グリーナでんきは、グリーナ株式会社が運営する電力供給事業です。100%自然エネルギーの電力を使用しているプランがあることからエコな電力会社として有名なので、気になっている方もいるでしょう。
グリーナでんきへの切り替えを検討するさいには、料金表をチェックして電気代のシミュレーションもしっかりしておきましょう。
こちらの記事ではグリーナでんきの料金プランや大手電力会社との料金比較、そしてメリット・デメリットについて口コミ評判をふまえてまとめました。グリーナでんきの料金や口コミ・評判について知りたい方は、ぜひこちらを参考にしてください。
グリーナでんき(GREENa)とは?会社概要や特徴、解約金など
運営会社 | グリーナ株式会社 |
設立 | 2020年9月 |
住所 | 東京都新宿区西新宿1-23-7新宿ファーストウエスト14階 |
供給エリア電気 | 東北電力・東京電力・中部電力・関西電力・中国電力・九州電力エリア |
解約金/違約金 | なし |
支払い方法 | クレジットカード・口座振替 |
申し込み方法 | web:https://ne-greena.jp/kojin/entry/index.html |
問い合わせ | 電話:0120-33-7775 (平日9時~18時) 問い合わせフォーム:https://ne-greena.jp/greena/inquiry |
マイページ | https://ne-greena.jp/greena/login |
グリーナでんきはグリーナ株式会社が運営する電力供給事業です。再生可能エネルギー100%の電気を使用できるプランや、大手電力会社より安い料金で手軽にエコを実践できるプランが特徴。
上記の電話番号は問い合わせ用の番号なので、申し込みは基本的にwebフォームからおこないます。2021年9月現在、公式で実施されているキャンペーンはありません。解約金無料のため、試しに乗り換えてみてすぐに解約することもできます。
グリーナでんき(GREENa)の料金プラン|大手電力と比較して安い?
グリーナでんきの料金プランと、大手電力会社との料金比較を紹介します。こちらを参考にして、グリーナでんきの料金が安いのかどうかをチェックしましょう。
グリーナでんきの料金表|料金プランも紹介
料金プランは、以下の3種類から選ぶことができます。
・GREENaスタンダードプラン
・GREENa RE100プラン
・ナイト割りプラン
「GREENa スタンダードプラン」は自然エネルギー比率50%以上を目指すCO2排出係数ゼロのプランであり、「GREENa RE100プラン」は日本初の100%自然エネルギーのプラン。「ナイト割りプラン」はオール電化住宅向けのプランです。
グリーナでんきの料金表をエリアごとに紹介します。グリーナでんきは基本料金・重量料金ともに大手電力会社よりも料金が安いです。
契約容量/使用量
東北電力
グリーナでんき
基本料金:10Aあたり
330円
320.1円
従量:~120kwh
18.58円
18.58円
従量:121~300kwh
25.33円
24.57円
従量:301kwh~
29.28円
26.94円
契約容量/使用量
東京電力
グリーナでんき
基本料金:10Aあたり
286円
277.41円
従量:~120kwh
19.88円
19.88円
従量:121~300kwh
26.48円
25.16円
従量:301kwh~
30.57円
28.12円
契約容量/使用量
中部電力
グリーナでんき
基本料金:10Aあたり
286円
277.41円
従量:~120kwh
21.04円
21.04円
従量:121~300kwh
25.51円
24.77円
従量:301kwh~
28.46円
27.06円
契約容量/使用量
関西電力
グリーナでんき
最低料金
341.01円
333.72円
従量:15~120kwh
20.31円
20.13円
従量:121~300kwh
25.71円
25.34円
従量:301kwh~
28.70円
27.44円
契約容量/使用量
中国電力
グリーナでんき
最低料金
336.87円
317.14円
従量:15~120kwh
20.76円
20.76円
従量:121~300kwh
27.44円
26.1円
従量:301kwh~
29.56円
27.22円
契約容量/使用量
九州電力
グリーナでんき
基本料金:10Aあたり
297円
263.33~275円
従量:~120kwh
17.46円
17.46円
従量:121~300kwh
23.06円
22.6円
従量:301kwh~
26.06円
23.98円
グリーナでんきの料金|大手電力会社と比較して安い?
料金表をもとに一定の使用料ごとの料金を大手電力会社と比較すると、以下のとおりです。グリーナでんきはどの使用量でも大手電力会社より安いため、大手電力会社からの乗り換えで確実にお得になります。
契約容量/使用量
東北電力
グリーナでんき
30A/120kwh
3,219円
3,190円
40A/150kwh
4,309円
4,247円
50A/250kwh
7,172円
7,024円
60A/400kwh
11,697円
11,267円
契約容量/使用量
東京電力
グリーナでんき
30A/120kwh
3,243円
3,218円
40A/150kwh
4,323円
4,250円
50A/250kwh
7,255円
7,044円
60A/400kwh
11,921円
11,391円
契約容量/使用量
中部電力
グリーナでんき
30A/120kwh
3,382円
3,357円
40A/150kwh
4,434円
4,378円
50A/250kwh
7,271円
7,132円
60A/400kwh
11,678円
11,354円
使用量
関西電力
グリーナでんき
30A/120kwh
2,473円
2,447円
40A/150kwh
3,244円
3,208円
50A/250kwh
5,815円
5,742円
60A/400kwh
9,971円
9,753円
使用量
中国電力
グリーナでんき
30A/120kwh
2,516円
2,497円
40A/150kwh
3,339円
3,280円
50A/250kwh
6,083円
5,890円
60A/400kwh
10,411円
9,917円
契約容量/使用量
九州電力
グリーナでんき
30A/120kwh
2,986円
2,915円
40A/150kwh
3,975円
3,873円
50A/250kwh
6,578円
6,383円
60A/400kwh
10,634円
10,141円
グリーナでんきのメリット・デメリット|口コミや評判は?
グリーナでんきのメリット・デメリットを解説します。
乗り換えを検討するのであればメリット・デメリットをきちんとおさえたうえで、本当にお得になるのかどうかをよく検討してください。
グリーナでんき(GREENa)のメリット3つ|評判や口コミも紹介
グリーナでんきのメリットについて説明します。それぞれ関係する口コミ評判も紹介するので、評判などの声も参考にしましょう。
・100%自然エネルギーの電力供給|GREENa RE100
・手ごろな価格でエコが実践できる|GREENaスタンダード
・オール電化プランがある
メリット①100%自然エネルギーの電力供給|GREENa RE100
原発に反対の私にいま何が出来るかと考えたら、だいぶ前に電力が自由化され好きな電力会社を選べることを思い出しましたので、昨日ネットでCO2排出ゼロで100%自然エネルギーのグリーナでんきという会社に変えてみました。電気料金は以前とほぼ変わらないとのこと。原発への反対票ってことですね。
— canbadgeworld (@canbadgeworld) June 29, 2019
「GREENa RE100プラン」は、100%風力・太陽光・バイオマスなどの自然エネルギーで発電された電力を使用しています。グリーナでんきは、日本で初めて100%自然エネルギーの電力プランを実現したことでも有名で、口コミでも評判。
CO2を排出することもない環境にやさしい電力としての評判もよく、環境に負荷のかからないエコな電気を使いたい人にはおすすめです。
メリット②手ごろな価格でエコが実践できる|GREENaスタンダード
日本で電力自由化が実施された当初、私は電気料金と契約時のサービスを含めて最も割安と思われる会社と契約したが、しばらくして100%自然エネルギーによる電力プランを提供している「グリーナでんき」に切り替えた。以来、何の問題もなく電気を使っている。割高でもない。
— Shusei Nishi(Сюсей Ниси) (@ShuseiNishi) August 25, 2020
「GREENa スタンダード」は自然エネルギー比率50%を目指し、二酸化炭素の排出係数をゼロに抑えた電力を使用しています。自然エネルギーの電力プランは料金が高くなりがちですが、GREENa スタンダードは大手電力会社よりも安いのが特徴。
そのため料金も手ごろでなおかつエコも実践できる、評判のよいプランです。
メリット③オール電化プランがある
オール電気住宅は一般の家庭よりも電気使用量が多いぶん、夜間が割安になるオール電化プランを選ばないといけません。グリーナでんきにはオール電化プランである「ナイト割」があるため、オール電化住宅でも安心して利用できます。
ナイト割りでもGREENa RE100とスタンダードのどちらかを選べるのも、グリーナでんきならではといえるでしょう。
オール電化プランの料金表はこちらからチェックしてください。
グリーナでんき(GREENa)のデメリット3つ|評判や口コミを紹介
グリーナでんきはメリットがある反面、いくつかのデメリットもあります。関係する口コミや評判も参考にして、どのようなデメリットがあるのかも知っておきましょう。
・GREENa RE100は大手電力会社よりも割高
・他の新電力と比較して高い
・料金単価が変動する可能性がある
デメリット①GREENa RE100は大手電力会社よりも割高
100%自然エネルギーのGREENa RE100は、関東・関西など一部の地域では大手電力会社より割高の料金単価になっています。
再生可能エネルギーは発電コストが高いため、そのぶん電気代も高くなりがちです。もっとも大手電力会社と比較して従量料金が少し高い程度であり、そこまで大きな差があるわけではありません。
デメリット②他の新電力と比較して高い
グリーナでんきのスタンダードプランは大手電力会社より料金が安いのですが、新電力会社の中で最安というわけではありません。グリーナでんきの供給地域には、他にも選ぶことができる新電力会社がいくつかあります。
そのなかでグリーナでんきよりも安い新電力会社がいくつかあるので、他の新電力会社もチェックしておきましょう。電気代を最もお得にするには複数の新電力会社を比較し、料金をシミュレーションして一番安い新電力会社を選ぶことが大事です。
デメリット③料金単価が変動する可能性がある
市場連動型の場合、電力市場と連動して電気の価格が決定します。グリーナでんきのように再生可能エネルギー比率が高いと電気調達時コストも変動しやすいため、電気料金に影響する可能性もあります。
もっともグリーナでんきは市場連動型ではなではなく単価固定のプランであるため、基本的には電力市場の影響を直接的に受けることはありません。
グリーナでんきより安い!おすすめの新電力
グリーナでんきより安く、解約金も発生しないおすすめの電力会社を紹介していきます。
一人暮らし・ファミリー・店舗を運営している人など人によって電気の契約プランや使用量は大きく変わってきますので、ここではどのような方におすすめなのかについても解説していきますね。
また、おすすめの新電力会社はエリアによって異なりますので、東京電力エリア以外の方はこちらでおすすめを紹介しているのでぜひ参考にしてください。

おすすめ新電力1. エルピオでんき
おすすめポイント!
- とにかく電気代が安い!
- エルピオガス管内でガスを使っている人はセット割有り
- 24時間365日電気トラブル時に駆けつけサービス有り
- キャンペーン:セット割プランで最大20,000円キャッシュバック
- ガスとセット契約:有り(東京ガスエリアのみ)
- 事務手数料や解約違約金:無し
- ライフスタイル:全般
- 支払い方法:銀行口座振替、クレジットカード
使用量 | グリーナでんき | エルピオでんき |
30A/120kwh | 3,218円 | 3,394円 |
40A/150kwh | 4,250円 | 4,038円 |
50A/250kwh | 7,044円 | 6,598円 |
60A/400kwh | 11,391円 | 10,574円 |

おすすめ新電力2. あしたでんき
おすすめポイント!
- 基本料金0円なので、電気をあまり使わない一人暮らしの人におすすめ
- Looopでんきや楽天でんきよりも安い
- 電気の使用量をリアルタイムで確認できる
- キャンペーン:なし
- ガスとセット契約:なし
- 事務手数料や解約違約金:無し
- ライフスタイル:一人暮らし、契約容量が大きい人
- 支払い方法:クレジットカード
使用量 | グリーナでんき | あしたでんき |
30A/120kwh | 3,218円 | 3,120円 |
40A/150kwh | 4,250円 | 3,900円 |
50A/250kwh | 7,044円 | 6,500円 |
60A/400kwh | 11,391円 | 10,400円 |

おすすめ新電力3. シンエナジー
おすすめポイント!
- 料金プランが豊富
- JALマイルが貯められる
- 環境負荷の低い再生可能エネルギーを利用
- キャンペーン:無し
- ガスとセット契約:無し
- 事務手数料や解約違約金:無し
- ライフスタイル:全般
- 支払い方法:銀行口座振替、クレジットカード
契約容量/使用量 | グリーナでんき | シンエナジー きほんプラン |
シンエナジー シンぷるプラン |
30A/120kwh | 3,218円 | 3,128円 | 3,156円 |
40A/150kwh | 4,250円 | 4,128円 | 3,945円 |
50A/250kwh | 7,044円 | 6,862円 | 6,575円 |
60A/400kwh | 11,391円 | 11,128円 | 10,520円 |

都市ガス・プロパンガス(LPガス)も合わせて安くしたい方
電気と合わせて、都市ガスも合わせて安くしたい方へエリア別におすすめの新ガス会社を紹介しているのでぜひチェックしてみてください。プロパンガス(LPガス)使用中の方はこちらでぴったりのガス会社を見つけてください。
・プロパンガス比較サイトのメリットやデメリット|おすすめの比較サイトも紹介!
東京ガスエリアでおすすめの都市ガス会社
東京ガスエリアの方は、レモンガス・エルピオ都市ガスが特に安い料金プランを提供しています。
使用量 | 東京ガス | レモンガス | エルピオ都市ガス |
10m3 | 2,212円 | 2,139円 | 2,226円 |
30m3 | 4,970円 | 4,759円 | 4,735円 |
70m3 | 10,188円 | 9,716円 | 9,695円 |
150m3 | 20,471円 | 19,484円 | 19,682円 |
表を見比べると大きな差はありませんが、全体を通してレモンガス・エルピオガスの料金の方が安くなっているのがわかります。
1位 | エルピオ都市ガス | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら |
2位 | レモンガス | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら |
東邦ガスエリアでおすすめの都市ガス会社
東邦ガスエリアの方は、エルピオ都市ガス・まじめなガス・カテエネガスが特に安い料金プランを提供しています。
使用量 | 東邦ガス | エルピオ都市ガス | まじめなガス | カテエネガス |
10m3 | 2,864円 | 2,694円 | 2,720円 | 2,804円 |
30m3 | 6,659円 | 6,265円 | 6,326円 | 6,305円 |
70m3 | 13,323円 | 12,505円 | 12,749円 | 12,423円 |
150m3 | 26,332円 | 24,755円 | 26,332円 | 24,248円 |
1位 | エルピオ都市ガス | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら |
2位 | まじめなガス | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら |
3位 | カテエネガス | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら |
大阪ガスエリアでおすすめの都市ガス会社
大阪ガスエリアの方は、関電ガス・J:COMガスが特に安い料金プランを提供しています。
使用量 | 大阪ガス | 関電ガス | J:COMガス |
10m3 | 2,864円 | 2,346円 | 2,353円 |
30m3 | 5,700円 | 4,959円 | 5,323円 |
70m3 | 11,372円 | 9,883円 | 10,492円 |
150m3 | 22,281円 | 19,519円 | 20,395円 |
1位 | 関電ガス | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら |
2位 | J:COMガス | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら |
ぴったりの新電力を見つけて電気代を安くしよう!
グリーナでんきはエコな電力を使用したい人にはおすすめの電力会社であり、評判も悪くありません。スタンダートプランは大手電力会社より料金が安いため、大手電力会社からの乗り換えで電気代を安くすることができます。
ただし自然エネルギー100%のGREENa RE100プランは大手電力会社より割高になる場合もあるので、この点は注意しましょう。
グリーナでんきへ乗り換える前に、他の新電力会社とも料金を比較しておくのがおすすめです。こちらで紹介した新電力会社などをチェックして、きちんと料金シミュレ―ションしたうえで乗り換えを決めてください。
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