2016年の電力自由化により、従来の大手電力会社にこだわる必要がなくなり、新電力会社を含めて自由に契約先を選べるようになりました。
しかし電力自由化以降、新電力会社はどんどん増え、今では日本全国に600社以上も存在します。
そのため、電力会社の乗り換えを検討する際に「どの会社が本当に安いのかわからない」「選択肢が多すぎて調べるだけで疲れてしまう」という方も多いでしょう。
今回は、東北に焦点を当てて、料金が安い新電力会社TOP3をランキングにまとめました。
料金が最安の新電力会社も紹介しますので、東北で電力自由化による電力会社の乗り換えを考えている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
【東北】平均電気代|一人暮らしからファミリー層
東北の1ヵ月間の平均電気代は、家庭の人数別に下記の通りです。
一人暮らし | 約6,000円 |
二人暮らし | 約11,000円 |
三人暮らし | 約12,000円 |
四人暮らし | 約13,000円 |
五人暮らし | 約14,000円 |
六人暮らし | 約17,000円 |
東北では、日本の他の地域と比較しても1ヵ月間の平均電気代が高めです。東北・北陸地方では平均電気代が高い地域が多く、冬場の寒さが厳しく光熱費がかかりやすい地域ほど、平均電気代も高くなると考えられます。
電力会社の選び方|お得に新電力に切り替えるコツ
電力会社を選ぶ時、どこに重点を置くのかは非常に重要です。主に以下の7点を意識すれば問題ないでしょう。
・電気料金が安い
・電気の供給エリアをチェック
・支払い方法をチェック
・ポイント付与がある
・キャンペーンや特典をチェック
・セット割プランでよりお得に
・解約金の有無をチェック
詳しくはこちらで紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
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【東北】新電力会社ランキングTOP3|東北電力との電気料金比較
同じ新電力会社でも料金は地域ごとに設定されており、東北電力エリアは、多くの電力会社で料金が高めに設定されていることが特徴です。
ここでは、基本料金と従量料金をあわせた電気代が特に安くなりやすいおすすめの新電力会社TOP3をご紹介します。
料金別おすすめの新電力会社
契約容量 | 電気代/月 | 最安値の新電力会社 | |
30A | ~6,000円 | → | HTBエナジー |
6,000円~ | → | HTBエナジー | |
40A | ~11,000円 | → | エルピオでんき |
11,000円~ | → | エルピオでんき | |
50A | ~12,000円 | → | HTBエナジー |
12,000円~ | → | HTBエナジー | |
60A | ~13,000円 | → | HTBエナジー |
13,000円~ | → | HTBエナジー |
東北電力との比較
使用量 | 東北電力 | HTBエナジー | エルピオでんき | あしたでんき |
240Kwh(30A) | 6,265円 | 5,954円 | 6,364円 | 6,240円 |
400Kwh(40A) | 11,047円 | 10,484円 | 10,305円 | 10,400円 |
430Kwh(50A) | 12,256円 | 10,903円 | 11,241円 | 11,180円 |
450Kwh(60A) | 13,171円 | 11,624円 | 12,036円 | 11,700円 |
おすすめランキング1位. HTBエナジー
東北電力 | ウルトラ30A | ウルトラ40A | ウルトラ50,60A | |
基本料金:30A | 990円 | 940.5円 | - | - |
基本料金:40A | 1,320円 | - | 1,240.8円 | - |
基本料金:50A | 1,650円 | - | - | 825円 |
基本料金:60A | 1,980円 | - | - | 990円 |
従量:~120kwh | 18.58円 | 17.66円 | 17.47円 | 23.54円 |
従量:120~299kwh | 25.33円 | 24.07円 | 23.82円 | |
従量:300kwh~ | 29.28円 | 27.82円 | 27.52円 |
メリット
・一律割引があり、電気使用量が少ない家庭でも電気代が安くなる
・オンラインに加えて、全国のHIS店舗や提携代理店で対面で申し込める
・HISを利用した旅行代金が割引になる
・毎日2時間従量料金が無料になるプランがある
デメリット
・初年度に解約すると2,000円(税抜き)の違約金がかかる
・電話での問い合わせは平日の昼間のみ可能・ポイント還元なし
・電気料金の確認がマイページのみ
HTBエナジーは、旅行会社HIS傘下の新電力会社です。東北エリアに対応する他の新電力会社と比較しても電気代が安く、加入すればHISを利用した旅行の際に優待を受けられます。
また、数ある新電力会社の中でも、東北電力エリアでの電気代がトップクラスに安い点がメリットです。
電気使用量が少なくてもしっかり割引を受けられるので、一人暮らし・夫婦・同棲カップルといった少人数の家庭にも向いています。
デメリットは、初年度の解約に違約金がかかる点です。電話での問い合わせの受付時間が平日の昼間に限られており、不便さを感じる場合があります。
おすすめランキング2位. エルピオでんき
東北電力 | エルピオでんき | |
基本料金:30A | 990円 | 743.52円 |
基本料金:40A | 1,320円 | 937.04円 |
基本料金:50A | 1,650円 | 1,171.29円 |
基本料金:60A | 1,980円 | 1,497.22円 |
従量:~119Kwh | 18.58円 | 23.42円 |
従量:120~299Kwh | 25.33円 | |
従量:300Kwh~ | 29.28円 |
メリット
・全体的な電気代が安い
・解約金なし
・定期的にキャッシュバックキャンペーンを行なっている
デメリット
・ポイント還元なし
・電気料金の確認がマイページのみ
エルピオでんきは新電力会社のなかでも、電気料金が全体的に安いのが魅力です。引っ越しなどで急にほかの新電力会社に乗り換える際にも、解約金などは発生しません。
期間内に申し込みほかの新電力会社から乗り換えると、最大で2万円キャッシュバックのお得なキャンペーンもあります。
デメリットは電気料金の支払いなどでたまるポイント還元システムがないことです。
また、電気使用量や電気料金の確認はマイページにログインする必要があります。アプリなどでさっと確認することができないので、やや手間があります。
おすすめランキング2位. あしたでんき
東北電力 | あしたでんき | |
基本料金:10Aあたり | 330円 | 0円 |
従量:~119Kwh | 18.58円 | 26円 |
従量:120~299Kwh | 25.33円 | |
従量:300Kwh~ | 29.28円 |
メリット
・基本料金無料のため契約容量をあげられる
・解約金なし
・キャンペーンでamazonギフト券8,000円がもらえる
あしたでんきは契約容量(アンペア)にかかわらず基本料金が0円です。使った分だけ請求されるシンプルな料金システムになっています。
すぐにブレーカーが落ちてしまうという人でも、電気料金はおさえつつ契約容量を上げられます。
引っ越しや乗り換えによる解約金はないのもいいですよね。
デメリット
・契約容量が小さく、電気使用量が高いと割高になる
・ポイント還元なし
使った分だけ請求されるので、電気使用量が多いとほかの新電力会社よりも電気代が高くなる場合があります。
大家族やファミリー世帯など電気使用量が多い場合は向いていません。ポイント還元やキャンペーンはありませんが、一人暮らしなどで電気使用量が少ない人はお得になります。
【東北】電力会社を切り替える際の注意点
電力自由化を活かして電力会社を乗り換えるなら、まずは候補となる電力会社が住んでいるエリアに対応しているかどうかを確かめましょう。
また、自宅に適したプランを提供しているかどうかも要チェックです。中にはオール電化住宅向けなど、普通の住宅では加入できないプランもあります。
また、時間帯によって料金が変わるプランや、基本料金0円のプランなど、会社ごとに提供するプランの内容はさまざまです。
電力会社を乗り換える時は、自宅に対応していることをしっかりと確認した上で、自分のライフスタイルにもっとも合ったプランを探しましょう。
まとめ|東北でもっとも安い新電力会社
複数の新電力会社の料金を比較した結果、HTBエナジーが東北地方でもっとも安い新電力会社であることがわかりました。
電力自由化を活かして電力会社の乗り換えを検討している方は、ぜひHTBエナジーを候補に入れてみてください。
電力会社をしっかりと比較して乗り換えれば、家庭の電気代を今より大幅に安くできる可能性があります。
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