ガス代 コスト削減

プロパンガス(LPガス)とは?ガスの種類や仕組み、違いなどを徹底比較!

「プロパンガスはなんとなく料金が高い」というイメージがありますが、プロパンガスについて詳しいことはわからない人も多いのではないでしょうか。

プロパンガスの供給方法や料金の仕組みは、ガス代を抑えるための重要な基礎知識なので、ガス代節約に興味がある人はしっかり理解しておかなければいけません。

そこでこちらの記事では、ガスの種類ごとに原料・成分や仕組みを比較したうえで、プロパンガスが高い理由やどうやって料金を安くするかについて解説します

こちらの記事を参考に、プロパンガスの料金を安くして無駄なコストを抑えましょう。

ガスの種類と調べ方|都市ガス・プロパンガス(LPガス)・簡易ガス

ガスの種類には、大きく分けて以下の3種類あります

  • 都市ガス
  • プロパンガス
  • 簡易ガス

ではこれら3種類のガスについて、それぞれの調べ方・見分け方について説明します。

都市ガスとプロパンガス(LPガス)の調べ方

都市ガスとプロパンガスを見分ける方法としては、下記のようなものがあります。

  • ガスボンベの設置有無
  • ガス漏れ警報器の設置場所
  • ガス器具の表示ラベル

プロパンガスは各家庭にボンベを設置してガスを供給するので、屋外にガスボンベが設置されています。

また都市ガスは空気よりも軽いためガス漏れが起きた場合にガスが天井に溜まり、プロパンガスは空気よりも重いためガスが下に溜まるので、警報機を設置する位置に違いがあります。

そして都市ガスとプロパンガスでは使用する器具が異なるため、それぞれ違いがわかるようラベルに表記されています。

具体的にはガス器具のラベル表示に「都市ガス用」「12A」「13A」といった表記があれば都市ガス、「プロパンガス用」「LPG」といった表記ならプロパンガスです。

プロパンガス(LPガス)と簡易ガスの調べ方

そもそも簡易ガスというものを聞いたことがない人もいると思いますが、簡易ガスとは厳密にはガスの種類ではなく、プロパンガス供給形態の1つを指しています

具体的には、70個以上の団地やマンションにプロパンガスを供給することを「簡易ガス事業」というのです。

つまり簡易ガスはガスの種類としてはプロパンガスと同じということになります。

ただし簡易ガスの事業者は国の認可を受けてガスの供給を行わなければならないため、経産省のホームページで簡易ガスが使われている集合住宅と事業者を確認することが可能です。

また賃貸であれば、その住宅が簡易ガスになっているか不動産屋でも聞くことができるでしょう。

このようにして、通常のプロパンガスと簡易ガスを見分けることもできます。

プロパンガス(LPガス)とは?仕組みや特徴も解説!

プロパンガスの仕組みや特徴について、他のガスと比較しながら説明します。特に都市ガスとの比較によってプロパンガスの違いがよくわかるので、基本知識として抑えておきましょう。

プロパンガスとLPガスの違いとは?

プロパンガスとLPガスは基本的に同じものですが、プロパンガスのことをLPガスと呼ぶことがあります。

LPガスとは液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas)の略称であり、プロパンやブタンなどの液化しやすいガス全般の総称です。

つまり厳密には、プロパンガスというのはLPガスのうちの1つということになります。

もっとも家庭用のLPガスはプロパンガスの割合が高いことから、実際はプロパンガス以外のガスが含まれていても「プロパンガス」と呼ぶことがあるのです。

したがって、一般的にプロパンガスと呼ぶときはLPガスと同じ意味で使われていると考えて問題ありません。

プロパンガス(LPガス)と都市ガスの違いとは?

プロパンガスと都市ガスには、以下のような違いがあります。

プロパンガスと都市ガス違い LPガス 都市ガス
ガスの原料・成分 プロパン・ブタンを主成分とする液化石油ガス メタンを主成分とする液化天然ガス
供給方法 各家庭にボンベを設置 ガス導管を通して供給
熱量 約24,000kcal/m³ 10,750kcal/m³
重さ 空気より重い 空気より軽い
料金制度 自由料金制 総括原価方式

まずプロパンガスとはプロパン・ブタンを主成分とする液化石油ガス(liquefied petroleum gas)のことで、都市ガスとはメタンを主成分とする液化天然ガスです。

そしてプロパンガスは液化されたガスを充てんしたボンベを各家庭に運んでガスを供給しますが、都市ガスはガスホルダーにまとめて貯蔵されているガスを地下を通ったガス導管から送ります。

またプロパンガスは熱量が24,000kcal/m³であり、熱量約10,750kcal/m³の都市ガスと比較して2倍以上高い熱量という特徴がある他、使用する機器にも違いがあります。

さらに、プロパンガスと都市ガスでは料金制度にも違いがあります。

都市ガスの料金は「総括原価方式」という供給原価に基づいて単価が決まるシステムですが、プロパンガスは「自由料金制」がとられています。

プロパンガス(LPガス)のメリット・デメリット

プロパンガスには都市ガスと比較したときのメリット・デメリットがいくつかあるので、それぞれ代表的なものを順番に解説します。

プロパンガス(LPガス)のメリット|都市ガスと比較

プロパンガスのメリットは以下の通りです。

  • どこでも使うことができる
  • 災害時に復旧が早い

プロパンガスはボンベを運んで家庭にある機器と接続すれば使用できるので、場所や地域を問わずどこでも使えます。

これが都市ガスの場合はガス導管を通って各家庭に供給されるので、ガス導管が通っていない地域にガスを供給できません。

またプロパンガスはボンベを各家庭に配送するという「分散型エネルギー」なので、災害に強いという特徴があります。

都市ガスは地下にあるガス導管全体の安全確認を行わなければならないため復旧までに時間がかかりますが、点検を一戸単位で行えるプロパンガスは復旧も迅速に行うことができるのです。

プロパンガス(LPガス)のデメリット|都市ガスと比較

一方プロパンガスには以下のようなデメリットもあります。

  • 料金が高い
  • 価格が公開されていない

プロパンガスの一番のデメリットは、やはり料金が高いということです。

プロパンガスは自由に料金を決められるため、ガス会社側が利益を上げるために高い価格に設定されていることが多いのです。

またプロパンガスは料金の公開を義務付けられていないので価格競争も起こりにくく、料金が高止まりする傾向にあります。

このように自由料金制をとるプロパンガスでは、同じ地域内でも会社によって大きく料金が異なります。

そのため、ガス代を抑えるためには出来るだけ安いプロパンガス会社を選ぶことがとても重要になるのです。

さらに詳しくプロパンガス(LPガス)のメリット・デメリットについて知りたい方はこちら

プロパンガス(LPガス)の料金相場|プロパンガスが高い理由も解説!

プロパンガスの料金相場を紹介したうえで、なぜプロパンガスは値段が高いのかを説明します。値段の仕組みはガス料金を安く抑えるうえでも重要なので、しっかり確認しておきましょう。

【地域別】プロパンガス(LPガス)の料金相場

まず地域別の料金相場をまとめると、下記の表のようになります。

エリア 基本料金
料金相場
従量単価
料金相場
北海道 2,144円 779円
東北 1,894円 621円
関東 1,714円 485円
中部 1,843円 537円
関西 1850円 504円
中国 1981円 629円
四国 1872円 589円
九州 1,777円 547円
沖縄 1770円 647円

料金を見比べると北海道・東北といった寒い地域ほど高くなっていることがわかります。

しかし供給効率や地域の会社同士の価格協定などもあるため、単純に気温によって料金が決まっているわけではありません。

例えば関東の従量単価は他に比べて安いですが、逆に沖縄は東北地域と同じくらい高いです。

自分の地域の料金相場と自宅のガス代を見比べて、どれくらい差があるかを比べてみましょう。

都道府県単位で詳しく知りたい方はこちら

プロパンガス(LPガス)が高い理由

プロパンガスの料金が高い主な理由は、以下のとおりです。

  • 人件費がかかる
  • 自由料金制がとられている
  • 価格競争が起きない

まずプロパンガスは販売員がボンベを配達して各家庭にある機器と接続して安全点検も行うので、人件費が多くかかります。

特に配送の不便な地域では配送料は高くなるため、より高額になる傾向にあります。

またプロパンガスの料金は自由料金制であるため、ガス会社が利益得られるよう料金が高止まりする傾向にあります。

そして料金の公開義務がないため価格競争も起きにくく、高い料金が改善されることもないのです。

プロパンガス(LPガス)を安くする方法|節約術を紹介!

 

プロパンガスの料金を安くする方法は、ガス料金がどうやって決まるかを考えるとわかるので、まずは下記の計算式をみてください。

基本料金 +( 従量単価 × 使用量㎥)=プロパンガス料金

上記の計算式のとおり、プロパンガスの料金を安くする方法は以下の2パターンになるのです。

  • ガスの使用量を減らす
  • 基本料金・従量単価を下げる

このうち使用量に関しては、例えばお風呂の蓋をこまめにして熱を逃さない工夫をしたり、シャワーを使用するよりお風呂のお湯を利用するというような節約で効果があるでしょう。

一方単価を下げるには、現在契約しているガス会社に直接連絡して値下げの交渉をするという方法があります。

値下げに応じなければ他の料金が安いガス会社に乗り換えをするという態度で交渉すれば、成功する可能性が上がるでしょう。

しかしこの方法は戸建て住宅なら有効ですが、ガス会社が決まっているマンションの場合には使うことができません。

プロパンガス(LPガス)会社を切り替える

値下げ交渉が成功して単価が下がることはありますが、実は一度交渉に応じてもしばらくしたら料金を元に戻されるということもあります。

そこでもっと確実に単価を下げるには、不当な値上げをしない優良なプロパンガス会社に切り替えることです。

これなら金額の改善効果が大きいうえに、節約のようにライフスタイルを変える必要もありません。

とはいえプロパンガス会社の料金はほとんど公開されていないので、優良なガス会社を自分で選ぶのは難しいでしょう。そういった方におすすめなのは、ガス会社の比較サイトを使うことです。

比較サイトを使えば手間もお金もかけることなく優良なガス会社を探せるので、ガス会社の切り替えを検討している人はぜひ活用することをおすすめします。

プロパンガス(LPガス)の節約術

自分でできる節約は案外多いです。少しでもガスの使用量を少なくしてガス代を安くしましょう。

【風呂】プロパンガスの節約方法
・ 温度を上げすぎない
・追い焚きをしない
・節約グッズを活用する
・シャワーの使用時間を短くする
・一人暮らしはシャワーのみ

【キッチン】プロパンガスの節約方法
・強火より中火で調理する
・ 調理方法を工夫する
・ 電子レンジを活用する
・ 洗い物は流しっぱにしない
・カセットコンロを活用する

【契約変更】プロパンガスの節約方法
・別のプロパンガス会社へ乗り換える
・電気とガスのセットプランへ切り替える
・都市ガスへ切り替える
・ オール電化へ切り替える
・支払い方法を見直す

具体的な節約方法についてはこちらを参考にしてください。

まとめ

プロパンガスの基礎知識やプロパンガスが高い理由、そしてどうやって料金を安くするかについて解説してきました。

結論としては、料金を安くするには優良なガス会社に切り替えてしまうことが一番です。

しかしプロパンガスは料金を公開していないので自分で優良会社を選ぶのは難しいため、比較サイトを使って効率的にガス会社を探しましょう

ガスの料金を少しでも抑えたいという人はきちんと料金を見直し、こちらの記事を参考にしてガス代をお得にできるよう対策をしてください。

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