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プロパンガス(LPガス)と都市ガスの違いとは?見分けた方や料金比較など解説!

プロパンガスと都市ガスの違いについて、「プロパンガスの方が料金が高い」という程度にしか理解していない人も多いのではないでしょうか。

そもそも自宅のがどちらのガスかわからないため、どうやって見分けるかを知りたいという人もいるでしょう。

そこでこちらの記事ではガスの原料・成分・供給方法などの基礎知識、プロパンガスと都市ガスの見分け方、そして料金制度や計算式といった料金に関わる仕組みを詳しく解説します

こちらの記事を参考に、プロパンガスと都市ガスの違いを正確に理解できるようになりましょう。

プロパンガス(LPガス)と都市ガスの違いは?わかりやすく解説

まずはプロパンガスと都市ガスの違いについて、以下のような基礎知識を確認します。

  • ガスの原料・成分・輸入国
  • ガスの供給方法
  • 発熱量
  • ガスの重さ
  • 料金制度や計算式

ガス料金をお得にするために大事なことなので、しっかり抑えておきましょう。

プロパンガス(LPガス)と都市ガスの違い① ガスの原料・成分・輸入国

プロパンガスとはプロパン・ブタンを主成分とする液化石油ガス(liquefied petroleum gas)のことで、LPガスとも呼ばれます。

一方都市ガスとは、メタンを主成分とする液化天然ガス(LNG)です。

またプロパンガスの主な輸入国としてはオーストラリア39.1%、マレーシア12.9%、カタール11.2%が上位3国となっており、オーストラリアからの輸入だけで4割近く占めています。オーストラリアからの輸入は特に近年増加していることもあり、今後は調達先の多様化を図っていくことを目指しています。

一方都市ガスはこれまで中東諸国からの輸入に頼っていましたが、シェールガス開発に成功したアメリカがLPガスの輸出を大きく伸ばしたためアメリカからの輸入を大幅に増やし、現在輸入の70%近くをアメリカが占めています

プロパンガス(LPガス)と都市ガスの違い② ガスの供給方法

プロパンガスはボンベを各家庭に運んで供給しますが、都市ガスはガスホルダーにまとめて貯蔵されたガスをガス導管から送ります。

このガス導管の設置には大きなコストがかかるため、投資費用回収の観点から都市ガスは人口の多い都市部にしか設置できません

そのため人口の少ない地方では都市ガスの供給ができず、プロパンガスしか使えないという地域もあるのです

ちなみにこのような供給方法の違いから生じるプロパンガス特有のメリットがあります。

それは各家庭にボンベを設置するので点検を一戸単位で行えるため、プロパンガスの方が災害時の復旧が早いということです。

プロパンガス(LPガス)と都市ガスの違い③ 発熱量

プロパンガスの熱量は24,000kcal/m³であり、熱量約10,750kcal/m³の都市ガスと比較しても2倍以上高いという特徴があります。

熱量の違いは例えば料理のときなどに重要であり、熱量の多いプロパンガスを使った方が簡単に火が通るため短時間で調理を済ませることができるのです。

高温で短時間の調理をした方が料理の質も上がるので、中華料理店などでは都市ガス供給エリアでもあえてプロパンガスに変更されることがあります。

プロパンガス(LPガス)と都市ガスの違い④ ガスの重さ

プロパンガスと都市ガスでは原料が異なるため重さにも違いがあり、都市ガスは空気より軽くてプロパンガスは空気より重いという特徴があります。

後ほど説明するように、このガスの重さの違いは警報機の設置位置に影響します。

プロパンガス(LPガス)と都市ガスの違い⑤ 料金制度や計算式

ガス料金の計算式は以下のとおりです。

基本料金 +( 従量単価 × 使用量㎥)

料金の計算式はプロパンガスも都市ガスも同じですが、ガス料金は原料の値段や為替の影響を受けて毎月単価が変動し、都市ガスとプロパンガスではこの毎月変動する単価の決定方法が大きく異なっているのです。

都市ガスの料金は「総括原価方式」という供給原価に基づいて単価が決まるシステムになっていて、事業者・消費者双方が過大な負担を負うことのない安定した供給が実現できるようになっています。

一方プロパンガスにはこのような仕組みがなく、ガス会社が自由に料金を設定できる「自由料金制」がとられています。

そのためプロパンガスは会社によって料金が大きく違い、ガス会社が利益を図るために高い価格設定で協定を結んでいるような地域もあるため、ガス料金が高止まりしやすいという特徴があるのです。

プロパンガス(LPガス)と都市ガスの見分け方

見分け方としては、下記のような方法があります。

  • ガスボンベの設置有無
  • ガス漏れ警報器の設置場所
  • ガス機器の表示ラベル


まずプロパンガスは各家庭にボンベを設置してガスを供給するので、屋外にガスボンベが設置されています。

また警報機の設置場所でも見分けることができます。都市ガスは空気よりも軽いためガス漏れ時にガスが天井に溜まるので、警報機が高い位置に設置されています。

これに対してプロパンガスは空気よりも重いためガスが下に溜まるので、警報機は低い位置に設置されています。

そして都市ガスとプロパンガスでは使用する機器が異なるため、ガスメーターやガスコンロなどのガス機器にはどちらの種類かわかるようラベルに表示されています。

「都市ガス用」「12A」「13A」といった表記がある場合は都市ガス、「プロパンガス用」「LPG」といった表記ならプロパンガスというように、ラベルの表記でも見分けることができるのです。

プロパンガス(LPガス)と都市ガスの料金比較

まずプロパンガスと都市ガスの料金は、以下のとおりです。

プロパンガス・都市ガスの料金 基本料金 従量料金単価/m3
東京ガス(都市ガス) 1,056円 130.46円
東京平均(LPガス) 1738円 520円

(プロパンガスの基本料金は2021年4月時の「エネ研・石油情報センター:プロパンガス平均基本料金」、都市ガスの基本料金・従量料金は2021年4月の東京ガスの料金を参照)

こちらの表を基にして料金比較をしますが、プロパンガスの熱量は都市ガスよりも約2.23倍高いため単純に比較することができません。

そこで都市ガスの使用量をプロパンガスの2.23倍と仮定して、一ヵ月あたりの料金を比較してみましょう。

プロパンガス:基本料金1,738円+従量料金520/m³×10=6,938円/月

都市ガス:基本料金1,056円+単位料金130.46円×22.3=3,965円/月

以上の計算によれば、両者の価格差は2,973円ということになります。

ちなみにプロパンガスの平均使用料は一人暮らし・二人暮らし家庭では平均6.5m³、三人暮らしで8.9m³となります(エネ研・石油情報センター「プロパンガス消費実態調査」結果より)。

今回は10m³で比較していますが、世帯人数が増えれば更に価格差が開くでしょう。

また地域や季節によってもガス使用料が増加するので、寒い地域であれば料金の差はより大きくなると考えられます。

プロパンガス(LPガス)と都市ガスを安くする方法

プロパンガスの料金を安くするには、使用量を減らすか設定されている単価を下げるかのどちらかです。

このうち使用量に関しては例えばお風呂の蓋をこまめにして熱を逃さない工夫をしたり、シャワーの代わりにお風呂のお湯を利用したり節約することで改善されます。

単価を下げるにはガス会社に値下げ交渉するか、料金単価が安いガス会社に切り替えるという手段がありますが、値下げ交渉は難しいのでガス会社の乗り換えの方がより現実的といえるでしょう。

プロパンガス(LPガス)を安くする方法

プロパンガスは料金単価を公表していないケースがほとんどです。なので自分で調べて最適なガス会社を見つけるのは難しいです。

そういう時はガスの使用量やエリアごとに最適なプロパンガス会社を見つけてくれる比較サイトを活用しましょう。

簡単に相見積もりを撮ることができおすすめのガス会社を探すことができるのでぜひ一度チェックしてみてください。

また、ガスの使い方を工夫して使用量を抑えたい方はこちらで具体的な方法を紹介しています。

都市ガスを安くする方法

都市ガスはプロパンガスとは違い料金がある程度料金相場も決まっており、料金単価を公表している会社も多いので自分に合ったガス会社を比較的見つけやすいです。

ただし、エリアごとにおすすめのガス会社が異なると同時に、数十社あるので1社1社調べるのは時間がかかります。

なので地域別でおすすめの都市ガス会社を紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

東京ガスエリアでおすすめの都市ガス会社
東邦ガスエリアでおすすめの都市ガス会社
大阪ガスエリアでおすすめの都市ガス会社

まとめ

こちらの記事ではプロパンガスと都市ガスの原料・成分・供給方法、両者の見分け方、そして料金の仕組みについてを解説しました。

両者の供給方法の違いや料金制度がわかると、なぜプロパンガスの料金が高いのかがよくわかります

もしプロパンガスを使用しているなら、どうにかして料金を抑えたいと考えるでしょう。

しかし値下げ交渉で料金を改善することはやはり現実的に難しいので、おすすめなのはガス会社を乗り換えることです。

プロパンガス会社を変更する人はまだ少ないですが、会社ごとに料金が大きく異なるので一度はきちん調べてみることをおすすめします。

プロパンガスの料金を抑えたいなら、ぜひガス会社の変更を検討しましょう。

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