石油情報センターの2026年6月確報では、大阪府のプロパンガス(LPガス)平均料金は、基本料金が1,907円、5m³使用時が5,499円、10m³使用時が8,970円、20m³使用時が15,641円、50m³使用時が34,514円です。
同月の近畿平均と比べると、大阪府平均は基本料金とすべての使用量区分で低くなっています。ただし、大阪府内でも地域差があり、2026年6月の公表値では、10m³使用時の平均総額が8,579円の地域と10,590円の地域があります。
公表されている平均料金は、自宅の請求額を確認するための目安です。個別契約の適正価格や上限価格を示すものではありません。
自宅の料金が高いか判断するときは、地域と使用量をそろえたうえで、基本料金・従量料金・設備料金などの内訳も確認することが重要です。本記事では、大阪府全体と府内地域別の公式平均料金、請求書との比較方法、賃貸と持ち家で異なる確認手順を解説します。
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大阪府のプロパンガス平均料金【2026年6月確報】

大阪府のプロパンガス平均料金は、石油情報センターが公表している2026年6月確報で確認できます。
公表料金は税込です。また、5m³・10m³・20m³・50m³の金額には基本料金が含まれています。本記事では、公表資料に記載された平均値を使用しています。
基本料金と5・10・20・50m³の平均総額
大阪府平均と近畿平均を、同じ2026年6月のデータで比較すると、以下のとおりです。
| 地域 | 基本料金 | 5m³ | 10m³ | 20m³ | 50m³ |
|---|---|---|---|---|---|
| 大阪府 | 1,907円 | 5,499円 | 8,970円 | 15,641円 | 34,514円 |
| 近畿平均 | 2,040円 | 5,784円 | 9,371円 | 16,184円 | 35,152円 |
| 近畿平均を下回る額 (編集部計算) | 133円 | 285円 | 401円 | 543円 | 638円 |
検針票や請求書に記載された使用量が5m³に近い場合は5m³の列、10m³に近い場合は10m³の列を参照します。世帯人数ではなく、実際に使用したガス量と近い区分を選ぶことがポイントです。
使用量が5m³と10m³の間にある場合も、表の金額を単純に按分して公式平均とみなすことはできません。前後の区分を目安として確認し、正確な料金体系は契約中の販売事業者の料金表で確認しましょう。
大阪府平均は同月の近畿平均を下回る
2026年6月確報では、大阪府平均は近畿平均より、基本料金で133円、5m³で285円、10m³で401円、20m³で543円、50m³で638円低くなっています。
ただし、これは大阪府全体と近畿全体の平均を比較した結果です。大阪府内のすべての契約が近畿の他地域より安いことを意味するものではありません。
全国や他の都道府県との違いを確認したい場合は、都道府県別のデータをまとめた記事を参照してください。

大阪府内8地域のプロパンガス平均料金を比較

大阪府内のプロパンガス平均料金は、大阪市・泉北・泉南・豊能・三島・北河内・中河内・南河内の地域区分で公表されています。
府内の平均料金は一律ではなく、地域や使用量区分によって差があります。大阪府全体の平均だけでなく、自宅に該当する地域の公表値も確認しましょう。
大阪市・泉北・泉南・豊能・三島・北河内・南河内の料金
大阪府全体と府内地域別の平均料金は、以下のとおりです。中河内については、2026年6月確報で具体的な金額が公表されていません。
| 地域 | 基本料金 | 5m³ | 10m³ | 20m³ | 50m³ |
|---|---|---|---|---|---|
| 大阪府 | 1,907円 | 5,499円 | 8,970円 | 15,641円 | 34,514円 |
| 大阪市 | 1,976円 | 5,597円 | 9,169円 | 16,139円 | 36,475円 |
| 泉北 | 1,808円 | 5,290円 | 8,579円 | 14,678円 | 32,242円 |
| 泉南 | 1,873円 | 5,409円 | 8,726円 | 15,117円 | 33,134円 |
| 豊能 | 2,170円 | 6,365円 | 10,590円 | 18,760円 | 43,955円 |
| 三島 | 1,982円 | 5,543円 | 9,071円 | 15,946円 | 35,624円 |
| 北河内 | 1,921円 | 5,338円 | 8,692円 | 15,117円 | 30,630円 |
| 中河内 | 公表値なし | 公表値なし | 公表値なし | 公表値なし | 公表値なし |
| 南河内 | 1,843円 | 5,458円 | 8,937円 | 15,622円 | 34,358円 |
公表値のある地域を見ると、2026年6月確報では、豊能が基本料金と5・10・20・50m³の各区分で表中の平均額が最も高くなっています。
一方、基本料金と5・10・20m³では泉北、50m³では北河内の平均額が表中で最も低くなっています。使用量によって、平均額が低い地域が変わる点にも注意が必要です。
地域別の数値も、各地域に存在するすべての契約の料金を示すものではありません。同じ地域内でも、販売事業者や料金プラン、契約条件によって請求額は異なります。
使用量が増えるほど府内の平均料金差が広がる
公表値のある府内7地域について、各使用量区分の最も高い地域平均と最も低い地域平均を比べると、以下の差があります。
| 比較項目 | 最も高い地域平均 | 最も低い地域平均 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 豊能 2,170円 | 泉北 1,808円 | 362円 |
| 5m³ | 豊能 6,365円 | 泉北 5,290円 | 1,075円 |
| 10m³ | 豊能 10,590円 | 泉北 8,579円 | 2,011円 |
| 20m³ | 豊能 18,760円 | 泉北 14,678円 | 4,082円 |
| 50m³ | 豊能 43,955円 | 北河内 30,630円 | 13,325円 |
地域平均の差は、5m³では1,075円、10m³では2,011円、20m³では4,082円、50m³では13,325円です。2026年6月の公表値では、使用量が多い区分ほど地域間の平均総額の差も大きくなっています。
ただし、この差額をそのまま自宅の節約可能額として使うことはできません。料金を確認するときは、自宅の地域と使用量に加えて、基本料金や設備料金、割引条件などもそろえて比較する必要があります。
中河内は0円ではなく公表値なし
石油情報センターの地域別ページでは、中河内の基本料金と5・10・20・50m³の欄が「-」と表示されています。
この表示は、料金が0円であることや、中河内が府内で最も安いことを意味しません。本記事では、「公表値なし」として扱っています。
公表値がない理由については推測せず、中河内で自宅の料金を確認する場合は、大阪府全体の平均を参考にしながら、契約中の料金表と請求内訳を確認してください。
大阪平均を「適正価格」と判断しないための注意点

大阪府や府内地域の公表平均は、現在の請求額を確認するための比較材料です。平均額を下回っているから必ず適正、上回っているから必ず不適正とは判断できません。
平均表を使うときは、数値の対象条件と、自宅の料金条件をそろえて確認しましょう。
公表平均は個別契約の適正価格・上限価格ではない
プロパンガスの請求額は、販売事業者や料金プラン、契約した時期、使用量、設備に関する費用、割引などによって異なります。
そのため、公表平均を個別契約の適正価格や上限価格として使用することはできません。平均より高い場合も、まずは使用量と料金内訳を確認し、差が生じている項目を整理することが重要です。
反対に、請求総額が平均より低い場合も、設備料金や割引、料金改定の時期などを含めて契約内容を確認しておくと、現在の料金条件を把握しやすくなります。
5m³は少量利用時の比較軸であり一人暮らしの平均使用量ではない
石油情報センターの5m³料金は、5m³使用した場合の料金総額を比較するための区分です。一人暮らし全員の平均使用量を示した数値ではありません。
実際の使用量は、世帯人数だけでなく、給湯や調理に使う設備、入浴回数、在宅時間、季節などによって変わります。一人暮らしであっても、検針票や請求書に記載された実際の使用量を基準に比較してください。
一人暮らしの請求額を判断する際の確認項目は、以下の記事で詳しく解説しています。

公式総額から従量単価を単純逆算しない
石油情報センターが公表している5・10・20・50m³の金額は、基本料金を含む税込総額です。
基本料金を差し引いて使用量で割った数値を、販売事業者の公式な従量単価として扱うことはできません。料金の計算方法や適用条件は個別契約の料金表で確認する必要があります。
従量料金を確認するときは、契約中の販売事業者が発行している料金表や料金改定通知を確認しましょう。
自宅のプロパンガス請求額が高いか確認する手順

自宅の請求額と大阪府の平均を比べるときは、総額だけを並べるのではなく、地域・使用量・料金内訳・契約条件を順番に確認します。
- 供給先住所に対応する地域区分を確認する
- 検針票や請求書で使用量を確認する
- 基本料金・従量料金・設備料金などの内訳を確認する
- 割引、料金改定日、契約時期などの条件を確認する
- 条件をそろえたうえで公式平均と比較する
確認する項目と比較時の注意点を、以下の表にまとめました。
| 確認項目 | 確認する資料・欄 | 平均表との比べ方 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 使用地域 | 供給先住所 | 大阪府全体より、該当する公式地域区分を優先 | 公式地域区分を調べず、市町村名へ独自に置き換えない |
| 使用量 | 検針票・請求書のm³ | 5・10・20・50m³のうち近い区分を参照 | 区分間の金額を公式平均として単純補間しない |
| 基本料金 | 料金内訳・料金通知 | 地域別の基本料金平均と比較 | 平均額は適正価格・上限価格ではない |
| 従量料金・請求総額 | 料金内訳・料金表 | 基本料金込みの公式総額と条件をそろえて比較 | 公式総額から従量単価を単純逆算しない |
| 設備料金 | 請求内訳・契約書 | 項目名、対象設備、金額の有無を確認 | 三部料金制による3区分での通知は新規・既存契約に適用。設備費用の計上禁止等は契約時期などで適用範囲が異なる |
| 割引・調整項目・改定日 | 料金表、通知書、契約書 | 割引前後と料金改定時点をそろえる | 不明点は販売事業者へ内訳と適用条件を確認する |
検針票の使用量に近い5・10・20・50m³を選ぶ
最初に、比較したい請求月の使用量を確認します。検針票や請求書でm³単位の使用量を確認できる場合は、その数値を基準にしてください。
使用量が10m³に近ければ10m³、20m³に近ければ20m³の公式平均を参照します。5m³と10m³の間など、公表区分と一致しない場合は、前後の金額を比較の目安にします。
区分間の平均料金を単純計算で作り、それを公式値として扱うことは避けましょう。自宅の正確な請求額は、契約中の料金表に基づいて確認してください。
基本料金・従量料金・設備料金を分けて確認する
請求総額が平均より高い場合は、どの項目で差が出ているかを確認します。
- 基本料金:ガスの使用量にかかわらず生じる費用として区分される料金
- 従量料金:ガスの使用量に応じて生じる費用として区分される料金
- 設備料金:消費設備の貸与などに係る費用として区分される料金
2025年4月2日に施行されたルールでは、LPガス料金を請求するときに、基本料金・従量料金・設備料金の3つに分けて通知することが義務付けられました。この3区分での通知は、新規契約だけでなく既存契約にも適用されます。
一方、LPガス消費と関係のない設備費用をLPガス料金として請求することの禁止や、賃貸住宅向け料金でガス器具などの消費設備費用を計上することの禁止は、2025年4月2日以降に締結される新規契約に適用されます。既存契約と新規契約を同じ条件で判断せず、契約時期や契約内容を確認してください。
同じ地域・使用量・契約条件で比較する
請求額を比べる際は、地域と使用量だけでなく、以下の条件も確認します。
- 基本料金と従量料金の計算方法
- 設備料金の有無と対象設備
- 適用中の割引や調整項目
- 契約した時期と料金改定日
- 比較する請求月の使用量
例えば、割引適用前の料金と割引適用後の料金を比べると、同じ条件での比較になりません。また、使用量が異なる月の請求総額だけを比べると、料金設定による差なのか、使用量による差なのか分かりにくくなります。
平均額との差だけで契約変更を決めず、差が生じている項目を把握してから販売事業者へ料金内訳や適用条件を確認することが大切です。
料金を見直すときは賃貸と持ち家で手順が異なる

大阪府の平均と自宅の請求額を比較した後の行動は、持ち家か賃貸かによって異なります。
持ち家で販売事業者の変更を検討する場合も、契約期間や設備の所有関係などの確認が必要です。賃貸では、入居者が販売事業者を自由に変更できない場合があります。契約名義や設備の所有関係を確認してから進めましょう。
持ち家は契約書と料金表を確認して比較する
持ち家で料金を見直す場合は、まず現在の販売事業者、料金表、契約期間、解約条件、設備に関する契約を確認します。
別の販売事業者や料金プランと比べるときも、基本料金や従量料金だけでなく、設備料金、契約期間、解約時の条件などを含めて比較してください。
解約金、設備費、撤去費などの発生有無や金額は、契約内容や設備の所有関係によって異なります。全国一律の金額として判断することはできません。
販売事業者の切り替えや解約前に確認する項目は、以下の記事で詳しく解説しています。

比較サイトを利用する場合も、紹介先の料金だけでなく、対応地域、契約条件、設備費用、解約条件などを確認することが重要です。

賃貸は管理会社・貸主へ確認してから動く
賃貸住宅では、建物全体の供給契約や設備の所有関係によって、入居者が販売事業者を自由に変更できない場合があります。
料金が大阪府や地域の平均より高いと感じても、入居者の判断だけで切り替え手続きを進めるのではなく、賃貸借契約書や重要事項説明書を確認し、管理会社または貸主へ相談しましょう。
確認するときは、現在の販売事業者、料金内訳、建物全体の契約、販売事業者変更の可否を整理して伝えると確認しやすくなります。
賃貸と持ち家で異なるプロパンガスの特徴や注意点は、以下の記事で確認できます。

大阪のプロパンガス平均料金に関するよくある質問

大阪府のプロパンガス平均料金や、請求額との比較方法について、よくある疑問をまとめます。
大阪府のプロパンガス平均料金はいくらですか?
2026年6月確報では、大阪府の平均基本料金は1,907円です。使用量別の平均総額は、5m³が5,499円、10m³が8,970円、20m³が15,641円、50m³が34,514円です。
5・10・20・50m³の金額は、基本料金を含む税込総額です。個別契約の適正価格や上限価格ではなく、同じ使用量で請求額を比べるための目安として使用してください。
大阪府内で平均料金が高い地域・低い地域はどこですか?
2026年6月確報で公表値のある府内7地域を比べると、豊能は基本料金と5・10・20・50m³の各区分で最も高い地域平均です。
最も低い地域平均は、基本料金と5・10・20m³が泉北、50m³が北河内です。ただし、これは2026年6月の地域平均を比較した結果であり、各地域のすべての契約に当てはまるものではありません。
5m³料金は一人暮らしの平均料金ですか?
いいえ。5m³料金は、5m³使用した場合の料金総額を比較するための区分であり、一人暮らし全員の平均使用量や平均請求額を示すものではありません。
一人暮らしでも使用量は生活状況によって異なります。検針票や請求書の実使用量を確認したうえで、近い使用量区分と比較してください。

中河内の料金が「-」なのは0円という意味ですか?
いいえ。石油情報センターの2026年6月地域別ページで、中河内の各項目に表示されている「-」は、0円ではなく公表値が示されていない状態として扱います。
無料であることや、府内で最も安いことを意味しません。公表されていない理由は推測せず、契約中の料金表や請求内訳を確認しましょう。
賃貸住宅でもプロパンガス会社を変更できますか?
物件の契約形態によっては、入居者が販売事業者を自由に変更できない場合があります。
賃貸借契約書や重要事項説明書を確認し、管理会社または貸主へ、契約主体と変更可否を問い合わせてください。退去や同一住所での切り替えに関する手続きは、以下の記事で解説しています。

まとめ:大阪府平均と府内地域差を同じ使用量で比較しよう
石油情報センターの2026年6月確報では、大阪府のプロパンガス平均料金は、基本料金1,907円、5m³5,499円、10m³8,970円、20m³15,641円、50m³34,514円です。
- 大阪府平均は、同月の近畿平均をすべての公表区分で下回る
- 府内地域別では、同じ使用量でも平均総額に差がある
- 中河内の「-」は0円ではなく公表値なしとして扱う
- 5m³は一人暮らしの平均使用量を示す数値ではない
- 公表平均は個別契約の適正価格や上限価格ではない
自宅の請求額を確認するときは、地域と使用量をそろえ、基本料金・従量料金・設備料金、割引、契約時期などを分けて確認しましょう。
平均より高いという理由だけで契約変更を決めるのではなく、まず販売事業者へ料金内訳と適用条件を確認してください。見直しを進める場合は、持ち家では契約書や設備条件を確認し、賃貸では管理会社または貸主へ相談することが重要です。

