金内訳を同じ条件にそろえることが必要です。
検針票で確認したい3つの料金項目
| 確認項目 | 確認方法 | 見直しの着眼点 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 固定額を確認する | 都道府県平均の基本料金と大きな差がないかを見る |
| 従量料金 | 使用量、単価、段階制の有無を確認する | 同じ使用量の平均総額と比較する |
| 設備料金 | 金額と対象設備を確認する | ガス使用料金と分けて契約内容を照合する |
請求額だけでなく、各項目の金額と使用量を見れば、差額が固定部分・使用量連動部分・設備関連のどこから生じているかを整理できます。
契約内容・設備料金も確認する
2025年4月2日施行の新ルールでは、LPガス料金を基本料金・従量料金・設備料金に分けて通知することが求められています。ただし、契約締結時期や契約形態によって確認すべき条件が異なるため、設備料金がある場合は請求書だけでなく契約書も確認してください。
契約変更や解約を検討するときは、料金だけでなく、連絡期限、設備の所有関係、解約時の条件も確認する必要があります。本記事では料金比較までを扱い、具体的な手続きは関連記事へ引き継ぎます。


平均料金だけでは判断できないケース
請求期間の日数、実際の使用量、料金改定の時期、契約プラン、設備料金の有無が異なると、平均料金との単純比較はできません。複数月の検針票を並べ、使用量と単価の推移を確認すると、継続的な差か一時的な差かを判断しやすくなります。
料金を見直す方法と比較サービス

平均料金と請求内訳を確認したうえで差が気になる場合は、現在の販売事業者へ料金体系を確認するか、複数の比較サービスを使って条件を集める方法があります。切り替えを前提にせず、比較材料を増やすことから始めましょう。
比較サービスを利用する流れ
比較時は、次の順序で情報をそろえると、現在の契約と候補条件を比較しやすくなります。
- 直近の検針票や請求書を用意する
- 使用量、基本料金、従量料金、設備料金を整理する
- 対応エリアと申込条件を確認する
- 複数の候補について料金だけでなく契約条件も比較する
- 現在の契約先へ確認した内容と合わせて見直しの要否を判断する
本記事で案内する比較サービスは、ガス屋の窓口・エネピ・ガスチョイスです。各サービスの対応状況や条件は変わる場合があるため、申込前に最新情報を確認してください。
比較サービスを利用するときの注意点
比較サービスの結果は、地域、物件、使用量、現在の契約条件によって異なります。提示された候補が必ず安くなる、または最安になるとは限りません。
料金だけで決めず、契約期間、料金改定の条件、設備に関する扱い、解約時の条件なども確認しましょう。賃貸住宅では入居者が販売事業者を自由に変更できない場合があるため、管理会社や貸主への確認も必要です。
LPガスのよくある質問

プロパンガス料金の平均は毎月変わりますか?
速報は毎月調査されるため、公表される平均料金は更新されます。ただし、料金が必ず毎月変動するという意味ではありません。この記事では、2026年8月3日時点で最新の2026年6月30日速報と、2026年6月確報を使用しています。
速報と確報はどちらを参考にすればよいですか?
全国・地方別の直近水準を確認する場合は速報、都道府県別の基本料金や使用量別総額を確認する場合は確報を使います。自宅の請求額を確認するなら、速報で地方の傾向を把握し、確報で居住都道府県の金額を照合すると分かりやすいです。
平均料金より高ければ必ずガス会社を切り替えたほうがよいですか?
必ずしも切り替える必要はありません。使用量、基本料金、従量料金、設備料金、契約条件を確認し、平均との差が継続しているかを見たうえで判断してください。賃貸住宅では販売事業者を変更できない場合もあります。
基本料金と従量料金はどちらを比較すべきですか?
両方を確認します。基本料金だけ、または従量単価だけでは請求総額を判断できません。公式表の使用量別料金は基本料金込みの総額なので、同じ使用量における基本料金と従量料金の合計を比較してください。
地域によって平均料金が大きく違うのはなぜですか?
販売事業者の料金設定や供給条件が地域ごとに異なるためです。ただし、石油情報センターの平均表だけでは個別の差額理由まで特定できません。地方平均と都道府県平均を確認したうえで、自宅の契約内容を照合してください。
まとめ:プロパンガス料金は最新の公式平均と請求内容を比較して判断しよう
プロパンガス料金の平均を確認するときは、同じ地域・同じ使用量・同じ料金範囲で比較することが重要です。2026年6月30日速報の全国平均は、5m³で5,908円、10m³で9,662円、20m³で16,800円、50m³で36,616円でした。
まず全国・地方・都道府県の平均を確認し、次に検針票の基本料金、従量料金、設備料金を分けて照合します。差が継続している場合は、現在の契約先への確認や複数サービスでの条件比較を行い、料金以外の契約条件も含めて見直しを判断しましょう。

