
北海道のプロパンガス料金は高い?



平均価格や適正価格はいくら?



切り替えたらどのくらい安くなる?
プロパンガスは都市ガスとは異なり自由料金制のため、ガス会社により料金はバラバラです。
また、ガスの基本料金や従量単価の公開義務もないため、非公開の会社は直接問い合わせない限り料金を調べられません。
この記事では、北海道でのプロパンガスの平均価格・適正価格や安く利用できるガス会社、切り替えの手順や押さえておきたいポイントなど解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
北海道のプロパンガス(LPガス)の料金の仕組み


まずはプロパンガスの料金の仕組みと都市ガスと比較して高い原因について解説します。
北海道のプロパンガス料金の仕組み
プロパンガスの料金は、以下で計算されます。
ガス料金=基本料金 + 従量料金(従量単価 × 使用量)
基本料金とは、ボンベやメーターなど、LPガス供給の設備にかかる費用と保安や検針にかかる費用であり、従量料金とはガス使用量に応じてかかる費用(1m3あたり〇〇円と設定されている)です。
プロパンガスは、政府や地方公共団体といった公的機関が直接関わっている公共料金には含まれません。そのためガス会社が自由な料金設定をしています。
北海道で都市ガスと比較してプロパンガスの価格が高い理由
北海道のプロパンガスの平均料金・適正料金について、料金相場は比較的高い金額です。
北海道では大手ガス会社からの営業が多くあり、なかには悪徳な営業会社も存在します。
契約当初は安い料金であったとしても、気付かないうちに値上げされていることもあるので注意しなければなりません。
一方北海道にも適正価格でプロパンガスを供給する事業者もあり、現在価格競争が進んでいます。
そのため、安いプロパンガス会社を選べば全国的にも安い料金でガスを利用することができます。
【北海道】プロパンガスの料金相場は?適正価格も紹介!


北海道のプロパンガスの料金相場、LPガス協会による北海道の適正価格について解説します。具体的に従量単価がいくらであれば切り替えをするべきかについても説明するので、切り替えをおこなう上での参考にしてください。
北海道の料金相場は?各エリアごとの平均価格表
エリア | 基本料金 | 従量:5m3 | 従量:10m3 | 従量:20m3 | 従量:50m3 |
---|---|---|---|---|---|
北海道 | ¥2,199 | ¥6,796 | ¥11,151 | ¥19,422 | ¥42,769 |
石狩 | ¥2,132 | ¥6,690 | ¥11,122 | ¥19,399 | ¥42,964 |
後志 | ¥2,200 | ¥6,497 | ¥11,099 | ¥19,742 | ¥46,673 |
日高・胆振 | ¥2,143 | ¥6,629 | ¥10,891 | ¥18,677 | ¥41,446 |
空知 | ¥2,238 | ¥6,816 | ¥10,852 | ¥18,477 | ¥38,627 |
渡島・檜山 | ¥2,121 | ¥6,764 | ¥11,110 | ¥19,437 | ¥44,122 |
十勝 | ¥2,226 | ¥6,732 | ¥11,058 | ¥19,557 | ¥44,826 |
釧路・根室 | ¥2,219 | ¥6,956 | ¥11,532 | ¥20,702 | ¥43,754 |
網走 | ¥2,259 | ¥6,818 | ¥11,169 | ¥19,532 | ¥42,964 |
上川 | ¥2,250 | ¥6,676 | ¥10,758 | ¥18,590 | ¥41,537 |
宗谷・留萌 | ¥2,240 | ¥7,680 | ¥12,719 | ¥22,115 | ¥47,204 |
北海道は日本でもっともプロパンガスの平均価格が高い地域で、これは北海道が広く、供給コストが多くかかるためです。
石油情報センターのデータによると、北海道のプロパンガス平均価格は以上のようになっています。
基本料金が2,000円を超えている都道府県は少なく、ほかの地域と比べるとその高さは明らかです。
しかし、これを「仕方ない」とあきらめてはいけません。
なぜならプロパンガスは価格競争が進んでおらず、まだまだ値下げの余地があるからです。
以下で北海道における適正価格についてまとめていますのでチェックしてください。
LPガス協会による北海道の適正価格
エリア | 基本料金 | 従量料金 |
---|---|---|
道南 | ¥1,760 | ¥418 |
道央 | ||
道東 | ||
道北 |
プロパンガス協会は北海道のプロパンガス適正価格を基本料金が1,760円、従量単価を418円としています。
この価格は本州の都道府県とさほど変わりありません。
つまり供給コストが高い北海道でも、本来であれば本州と変わらない価格帯で安くプロパンガスを提供できるのです。
北海道の平均価格と適正価格の比較表!一人暮らしなど世帯別に紹介
使用量 | 平均料金でのガス代 | 適正価格でのガス代 |
---|---|---|
5m3 | ¥6,796 | ¥3,850 |
10m3 | ¥11,151 | ¥5,940 |
20m3 | ¥19,422 | ¥10,120 |
50m3 | ¥42,769 | ¥22,660 |
北海道のプロパンガス適正価格は、従量単価528円です。従量単価が700円以上だと適正価格より明らかに高いため、すぐ切り替えるべきでしょう。
切り替え手続きが面倒であったり、また地域密着型のプロパンガス会社と契約している場合付き合いもあったりするため、切り替えに抵抗がある方もいます。
手続きは後ほど詳しく解説するので、これを機にぜひ切り替えを検討しましょう。
また、以下は北海道における世帯別の平均的なガス料金です。
さらに料金相場から適正価格に切り替えることによってどのくらい削減できるのかもシミュレーションしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
世帯人数 | ガス料金 | 使用量 |
---|---|---|
一人暮らし~二人暮らし | ¥7,865 | 6.5m3 |
三人暮らし | ¥9,972 | 8.9m3 |
四人暮らし | ¥11,654 | 11.3m3 |
世帯人数 | 北海道の料金相場 | 北海道の適正価格 | 年間削減額 |
---|---|---|---|
一人暮らし~二人暮らし | ¥8,043 | ¥5,192 | -¥34,217 |
三人暮らし | ¥10,217 | ¥6,459 | -¥45,092 |
四人暮らし | ¥12,080 | ¥7,726 | -¥52,238 |
北海道のおすすめプロパンガス!安くて人気の会社は?


北海道でガス会社を切り替えるうえで、おすすめプロパンガス会社や安くて人気の会社を知りたい方もいるでしょう。北海道で最安値のプロパンガス会社を探す方法を説明するので、こちらを参考にいまよりも優良なガス会社を選んでください。
北海道のプロパンガス会社は多い?
北海道のプロパンガス会社は多いとはいえません。プロパンガス会社が少ないと競争も生まれないので、料金が高止まりしやすい傾向にあります。
前述の通り北海道のプロパンガスの料金相場は比較的高いですが、料金が高い理由もこのような競争が生まれにくいことが影響しているとも考えられるでしょう。そのため北海道でプロパンガス料金を安くするためには、優良なプロパンガス会社を選んで乗り換えをすることが大事です。
北海道で最安値のプロパンガス会社はどこ?
安いプロパンガス会社に乗り換える場合は、「見積もり比較サイト」を利用しましょう。プロパンガス会社は、公式サイトに料金体系を表示しない会社が昔から多くあります。そのため、一社ずつ見積もりを取らなければ自分で料金を比較できないためです。
特に北海道は土地が広くプロパンガスの配送や供給にコストがかかるため、相場が高い傾向にあります。比較サイトは住んでいるエリアや使用量などを入力するだけで、安く最適なプロパンガス会社が見つけられるサイトです。
以下でおすすめの比較サイトを紹介しており、無料で試すことができますので、ぜひチェックしてみてください。その中でも特におすすめなので以下の3つになります。
項目 | エリア | 料金・返金保証 | キャンペーン | 問い合わせ |
---|---|---|---|---|
ガス屋の窓口 | 一部エリア対象外 | あり | 紹介1名につき1万円 紹介・契約者双方 | ガス屋の窓口 無料見積もり ![]() ![]() |
ガスチョイス | 全国 | なし | 最大3万円(現金) WEB申し込み限定 | ガスチョイス 無料見積もり ![]() ![]() |
エネピ | 全国 | なし | Amazonギフト券5,000円 | エネピ 無料見積もり ![]() ![]() |


プロパンガス会社の切り替え手順!契約までの流れ


プロパンガス会社の切り替えは、以下の手順でおこないます。
・新しいガス会社を選ぶ
・新しいガス会社との契約
・切り替え先のガス会社から解約の連絡
・点検作業の立ち会い
まずは比較サイトなどを使って切り替え先のガス会社を選び、新しいガス会社と契約します。以前のガス会社の解約手続きは切り替え先のガス会社が代行してくれるので、自分でする必要はありません。
そして開栓時の点検作業には立ち会い義務があるため、日程調整して立ち会い日を決めましょう。
事前に知っておきたい!北海道でガス会社を切り替える際の注意点


事前に知っておきたい注意すべきポイントとして、以下のことをおさえておきましょう。
・解約・違約金がかかる場合がある
・契約後に値上がりする可能性がある
以上2点につき、それぞれ詳しく解説するので切り替える際には注意してください。
北海道:解約・違約金がかかる場合がある
プロパンガスの契約には契約期間が定められており、その期間内に解約すると解約・違約金がかかる場合があります。この解約・違約金は会社によって金額が異なるので、気になる方は契約書を確認してチェックしましょう。
また違約金には無償貸与契約の違約金がありますが、これはガスの配管代や給湯器などのガス機器代をガス会社から無償貸与してもらえる代わり、長期間契約を約束するというものです。そのため中途解約すると違約金が発生するのです。
北海道:契約後に値上がりする可能性がある
プロパンガスは自由料金制であり、ガス会社が自由に価格設定することができるので、契約後に値上がりする可能性があります。悪徳業者の場合、あえて契約時は安い料金を設定しておき、契約後に連絡もなく値上げをすることもあります。
このような事態を防ぐために、プロパンガス会社を選ぶ際は比較サイトの利用をおすすめします。比較サイトのなかにはガス料金の監視をおこなっているサイトがあり、不当な値上げをするガス会社に指導したり値上げによって生じた損害を補てんしてくれるようなサービスがあるのです。
契約後の不当な値上がりを防ぐために、切り替えの際はぜひ比較サイトを活用しましょう。


ガス使用量の削減方法!実践すべき節約術


北海道でプロパンガスの使用量を削減するには、以下の方法があります。
・給湯温度をできるだけ下げる
・ガスコンロを長時間使わない
・電化製品を活用する
北海道は寒冷な気候なので、どうしてもガスを使うシーンが多くなります。しかしその中でも、給湯温度をできるだけ低く設定したり、ガスコンロではなくカセットコンロや電子レンジといった調理器具を活用することで、プロパンガス代が節約できます。
ちなみに北海道で1m3のプロパンガスを削減すると、約800円の節約になります。詳しい節約方法は、以下の記事を参考にしてください。


まとめ
プロパンガスの料金の仕組みや北海道の平均価格・適正価格について紹介しました。
プロパンガスは自由な価格設定がされているため、当たり前と思っていた価格が実は相場よりも非常に高い金額であることがお分かりいただけたでしょう。
特に北海道では全国で最も高い基本料金と従量単価であるということにも驚かれたのではないでしょうか。
今までと同じ利用の仕方でプロパンガス料金が20%~30%下がれば嬉しいですよね。今のプロパンガス料金よりも安くしたい方は、本記事を参考にぴったりのガス会社を見つけてください。