埼玉県のプロパンガス平均料金は、石油情報センターの2026年6月確報によると、基本料金が1,924円、5m³使用時が5,467円、10m³使用時が8,928円です。20m³使用時は15,721円、50m³使用時は35,227円となっています。
5m³・10m³・20m³・50m³の金額は、基本料金を含む消費税込みの総額です。1m³当たりの従量単価ではありません。
ただし、自宅の請求額が県平均を上回っているだけで、料金が不当に高いとは判断できません。使用量や請求期間を確認したうえで、基本料金・従量料金・設備料金などの内訳や契約条件を確認することが重要です。
この記事では、埼玉県の確報と関東局平均を比較し、自宅の料金を確認する方法や、料金を見直す際の判断基準を解説します。
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埼玉県のプロパンガス平均料金【2026年6月確報】

埼玉県のプロパンガス料金を確認するときは、石油情報センターが公表している都道府県別の確報が比較の基準になります。
2026年8月27日時点で確認できる埼玉県の最新確報は、2026年6月調査分です。まずは、埼玉県と関東局の平均料金を同じ調査条件で比較します。
基本料金と5・10・20・50m³の平均総額
埼玉県と関東局の2026年6月確報は、次のとおりです。
| 地域・差額 | 基本料金 | 5m³ | 10m³ | 20m³ | 50m³ |
|---|---|---|---|---|---|
| 埼玉県 | 1,924円 | 5,467円 | 8,928円 | 15,721円 | 35,227円 |
| 関東局 | 1,930円 | 5,549円 | 9,079円 | 15,937円 | 35,363円 |
| 差額 埼玉県-関東局 | −6円 | −82円 | −151円 | −216円 | −136円 |
埼玉県の平均基本料金は1,924円です。5m³使用時の平均総額は5,467円、10m³使用時は8,928円となっています。
自宅の料金を確認するときは、実際の使用量に近い欄を参考にしてください。5m³や10m³は使用量別の調査区分であり、特定の世帯人数に対応した平均使用量ではありません。
また、表の総額から基本料金を差し引き、使用量で割った金額を公式の従量単価として扱うことはできません。1m³当たりの料金や料金区分は、契約先の料金表で確認しましょう。
埼玉県と関東局の平均料金を比較
2026年6月確報では、埼玉県の平均料金はすべての掲載区分で関東局平均を下回っています。
- 基本料金:埼玉県が6円低い
- 5m³使用時:埼玉県が82円低い
- 10m³使用時:埼玉県が151円低い
- 20m³使用時:埼玉県が216円低い
- 50m³使用時:埼玉県が136円低い
ただし、これは県全体と関東局全体の平均値を比較した結果です。埼玉県平均が関東局平均より低いからといって、自宅の契約が割安であるとは限りません。
個別の料金は、販売事業者、料金プラン、住宅形態、設備契約などによって異なります。平均値は、現在の料金を確認するための比較材料として使用してください。
関東の最新速報は直近傾向の補助に使う
石油情報センターは、都道府県別の確報とは別に、地方別の速報を毎月公表しています。2026年7月31日の関東速報は次のとおりです。
| 地域 | 5m³ | 10m³ | 20m³ | 50m³ |
|---|---|---|---|---|
| 関東 | 5,607円 | 9,227円 | 16,217円 | 36,096円 |
速報は、埼玉県を含む関東全体の直近傾向を確認するための補助情報です。埼玉県固有の平均料金として使用することはできません。
また、2026年6月確報の「関東局」と2026年7月31日速報の「関東」は、対象時点と集計区分が異なります。両者の差額を、そのまま1か月間の値上がり額や値下がり額として判断しないようにしましょう。

埼玉県平均と自宅のプロパンガス請求額を比較する方法

埼玉県平均を使って自宅の料金を確認する場合は、請求総額だけを見比べるのではなく、使用量・請求期間・料金内訳を確認することが重要です。
特に設備料金が別途計上されている契約では、石油情報センターの平均総額と自宅の請求総額をそのまま比較せず、基本料金・従量料金・設備料金などの内訳も確認しましょう。
検針票で使用量・請求期間・料金内訳を確認する
最初に、紙の検針票やWeb明細から次の項目を確認してください。
- 今回のガス使用量
- 使用期間と検針日
- 消費税込みの請求総額
- 基本料金
- 従量料金
- 設備料金
- 割引や調整額など、契約に応じた項目
対象期間が通常より長い場合は、その分だけ使用量が増えて請求額も大きくなっている可能性があります。前回検針日と今回検針日を確認し、使用量と請求期間を併せて見ましょう。
設備料金が計上されている場合は、何の設備に対する費用なのかも確認してください。平均総額との差だけでは、ガスそのものの料金設定が高いのか、設備料金によって総額が増えているのかを区別できません。
基本料金・従量料金・設備料金の内訳が分からない場合は、販売事業者へ料金明細や適用中の料金表を確認してください。
同じ使用量区分の平均料金と照合する
検針票の使用量を確認したら、埼玉県平均の同じ使用量区分を参考にします。
例えば、使用量が10m³であれば、埼玉県平均の8,928円が比較材料になります。使用量が7m³の場合は、5m³の5,467円と10m³の8,928円を参考にしてください。
7m³や12m³などの中間使用量について、公式平均を単純比例で作ることは避けましょう。料金プランによって料金区分や調整項目が異なる場合があり、単純な割り算では実際の料金体系を再現できないためです。
設備料金など別の料金項目がある場合は、その有無も含めて確認し、詳しい比較には現在の契約先や比較先の料金表を使いましょう。
平均を上回ってもすぐに割高と断定しない
埼玉県平均は、県内の料金水準を把握するための参考値です。平均より高いことだけを理由に、現在の契約を不当な料金と判断することはできません。
請求額が平均を上回っている場合は、次の点も確認してください。
- 比較した使用量が近いか
- 請求期間に大きな違いがないか
- 設備料金が別途計上されているか
- 契約中の料金プランや従量料金区分
- 原料費などに応じた調整項目があるか
- 割引の適用や終了がないか
- 前年同月より使用量が増えていないか
使用量や料金内訳を確認しても複数月にわたり県平均より高い傾向があり、料金設定や契約条件も分かりにくい場合は、販売事業者への確認や見積もり比較を検討できます。
埼玉県内でもプロパンガス料金に差が出る理由

埼玉県平均は県全体の平均値であり、県内のすべての契約者に同じ料金が適用されるわけではありません。
販売事業者、料金プラン、住宅形態、設備契約、使用量などが異なるため、同じ市区町村内でも請求額に差が出ることがあります。
販売事業者・料金プラン・建物条件が異なる
プロパンガスの料金は、契約している販売事業者や料金プランによって異なります。同じ販売事業者でも、契約時期や建物によって適用条件が異なる場合があります。
集合住宅では、建物全体の供給設備や物件所有者との契約が料金や販売事業者の選択に関係する場合があります。持ち家でも、設備の所有・貸与関係によって確認すべき条件が変わります。
そのため、県平均との比較だけでなく、現在の料金表、契約書、設備の所有関係を確認する必要があります。集合住宅だから必ず高い、戸建てだから必ず安いという単純な判断はできません。
使用量と給湯条件で請求総額が変わる
プロパンガスの使用量は、入浴方法、シャワーの時間、追いだきの回数、給湯温度、炊事での使用状況などによって変わります。
請求額が前月より高くなった場合は、料金設定だけでなく、使用量そのものが増えていないか確認しましょう。気温や生活人数が異なる前月よりも、前年同月の使用量と比較すると変化を把握しやすい場合があります。
世帯人数だけで自宅の使用量を判断せず、実際の使用履歴と請求内容を基準に確認してください。
市区町村名だけでは料金の高低を判断できない
さいたま市、川越市、熊谷市、秩父市など、同じ埼玉県内でも契約条件は物件ごとに異なります。地域名だけで料金の高低を判断することはできません。
埼玉県平均は県全体の比較基準として使用し、個別の判断では次の情報を優先してください。
- 自宅の検針票や請求書
- 契約中の料金表
- 基本料金・従量料金・設備料金の内訳
- 契約書に記載された設備や料金改定の条件
出典や対象年月が分からない地域別料金は、現在の見直し判断には使用しないようにしましょう。
基本料金・従量料金・設備料金の内訳を確認する

LPガス取引の適正化に向けた改正規則は、2024年7月に一部施行され、2025年4月に三部料金制などの規律が施行されました。
2025年4月2日からは、LPガス料金を基本料金・従量料金・設備料金に分けて通知する三部料金制が徹底されています。
自宅の請求額が平均より高い場合は、総額だけでなく、どの料金項目に費用が発生しているのかを確認しましょう。
2025年4月施行の三部料金制とは
三部料金制で確認する料金項目は、次の3つです。
| 料金項目 | 制度上の区分 | 請求書で確認する内容 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 使用したLPガスの量にかかわらず発生する費用 | 毎月の固定額と、契約書・料金表に記載された金額が一致しているか |
| 従量料金 | 使用したLPガスの量に応じて発生する費用 | 使用量、1m³当たりの料金または料金区分、原料費等による調整項目 |
| 設備料金 | 消費設備の貸与等に係る費用 | 金額、対象設備、負担期間、契約根拠。該当する費用がない場合も「0円」「該当なし」等と分かる記載になっているか |
従来の「基本料金+従量料金」という見方だけでは、設備に関する費用を把握できない場合があります。
設備料金が発生している場合は、何の設備に対する費用なのか、負担期間や契約根拠がどうなっているかを確認してください。
設備料金に該当する費用がない場合も、「0円」「該当なし」等と分かる記載が求められています。
賃貸住宅で設備料金を確認するポイント
設備費用の扱いは、2025年4月2日以降に締結された新規のLPガス販売契約と、同日時点ですでに締結されていた契約で異なります。
| 確認項目 | 2025年4月2日以降の新規契約 | 2025年4月2日時点の既存契約 |
|---|---|---|
| 基本・従量・設備料金の分離表示 | 3項目に分けて通知 | 3項目に分けて通知 |
| LPガス消費と関係のない設備費用 | LPガス料金への計上禁止 | 計上禁止規定は適用されないが、設備費用の外出し表示が必要。新制度への早期移行は努力義務 |
| 賃貸住宅で建物所有者が本来負担すべきガス器具等の消費設備費用 | LPガス料金への計上禁止。ただし、LPガス販売事業者と消費者との間で消費設備の貸与等に係る費用の負担方法について合意がある場合は例外 | 計上禁止規定は適用されないが、設備費用の外出し表示が必要。新制度への早期移行は努力義務 |
新規契約では、電気エアコンやWi-Fi機器などLPガス消費と関係のない設備費用をLPガス料金へ計上することは禁止されています。
また、賃貸住宅では、建物所有者が本来負担すべきガス器具などの消費設備費用についてもLPガス料金への計上が禁止されています。ただし、LPガス販売事業者と消費者との間で、消費設備の貸与等に係る費用の負担方法について合意がある場合は例外です。
一方、2025年4月2日時点の既存契約には設備費用の計上禁止規定は適用されませんが、設備費用を外出し表示する必要があります。新制度に対応した料金へ早期に移行することは努力義務とされています。
そのため、既存契約に設備料金が記載されているだけで、直ちに不適切な請求とは判断できません。契約締結日、対象設備、所有者、費用負担の内容を確認しましょう。
賃貸住宅で内容が分からない場合は、LPガス販売事業者に加え、管理会社や物件所有者にも契約関係を確認してください。
持ち家では契約書と設備の所有・費用を確認する
持ち家でプロパンガス会社の見直しを検討する場合は、ガス料金だけでなく、給湯器や配管などの設備契約も確認してください。
- 設備の所有者は誰か
- 貸与されている設備があるか
- 設備料金の対象と負担期間
- 契約の残存期間
- 切り替え時に発生する可能性がある費用
設備費用、撤去費用、解約時の負担は契約によって異なります。一律の金額で判断せず、契約書や設備貸与契約の記載を確認しましょう。
契約書が手元にない場合は、現在の販売事業者へ契約内容の確認や書面の確認方法を問い合わせたうえで、見直しを進めることが大切です。
埼玉県でプロパンガス料金を見直す判断基準と進め方

プロパンガス料金の見直しは、県平均を上回っているという理由だけで進めるものではありません。
埼玉県平均との比較、現在の料金内訳・契約内容の確認、同じ条件による見積もり比較の順で進めると、料金だけに偏らず判断できます。
見直しを検討しやすいケース
次のような状況がある場合は、料金表や契約条件を詳しく確認してみましょう。
- 使用量や料金内訳を確認しても、複数月にわたり埼玉県平均より高い傾向がある
- 基本料金・従量料金・設備料金の内訳が分からない
- 設備料金の対象や負担期間が分からない
- 料金改定の条件や値上げ理由が分からない
- 契約中の料金表を確認できていない
- 同じ住宅条件で他社の料金と比較したことがない
一方、使用量が急に増えた月や、検針期間が通常と異なる月だけを見て、料金プランが高いと断定することは避けましょう。
平均以下であっても、設備料金や契約条件が分かりにくい場合は確認する価値があります。平均料金は見直しの入口であり、最終的な判断基準ではありません。
現在のガス会社に料金表と契約条件を確認する
他社との比較を始める前に、現在の販売事業者へ次の内容を確認しましょう。
- 適用中の基本料金
- 従量料金の単価または料金区分
- 設備料金の金額・対象設備・負担期間
- 原料費などに応じた調整項目
- 割引の適用条件と終了条件
- 料金改定の方法と通知方法
- 設備契約や解約条件
請求額が高い理由が使用量なのか、料金設定なのか、設備料金なのかを分けて確認すると、見直しの必要性を判断しやすくなります。
料金表をWeb上で確認できない場合は、現在適用されている料金や改定条件を販売事業者へ確認しましょう。
同じ条件で複数社の見積もりを比較する
現在の契約内容を把握したうえで見直しを進める場合は、複数の販売事業者をできるだけ同じ条件で比較します。
見積もりを依頼するときは、次の条件をそろえて確認してください。
- 供給を希望する住所・地域
- 戸建て・集合住宅などの住宅形態
- 直近または年間の使用量
- 基本料金・従量料金・設備料金
- 原料費などに応じた調整方法
- 割引の適用期間
- 料金改定や値上げの条件
- 契約期間と解約条件
- 設備の所有・貸与条件
見積時の月額だけでなく、設備料金、料金改定条件、契約・解約条件まで含めて比較することが大切です。
比較サービスを利用する場合も、紹介された会社へ必ず切り替える必要はありません。見積内容と現在の契約を比べ、条件に納得できる場合に手続きを進めましょう。


比較サービスによって利用条件や対応エリアは異なるため、申込先で確認してください。
賃貸と持ち家で切り替え可否を分けて考える
プロパンガス会社を変更できる範囲は、賃貸住宅と持ち家で異なります。
賃貸住宅の場合は、建物全体で販売事業者や供給設備が決められていることがあります。入居者の判断だけで変更せず、管理会社、物件所有者、現在の販売事業者へ契約主体を確認してください。
持ち家の場合は、契約者自身で販売事業者を比較できる場合があります。ただし、給湯器や配管などの設備所有、貸与契約、解約条件を確認してから進める必要があります。
LPガス会社の見直しと、都市ガスやオール電化など別の熱源への変更は、必要な工事や設備、供給条件が異なります。別の判断として検討しましょう。


埼玉県のプロパンガス平均に関するよくある質問

埼玉県平均より高ければ必ず見直すべきですか?
埼玉県平均より高いという理由だけで、必ず見直す必要があるとはいえません。
使用量、検針期間、設備料金、契約プランなどが異なると、請求額にも差が出ます。使用量と料金内訳を確認し、複数月の傾向も見て判断しましょう。
料金内訳を確認しても県平均より高い傾向が続き、料金設定や改定条件も分からない場合は、現在の販売事業者への確認や見積もり比較を検討できます。
5m³料金は一人暮らしの平均料金ですか?
5m³料金は、一人暮らし全員の平均料金ではありません。
石油情報センターの5m³は、使用量別に料金を比較するための調査区分です。一人暮らしでも5m³を超えることがあり、複数人世帯でも5m³未満になることがあります。
世帯人数ではなく、検針票に記載された実際の使用量を基準に確認してください。

さいたま市と秩父地域などで料金は同じですか?
埼玉県内であっても、料金が一律に同じというわけではありません。
販売事業者、建物、料金プラン、設備契約などによって料金は異なります。さいたま市や秩父地域などの地域名だけで、個別契約の料金が高いか安いかを判断することはできません。
埼玉県平均は県全体の参考値として使用し、最終的には自宅の検針票、料金表、契約書を確認してください。
賃貸住宅でもガス会社を切り替えられますか?
切り替えられるかどうかは、物件の契約主体や供給設備によって異なります。
集合住宅では、物件所有者や管理会社が建物単位で販売事業者と契約している場合があります。その場合、入居者だけの判断では切り替えられない可能性があります。
変更を希望する場合は、現在の販売事業者だけでなく、管理会社や物件所有者へ契約関係を確認してください。
設備料金が0円でも請求書に表示されますか?
設備料金に該当する費用がない場合も、「0円」「該当なし」等と分かる記載が求められます。
三部料金制では、基本料金・従量料金・設備料金の3つに分けて算定根拠を通知することが求められています。
明細を見ても設備料金の有無を判断できない場合は、販売事業者へ料金の内訳や表示方法を確認しましょう。
まとめ:埼玉県平均と料金内訳をそろえて見直しを判断しよう
石油情報センターの2026年6月確報によると、埼玉県のプロパンガス平均料金は、基本料金が1,924円、5m³使用時が5,467円、10m³使用時が8,928円です。20m³使用時は15,721円、50m³使用時は35,227円となっています。
自宅の料金を確認するときは、次の順番で進めましょう。
- 検針票で使用量と請求期間を確認する
- 基本料金・従量料金・設備料金などの内訳を確認する
- 実際の使用量に近い埼玉県平均を参考にする
- 設備料金がある場合は平均総額と請求総額を単純比較しない
- 現在の料金表、料金改定条件、設備契約を確認する
- 必要に応じて、同じ住宅条件と使用量で複数の見積もりを比較する
埼玉県平均は、現在の料金を確認するための参考値であり、適正価格や上限額を示すものではありません。
平均より高い場合も、使用量や料金内訳、契約条件を確認してから見直しを判断してください。切り替えを検討する場合は、提示された月額だけでなく、設備、料金改定、契約・解約に関する条件まで比較しましょう。

