






7月~8月頃にかけての夏のシーズンは、どの家庭でも電気代が高くなりがちです。特に電気代に関してはエアコン代が占める割合が高くなるため、節約をするうえではエアコン代をいかに安くするかということがポイントになるでしょう。
こちらの記事ではまず夏季の6月から9月頃における電気代につき、一人暮らしから2人、3人、4人と家族の人数が増えた場合電気代がどう変化するかを紹介します。そのうえで電気代をいかにして節約するか、エアコン代の節約とその他に分けて、節約術についてを解説します。
電気代の高くなりがちな夏、少しでも電気代を節約したいという方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
夏の電気代は冬と比べて高い?世帯別の平均電気代
まずは季節ごとにどれくらいの電気代がかかっているのか、世帯人数別の電気代を確認しましょう。
2020年 | 1人 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人~ |
1月 |
6,535円
|
10,889円 | 12,336円 | 13,678円 | 15,498円 |
2月 | 11,789円 | 13,360円 | 14,595円 | 16,770円 | |
3月 | 11,511円 | 13,653円 | 14,713円 | 15,916円 | |
4月 |
5,916円
|
10,728円 | 12,515円 | 13,331円 | 15,278円 |
5月 | 9,435円 | 10,826円 | 11,609円 | 12,905円 | |
6月 | 8,184円 | 9,282円 | 10,190円 | 11,367円 | |
7月 |
5330円
|
7,770円 | 8,654円 | 9,418円 | 10,667円 |
8月 | 8,626円 | 9,792円 | 10,711円 | 12,213円 | |
9月 | 10,101円 | 11,448円 | 12,473円 | 13,306円 | |
10月 |
5,135円
|
9,102円 | 10,473円 | 11,036円 | 12,652円 |
11月 | 7,960円 | 9,308円 | 9,781円 | 11,330円 | |
12月 | 8,092円 | 9,533円 | 9,925円 | 11,638円 |
※参照元:総務省統計局「家計調査」
表を見るとわかりますが、どの世帯でも夏季より冬季の方が電気代が高くなっています。これは冬の方が外気との気温差が大きいために電気消費が多いことが理由です。
とはいえ暑さのピークとなる8月頃(電気代は1ヵ月先に請求が来るので表の9月)は、1年間の中でも比較的電気代が高い月です。そして2人暮らしからは平均で1万円を超えており、一人暮らしよりも家族が2人・3人・4人と増えるごとに電気代が増えています。
ですから4人家族など世帯人数が多い家庭であれば特に、夏場の電気代の節約には気を付けなければなりません。
夏の電気代が高いのはエアコンが原因?
夏場とそれ以外の季節で電気の使用状況に違いがあるとすれば、エアコンを使うかどうかという点でしょう。つまり夏場に他の時期と比べて電気代が上がっている分は、そのほとんどがエアコンの電気代ということになります。
エアコンを使用しない5~6月の電気代と暑さのピークである8月の電気代の差額から、おおよそのエアコン電気代がわかります。そして電気代全体に対してエアコン代が占めるの割合を算出すると、おおよそ22~23%になるのです。設定温度・使用時間次第では電気代の4分の1程度を占める家庭もあるでしょう。
このことからもやはり夏の電気代が高いのはエアコンによる原因がかなり大きいので、エアコン代の削減が節約の大きなポイントになります。
夏の電気代節約術15選!使用量や料金単価を安くする方法
電気代の節約術を15個紹介しますが、大きく分けると以下の3つに分類できます。
・エアコンの電気代を削減する方法
・エアコン以外の電気使用量を削減する方法
・電気の料金単価を削減する方法
それでは節約術15選を順番に解説します。
節約術1. 夏のエアコンの電気代を削減する
エアコンの電気代を削減するためには、以下のような方法があります。
・フィルター清掃
・自動運転モード
・設定温度を下げすぎない
・30分程度の外出はエアコンをつけっぱなしにする
・室外機の周りに物を置かない
・エアコンの代わりにサーキュレーターや扇風機を活用する
・10年以上使っているエアコンは買い換える
まずはフィルターが詰まるとエアコンの効きが悪くなってしまうので、定期的な清掃をしましょう。
設定温度を下げ過ぎればもちろん電気代は高くなりますが、はじめは自動運転で一気に室温を下げるのが効率的です。
また扇風機などの併用で設定温度の下げ過ぎも防げますし、30分程度の外出ではわざわざエアコン止めない方が室温を保てます。
これらについては下記の記事でも詳しく解説しているので、こちらもぜひ参考にしてください。


節約術2. 電気使用量を削減する|エアコン以外
エアコン以外でも電気使用量を削減する方法がいくつかあります。
・冷蔵庫の使い方を工夫する
・洗濯機の使い方を工夫する
・テレビの使い方を工夫する
・照明をLEDにする
・トイレの便座の温度設定を調整する
・窓の断熱対策をする
冷蔵庫は室温に合わせて設定温度を調整しましょう。夏場でも冷房が効いた部屋なら「中」や「弱」にして問題ありません。
洗濯機は乾燥機能をできるだけ使わず、使う場合でもヒートポンプ式の洗濯乾燥機であれば電気代は安く済みます。
テレビのつけっぱなしも電気代の無駄なので、「無操作電源オフ」などの設定で無駄なつけっぱなしを防ぎましょう。
その他にも証明はLEDのほうが電気使用量は少ないなどいくつかの節約方法があるので、詳しくは下記の記事を参考にしてください。


節約術3. 電気の料金単価を削減する
電気代は基本料金+(料金単価×使用量)という計算で決まります。
これまで紹介した方法は電気使用料を下げる節約術でしたが、料金単価を下げることも節約になるのです。
料金単価を下げる方法の1つは、契約容量(アンペア)を下げること。
契約容量とは簡単にいうと一度に使える電気の量のことで、必要以上に容量が多いと無駄に基本料金が高くなります。
またもう1つ重要なのは、そもそもの料金単価が安い新電力会社に切り替えること。
おすすめの新電力会社は下記の記事で紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてください。


効率よく夏の電気代を節約しましょう!
夏の電気代は家族の人数が3人から4人程度になると高額になりがちなので、世帯人数が多い家庭は注意しましょう。
電気代に占める割合の多いエアコン代はもちろんですが、それ以外の電気代もこちらで紹介した節約術を意識して無駄を削減してください。
またそもそもの料金単価が高いという点も見落としがちです。
現在の契約容量を確認したうえで、新電力会社への乗り換えも検討することをおすすめします。
電気代の節約方法は1つではないので、様々な方法をかけ合わせて少しでも電気料金を安くしましょう。
都市ガスやプロパンガス(LPガス)も一緒に安くしたい方はこちらをチェックしてみてください。
・東京ガスエリアおすすめの都市ガスTOP3
・東邦ガスエリアおすすめの都市ガスTOP3
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