清潔で快適な空気に欠かせない換気扇。換気扇掃除は面倒くさくて難しそうですよね。
この記事では換気扇掃除をするメリットを5つご紹介します。換気扇を掃除することにより、清潔さだけではなく電気代などのコストも抑えられます。
換気扇を掃除しようかお悩みの方、ぜひご参照ください。
換気扇掃除をあまり意識したことのない方にも、換気扇が汚れる3つの原因やエリアごとの掃除の頻度、換気扇掃除の際の注意点などイチオシの情報を解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
換気扇が汚れる原因。なんで汚れが溜まってしまう?
換気扇が汚れてしまう原因は主に以下の3つです。
汚れの原因 | 詳細 |
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油 | 換気扇の主な汚れの原因は油です。料理の時に使用する油は気化して蒸気と共に換気扇に吸い込まれていきます。その気化した油が換気扇に付着し、周囲の空気で冷えて固まることで汚れになります。 |
タバコ | たばこを吸われる方であれば、たばこの煙に含まれるヤニが換気扇に吸い込まれ、付着します。ヤニは油と同じく粘着性があるのでファンやフィルターに付着するとなかなか取れない汚れになってしまいます。 |
ホコリ | ホコリは空気中を舞っています。前述した油やたばこのヤニと混ざりあって付着することで非常に頑固な汚れとなります。 |
換気扇掃除をするメリット5つ
換気扇掃除を定期的に行うことで、臭いや害虫を防ぐという清潔な生活環境だけではなく、電気代などのコスト面でも大きなメリットがあります。今回は特に注目できる5つのメリットをご紹介します。
メリット1. 正常に換気され、空気の入れ替えができる
換気扇掃除を行うと室内の汚れた空気をきちんと排気し、新鮮な空気を取り込めるので空気の入れ変えを行うことができます。
きちんと換気できないと汚れた空気を吸い続けることになってしまい、人体に良くない影響を与えてしまいます。体質によってはアレルギーのような症状が起きてしまうこともありますので、換気はとても重要です。
メリット2. 換気扇から出る臭いを防げる
換気扇の汚れを掃除することで換気扇そのものから生じる臭いを防ぐことができます。掃除をしていないと換気扇のファンに油やたばこの臭いが付着したままとなってしまいます。
さらにファンに付着した湿ったホコリからカビが発生しカビの臭いがしてしまうことがあります。汚れたファンが回るとその臭いをばらまいているようなものです。
本来異臭を排気する換気扇そのものから臭いが発生していたら換気扇の意味がないですよね。
メリット3. 電気代が安くなる
換気扇掃除を定期的に行うと電気代が安くなります。前述したように掃除をすると効率よく換気されるので、必然的に電気代を抑えることができます。
また、換気扇に油やホコリなどがたまると、換気扇の動きを妨げてしまうことがあり、電力を多く消費してしまうので、電気代がかさむことになってしまいます。
メリット4. ゴキブリなどの害虫発生を防げる
換気扇は屋外につながっているので、ゴキブリなどの害虫の侵入経路となってしまいます。さらに料理の時などに換気扇に付着して蓄積された臭いがゴキブリを引き寄せてしまいます。
また、ゴキブリは換気扇に付着しやすい油分が大好物です。ゴキブリなどの害虫が引き寄せられる臭いやエサとなる油分をしっかり掃除しておくことで、害虫発生を防ぐことができます。
メリット5. 換気扇が故障しにくくなり、長持ちする
換気扇を定期的に掃除しておくことで、換気扇の動きを良い状態に保てるので、故障を防ぐことができます。ファンにホコリや油汚れが溜まると、モーター部分に負荷をかけることになります。
さらに内部まで汚れが溜まると換気扇が回らなくなってしまうこともあります。定期的に掃除しておくと、換気扇の動きを良い状態に保つことができ、トラブルを防げます。
自分で換気扇掃除をする頻度は?エリアごとに紹介
たくさんのメリットがある換気扇掃除を自分でできたらいいですよね。では、どのくらいの頻度で行うと良いのでしょうか。換気扇の使用頻度やエリアによって異なります。
今回はエリアごとの掃除の頻度をご紹介します。業種や業態、使用目的によっても頻度は異なってきますので目安の一つとして参考にしてください。
キッチン(シロッコファンの場合)の換気扇掃除の頻度
シロッコファンの掃除頻度は3ヶ月に1回程度がおすすめです。キッチンは使用頻度も高く、油汚れが付着しやすいのでこまめな清掃が必要です。定期的に行っていないと汚れが固着し、掃除が大変になってしまいます。
しかし、シロッコファンは設備に近いものですので、分解清掃が大変です。ファンも金物ですので、手を怪我する危険もあります。不安な方は業者にお願いするのも良いかもしれません。
分解清掃が大変な分、外側のレンジフードの清掃頻度を上げるなどして清潔さを保つようにしたいですね。
キッチン(プロペラファンの場合)の換気扇掃除の頻度
プロペラファンも3ヶ月に1回程度の掃除がおすすめです。やはりキッチンは汚れやすいのでこまめな清掃を心がけたいです。プロペラファンはシロッコファンとは異なり、比較的掃除しやすい構造となっています。
そのため、シロッコファンより短い頻度で掃除することができ、清潔な状態を保ちながら1回1回の掃除をより効率的なものにすることができますね。
また揚げ物料理をよくされるなど、より汚れやすい場合は汚れの度合いに応じて掃除するようにしましょう。
トイレの換気扇掃除の頻度
トイレの換気扇は1年に1回くらいの頻度の掃除でかまいません。トイレの換気扇の主な汚れはホコリなので、ホコリが溜まったら掃除してあげましょう。何年もホコリを放置しておくと次の掃除が大変になります。
さらに、換気扇の吸い込みが悪くなったりしてトイレに臭いや湿気がこもってしまいます。
時々トイレットペーパーなどでカバーのホコリを取って、大掃除の時に換気扇の中を掃除すると簡単に清潔な状態を保てるのでおすすめです。
浴室の換気扇掃除の頻度
お風呂の換気扇の清掃は3ヶ月に1回が理想的です。
お風呂の換気扇は見た目は汚れていないように見えますが、黒いカビが発生した場合、お風呂場にカビの胞子が舞っています。それを換気扇が吸い込んでいることになりますので、フィルターやファンにカビの胞子が付着し、胞子をまき散らしながら回っているかもしれません。
また、お風呂で洗濯物を乾かすと、衣類のホコリが換気扇のフィルターに溜まってしまうことになります。お風呂の使い方や状態によっては1年に何度も掃除した方が良いですね。
換気扇掃除のポイント!注意点も解説
換気扇掃除に限ったことではありませんが、こまめに掃除することで1回1回の掃除の負担を減らすことができます。
気が付いたときに外側のフィルターのホコリや油分を拭き取ってあげると、分解してファンを掃除するのがラクになります。使用頻度や汚れ具合を意識しながら掃除しましょう。
また、軍手や手袋などを着用し、作業中は換気扇が作動しないよう注意を払いましょう。ファンによる手の怪我を避けるために、安全を重視して作業に取り組む必要もあります。
換気扇は高い位置にあり、作業しにくい場合が多いので、怪我をしないよう細心の注意を払いましょう。安全にこまめに掃除し、いつでも清潔な換気扇を保ちましょう。
定期的に清掃業者に依頼するのもおすすめ
自分で換気扇掃除をする方は、先述した注意点やポイントを押さえて清掃に取り掛かるようにしましょう。以下でさらに詳しく解説もしていますので、ぜひ参考にしてください。
また、専門業者に依頼するのもおすすめ。定期的に依頼するのもいいですし、3~6ヶ月に一回など汚れ具合に合わせてお願いするのがいいでしょう。
家庭用の換気扇はもちろん、飲食店などの店舗に対応している清掃業者を以下で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。