一人暮らしの電気代の平均相場は月4000〜5000円程度
総務省の家計調査によると、一人暮らしでかかる電気代の平均は月4000円〜5000円程度です。ただ、1kWhの価格は供給する電力会社やエリアによって異なりますので、平均額と比べて一概に高い・安いと言えませんが、ひとつ目安にしてみてください。
【エリア別】一人暮らしの電気代の平均は?
エリア別で一人暮らしの月間でかかる電気代の平均は以下の通り。
北海道・東北 | 5,565円 |
関東 | 5,767円 |
北陸・東海 | 6,077円 |
近畿 | 5,465円 |
中国・四国 | 5,456円 |
九州・沖縄 | 5,275円 |
オール電化の場合は電気代が少し割高になる
オール電化住宅の場合は、夜間にたくさんのお湯を電気で沸かすため、深夜電気料金が安く設定されているプランに加入している人が多いです。
しかし、そういったプランにしていないとお湯を沸かしたりすることで料金が高くなっている可能性があります。「オール電化で電気料金が高い」という方は電力会社、プランを見直してみてください!
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節約術1. 電力会社を安い会社に切り替える
ご存じの方も多いと思いますが、2016年4月から電力の前面小売り自由化が始まり、電力会社の小売りの価格競争が始まりました。
そういった背景から、どんどん基本料金が安い会社が出てきており、様々な生活スタイルに合わせたプランを扱っている会社もあるので一度料金の見直しをしてみましょう。
一人暮らしにおすすめの電力会社① シンエナジー
東京電力 | シンエナジー | |
基本料金:30A | 858円 | 768.34円 |
基本料金:40A | 1,144円 | 1024.45円 |
基本料金:50A | 1,430円 | 1280.56円 |
基本料金:60A | 1,716円 | 1536.68円 |
従量:~119kwh | 19.88円 | 19.67円 |
従量:120~299kwh | 26.48円 | 24.78円 |
従量:300kwh~ | 30.57円 | 27.71円 |
シンエナジーが提供する3つのプランのうち、一人暮らしの人に向いているのは「きほんプラン」です。
上記の比較表の通り、東京電力に比べて基本料金がかなり安いことが分かります。割引率で考えると、きほんプランのほうが10%以上も安いのです。
2位以下の新電力会社と比較してもかなり安い設定であるため、一人暮らしの人におすすめです。ただし、119kWh以下の電力量料金には、あまりお得感がないのがデメリットです。
一人暮らしにおすすめの電力会社② あしたでんき
東京電力 | あしたでんき | |
基本料金:30A | 858円 | 0円 |
基本料金:40A | 1,144円 | |
基本料金:50A | 1,430円 | |
基本料金:60A | 1,716円 | |
従量:~119kwh | 19.88円 | 26円 |
従量:120~299kwh | 26.48円 | |
従量:300kwh~ | 30.57円 |
あしたでんきは、基本料金が無料で、使った分だけ請求される仕組みとなっています。基本料金が0円の、リミックスでんきやLooopでんきより、あしたでんきの方が従量料金が安いためよりお得です。
特に、電気の使用量が少なく、契約容量が高い(40A以上)方におすすめです。
また、2021年3月末までに申し込んだ方限定で、8,000円分のamazonギフト券がもらえるキャンペーンも行っています。
節約術2. 電力契約のアンペア数を下げる
アンペアとは電力の単位で、ご家庭で一度に使うことができる電力の最大量です。
一般家庭は、電力会社との間で「アンペア制」という電力需給契約を締結しています。なので、アンペア数を上げれば、その分基本料金も高くなります。アンペア数を下げれば、基本料金は安くなります。例えば50Aで契約している人が、30Aまで下げると月額でおよそ550円程度基本料金を節約することができます。
一度に家事をまとめてやるのではなく、時間をずらしたりするなど工夫すればアンペア数は高く設定しなくてもブレーカーが落ちることなく、基本料金も下がるのでぜひ試してみてください。
節約術3. 電力の支払い方法を見直す
電力会社によっては、コンビニ支払いなど支払い方法に応じて手数料が発生しているケースがあります。電力の使い方やプランを何も変えず、手数料分が安くなる可能性があるので、ぜひチェックしてみてください。またクレジットカード支払いにすればカード会社から、ポイントがもらえることが多いので、ぜひクレジットカードで支払いましょう。
節約術4. エアコンを定期的に清掃する。
エアコンの性能は年々上がっているので、少ないエネルギーで部屋を暖かくしたり、冷たくすることができるようになりました。ただ、どれだけ高性能なエアコンを使用していても、汚れた状態だと効率が下がってしまい電気代が高くなってしまいます。
フィルターやファン、室外機は2〜3ヶ月に1度は清掃するようにしましょう。こまめに清掃することで、エアコンの寿命もグッと伸ばすことができますよ。
サーキュレーターを活用する
サーキュレーターを使うことで空気の循環を良くし、エアコンの働きを助け、使用料を抑えることができます!
暖かい空気は上部にたまり、冷たい空気は足元にたまるため、サーキュレーターで室内の空気を循環させることで温度のムラがなくなります。同じ設定温度でも暖かさや涼しさを感じられるので、設定温度の上げすぎ、下げすぎを防げますよ。
節約術5. 冷蔵庫の使い方を工夫する
電気代の使用料の約14%を締めているのが冷蔵庫です。
節約術としておすすめなのは、室温に合わせて設定温度を調整することです。冷蔵庫の温度は室温に合わせて設定するのが基本ですが、近年は冷暖房の効果もあり年間を通して室温はあまり変わらないです。夏でも「中」や「弱」にしても大きく問題ではないので、電気代を気にされる方は試してみてください。
節約術6. 洗濯機の使い方を工夫する
洗濯乾燥機の乾燥方式には「ヒーター乾燥タイプ」「ヒートポンプタイプ」があります。ヒートポンプ式を採用している洗濯乾燥機は、ヒーター乾燥タイプに比べて3分の1程度の電気代で済むので、洗濯乾燥機の購入を検討されている方は参考にしてみてください。
また当たり前なのですが、乾燥機能を使わずに干すとその分電気代が浮いて節約に繋がります。夏場や時間のある時はなるべく乾燥機能を使わず節電していきましょう。
節約術7. テレビの使い方を工夫する
テレビも年々性能が上がっているため、電気使用量は下がっていますが、節電するために工夫できることはいくつかあります。
「無信号自動オフ」や「無操作電源オフ」などの設定をすることで一定期間何もしなければ勝手に消えますので、ついついつけっぱなしにしてしまう方は設定しておきましょう!
また、LEDを搭載している商品も出ているのでこれから買い替える人はLEDを搭載しているテレビを選び、電気使用料を下げるようにしましょう。
節約術8. 照明をLEDに交換する
従来の蛍光灯や白熱球をお使いの方は、照明をLEDに変えることで使用料を50%~90%安くすることが可能です!
2030年に国が全面LED化を掲げており、従来の蛍光灯などは生産、輸出入をストップしています。照明を従来の蛍光灯からLEDに取り換えるだけなので手間もあまりかからないのでまだ切り替えていない方はこの機会に取り換えて節電につなげましょう。
節約術9. 古い家電を買い換える
古い家電と新しい家電では、消費電力が大きく違うため使用料を大幅に節電できます!
特に検討して欲しい家電は、電力使用量が大きいエアコン・冷蔵庫・洗濯機です。買い替えに少しコストはかかりますが、この機会にぜひ検討してみてください。
節約術10. 便座の温度設定を調整しよう
トイレを使わなくても開けっ放しにしていた方は多いのではないでしょうか。
暖房便座は使わないときは閉めておくと節電に繋がります。また、資源エネルギー省によると便座暖房の温度を低めに設定することで年間約1,080円節約に繋がるそうです。
節約術11. 窓の断熱対策を徹底しよう
夏冬になると、暖房や冷房で電気代が高くなりますよね。温かい空気や冷たい空気を外に逃さないために重要なのは「窓の断熱」です。
カーテンを選ぶ時は、外からの日差しや熱を遮断する遮熱カーテンを選ぶようにしましょう。また、一人暮らしであれば賃貸物件の方も多いと思うので、断熱フィルムを活用すれば手軽に断熱対策ができるので、おすすめですよ!