香川県でプロパンガス(LPガス)の請求額が高いと感じても、請求額だけを見て判断するのは適切ではありません。まずは当月の使用量を確認し、同じ地域・近い使用量の公式平均料金と比較することが重要です。
石油情報センターの2026年6月確報によると、香川県の平均料金は基本料金が2,112円、5m³使用時が5,955円、10m³が9,700円、20m³が16,891円、50m³が37,185円です。5・10・20・50m³の金額は税込・基本料金込みです。
また、香川県内でも高松・県東・県央・県西で平均料金に差があります。たとえば10m³では県央が8,819円、県西が10,221円で、平均1,402円の差があります。
この記事では、香川県と県内4地域の公式平均料金を比較しながら、自宅のプロパンガス料金が高いか確認する方法や、請求書で確認したい料金項目を解説します。
香川県のプロパンガス平均料金はいくら?

2026年6月の石油情報センター確報では、香川県のプロパンガス平均料金は以下のとおりです。
- 基本料金:2,112円
- 5m³:5,955円
- 10m³:9,700円
- 20m³:16,891円
- 50m³:37,185円
自宅の料金と比較するときは、請求額だけでなく当月の使用量も確認してください。5m³・10m³・20m³・50m³の料金は、それぞれの使用量における総額であり、基本料金を含んでいます。
2026年6月の香川県平均は10m³で9,700円
たとえば、検針票の使用量が10m³程度なら、香川県平均の9,700円が比較のひとつの目安になります。
ただし、10m³がすべての世帯の標準使用量という意味ではありません。家族構成や給湯設備、入浴方法などによって使用量は変わるため、世帯人数ではなく実際の使用量を基準に比較しましょう。
また、5m³などの総額から単純に従量単価を逆算しても、販売店が設定している実際の従量料金とは一致しない場合があります。本記事では、石油情報センターが公表している総額をそのまま比較に使用します。
四国の直近速報と香川県確報は分けて見る
石油情報センターの2026年7月31日速報では、四国の平均料金は5m³が5,792円、10m³が9,414円、20m³が16,190円、50m³が34,989円です。
ただし、この速報は香川県単独ではなく四国全体の平均です。そのため、香川県や県内地域の料金を確認するときは2026年6月確報を中心にし、四国速報は直近の地方動向を確認する補助情報として見るのが適切です。

高松・県東・県央・県西でプロパンガス料金はどれくらい違う?

香川県のプロパンガス料金は、県全体の平均だけでなく県内の地域によっても差があります。石油情報センターの2026年6月確報では、高松・県東・県央・県西についてそれぞれ平均料金が公表されています。
自宅の料金を判断するときは、香川県全体の平均に加えて、石油情報センターの区分で該当する地域のデータが確認できる場合は地域別平均も参考にしましょう。
| 地域 | 基本料金 | 5m³ | 10m³ | 20m³ | 50m³ |
|---|---|---|---|---|---|
| 香川県 | 2,112円 | 5,955円 | 9,700円 | 16,891円 | 37,185円 |
| 高松 | 2,085円 | 5,850円 | 9,537円 | 16,767円 | 36,932円 |
| 県東 | 2,141円 | 6,141円 | 10,059円 | 17,705円 | 39,997円 |
| 県央 | 2,064円 | 5,542円 | 8,819円 | 14,787円 | 31,666円 |
| 県西 | 2,154円 | 6,221円 | 10,221円 | 17,730円 | 38,011円 |
県内4地域を見ると、2026年6月は県央の平均料金が、基本料金・5m³・10m³・20m³・50m³のすべてで4地域中もっとも低くなっています。一方、使用量区分によって県東や県西との差は変わります。
なお、これらは地域全体の平均です。特定の販売店が安い、高いということを示すものではありません。
10m³では県央と県西で平均1,402円の差
10m³使用時の香川県平均は9,700円です。各地域との差を確認すると、高松は163円低く、県東は359円高く、県央は881円低く、県西は521円高くなっています。
| 地域 | 10m³平均 | 香川県平均との差 | 20m³平均 | 香川県平均との差 |
|---|---|---|---|---|
| 高松 | 9,537円 | -163円 | 16,767円 | -124円 |
| 県東 | 10,059円 | +359円 | 17,705円 | +814円 |
| 県央 | 8,819円 | -881円 | 14,787円 | -2,104円 |
| 県西 | 10,221円 | +521円 | 17,730円 | +839円 |
10m³で4地域を比較すると、県央8,819円と県西10,221円の間には平均1,402円の差があります。ただし、この1,402円が販売店を切り替えた場合の削減額になるわけではありません。
使用量が増えると地域差も大きくなる場合がある
20m³では、県央14,787円と県西17,730円で平均2,943円の差があります。50m³では、県央31,666円と県東39,997円で平均8,331円の差です。いずれも石油情報センターの公表値をもとにした編集部計算です。
このように、使用量の区分によって地域差の大きさも変わります。5m³だけを見て判断せず、自宅の使用量に近い区分で比べることが大切です。
自宅のプロパンガス料金が高いか確認する方法

自宅のプロパンガス料金を確認するときは、単に「今月は1万円だった」と請求総額だけを見るのではなく、使用量や地域など比較条件をそろえましょう。
基本的には「当月の使用量を確認する→同じ地域・近い使用量の平均と比べる→料金内訳を確認する」の順で見ると判断しやすくなります。
まず検針票で当月の使用量と請求総額を確認する
まず検針票などで当月の使用量を確認し、請求書やWeb明細で請求総額と料金内訳を確認してください。
- 当月のLPガス使用量
- 請求対象となっている期間
- 請求総額
- 基本料金・従量料金・設備料金の内訳
- 確認できる場合は前年同月の使用量と請求額
特に重要なのが使用量です。同じ請求額でも、5m³使用した家庭と15m³使用した家庭では評価が異なります。
なお、石油情報センターの5m³料金は「5m³使用した場合」の公表価格です。5m³を一人暮らし全員の平均使用量と考えることはできません。

同じ地域・近い使用量の公式平均と比べる
使用量を確認したら、石油情報センターの区分で高松・県東・県央・県西の該当地域が確認できる場合は地域別平均と比較します。地域区分が判断できない場合は、まず香川県全体の平均を参考にするとよいでしょう。
たとえば10m³程度使用している場合、香川県平均9,700円と比較できます。高松なら9,537円、県東なら10,059円、県央なら8,819円、県西なら10,221円が2026年6月の平均です。
5・10・20・50m³から使用量が大きく離れている場合は、表の金額と単純に比較するのではなく、契約している販売店の料金表や請求内訳もあわせて確認してください。
平均より高くても料金設定が不当とは限らない
石油情報センターの平均料金は、香川県や各地域の相場を把握するための参考値です。平均料金は上限価格や、すべての契約に当てはまる「適正価格」ではありません。
実際の請求額は、販売店の料金設定や使用量、契約内容、設備料金などによって異なります。そのため、平均より高いだけで不当な料金設定と判断するのではなく、平均との差が気になる場合は料金の内訳と契約条件まで確認することが重要です。
請求書は基本料金・従量料金・設備料金を分けて確認する

LPガス料金を確認するときは、請求総額だけでなく「基本料金」「従量料金」「設備料金」を分けて見ましょう。
2025年4月2日からLPガス料金の新しいルールが施行され、料金を基本料金・従量料金・設備料金の3項目に分けて通知する三部料金制が導入されています。
| 確認項目 | 現行ルール | 請求書で見るポイント |
|---|---|---|
| 基本料金 | 使用量にかかわらず生じる費用として区分 | 請求書・Web明細で金額を確認する |
| 従量料金 | LPガスの使用量に応じて生じる費用として区分 | 当月の使用量と料金を確認する |
| 設備料金 | 設備の貸与等に係る費用として区分表示 | 設備料金の有無と対象設備を確認する |
| 新規契約の設備費用 | LPガス消費と無関係な設備費用のLPガス料金への計上は禁止 | エアコン等の費用がLPガス料金へ含まれていないか確認する |
| 賃貸住宅の新規契約 | ガス器具等の消費設備費用についてもLPガス料金への計上は禁止 | 入居時の料金説明と実際の請求内訳を確認する |
| 2025年4月2日より前の既存契約 | 三部料金制による区分通知は対象。設備費用の計上禁止は適用されず、新制度への早期移行が努力義務 | 設備料金がある場合は契約時期と契約内容を確認する |
三部料金制は2025年4月2日から施行
三部料金制では、基本料金・従量料金・設備料金を区分して通知することが求められています。この区分通知は、2025年4月2日以降の新規契約だけでなく、それ以前から継続している既存契約にも適用されます。
一方、LPガスの消費と関係のない設備費用をLPガス料金へ計上することや、賃貸住宅の契約でガス器具などの消費設備費用を計上することを禁止する規律は、2025年4月2日以降に締結された新規契約が対象です。
2025年4月2日より前の既存契約には設備費用の計上禁止は適用されませんが、新制度に対応した料金へ早期に移行することが努力義務とされています。設備料金が記載されているという理由だけで、直ちに不適切な請求と判断しないようにしてください。
賃貸は販売店を自由に変えられない場合がある
賃貸住宅では、建物単位でLPガス販売店が決められていることがあります。入居者だけで販売店を変更できるとは限らないため、料金が気になる場合は管理会社や大家、契約内容を確認しましょう。
一方、持ち家などで販売店を選択できる場合は、現在の契約条件を確認したうえで他社と比較する方法があります。

香川県でプロパンガス料金を見直すときのポイント

香川県の公式平均と比べて料金が高いと感じた場合でも、すぐに販売店を変更するのではなく、まず現在の契約内容を確認しましょう。
比較するときは、目先の請求額だけでなく料金体系や契約条件までそろえて確認することが大切です。
料金だけでなく契約条件まで比較する
販売店の見直しを検討する場合は、次の項目を確認しておくと比較しやすくなります。
- 基本料金
- 従量料金の設定
- 設備料金の有無と内容
- 料金改定に関する条件や通知
- 契約期間
- 解約条件
解約時の条件や設備の扱いは契約によって異なります。違約金や撤去費などについても一律の金額で判断せず、現在の契約書や販売店の約款を確認してください。

比較サービスを使う場合も見積条件を確認する
自分で複数の販売店を探すのが難しい場合は、LPガスの比較サービスを利用して見積もりを確認する方法もあります。
ただし、比較サービスを利用したからといって必ず現在より料金が下がるとは限りません。住所や物件、現在の契約状況によって紹介可能な販売店や条件が異なることもあります。
香川県の平均料金や自宅の請求内訳を確認したうえで、必要に応じて複数の選択肢を比較してください。
香川県のプロパンガス料金に関するよくある質問

香川県で10m³使った場合の平均料金はいくら?
石油情報センターの2026年6月確報では、香川県で10m³使用した場合の平均料金は9,700円です。税込・基本料金込みの金額です。
ただし、10m³がすべての家庭の平均使用量という意味ではありません。自宅の実際の使用量と照らして確認してください。
香川県内ではどの地域の平均料金が低い?
2026年6月確報では、高松・県東・県央・県西の4地域のうち、県央が基本料金、5m³、10m³、20m³、50m³の各平均で4地域中もっとも低くなっています。
たとえば10m³では県央が8,819円、県西が10,221円です。ただし、これは地域の平均値であり、県央にあるすべての販売店が他地域より安いという意味ではありません。
5m³料金は一人暮らしの平均料金?
いいえ。石油情報センターの5m³料金は、5m³使用した場合の価格を比較するための公表区分です。一人暮らし全員の平均使用量を5m³としているわけではありません。
一人暮らしでも給湯の使い方や在宅時間などによって使用量は変わるため、実際の検針票を確認して判断しましょう。
四国の速報と香川県の確報はどちらを見ればいい?
直近の四国全体の動向を見る場合は2026年7月31日の速報、香川県全体や高松・県東・県央・県西の具体的な平均料金を確認する場合は2026年6月確報を使うと分かりやすいでしょう。
速報と確報では対象時点や地域の粒度が異なるため、同じ表で単純比較して値上がり・値下がりを判断しないことが重要です。
「適正価格」と公式の平均料金は同じ?
同じではありません。石油情報センターが公表する平均料金は調査結果に基づく平均値です。一方、「適正価格」という名称は、民間団体や比較サービスなどが独自の基準で示している場合があります。
そのため、民間の適正価格を石油情報センターが公表する平均料金と同じものとして扱うのは適切ではありません。本記事では、香川県の料金相場を確認する基準として石油情報センターの公表平均料金を使用しています。
まとめ:香川県は地域と使用量をそろえて料金を比較しよう
2026年6月の石油情報センター確報では、香川県のプロパンガス平均料金は基本料金2,112円、5m³5,955円、10m³9,700円、20m³16,891円、50m³37,185円です。
県内でも料金差があり、10m³では県央8,819円、県西10,221円と平均1,402円の差があります。20m³では県央と県西の差が2,943円です。
自宅のプロパンガス料金が高いか判断する際は、同じ地域と近い使用量の平均を確認し、基本料金・従量料金・設備料金などの内訳もあわせて比較しましょう。
公式平均より高いことだけを理由に切り替えを決める必要はありません。平均との差が気になる場合は契約条件を確認し、販売店を選べる状況であれば、複数の見積条件を比較して判断する方法があります。

