・電気代高騰が原因なのか、切り替えたい電力会社に申し込みができなかった
・どの新電力が新規申し込みできないの?
・現時点で申し込みできるおすすめの新電力会社を知りたい
原料価格高騰などが原因で電気料金が値上がりし続けていたなか、いくつかの新電力会社は新規受付の停止に踏み切りました。
新規受付を停止した電力会社の中にはエルピオでんきや楽天でんきなど、人気の新電力も含まれているため、乗り換えを検討していた人も多いでしょう。
こちらの記事では新規受付を停止した新電力会社を紹介したうえで、2022年12月現在新規申し込みができるおすすめの新電力会社を紹介します。
さらに電気と一緒にガスの乗り換えを検討している人にも参考になるよう、おすすめのガス会社についても解説するので、ガスの乗り換えも合わせて検討してみてください。
【2022年最新】新規受付を停止している新電力会社一覧

2022年12月時点で新規受付が停止している新電力会社はたくさんありますが、以下の5社は特に知名度のある会社です。
・シンエナジー
・エルピオでんき
・あしたでんき
・Looopでんき
・楽天でんき
以上5社に加え、その他の新規受付が停止中の新電力会社についても簡単に紹介します。
シンエナジー
シンエナジーでは、3月17日から低圧向け電力サービスへの新規申し込み受付を一時停止しています。現在サービス再開の見通しは立っておらず、再開は未定です。
シンエナジーでサービスが停止しているのは新規申し込みなので、既に受付済の申し込みや現在契約中のサービスは停止することなく引き続き利用できます。
また引っ越し先の申し込みについても停止しているため、引っ越し先での契約は他の電力会社へ乗り換えをしなければなりません。
エルピオでんき(2022/4/30に事業撤退)
エルピオでんきは2022年3月18日18時00分、新規申込を終了しました。対象となるのは全提供エリア、全メニューの新規申込です。また、4月30日には電気事業を撤退することを表明しています。
そのため、新規申し込みができないのはもちろん、現在エルピオでんきを契約している方も別の新電力会社に乗り換える必要がありますので注意してください。ちなみにプロパンガス・都市ガスは継続して供給する予定です。
あしたでんき(2022/6/30に事業撤退)
あしたでんきは2022年3月25日より、新規申し込みを停止しています。対象となるのは全エリア・プラン。再開の目処はたっていません。
既に申し込みをしている方は問題なく利用はできますが、25日以降は申し込みができないため注意が必要です。
また、基本料金無料のプランをお探しの方は、Looopでんきだと申し込みが可能となっているのでぜひ検討してみてください。
Looopでんき
Looopでんきは2022年4月1日より新規申し込みを停止しています。対象となるのは低圧電力となるため、一般家庭や飲食店などでも契約ができなくなってしまいます。また、東京ガスエリア限定となりますが、Looopガスの新規受付もストップしていますので注意してください。
再開の目処もまだ立っていませんが、現在契約している方はそのまま継続して利用することはできますので安心してください。
楽天でんき
楽天でんき・楽天でんきBusinessの両サービスとも新規の申し込みが一時停止しました。申し込み再開時期は現在未定で、再開次第ホームページで案内があります。
既に申し込み済みの契約についてはそのまま手続き可能です。現在利用中の楽天エナジーサービス(楽天でんき・楽天ガス・楽天でんきBusiness・REts)は停止せずそのまま利用できます。
また引っ越し先での申し込みについても現在停止しており、引越し先の施設にて各エリアの電力会社・ガス会社と契約しなければなりません。
上記以外で新規受付を停止している新電力一覧表
その他2022年12月現在、新規申し込みを停止している比較的安い新電力会社をまとめました。
新電力会社 | 新規受付停止日 | 受付スタート日 | 受付不可のプラン もしくはエリア |
---|---|---|---|
ジャパン電力 | – | – | 東北/東京/北陸/関西電力エリア |
そらエネでんき | 2022年2月1日 | 未定 | すべてのプラン・エリア |
グリーナでんき | 2022年2月1日 | 未定 | すべてのプラン・エリア |
まちエネ(MCリテールエナジー) | 2022年3月17日 | 未定 | すべてのプラン・エリア |
UQでんき | 2021年11月16日 | 未定 | すべてのプラン・エリア |
サニックスでんき | 2021年12月9日 | 未定 | すべてのプラン・エリア |
熊本電力 | 2021年3月19日 | 未定 | すべてのプラン・エリア |
京葉ガスの電気 | 2022年3月18日 | 未定 | すべてのプラン・エリア |
リミックスでんき | 2022年4月7日 | 未定 | すべてのプラン・エリア |
親指でんき | 2022年4月6日 | 未定 | すべてのプラン・エリア |
基本的にはどの新電力会社もすべてのプラン・エリアが停止の対象で、再開時期未定です。
【2022/12時点】新規申し込みができるおすすめの新電力会社

2022年10月現在も新規申し込み受付中のおすすめ新電力会社を、3社紹介します。
それぞれのおすすめポイントについて解説するので、乗り換えや引っ越しで安い新電力会社を探している人はぜひ参考にしてください。
新電力 | おすすめできる人の特徴 |
---|---|
東京ガス | 東京ガスエリアでガスと電気の請求書をまとめたい人 |
Pontaでんき | Pontaポイントを貯めている人 |
HYBエナジー | 大手電力会社と比較して確実に電気代を安くしたい人 |
おすすめ新電力1. 東京ガス

運営会社 | 東京ガス株式会社(東京瓦斯株式会社) |
供給エリア | 東京電力エリア |
解約金/違約金 | 無し |
支払い方法 | 口座振替、クレジットカード払い、払込み |
契約容量/使用量 | 東京電力 | 東京ガスの電気 | 年間削減額 |
---|---|---|---|
30A/120kwh | ¥3,244 | ¥3,232 | ¥144 |
40A/200kwh | ¥5,648 | ¥5,540 | ¥1,296 |
50A/400kwh | ¥11,639 | ¥11,091 | ¥6,576 |
60A/600kwh | ¥18,039 | ¥16,849 | ¥14,280 |
特におすすめの方
・東京電力エリアの方
・現在東京ガス利用中で電気をセット割を検討している方
・大手と契約したい方
・電気使用量が多い家庭
東京ガスは言わずと知れた大手企業で、資本力もありそうそう電気供給サービスの停止も他の新電力と比較して考えにくいでしょう。また、電気とガスもセット契約でき東京電力よりもお得に利用できるのもメリットです。
さらに、電気とガスをまとめると3ヶ月間、基本料金が無料になるキャンペーンを実施中。契約容量(アンペア数)によって割引額は異なりますが、おおむね2,000~5,000円程度安くなります。
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おすすめ新電力2. Pontaでんき

運営会社 | KDDI株式会社 |
供給エリア | 沖縄、一部離島を除く全国エリア |
解約金/違約金 | 無し |
支払い方法 | クレジット、口座振替、窓口支払い |
契約容量/使用量 | 東京電力 | Pontaでんき | 年間削減額 |
---|---|---|---|
30A/120kwh | ¥3,244 | ¥3,242 | ¥24 |
40A/200kwh | ¥5,648 | ¥5,646 | ¥24 |
50A/400kwh | ¥11,639 | ¥11,635 | ¥48 |
60A/600kwh | ¥18,039 | ¥18,033 | ¥60 |
特におすすめの方
・Pontaポイントを貯めている方
・au IDとPonta会員IDと連携、au/UQmobile/povo1.0のau IDをPontaでんき利用時のIDにしている方
・電気代がそこまで高くない一人くらしの方
Pontaでんきの料金単価は大手電力会社とほぼ同額です。(厳密には1kwhあたり0.01円安い)しかし、上記のようにau IDとPonta会員IDを連携していたりすれば毎月Pontaポイントが300ポイント貯まります。また、現在新規申し込みキャンペーンで2,000Pontaポイントをプレゼントとして受け取ることが可能です。
そのため、一人暮らしや二人暮らしであまり電気を使わない人は、他の新電力会社と比較してよりお得に利用できます。もちろん、ファミリー層など電気をたくさん使用する家庭でも大手電力会社よりもやかくなることはないですし、ポイントも貯まるのでお得です。
おすすめ新電力3. HTBエナジー(HISでんき)

運営会社 | HTBエナジー株式会社 |
供給エリア | 全国 |
解約金/違約金 | 1年未満の解約で2,200円発生。 |
支払い方法 | 口座振替、クレジットカード払い、コンビニ払い(手数料200円) |
契約容量/使用量 | 東京電力 | HTBエナジー | 年間削減額 |
---|---|---|---|
30A/120kwh | ¥3,244 | ¥3,982 | ¥8,856 |
40A/200kwh | ¥5,648 | ¥6,270 | ¥7,464 |
50A/400kwh | ¥11,639 | ¥11,990 | ¥4,212 |
60A/600kwh | ¥18,039 | ¥17,710 | ¥3,948 |
特におすすめの方
・契約容量が高く、使用量が600kwh以上ある方(目安2万円前後)
・オール電化プランの方
HTBエナジーは東電エリアの場合、基本料金が550円・従量料金28.6円と統一価格となっています。そのため、使用量が多く契約容量が60A以上の方におすすめできる電力会社です。また、現在キャンペーン中で、3ヶ月間の基本料金が無料になるため、1,650円お得になります。
さらにオール電化プランにも対応しているため、オール電化住宅にお住まいの方にもおすすめです。
ガス代も合わせて安くしたい|おすすめガス会社を紹介!

電力会社と一緒にガス会社も最安のところに乗り換えることで、さらに光熱費を下げることができます。
都市ガス・プロパンガスにわけておすすめガス会社を紹介するので、電気代と合わせてガス代も安くしたい人はぜひ参考にしてください。
東京ガスエリアでおすすめの都市ガス会社
東京ガスエリアの方は、エルピオ都市ガス・レモンガスが特に安い料金プランを提供しています。エルピオ都市ガスは5,000円のキャッシュバック・レモンガスは最大1万円の割引キャンペーンを実施しているのでおすすめです。
使用量 | 東京ガス | レモンガス | エルピオ都市ガス |
---|---|---|---|
10m3 | 2,212円 | 2,139円 | 2,226円 |
30m3 | 4,970円 | 4,759円 | 4,735円 |
70m3 | 10,188円 | 9,716円 | 9,695円 |
150m3 | 20,471円 | 19,484円 | 19,682円 |
表を見比べると大きな差はありませんが、全体を通してレモンガス・エルピオガスの料金の方が安くなっているのがわかります。
東邦ガスエリアでおすすめの都市ガス会社
東邦ガスエリアの方は、エルピオ都市ガス・まじめなガス・TOKAI都市ガスが特に安い料金プランを提供しています。
使用量 | 東邦ガス | エルピオ都市ガス | まじめなガス | TOKAI都市ガス |
---|---|---|---|---|
10m3 | 2,864円 | 2,694円 | 2,720円 | 2,778円 |
30m3 | 6,659円 | 6,265円 | 6,326円 | 6,460円 |
70m3 | 13,323円 | 12,505円 | 12,749円 | 12,924円 |
150m3 | 26,332円 | 24,755円 | 26,332円 | 25,543円 |
1位 | エルピオ都市ガス | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら | 申し込みはこちら |
2位 | まじめなガス | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら | 申し込みはこちら |
3位 | TOKAI都市ガス | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら | 申し込みはこちら |
大阪ガスエリアでおすすめの都市ガス会社
大阪ガスエリアの方は、関電ガス・まじめなガスが特に安い料金プランを提供しています。
使用量 | 大阪ガス | 関電ガス | まじめなガス |
---|---|---|---|
10m3 | 2,864円 | 2,346円 | 2,456円 |
30m3 | 5,700円 | 4,959円 | 5,586円 |
70m3 | 11,372円 | 9,883円 | 10,803円 |
150m3 | 22,281円 | 19,519円 | 21,166円 |
おすすめのプロパンガス(LPガス)会社
プロパンガス会社はホームページに料金を載せていない場合が多いので、各社に問い合わせをして見積もりを出してもらわなければ料金比較ができません。そこでおすすめなのが、比較サイトを活用する方法です。
比較サイトとは複数のプロパンガス会社に一括で無料見積もりを依頼して、内容を比較できるサイトです。数十社以上のガス会社の見積もりを比較できるため、大変参考になるでしょう。
どのガス会社が安くてどのガス会社が高いのかが一目瞭然なので、プロパンガスの比較にはぜひ比較サイトを活用してみてください。中でも特におすすめが以下の3社です。
項目 | エリア | 料金・返金保証 | キャンペーン | 問い合わせ |
---|---|---|---|---|
ガス屋の窓口 | 一部エリア対象外 | あり | 紹介1名につき1万円 紹介・契約者双方 | ガス屋の窓口 無料見積もり ![]() |
ガスチョイス | 全国 | なし | 最大3万円(現金) WEB申し込み限定 | ガスチョイス 無料見積もり ![]() |
エネピ | 全国 | なし | Amazonギフト券5,000円 | エネピ 無料見積もり ![]() |

新規受付停止になった原因とは?
2021年ごろから燃料となる液化天然ガスが高騰を続けており、2021年9月からは大手電力会社などで電気料金が値上がりし続けていました。
そして2022年も慢性的な天然ガス不足が続いて輸入価格が高額になっていたなか、ロシアのウクライナ侵攻が勃発したのです。ウクライナ侵攻によってヨーロッパの天然ガス市場は大暴騰し、天然ガス不足で高騰していた資源価格にさらに拍車がかかって昨年より一段と高値をつけました。
原油先物価格等が落ち着く見通しがつかないなかでこのような社会情勢が相まり、結果的に各社停止に踏み切ることになったのです。
まとめ
2022年12月現在、新規申し込みができる新電力は徐々に限られてきています。本記事で紹介している電力会社は申し込みができ、比較的安くおすすめです。
新規受付を停止した会社の受付再開時期は未定であるため、現状新規受付をしている新電力会社のなかで自分に合った最適な新電力会社を選んでください。
自分に合った電力会社が分からない方は、弊社に相談ください
弊社では700社程度ある電力会社の中から、お客さまの利用状況に合わせて最適な電力会社を提案しております。どの電力会社がいいのか分からない方は弊社にお問い合わせください。
また、ガスに関しても、お客さまの利用状況に合わせて最適なガス会社を提案しておりますので、合わせてお気軽にお問い合わせください。
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