東京で一人暮らしにかかる社会人の費用相場は?男性・女性、エリア別の生活費の内訳も紹介!

東京の社会人の一人暮らしの費用相場

東京の社会人で一人暮らしにかかる料金はいくら?

東京で一人暮らしをするけど1ヶ月にいくらくらいかかる?

これから東京で一人暮らしを始める新卒社会人やフリーターの方は、毎月の生活費がどのくらいかかるのか気になっている人も多いと思います。

特に地方から上京してくる人は、東京の家賃相場がどのくらいなのか、生活費はどのくらいかかるのかといったことがわからず不安を感じている人もいるでしょう。

今回は家賃や初期費用、生活費の内訳など具体的にいくらかかっているのかを紹介し、生活費を減らす節約術についても解説しています。

東京だけでなく名古屋や福岡などのエリアも紹介するので、ぜひお金に余裕を持たせられるよう本記事を参考にしてみてください。

【東京】社会人の一人暮らしのリアルな生活費公開!

東京の社会人の一人暮らしの生活費

東京における社会人のリアルな一人暮らしの生活費はどれくらいなのか、20代の社会人男性・女性に分けてその内訳とともに紹介します。一例としてぜひ参考にしてみてください。

20代男性(新卒)の生活費:内訳は?

基本的に朝食は取らず、その他は惣菜や外食で済ませていたようです。その他、交際費や趣味などにお金を使うことが多いので、多少出費が多い印象ですね。

家賃70,000円
食費30,000円
水道光熱費7,000円
通信費6,000円
日用品、雑貨4,000円
保険料8,000円
交通費3,000円
被服10,000円
趣味・娯楽50,000円
合計188,000円

20代女性の生活費:内訳は?

女性ならではの美容や服などにお金がかかっていますね。食費に関しては主に自炊で男性よりも安く収まっています。貯金などもするとそこまで自由に使えるお金は捻出できないので最初の頃は贅沢できないようです。

家賃65,000円
食費20,000円
水道光熱費7,000円
通信費8,000円
日用品、雑貨5,000円
保険料10,000円
交通費5,000円
被服20,000円
美容10,000円
趣味・娯楽20,000円
貯金20,000円
合計190,000円

【東京】社会人の一人暮らしの費用相場はいくら?

東京の社会人の一人暮らしの費用相場

東京の一人暮らしの生活費がどれくらいかかるのか、総務省の家計調査(2020年)や住宅・土地統計調査(2018年)の結果をもとに主要な費用を紹介します。

同調査は関東地方に住む単身世帯の全年齢層が対象になっており、また新卒社会人だけでなくフリーターなども含むデータであるということに留意してください。

生活費1. 家賃・初期費用

東京の家賃平均は8.1万円ですが(総務省「平成30年住宅・土地統計調査」参照)、都内でも都心の一等地のように家賃平均額が10万円を超えるところもあれば、郊外に出ると5万円以下になるところもあります。

たとえば都内で最も家賃相場が高い港区の家賃平均額は1Rで10.79万円・1Kで11.39万円であり、郊外の青梅市になると1R2.98万円・1K3.51万円まで下がります(全国宅地建物取引業協会連合会「賃料相場」参照)。

初期費用としては敷金・礼金に仲介手数料、それに保証会社利用料と前家賃がそれぞれ家賃1か月分、さらに火災保険料やカギ交換代として10,000~15000円程度かかるため、仮に家賃6万円の物件に住むと初期費用は約35万円です。

生活費2. 食費

食費の平均は40,977円(総務省「家計調査・家計収支編 ・地方別(2020年)」参照)です。

40,000円を超える金額になっているのは関東地方だけであり、たとえば大阪・京都など関西の主要都市を含む近畿地方でも37,045円九州沖縄地方だと35,342円と5,000円近く差が出ています。

東京は食料品や外食の値段が他の地域と比べても高いということが要因でしょう。また食費は男女によっても差があり、全国の34歳以下の平均は男性39,999円・女性29,457円です。

生活費3. 電気・ガス・水道代

固定費は電気代が5,594円、ガス代が3,115円、上下水道が2,200円です。

電気代は寒い地域ほど高くなる傾向にあり、たとえば北海道の電気代平均は6,463円ですが、それ以外の地域では大きな差は出ていません。これらの固定費は家庭ごとに差も大きくないので、東京の一人暮らしであればおおよそ平均額と同じぐらいになるでしょう。

もっとも後ほど紹介するように、電気・ガスに関しては安い会社と契約することで簡単に料金を下げられるので、安い会社を選ぶかどうかで料金に差が付くところです。

生活費4. 通信費

通信費は7,672円です。通信費のほとんどはインターネットの料金とスマホ代ですが、特に東京だから高いというものでもないので他の地域と比べても大体同じくらいの金額になっています。

通信費は男性・女性で違いがあり、全国の39歳以下の平均額では男性10,242円・女性6,512円と男性の方が女性より高くなる傾向にあるようです。

生活費5. その他

その他の支出としては、例えば理美容・日用品などを含む諸雑費が14,346円交通費が18,116円教養娯楽が17,989円です。

特に教養娯楽の費用が東京は他の地域と比べて高くなっており、最も少ない中国・四国地方の12,212円と比べて5,000円以上差が出ています。教養娯楽費には旅行代や宿泊費が含まれていて、これらの項目が他の地域と比べて東京はやや高くなっているようです。

【地域別】社会人の一人暮らしの生活費相場

東京の社会人の一人暮らしの生活費相場

社会人の一人暮らしの生活費について、地域ごとに支出項目別の平均額をまとめました。

スクロールできます
内訳神奈川札幌名古屋京都福岡
住居¥68,100¥41,715¥52,492¥54,605¥48,429
食料¥40,977¥35,840¥38,773¥37,045¥35,342
電気代¥5,594¥6,463¥5,956¥5,641¥5,554
ガス代¥3,115¥2,983¥2,789¥2,959¥3,210
他の光熱¥333¥2,999¥775¥296¥382
上下水道料¥2,200¥2,648¥2,049¥1,833¥2,198
被服及び履物¥5,549¥3,689¥4,912¥4,280¥4,293
交通・通信¥18,116¥19,750¥18,817¥15,291¥19,052
通信¥7,672¥7,158¥6,881¥7,035¥7,434
教養娯楽¥17,989¥13,319¥16,308¥14,300¥12,405

参照元:総務省「家計調査 家計収支編 単身世帯2020年」「住宅・土地統計調査(2018年)」

以上のデータを参考にして、神奈川・札幌・名古屋・京都・福岡それぞれの特徴や着目すべき点などを紹介していきます。

神奈川の費用相場

神奈川の家賃平均は68,100円で、京都・名古屋などの大都市と比較しても15,000円以上高い金額になっています(総務省「住宅・土地統計調査(2018年)」参照)。

家賃の相場は都心に近づくにつれて高くなるものなので、関東圏でも東京に近い神奈川であれば一人暮らしでもある程度住宅費が高額になることは避けられません。

ほかにも食費が他の地域より3,000~5,000円ほど高くなっていることも特徴的です。

札幌の費用相場

札幌で特徴的なのは光熱費の高さです。電気代が他の地域と比べて1,000円程度高いことに加え、他の光熱費の項目が2,500円近くかかっています。

北海道は寒さが厳しく、冬場にエアコンや石油ストーブなどの暖房器具を頻繁に使うので、光熱費がたくさんかかることが原因でしょう。

一方家賃については他の地域と比べてかなり安いのも注目するべきポイントです。今回の比較対象のなかで最も家賃が高い神奈川とは、27,000円ほどの差が出ています。

名古屋の費用相場

名古屋のある北陸・東海地方に関しては、データ上目立った特徴はありません。

もっとも東海地方のなかでも最大の都市である名古屋市は他の地域よりも家賃相場がやや高く、家賃は京都より少し安いくらいの金額になっています。

また名古屋は東海地方で一番の大都市であり、飲食店なども栄えているためか、食費が神奈川に次ぎ2番目に多くなっているのも特徴といえるでしょう。

京都の費用相場

京都のある近畿地方に関しては、データ上それほど目立った特徴的な点はありません。ただし関西のなかでも京都は特に人気エリアであり、平均家賃54,605円という神奈川の次に高い家賃になっています。

また京都は盆地であるため夏はとても暑く、エアコン冷房代が多くかかるというのも特徴。そのため電気代も平均よりやや高めになることが予想されます。

福岡の費用相場

福岡は全国的にみても大都市ですが、家賃相場は比較的安く、今回比較した中では北海道に次いで2番目に安い家賃になっています。

また食費についても大きな差は出ていませんが、他の地域と比較して安い金額です。福岡は比較的生活の便もよく、そのうえ生活費も安いという住むのにはよい都市であるといえるでしょう。

社会人の一人暮らしのおすすめ節約術!効率よく生活費を抑えよう

東京の社会人の一人暮らしにおすすめの節約方法

社会人の一人暮らしのおすすめ節約方法としては、以下のようなものがあります。

・家賃を抑える
・食費を抑える
・電力会社を乗り換える
・ガス会社を乗り換える
・ポイントを貯める

以上5つの節約術について、順番に解説します。

節約術1. 家賃を抑える

東京は都心か郊外かで家賃が大きく変わるため、家賃を抑えるためには少しでも安いエリアに住みましょう。たとえば23区のなかでも練馬区・足立区・葛飾区であれば、1Rのアパートで60,000円を切ります(全国宅地建物取引業協会連合会「賃料相場」)。

東京の家賃相場と比較して20,000円以上安いので、少し都心から離れるだけでも年間で24万円以上の節約効果があるのです。

また小田急線・京王線・西武新宿線など都心へ電車一本で行ける路線の沿線であれば、利便性を失わずに比較的家賃が安い場所に住めます。ほかには駅から徒歩15分以上の物件・1階の部屋・ユニットバスといったような、物件の条件次第でも家賃が相場より安くなるのです。

節約術2. 食費を抑える

食費は意識していないと思った以上にかかりますが、きちんと節約をすれば大きな効果があります。食費がかさむ原因は外食費が高くなることなので、できるだけ自炊をすることがとても大事です。

特に東京には全国的に有名な飲食店やスイーツなどがたくさんあるため、自分でセーブしないと際限なく食費が拡大する危険があります。外食を控えて自炊中心の生活にするだけでも大きな節約効果があるので、節約のためには自炊の習慣を意識的に取り入れてください。

節約術3. 電力会社を乗り換える

電気代を下げるのに最も簡単な方法は、電力会社を乗り換えることです。

電気の単価は電力会社ごとに決まっていますが、現在電力自由化により、各家庭が契約する電力会社を自由に選べるようになりました。そのため大手電力会社よりも単価が安い電力会社を選べば、電気代を削減することができるのです。

とはいえ安い電力会社はエリアごとにも異なるので、電力会社を乗り換えるにはまず東京で安い新電力会社がどこなのかを知らなければなりません。

そこで以下の記事では地域別の安い電力会社を紹介しているので、電気代を節約したい方はぜひこちらを参考にしてください。

契約容量/使用量CDエナジーダイレクト東京ガス
30A/120kwh¥4,419¥4,260
40A/150kwh¥5,763¥5,564
50A/250kwh¥9,599¥9,223
60A/400kwh¥15,306¥14,769

東京ガスの電気について詳しく知りたい方はこちら

節約術4. ガス会社を乗り換える

ガス代を下げる方法も電気代と同じく、安いガス会社に乗り換えることです。

ガスの場合は電気と違い、都市ガスかプロパンガス(LPガス)かが地域によって異なるので、まずはどちらのガスを利用しているのかを確認しましょう。そのうえで都市ガス・プロパンガスそれぞれについて、安いガス会社を探して切り替えをおこなってください。

とくにプロパンガスの場合は自由料金制ということもあり、会社ごとの料金差がかなり大きいのでしっかり契約する会社を吟味しなければなりません。

以下の記事ではおすすめの都市ガス会社・プロパンガス会社を地域別にそれぞれ紹介しているので、ガス代を節約したい方はぜひこちらを参考にしてください。

ちなみにプロパンガスに関しては、料金を公開していない会社がほとんどのため、基本的に比較サイトを活用して申し込むのがおすすめです。

【都市ガスのおすすめガス会社】

  • キャンペーン:有り
  • 電気とセット契約:有り
  • 事務手数料や解約違約金:無し
  • ライフスタイル:ガスの使用量20~70m3の家庭
  • 支払い方法:口座振替、クレジットカード
使用量CDエナジーガスエルピオ都市ガス
10m32,143円2,226円
30m34,808円4,735円
70m39,871円9,695円
150m319,835円19,682円

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【プロパンガスのおすすめ会社】

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項目エリア料金・返金保証キャンペーン問い合わせ
ガス屋の窓口一部エリア対象外あり紹介1名につき1万円
紹介・契約者双方
ガスチョイス全国なし最大3万円(現金)
WEB申し込み限定
エネピ全国なしAmazonギフト券5,000円

節約術5. ポイントを貯める

ポイント還元されるクレジットカードや電子マネーを利用することで、お得に買い物をしましょう。

多くのクレジットカードや電子マネーは「100円につき〇ポイント」といったような形式でポイントが貯まりますが、できるだけ還元率が高いものを選ぶことも重要です

東京都内では電子マネーの普及がかなり進んでおり、都心であれば多くのお店で電子マネーを使うことができます。さらにスーパーや量販店のポイントカードとクレジットカード・電子マネーを併用すればポイントが2重に貯まるので、うまく活用してお得にポイントを貯めてください。

まとめ

社会人の一人暮らしの費用相場を項目別・地域別に紹介し、生活費の節約術についても解説しました。

東京は全国的に家賃が高いエリアですが、同じ都内でも都心か郊外かで家賃相場が大きく異なります。生活費を抑えるためには、できる限り都心から離れた場所に住むとよいでしょう。

その他にも自炊で食費を節約したり、電力会社・ガス会社を乗り換えることで光熱費を削減するといった節約術も効果的です。東京の一人暮らしは生活費が高くなりがちですが、こちらで紹介した節約術を活用し、ぜひ東京でよい新社会人生活をスタートさせてください。

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