こたつの電気代が安い?他の暖房器具と比較、節約方法について解説

こたつの電気代

冬になるとこたつを使用する家庭も多いと思いますが、こたつの電気代が高いのか安いのかは気になるところです。

また、こたつはつけっぱなしにしておいた方が節電になるといわれることがありますが、実際どうなのでしょうか。

こちらの記事ではこたつの1時間当たりの電気料金から1ヶ月の電気代を計算し、こたつのメリット・デメリットや他の暖房機器との比較、節約方法などについて解説します。

こたつの電気代は高いのか安いのか知りたい人、つけっぱなしにすると節電になるのか知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

目次

こたつの電気代はいくら?計算方法や1ヵ月の電気代を紹介

こたつの電気代はいくら?|計算方法や1ヵ月の電気代を紹介

こたつの電気料金の計算方法を解説します。

平均的な消費電力や使用時間から具体的な1ヵ月の電気代をシミュレーションしてみましょう。ただし電気代は使用環境や製品によっても異なるので、こちらはひとつの目安と考えてください。

電気代の計算方法

電気代の計算方法

こたつの電気料金を計算するときは、以下の計算式を用います。

消費電力量(kWh)× 単価(円/kWh)× 使用時間

これは電気代を計算するための基本的な計算式なので、こたつに限らず電気代を計算するときはいつもこの計算式を使います。計算式の内容に関してですが、消費電力は使用する機器によってそれぞれ決まっているもので、また電気の単価は電力会社ごとに設定されています。

そして電気の使用時間が増えればそのぶん電気代も高くなるので、最後に使用時間をかけると電気代を算出することができるのです。

こたつの平均的な消費電力は?

こたつの平均的な消費電力は?

こたつの消費電力は使用するメーカーやサイズによって異なりますが、一般的に300~600W程度です。

もっとも表記上このような消費電力になっているものの、これは立ち上げ時の消費電力であり、実際の使用時は平均的に100~200W程度しか消費しません。

そのため一人暮らしの場合には消費電力100W程度で、ファミリー層なら200W程度くらいをイメージしておくとよいでしょう。

こたつの1ヶ月の電気代:つけっぱなしにした時の電気代も紹介!

こたつの1ヶ月の電気代|つけっぱなしにした時の電気代も紹介!

上記の計算式を用いて、こたつの1ヶ月の電気代を計算してみます。

消費電力は200Wとし、電気の単価は電力会社ごとに異なるため目安単価である27円/kWhを用いて1時間あたりの電気代を計算します。

1時間あたりの電気代:200(W)÷1,000× 27(円/kWh)=5.4円
※消費電力はWからkWに直して計算するため、記載された電力消費量を1,000で割って計算しています。

こちらがこたつを1時間使用したときの電気代です。

さらに使用時間を一日8時間程度と仮定して、1ヵ月(31日間)の電気代を計算してみましょう。

1ヶ月あたりの電気代:5.4×248=1,339.2円

ちなみにエアコンは頻繁に付けたり消したりするとかえって電気代がかかるといわれますが、これはエアコンの場合室温を設定温度まで上げるときに最も電力を消費するからです。

この点こたつの場合は温度が上げるまでの時間がエアコンよりも短く、立ち上げ時でもそこまで多くの電気を消費しません。そのためこたつはつけっぱなしにするより、使用するときだけつける方が電気代を抑えることができます

他の暖房器具と比較してこたつの電気代は安い!

他の暖房器具と比較してこたつの電気代は安い!

こたつの1ヵ月あたりの電気代を、他の暖房器具と比較したのが下記の表です。

スクロールできます
こたつエアコンホットカーペット
2畳用
ファンヒーター床暖房
電気ヒーター式
1時間当たりの電気代5.4円13.5円5.67~8.64円27円25.92円
1ヵ月の電気代1,339円3,280円1,406~2,142円6,696円6,428円

こたつの電気代は他の暖房器具と比べて安いということがわかります。同じような使い方をするホットカーペットと比べても、こたつの方がコスパに優れているということです。

また床暖房は広範囲で足元から体を暖めることができる効果が高い暖房器具ではありますが、その分電気代も高いということがわかるでしょう。このようにこたつは暖房器具のなかでも特にコスパがよく、節電に向いた暖房器具なのです。

こたつのメリットやデメリット

こたつのメリットやデメリット

こたつのメリット・デメリットをまとめると、以下のとおりです。

メリットデメリット
・電気代が安い
・すぐに温まる
・部屋全体が暖まらない
・スペースをとる
・使用できる場所が限られる

先ほど説明したとおり、こたつは他の暖房機器と比較しても電気代が安いため節電には向いていますしかも温まるまでの時間も短いので、すぐに暖を取りたいときには効果を発揮するでしょう。

一方デメリットとしては、こたつが暖められるのはこたつのなかだけなので、部屋全体を暖めるためにはエアコンと併用することになります。

このように他の暖房機器と併用すると電気代がかさむことがあるので、この点は注意しましょう。また暖房機器のなかでは一番場所をとるため、広い部屋でないと使いにくいというのもデメリットです。

こたつの電気代の節約方法6選

こたつの電気代の節約方法6選

こたつを節約するためには、以下のような方法があります。

・こたつの下に敷布団や断熱シートを敷く
・大きめの上掛け布団を使用する
・設定温度はできるだけ「弱」にしておく
・他の暖房機器と併用する
・できるだけつけたり消したりしない
・古いこたつを買い替える

以上6つの節約方法について、順番に解説します。

節約方法1. こたつの下に敷布団や断熱シートを敷く

こたつを使用する際は床に座りますが、床からの冷気が伝わるとこたつの暖かさは半減してしまいます。そのためこたつの下に敷布団や断熱シートを敷いて冷気を遮断し、こたつを効率よく使うと節電効果があるのです。

断熱シートはホットカーペットの下に敷いて使用し、床から発生する冷気を遮断できるシート。こたつを使用する際は、基本的に敷布団や断熱シートを使うようにしましょう。

節約方法2. 大きめの上掛け布団を使用する

こたつには上掛け布団が掛けられていますが、この上掛け布団は少し大きめの物を使用するよう意識しましょう。上掛け布団が小さすぎると隙間ができてしまい、こたつのなかの熱が逃げてしまって暖房効果は半減してしまいます。

また布団の厚みにも注意が必要で、あまり薄い上掛け布団を使用していると保温効果が下がります。

こたつのなかをしっかり温めるためには、どのような上掛け布団を使うのかということがとても重要なのです。毛布などを併用することで、保温性を高めることもできるでしょう。

節約方法3. 設定温度はできるだけ「弱」にしておく

こたつの設定温度が高いほど消費電力は増えるため、設定温度はできるだけ「弱」にして使用しましょう。こたつはエアコンなどと違い、スイッチをいれてから暖まるまでの時間が短いので、設定温度をあげなくてもすぐに暖まります。

これは暖める範囲がエアコンが部屋全体であるのに対し、こたつはこたつのなかだけだからです。室温自体が適温であれば設定温度を高くする必要はないので、基本的には「弱」モードで使用するように意識してください。

節約方法4. 他の暖房機器と併用する

ホットカーペットでは部屋全体を暖めることができないため、寒い時期はエアコンなどと併用する場合が多いと思います。そのためこたつを使って節電するためには、他の暖房機器といかに併用するかがポイントです。

こたつはエアコンでは暖めるのが難しい足元を直接暖められるため、こたつを使うことでエアコンの設定温度を下げても寒くなくなります。電気代もこたつのほうがエアコンより安いので、上手く併用すれば節電効果が得られるのです。

節約方法5. できるだけつけたり消したりしない

こたつは立ち上げ時にもっとも電気を消費するため、頻繁につけたり消したりすると無駄に電気を消費してしまいます。そのため一度スイッチを入れたら、できるだけ何度もつけたり消したりしないようにしましょう。

ただしエアコンと違ってこたつは暖める範囲がそこまで広くないため、エアコンほど立ち上げ時の消費電力は高くありません。つけっぱなしにしておくとかえって電気代が高くなるので、使い終わったらスイッチを切るようにしてください。

節約方法6. 古いこたつを買い替える

こたつは故障することも少なく比較的長い期間使用できるため、何年も買い替えていないという家庭も多いでしょう。しかし古いこたつを買い替えることも節電対策になるのです。

たとえば昔の機種だとサーモスタット機能などが付いていないことがあります。サーモスタット機能とは、一定の温度以上になると自動でスイッチが切れるという機能。

また最近のこたつはフラットヒーターといって、テーブル部分とヒーターが一体となった消費電力が少ないタイプのこたつもあります。これらの機能が付いているこたつに買い替えることで効率的に電気消費をおさえ、節電することができるのです。

さらに電気代を安くしたい方は新電力への切り替えがおすすめ!

さらに電気代を安くしたい方は新電力への切り替えがおすすめ!

ここまでこたつの消費電力を減らすことで電気代を節約する方法について説明してきましたが、節電のためには電気料金の単価を下げるという方法もあります。

つまりもともとの電気代が安い電力会社を選べば、節電に繋がるのです。そこで新電力会社の中でも特に料金が安く評判のよい会社を3社紹介するので、電気代を節約したい人はぜひこちらも参考にしてください。

また、おすすめの新電力会社はエリアによって異なります。

以下、地域ごとのおすすめ電気を紹介していますので、参考にしてください。

北海道のおすすめ電力会社

東北のおすすめ電力会社

関東のおすすめ電力会社

中部のおすすめ電力会社

関西のおすすめ電力会社

中国地方のおすすめ電力会社

四国のおすすめ電力会社

九州のおすすめ電力会社

沖縄のおすすめ電力会社

まとめ

こたつはホットカーペットや床暖房よりも電気代が安く、コスパに優れた暖房器具です。ただしエアコンと併用して使いすぎると電気代がかさんでしまうので、使いすぎには注意してください。

またこたつはつけっぱなしにしても節電効果がないため、使用するときだけつけるようにしましょう。あとはこちらで紹介した節電方法を実践すれば、コスパ良く快適にこたつを使うことができます。

最近ではニトリのような家具店で一人用のこたつも出ているので、新しく購入する際は部屋の大きさに合ったものを選ぶようにしてください。

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