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岩手県でプロパンガス(LPガス)を利用していて「毎月のガス代が高いのでは?」と感じたら、まずは自宅の使用量と地域の平均料金を見比べてみましょう。
石油情報センターの2026年6月確報によると、岩手県の平均は基本料金2,090円、5m³で6,558円、10m³で10,969円、20m³で19,307円、50m³で42,633円です。5m³・10m³・20m³・50m³の金額はいずれも税込・基本料金込みの総額です。
ただし、岩手県内でも盛岡、岩手中部、胆江・両磐、気仙・釜石、宮古、久慈・二戸で平均料金に差があります。また、実際の請求額は販売店や契約内容、使用量などによって異なるため、県平均を上回っただけで「高すぎる」とは判断できません。
この記事では、岩手県と県内6地域の最新の公式平均料金を比較したうえで、自宅の請求額を確認する方法や、料金が高いと感じた場合の見直し手順を解説します。
岩手県のプロパンガス平均料金【2026年6月確報】

岩手県のプロパンガス料金を確認するときは、基本料金だけでなく、自宅の使用量に近い5m³・10m³・20m³・50m³の総額を見ることが重要です。
石油情報センターが公表している使用量別料金は、基本料金を含む税込の総額です。従量料金の単価そのものではない点に注意してください。
岩手県全体の平均料金
2026年6月確報における岩手県全体の平均料金は、以下のとおりです。
- 基本料金:2,090円
- 5m³:6,558円
- 10m³:10,969円
- 20m³:19,307円
- 50m³:42,633円
たとえば月の使用量が10m³前後であれば、10m³の10,969円を一つの比較基準にできます。ただし、平均料金は特定の販売店の料金表や「適正価格」を示すものではありません。
盛岡など県内6地域の平均料金
岩手県内は、石油情報センターの確報で盛岡、岩手中部、胆江・両磐、気仙・釜石、宮古、久慈・二戸の6地域に分けて公表されています。
| 地域 | 基本料金 | 5m³ | 10m³ | 20m³ | 50m³ |
|---|---|---|---|---|---|
| 岩手県 | 2,090円 | 6,558円 | 10,969円 | 19,307円 | 42,633円 |
| 盛岡 | 2,187円 | 6,556円 | 10,855円 | 18,876円 | 40,747円 |
| 岩手中部 | 1,959円 | 6,390円 | 10,793円 | 19,188円 | 42,850円 |
| 胆江・両磐 | 2,067円 | 6,337円 | 10,523円 | 18,646円 | 41,096円 |
| 気仙・釜石 | 2,118円 | 6,657円 | 11,088円 | 18,958円 | 40,343円 |
| 宮古 | 2,029円 | 6,558円 | 11,050円 | 19,631円 | 43,856円 |
| 久慈・二戸 | 2,153円 | 6,849円 | 11,511円 | 20,345円 | 45,846円 |
自宅の請求額を確認するときは、岩手県全体の平均だけでなく、該当する地域区分の数値も参考にしてください。同じ岩手県でも、使用量によって地域間の料金差は変わります。
2026年7月31日の東北速報は補助情報として確認する
石油情報センターでは、確報とは別に毎月の速報も公表しています。2026年7月31日の東北全体の速報値は以下のとおりです。
| 地域 | 5m³ | 10m³ | 20m³ | 50m³ |
|---|---|---|---|---|
| 東北 | 6,420円 | 10,698円 | 18,792円 | 41,524円 |
この表は岩手県単独の料金ではなく、東北全体の速報値です。そのため、2026年6月の岩手県確報との差をそのまま「岩手県で料金が上がった・下がった」と判断することはできません。
全国やほかの都道府県まで含めて料金水準を確認したい場合は、全国平均の記事で確認してください。

岩手県内でもプロパンガス料金には地域差がある

岩手県の平均だけを見ると、県内の地域差を見落とす可能性があります。2026年6月確報の県内6地域を比較すると、使用量が増えるにつれて地域間の金額差も大きくなるケースがあります。
県内6地域の平均値について最大値から最小値を差し引くと、5m³では512円、10m³では988円、20m³では1,699円、50m³では5,503円の差があります。
※上記差額は、石油情報センターの2026年6月確報に掲載された県内6地域の平均値をもとに、最大値-最小値で編集部計算したものです。
5m³・10m³・20m³・50m³で地域差を比較する
使用量別に県内6地域の平均を見ると、以下のような差があります。
- 5m³:胆江・両磐6,337円~久慈・二戸6,849円
- 10m³:胆江・両磐10,523円~久慈・二戸11,511円
- 20m³:胆江・両磐18,646円~久慈・二戸20,345円
- 50m³:気仙・釜石40,343円~久慈・二戸45,846円
ただし、この比較は各地域の平均値です。特定の販売店が常に高い・安いことを示すものではありません。実際の料金は販売店や契約条件によって異なるため、自宅の請求内容と合わせて確認する必要があります。
基本料金だけでなく使用量別の総額で比べる
プロパンガス料金を比較するときに、基本料金だけで判断するのは適切ではありません。
たとえば2026年6月確報では、岩手中部の基本料金平均は1,959円で県内6地域の中では低い水準ですが、50m³の平均総額は42,850円です。一方、盛岡は基本料金2,187円、50m³40,747円となっています。
基本料金の高低と、実際に一定量を使用したときの総額は必ずしも同じ順番になりません。自宅の使用量に近い総額を確認することが大切です。
自宅のプロパンガス請求額が高いか確認する方法

自宅のガス代が高いか判断するときは、請求額だけを見るのではなく、使用量と料金内訳をセットで確認します。
「使用量を確認する→同程度の公式平均と比べる→基本料金・従量料金・設備料金の内訳を見る」という順番で確認すると、料金差の理由を整理しやすくなります。
- 検針票や請求書で当月の使用量を確認する
- 岩手県または該当地域の近い使用量の平均料金と比較する
- 基本料金・従量料金・設備料金の内訳を確認する
- 料金改定や契約条件に変更がなかったか確認する
検針票の使用量と近い公式料金を比べる
まず、検針票や請求明細に記載された使用量を確認します。たとえば10m³前後使用している場合は、岩手県平均の10m³10,969円や、自宅に該当する地域区分の10m³平均を比較基準にできます。
石油情報センターでは、5m³・10m³・20m³・50m³の区分で料金を公表しています。自宅の使用量が7m³や15m³など公表区分と一致しない場合は、その前後にある公表区分を比較の目安として確認してください。
公表されていない使用量の料金を単純計算や補間によって「公式平均」とすることはできません。自宅の請求額と比較するときは、あくまで公表されている使用量区分を目安として利用しましょう。
基本料金・従量料金・設備料金の内訳を確認する
2025年4月2日から、LPガス料金の透明性を高めるため、基本料金・従量料金・設備料金からなる三部料金制に関するルールが施行されています。
- 基本料金:ガスの使用量にかかわらず生じる費用
- 従量料金:ガスの使用量に応じて生じる費用
- 設備料金:消費設備の貸与などに係る費用
LPガス料金を請求するときに、基本料金・従量料金・設備料金の3項目に分けて通知するルールは、新規契約・既存契約の両方が対象です。
一方、LPガス消費と関係のない設備費用の計上禁止や、賃貸住宅における一定の設備費用の計上禁止については、新規契約を対象とする規定があります。施行前から続く既存契約には経過措置があるため、既存契約の設備料金が表示されているだけで直ちに問題があるとは判断できません。
請求額が気になる場合は、総額だけではなく、それぞれの料金項目がいくらになっているかを確認しましょう。
賃貸住宅と持ち家では確認するポイントが異なる
持ち家の場合は、現在の販売契約や設備の所有関係、料金体系を確認したうえで、他社との比較を検討できます。
一方、賃貸住宅では、建物単位でLPガスの供給契約が設定されている場合などがあり、入居者が単独で販売店を自由に変更できるとは限りません。料金について疑問がある場合は、販売店だけでなく管理会社やオーナーにも契約状況を確認するとよいでしょう。
LPガスという供給方式自体が自分の住まいに合っているかを判断したい場合は、料金以外の特徴も含めて確認してください。

岩手県でガス代が高いと感じたときの見直し手順

岩手県や県内地域の平均と比較して自宅の料金が高めだった場合も、すぐに販売店を変更する必要があるとは限りません。
現在の料金内訳と契約条件を確認し、そのうえで必要に応じて他社の条件を比較すると、判断しやすくなります。
まず現在の販売店に料金内訳と料金改定を確認する
請求額が以前より高くなった場合や、地域平均との差が気になる場合は、現在の販売店に次の内容を確認してみましょう。
- 基本料金はいくらか
- 従量料金はどのように設定されているか
- 設備料金がある場合は何の費用か
- 最近料金改定が行われていないか
- 現在の契約にどのような条件があるか
平均料金との差だけでは、なぜ請求額が高いのかまでは分かりません。まず現在の料金体系を把握することが見直しの第一歩です。
条件が合えば複数のプロパンガス会社を比較する
現在の料金体系を確認したうえで見直したい場合は、複数の販売店から提示される条件を比較する方法があります。
ただし、紹介可能な販売店や提示される料金は、住所や建物、契約状況などによって異なります。比較サービスを利用しても、必ず現在より安くなるとは限りません。
比較サービスごとの特徴や選び方を詳しく確認したい場合は、以下の記事を参考にしてください。

切り替える前に契約・設備・解約条件を確認する
他社への切り替えを検討するときは、料金だけで決めず、現在の契約書や設備の所有関係、解約条件も確認しましょう。
解約金や設備に関する費用の有無・金額は、契約内容によって異なります。一律の金額で判断せず、自分の契約書や販売店への確認が必要です。
実際の解約や販売店切り替えの手順については、専用記事で詳しく解説しています。

岩手県のプロパンガス料金に関するよくある質問

岩手県のプロパンガス料金を確認するときに、よくある疑問を整理します。
岩手県のプロパンガス5m³の平均料金はいくらですか?
石油情報センターの2026年6月確報では、岩手県の5m³平均は6,558円です。消費税込み・基本料金込みの総額です。
販売店や契約条件によって実際の請求額は異なるため、6,558円を一律の適正価格として判断するものではありません。
5m³は一人暮らしの平均使用量ですか?
いいえ。石油情報センターが公表する5m³料金は、5m³使用した場合の価格を比較するための使用量区分です。
「5m³=一人暮らしの平均使用量」という意味ではありません。一人暮らしでも、給湯・調理の利用状況や住居条件などによって使用量は変わります。
単身世帯で自分の請求額をどう確認すればよいか知りたい場合は、一人暮らし向けの記事を参考にしてください。

「適正価格」と岩手県の平均料金は同じですか?
同じではありません。石油情報センターが公表しているのは、調査に基づく平均価格です。
一方、「適正価格」という表現は民間団体や事業者などが独自の基準で用いる場合があります。民間の独自基準と、公的に公表されている平均料金は分けて確認することが重要です。
この記事では、自宅の請求額を確認する基準として、石油情報センターの公式平均料金を使用しています。
賃貸住宅でもプロパンガス会社を変更できますか?
物件の供給契約や管理会社・オーナーとの契約関係によって異なります。賃貸住宅では建物単位で販売店が決まっている場合などがあるため、入居者だけの判断で自由に変更できるとは限りません。
料金が気になる場合は、まず請求内容を確認し、必要に応じて販売店や管理会社、オーナーへ契約状況を確認してください。
まとめ:岩手県の地域平均と自宅の使用量を比べて料金を確認しよう
石油情報センターの2026年6月確報では、岩手県のプロパンガス平均料金は基本料金2,090円、5m³6,558円、10m³10,969円、20m³19,307円、50m³42,633円です。
ただし、岩手県内でも地域によって平均料金に差があり、平均料金は「この金額以下なら必ず適正」という基準ではありません。
自宅の料金を確認するときは、検針票の使用量に近い地域平均と比べたうえで、基本料金・従量料金・設備料金の内訳、料金改定、契約条件まで確認しましょう。
そのうえで料金条件を見直したい場合は、現在の契約内容を確認してから複数の選択肢を比較すると判断しやすくなります。

