蜂の種類と見分け方!種類別に蜂の巣の大きさや特徴も解説

蜂の種類と見分け方

日本にいる蜂って種類どのくらい?

蜂の巣の大きさはどのくらい?

刺された場合は死に至ることもあるという、何かと危険なイメージが強い蜂。

もっとも、その攻撃性や毒の強さは種類によって大きく異なるため、きちんと見分けることで危険を回避することもできるのです。

そこでこちらの記事では、人を刺す危険なスズメバチ・アシナガバチ・ミツバチの3種類を取り上げ、種類ごと特徴や危険性、種類の見分け方に、巣の場所や形状による見分け方なども紹介していきます。

これらのことを知っておけば、蜂に遭遇したときでもきちんと種類を見分け、刺す蜂なのか、刺さない蜂なのかを判断することができます。

ぜひこちらの記事を参考にして、蜂の種類を見分け方を学びましょう。

人を刺す3種類の蜂。見分け方や特徴

人を刺す3種類の蜂|見分け方や特徴

スズメバチ

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スズメバチの種類体長特徴&見分け方
オオスズメバチ27〜40mm単眼の周囲が赤褐色、頭楯の数が3つ
コガタスズメバチ20〜30mm単眼の周囲が赤褐色、頭楯の数が2つ
キイロスズメバチ18〜30mm単眼の周囲が黒色、小楯板が黄色
モンスズメバチ21〜28mm単眼の周囲が黒色、小楯板が黒色、腹部の縞模様が波打ってる
チャイロスズメバチ17〜24mm頭と胸は茶色、腹部が黒色
ヒメスズメバチ25〜33mm腹部が途中まで黄色い縞模様で、先端だけ黒色

アシナガバチ

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アシナガバチの種類体長特徴&見分け方
キアシナガバチ20〜25mm羽の付けのとその後ろに2本の黄色い縦ライン
セグロアシナガバチ20〜25mm羽の付けにのみ2本の黄色い縦ライン
フタモンアシナガバチ15〜18mm羽の付けのとその後ろに2本の黄色い縦ライン、腹に黄色い2つの点
コアシナガバチ10〜17mm羽の後ろにのみ2本の黄色い縦ライン、茶・黃・黒の縞模様

ミツバチ

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ミツバチの種類体長特徴&見分け方
ニホンミツババチ20mm前後腹部の縞模様がはっきりしてる
イヨウミツバチ20mm前後ニホンミツバチより少し大きく、縞模様がグラデーションがかり、黄色の部分がやや多い

種類別の蜂の特徴!それぞれの巣の特徴についても紹介

【種類別】の蜂の特徴|それぞれの巣の特徴についても紹介

3種類の蜂は、攻撃性や毒性などが、種類ごとに大きく異なります。

そして、それぞれ見た目の違いや巣の特徴による見分け方があるので、きちんとチェックすれば大体見分けることができます。これらの大事な点を抑えて、蜂に刺される危険を回避しましょう。

スズメバチの見分け方や巣の特徴

スズメバチは攻撃性が高いうえに毒性も強く、蜂の中でも特に危険性が高い種類です。

そして、人を刺す危険なスズメバチだけでも10種類近くいて、それぞれ攻撃性の高さや毒の強さ、巣作りの特性なども異なります。

このように、蜂の中でも特に危険なスズメバチを見分けられるよう、他の種類との見分け方のポイントや、巣の特徴などを紹介します。

スズメバチの特徴や見分け方

大きさは多くの種類で2cmを超え、中でもオオスズメバチの大きさは最大4cm近くにもなります。他の蜂と比べて危険性の高いスズメバチですが、その中でも特に危険な種類はオオスズメバチです。

オオスズメバチは蜂の中でも毒性・攻撃性が非常に高く、刺された人が死に至ることもあります。

他にも日本に生息する蜂で、人を刺す件数が最も多いキイロスズメバチも、毒性・攻撃性がオオスズメバチに匹敵するため、とても危険な蜂です。

スズメバチはアシナガバチとよく似た形をしていますが、見分け方としては、足の色が黒いのがスズメバチで、黄色いのがアシナガバチという見分け方をします。

スズメバチの巣の特徴や見分け方

スズメバチは4月頃から巣作りを始め、7〜8月頃に巣の大きさが最も大きくなります。種類ごとの巣の見分け方ですが、まず巣を作る場所が種類によって異なるので、この点に着目した見分け方があります。

例えば、土の中に巣を作るのは、自ら土を掘ることができるオオスズメバチだけです。

他にはキイロスズメバチ・モンスズメバチなどの種類は、床下・屋根裏・壁の隙間など、暗くて閉鎖的な空間に巣を作ります。

また、開放的な空間に巣を作るのは、キイロスズメバチ・コガタスズメバチなどの種類で、軒下・木の枝など、外からでも見える場所に巣を作ります。

巣の見分け方としては、特徴的な形をした巣もあるため、これによって見分けることもできます。例えば、コガタスズメバチの巣はトックリを逆さまにしたような形で、薄い色をしたマーブル模様をしています。

また、モンスズメバチの巣の場合、底が開いた鐘状になっているという特徴があります。

アシナガバチの見分け方や巣の特徴

アシナガバチは比較的おとなしい種類なので、スズメバチに比べれば危険性は低いです。

しかし、巣を刺激したり大きな音を出すと攻撃的になることがあり、中には毒性が強い種類もいるので油断はできません。見た目や巣が他の種類と比べて特徴的で、見分け方は比較的簡単です。

特徴をおさえて見分け方を学び、適切な対処をしましょう。

アシナガバチの特徴や見分け方

アシナガバチは、その名の通りで後ろ足が長いという特徴を持った種類の蜂です。体長10〜25cm程度で、ミツバチとスズメバチの中間くらいの大きさです。

細い体の形状がスズメバチによく似ていますが、後ろ足が長くスズメバチよりもゆっくりとした飛び方をする特徴があります。

また、スズメバチの足の色が黒いのに対して、アシナガバチは黄色いので、この点をに着目するのも見分け方のポイントです。

アシナガバチは比較的おとなしいですが、香水などの匂いに反応して襲ってくることもあるので、匂いには注意しましょう。

アシナガバチの巣の特徴や見分け方

アシナガバチの巣の特徴や見分け方

巣作りの時期についてはスズメバチとだいたい同じで、4月頃に始まり7月頃にピークを迎えます。

アシナガバチの巣は10〜15cm程度、半円状で白っぽく無数の穴が空いており、幼虫まで外から見えるほど巣の中がむき出しになっています。

また、お椀をひっくり返したような特徴的な形をしているため、他の種類の蜂の巣と見分け方は簡単です。

アシナガバチは、民家周辺に巣を作ることも多く、開放的なベランダや軒下だけでなく、室外機の裏側や床下など、閉鎖的な空間にも巣を作ります。

ミツバチの見分け方や巣の特徴

ミツバチは基本的には人を刺さないため、スズメバチやアシナガバチに比べれば危険性は低いです。

ただし、他の種類と違って冬に攻撃的になるという特徴を持ち、刺激を受けると刺されることもあるので注意しましょう。

また、一匹が人を刺すと他のミツバチも次々と刺してくるというやっかいな習性もあるため、きちんとミツバチの特徴を学んび、適切に対処をする必要があります。

ミツバチの特徴や見分け方

他の蜂との見分け方としては、全長2cm程と比較的小さく、全身に毛が生えているというところです。

色は全体的に黒っぽく、細い黄色の線が横に入っており、体の形がスズメバチやアシナガバチと違って丸っこいため、見分けは付きやすいです。

基本的に温厚で人を刺さないミツバチですが、他の種類と違って冬越しをする寒い時期、攻撃性が高くなっているので注意しましょう。

ミツバチが人の体を刺さすと、毒の入った袋ごと針を体に残し、刺された後も毒を注入し続けます。

さらに、毒にフェロモンが含まれているため、一度刺されると他のミツバチも呼び寄せ次々に刺されることもあり、場合によっては死に至るほどの危険があるのです。

ミツバチの巣の特徴や見分け方

ミツバチの巣の特徴や見分け方

ミツバチの巣は、平らな板のような形をしているため「巣板」と呼ばれており、巣板は下に向かって垂れるように作られます。

このような巣板を何枚も作ることで巣を大きくしていきますが、大きさは最大1m程にもなり、大きくなるにつれて蜜が集まり、白色からオレンジ色へと変化していきます。

他の蜂の巣との見分け方としては、このような巣板に着目すれば良いでしょう。

巣が作られる場所は、穴、屋根裏、床下など、閉鎖的な狭い空間に作られやすく、場合によっては、室外機や換気フードの内部にまで巣を作ってしまいます。

ミツバチは冬の間でも活動でき、一年中巣があるというのも特徴的です。

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