静岡県でプロパンガス(LPガス)を利用していて、「毎月の請求額が高いのでは?」と感じている場合は、まず自宅と同じ使用量帯・居住地域の平均料金と比較してみましょう。
石油情報センターの2026年6月確報では、静岡県の平均料金は基本料金1,928円、5m³使用時5,615円、10m³使用時9,180円、20m³使用時16,087円、50m³使用時35,400円です。5m³以上の金額は税込・基本料金込みの総額です。
ただし、静岡県内でも下田・熱海・東部・富士・静岡・藤枝・中遠・浜松で平均料金は異なります。県平均だけを見るのではなく、自宅が該当する地域区分を確認できる場合は、その地域の平均もあわせて比較することが大切です。
この記事では、静岡県と県内8地域の2026年6月確報をもとに、プロパンガスの平均料金と、自宅の請求額が高いか確認する手順を解説します。2025年4月2日から施行されている基本料金・従量料金・設備料金の三部料金制についても確認していきます。
静岡県のプロパンガス平均料金【2026年6月確報】

石油情報センターが公表している2026年6月確報によると、静岡県のプロパンガス平均料金は、10m³使用時で9,180円、20m³使用時で16,087円です。
プロパンガスの請求額を確認するときは、請求総額だけを見るのではなく、自宅の使用量に近い区分の平均料金と比較しましょう。
5m³・10m³・20m³・50m³の平均料金
静岡県全体の平均料金は以下のとおりです。
| 使用量・項目 | 静岡県の平均料金 |
|---|---|
| 基本料金 | 1,928円 |
| 5m³使用時 | 5,615円 |
| 10m³使用時 | 9,180円 |
| 20m³使用時 | 16,087円 |
| 50m³使用時 | 35,400円 |
たとえば自宅の使用量が10m³前後であれば、9,180円という県平均を比較の目安にできます。20m³前後であれば16,087円が一つの比較軸です。
なお、5m³・10m³・20m³・50m³という区分は、石油情報センターが公表している使用量別の料金区分です。「5m³=一人暮らしの平均使用量」という意味ではありません。
平均料金は「適正価格」ではなく比較の目安
石油情報センターの平均料金は、調査されたLPガス販売価格の平均値です。特定の家庭にとって必ず適正な料金や、契約すべき料金を示すものではありません。
そのため、自宅の料金が平均より高いからといって、直ちに不当な料金とは判断できません。反対に、平均より安ければ必ず見直し不要というわけでもありません。
使用量や地域に加えて、基本料金・従量料金・設備料金、契約条件なども確認したうえで判断することが重要です。

静岡県内8地域でプロパンガス平均料金は異なる

静岡県の平均だけでなく、県内の地域別料金も確認しておきましょう。石油情報センターの確報では、下田・熱海・東部・富士・静岡・藤枝・中遠・浜松の地域区分ごとに平均料金が公表されています。
同じ使用量でも地域によって平均料金は異なります。自宅がどの地域区分に該当するか確認できる場合は、県全体の平均に加えて地域別平均も比較すると判断しやすくなります。
下田・熱海・東部・富士・静岡・藤枝・中遠・浜松の平均料金
2026年6月確報における静岡県内8地域の平均料金は以下のとおりです。地域名は石油情報センターの地域区分に基づいています。
| 地域 | 基本料金 | 5m³ | 10m³ | 20m³ | 50m³ |
|---|---|---|---|---|---|
| 下田 | 1,764円 | 5,806円 | 9,498円 | 16,613円 | 36,882円 |
| 熱海 | 1,904円 | 5,685円 | 9,448円 | 16,945円 | 37,932円 |
| 東部 | 1,939円 | 5,552円 | 9,080円 | 15,850円 | 33,648円 |
| 富士 | 1,956円 | 5,194円 | 8,507円 | 15,009円 | 33,613円 |
| 静岡 | 2,025円 | 5,880円 | 9,905円 | 17,434円 | 37,283円 |
| 藤枝 | 1,929円 | 5,716円 | 9,307円 | 16,361円 | 36,339円 |
| 中遠 | 2,080円 | 6,209円 | 10,047円 | 17,527円 | 38,485円 |
| 浜松 | 1,843円 | 5,294円 | 8,582円 | 14,879円 | 32,871円 |
表を見ると、基本料金だけでなく、5m³・10m³・20m³・50m³の各使用量でも地域ごとに平均料金が異なります。
自宅の地域がどの区分に該当するか確認できる場合は、その地域の数値と同程度の使用量で比べてみましょう。
同じ使用量でも地域差があるため県平均だけで判断しない
静岡県全体の10m³平均は9,180円ですが、地域別の公表値を見ると、富士は8,507円、中遠は10,047円など、同じ使用量でも平均料金は異なります。
20m³についても、浜松14,879円、静岡17,434円、中遠17,527円など、地域によって公表値は同じではありません。
したがって、「県平均を超えているか」だけではなく「自宅に近い地域区分・使用量の平均と比べてどうか」を見ることが、請求額を確認するうえで重要です。
自宅のプロパンガス料金が高いか確認する3ステップ

自宅のプロパンガス料金が高いか確認するときは、請求額だけを見て判断しないことが大切です。
使用量→地域別平均→料金内訳の順に確認すると、見直すべきポイントを整理しやすくなります。
1.請求書・検針票で使用量と請求総額を確認する
まず、請求書や検針票などで当月のガス使用量と請求総額を確認します。
石油情報センターでは5m³・10m³・20m³・50m³の使用量別に料金が公表されているため、自宅の使用量に近い区分を比較軸にしてください。
たとえば使用量が10m³前後なのに50m³の平均料金と比較しても、適切な判断はできません。同程度の使用量で条件をそろえることがポイントです。
2.県平均に加えて居住地域に近い平均と比較する
次に、静岡県内の地域別平均を確認します。
石油情報センターのどの地域区分に該当するか確認できる場合は、県平均に加えて地域別料金表とも比較しましょう。
地域別平均と比べても請求額が高いと感じる場合は、使用量の違いだけでなく、料金の内訳や契約条件を確認する段階へ進みます。
3.基本料金・従量料金・設備料金を確認する
総額だけで理由が分からない場合は、請求書や請求書を兼ねる通知で料金の内訳を確認しましょう。
- 基本料金
- 従量料金
- 設備料金
2025年4月2日以降、LPガス料金を請求するときは、基本料金・従量料金・設備料金の3つに分けて通知することが求められています。この三部表示のルールは、新規契約だけでなく既存契約にも適用されます。
使用量がそれほど多くないのに総額が高い場合でも、原因が従量料金だけとは限りません。各料金区分や料金改定の内容を確認しましょう。
2025年4月からLPガス料金は三部料金制で確認する

2025年4月2日から、LPガス料金の透明性を高めるための新しいルールが施行されています。
LPガス事業者が料金を請求するときは、基本料金・従量料金・設備料金の3つに分けて通知することが義務付けられています。この表示ルールは新規契約・既存契約の双方が対象です。
基本料金・従量料金・設備料金の3項目を確認する
料金を確認するときは、次の3つの区分を確認します。
- 基本料金:使用量にかかわらず発生する料金
- 従量料金:LPガスの使用量に応じて算定される料金
- 設備料金:設備に関する費用をLPガス料金として請求する場合に区分して表示される料金
請求書上では、これら3つを区分して確認できるようにする必要があります。なお、検針票が請求書を兼ねていない場合、検針票自体に設備料金を記載することまで一律に求められているわけではありません。
新規契約ではLPガスと無関係な設備費の計上が禁止
2025年4月2日以降に新たに締結されるLPガス販売契約では、エアコンやインターホン、Wi-Fi機器など、LPガスの消費と関係のない設備費用をLPガス料金として請求することは禁止されています。
また、賃貸住宅向けの新規契約では、ガス器具などの消費設備に関する費用についてもLPガス料金として請求しないルールとなっています。
一方、三部料金制による表示自体は既存契約にも適用されますが、設備費用の計上禁止に関する規律は新規契約と既存契約で適用範囲が異なります。設備料金が表示されているという理由だけで直ちに違反と判断せず、契約時期と設備の内容を確認しましょう。
静岡県の平均より高いと感じたときの見直し方

自宅と同程度の使用量・地域の平均料金を確認しても高いと感じる場合は、すぐに「高すぎる」と決めつけるのではなく、契約内容を順番に確認しましょう。
現在の料金表や料金改定の内容を確認し、それでも条件を見直したい場合に複数社を比較するという流れで進めると判断しやすくなります。
まず契約先に料金表や料金改定の内容を確認する
まずは現在契約しているLPガス会社に、料金体系や直近の料金改定について確認します。
- 現在の基本料金はいくらか
- 従量料金はどのように設定されているか
- 設備料金の記載があるか
- 最近、料金改定が行われていないか
- 料金改定時の案内内容を確認できるか
平均料金との差があっても、契約条件や料金体系は家庭ごとに異なる場合があります。まず現在の契約内容を把握してから次の判断をしましょう。

持ち家では複数のLPガス会社を同条件で比較する
持ち家で供給会社の見直しが可能な場合は、複数のLPガス会社について条件をそろえて比較する方法があります。
比較する際は、契約時の提示料金だけでなく、基本料金・従量料金・設備料金の有無や料金改定の条件なども確認しましょう。
単純に「今より安い金額が提示された」という理由だけで判断せず、継続して利用する場合の料金条件まで確認することが重要です。


比較サービスを利用する場合も、提示された料金や契約条件を確認したうえで、自宅の現在の契約と比べて判断してください。
賃貸住宅では管理会社や契約条件も確認する
賃貸住宅の場合、入居者自身の判断だけでLPガス会社を変更できるとは限りません。
料金が気になる場合は、まず管理会社やオーナー、現在のLPガス会社へ契約状況を確認しましょう。
賃貸か持ち家かによって見直せる範囲が異なるため、他社との比較を進める前に自分が供給会社を選択できる契約なのかを確認しておくことが大切です。
静岡県のプロパンガス料金でよくある質問

静岡県のプロパンガス平均料金を確認するときに疑問になりやすいポイントを整理します。
静岡県で10m³使った場合の平均料金はいくらですか?
石油情報センターの2026年6月確報では、静岡県で10m³使用した場合の平均料金は9,180円です。税込・基本料金込みの総額です。
ただし、10m³がすべての家庭の標準使用量という意味ではありません。自宅の実際の使用量に近い区分で比較してください。
静岡県内でもプロパンガス料金は地域によって違いますか?
はい。石油情報センターの2026年6月確報では、下田・熱海・東部・富士・静岡・藤枝・中遠・浜松の各地域区分で異なる平均料金が公表されています。
そのため、県全体の平均だけでなく、自宅が該当する地域区分を確認できる場合は地域別平均も確認すると判断しやすくなります。
5m³の料金は一人暮らしの平均料金ですか?
いいえ。この記事に掲載している5m³の料金は、石油情報センターが公表する使用量別料金の一つです。
一人暮らし全員が月5m³を使用するという意味ではありません。世帯人数だけでなく、給湯設備の使い方や生活状況などによって使用量は異なります。

静岡県のプロパンガスに公的な「適正価格」はありますか?
この記事では、特定の民間団体が示す料金を静岡県の公的な「適正価格」として掲載していません。
料金を確認するときは、石油情報センターが公表する平均料金を比較の目安として利用し、実際の基本料金・従量料金・設備料金や契約条件もあわせて確認してください。
設備料金が請求されていたら違反ですか?
設備料金が記載されているという理由だけで、直ちに違反とは判断できません。
2025年4月2日から三部料金制が施行され、新規契約・既存契約とも基本料金・従量料金・設備料金を分けて通知することが求められています。一方、LPガスと無関係な設備費などの計上禁止は、同日以降に新たに締結されるLPガス販売契約に適用されます。
請求内容が気になる場合は、契約時期・設備の内容・料金の算定根拠をLPガス会社へ確認しましょう。
まとめ:静岡県の地域別平均と自宅の使用量をそろえて比較しよう
2026年6月確報では、静岡県のプロパンガス平均料金は、基本料金1,928円、5m³5,615円、10m³9,180円、20m³16,087円、50m³35,400円です。
ただし、静岡県内でも地域によって平均料金は異なります。自宅の請求額が高いか判断するときは、居住地域と使用量をできるだけそろえて比較することが重要です。
平均より高いと感じた場合は、次の順序で確認してみましょう。
- 請求書や検針票で使用量と請求総額を確認する
- 静岡県平均と、該当する場合は地域別平均も比較する
- 基本料金・従量料金・設備料金の内訳を確認する
- 契約先へ料金体系や料金改定について確認する
- 必要に応じて他社の料金条件と比較する
平均料金はあくまで判断材料の一つです。平均を超えたから必ず乗り換えるのではなく、現在の契約条件まで確認したうえで見直しの必要性を判断してください。

