窓のカビ掃除・効果的な取り方!予防対策やガラスやサッシ、木枠ごとの掃除方法など紹介

窓のカビ掃除・効果的な取り方|予防対策やガラスやサッシ、木枠ごとの掃除方法など紹介

窓は条件がそろえばすぐにカビが繁殖してしまいます。カビの養分となる結露が発生しやすくホコリも溜まりやすいため、定期的な掃除必要不可欠です。

一度ゴムパッキンなどに生えたカビは落としにくいため、掃除に悩む方も多いでしょう。できれば効率的な取り方を知りたいという方は多いのではないでしょうか?

本記事では、厄介な窓のカビ掃除の方法やカビの原因となる結露の予防法を紹介しますのでぜひ参考にしてください。

目次

窓カビの掃除方法!効果的な取り方・落とし方

窓カビの掃除方法|効果的な取り方・落とし方

お風呂などと比べると意外と放置されがちなのが窓のカビです。放置し続ければ本来綺麗なはずのガラスが点々と黒ずみ、サッシやゴムパッキンが真っ黒!なんてことになってしまいます。おしゃれな出窓もカビで汚れていたら、悲しくなりますよね。

窓の黒カビは厄介ですが、効果的な取り方や落とし方にはどんな方法があるのでしょうか?気になる窓のカビの掃除方法についてご紹介いたします。

窓ガラスのカビ掃除方法

窓ガラスのカビ掃除方法

窓ガラスに繁殖した黒カビは、中性洗剤を使った落とし方が効果的です。窓は結露や外気に触れるため汚れやすく、特に対策せず放置しておくと、短期間で黒カビが増殖してしまいます。窓ガラスが汚いと、カーテンも汚れやすくなるため注意が必要です。

比較的落としやすい窓ガラスは、水で薄めた中性洗剤を雑巾に含ませて絞り拭き取るだけでOK。表面だけに生えたカビなら、あっという間に綺麗にすることができます。

窓ガラスのタイプにもよりますが、頑固で落としにくいカビ汚れはカビ取り剤やセスキ炭酸ソーダを使った落とし方を実践してみましょう。窓掃除は意外と窓付近の床が汚れるため、雑巾やカビ取り剤、ブラシ以外にレジャーシートや水滴を集めるスクイージーなどがあると便利です。結露がついた状態では、カビに有効なカビ取り剤の効果も薄くなるため必ずホコリなどを取り除き乾燥させた状態で行いましょう。

サッシのカビ掃除方法

サッシのカビ掃除方法

窓サッシのカビは、窓ガラスと同じ取り方ではカビを取り切れないことも少なくないため、重曹やセスキ炭酸ソーダ、キッチンペーパーを使うことがおすすめです。

キッチンペーパーにカビハイターやセスキ炭酸ソーダなどを染み込ませ、サッシのカビの部分に乗せて5分ほどパックします。5分経過したら、キッチンペーパーで綺麗に拭き取れば簡単にカビを落とすことができるでしょう。さらに上からラップでパックすると液だれも防止することができます。1度で汚れが落ちない時は、繰り返すことが大切です。

窓サッシは結露の水滴だけでなくホコリも溜まりやすいためカビが生えやすく、またガラスよりもずっと落としづらい場所になります。窓の溝にもカビが生えやすいため、放置すれば真っ黒になるだけでなくコケが生え、臭いと感じることも少なくありません。

ゴムパッキンのカビ掃除方法

ゴムパッキンのカビ掃除方法

ゴムパッキンに繁殖したカビの取り方で効果的なのは、塩素系の洗剤を用いる方法です。塩素系漂白剤は、カビキラーやカビハイターなどがありますが、窓のゴムパッキンは幅が狭いためジェルタイプがおすすめです。塩素系のカビ取り剤を使う際は、必ずゴム手袋とマスクをつけましょう。

汚れが軽度なら、薄めた中性洗剤やセスキ炭酸ソーダなどでも落とすことができます。キッチンペーパーで綺麗に拭き取れば、掃除は完了です。またハイターと片栗粉を1:1の割合で混ぜてペースト状にしたものをゴムパッキンに乗せてしばらく放置し、雑巾などで拭き取る方法もカビに効果的です。

上記の取り方を実践しても1度で汚れが落ちない場合は、ラップをして15~30分程置くとカビが綺麗に落ちます。ただゴムパッキンは劣化や変形を起こしやすいため、汚れがひどいからと長時間放置するような掃除の仕方は厳禁です。

木枠のカビ掃除方法

木枠のカビ掃除方法

カビ掃除に効果的なのは、カビハイターなどの塩素系の洗剤を使った落とし方になります。しかし、木枠は塩素系といった強い洗剤が使用できません。使えば確かにカビは取れますが、ガラスなどと違って染み込むため、変色や腐食の原因となるので注意が必要です。木枠のカビ掃除には、消毒用アルコールとしても知られているエチルアルコールや次亜塩素酸を使うのがおすすめです。以下の手順でカビを落としてみましょう。

①木枠のホコリなどを取り除く。
②清潔な布に染み込ませたエチルアルコールで拭く。
③次亜塩素酸を含ませたキッチンペーパーをカビが生えた木枠部分に乗せ15分ほど放置し拭き取る。
④取り切れていない場合は、③を繰り返す。

木枠表面だけ汚れている場合は、エチルアルコールで拭き取るだけでも効果があります。また汚れがどうしても落ち切らない時は、木枠の表面を目の細かい紙ヤスリで薄く削るのもおすすめです。ガラスと違い落としにくいとされる木枠のカビは、なるべく早く掃除するのが好ましいでしょう。

カビだらけになる前に対策!予防法や発生を抑える方法

カビだらけになる前に対策!予防法や発生を抑える方法

一度繁殖したカビは自然に無くなることがないため、放置すればどんどんカビだらけになってしまいます。窓に繁殖したカビの取り方はいたってシンプルですが、面倒に感じることも多いでしょう。

しかし結露や湿気が多くなる冬や梅雨の結露を放置しておくと、窓ガラスのカビは爆発的に増殖します。特に冬場では寒さ対策に厚手のカーテンを閉めきりにしたり十分な換気をしたりしないことが多いのではないでしょうか?

結露をそのまますればどんどん窓のカビが繁殖するため、カーテンの開け閉めの際に室内にもカビの胞子が飛び散ることもあります。カビを発生させないためには予防も大切です。では、具体的にどんな予防法があるのか以下で見ていきましょう。

室内の湿度を下げる!部屋干しは避ける

外気温との差が大きければ大きい程結露も発生しカビが成長しやすい環境になるため、定期的に窓を開けて換気をする、もしくはエアコンの除湿機能で湿度をコントロールし、60%以下にすることを心がけましょう。

カビは湿度80%以上、気温25度以上になると急激に増殖します。特に洗濯物が乾きにくい真冬などは部屋干しをすることが多いため、部屋干しそのものを避けるか湿気をコントロールすることが大切です。

部屋の温度は上げすぎない

湿度60%を超え始めると増殖しやすくなるとされているため、できるだけ室温と湿度をあげすぎないことがカビの予防につながります

結露が多い真冬の場合は、室温15℃、湿度50%前後に抑え、厚着やこたつで暖を取ることがおすすめ。ちなみにカビの生育条件は15度以上とされており、人が快適と感じる20~30℃はカビにとっても好条件です。

エタノールや中性洗剤を使う

窓のカビを予防するには、エタノールや中性洗剤を使うのがおすすめです。霧吹きに入れたエタノールをしっかりと乾燥させた窓に吹きかけましょう。頻度は1~2ヶ月に1回。結露がある季節は、毎日が望ましいです。

中性洗剤は水300mlに大さじ1を加えたものをタオルに染み込ませて絞り、窓全体を拭きましょう。仕上げにキッチンペーパーなどで乾拭きすれば洗剤が窓全体に薄く広がるので、結露が発生しにくくなります。1週間ほど効果を発揮するので、効果が薄くなったと感じたらその都度拭き直すことがおすすめです。

結露対策のアイテムを使う

窓に付着する結露は、室内と外の温度差によって生じます。中でもアルミ製のサッシは温度の影響を受けやすいため、結露が発生しやすくカビも生えやすい場所です。

窓のサッシ枠に断熱テープを貼ることで熱の移動を防止するため、結露の発生を抑制することができます。断熱テープは断熱効果も高く取り付けも簡単なので、比較的手軽に取り入れやすい結露対策と言えるでしょう。

窓カビ掃除をする際の4つの注意点

窓カビ掃除をする際の4つの注意点

空気中に舞ったカビを人が吸い込むとアレルギーを起こしてしまうことがあります。掃除をする時は、カビハイターなどのカビ取り剤を使うことも多いので必ず注意点を守ることが大切です。窓カビ掃除をする際の注意点は、下記の4つになります。

・掃除する際はマスクや手袋をつける
・塩素系の洗剤は他のものと混ぜない
・木枠の場合は強力な洗剤を使わない
・ゴムパッキン掃除では洗剤を長い間放置しない

塩素系漂白剤は、皮膚に付着すると肌荒れの原因になるため必ず手袋をつけましょう。カビや塩素を吸い込まないようにするためにマスクも大切です。可能であれば飛沫から目を守るためにゴーグルを着けることもおすすめ。またカビハイターなどの塩素系の洗剤は酸性の洗剤と混ぜることで、有害な塩素ガスが発生します。命に関わるので、絶対に他の洗剤と混ぜないようにしましょう。

窓に生えたカビ掃除の際、木枠の塩素系などの強力な洗剤は使えません。劣化の原因となるので、必ず木枠で使える掃除用具で綺麗にする必要があります。塩素系はゴムパッキンのカビ掃除には高い効果を発揮しますが、汚れが落ちないからと言って長時間放置するのは厳禁です。劣化や変形、変色などの原因となるので、必ず表示されている使用時間を守るようにしましょう。

黒カビや頑固な汚れは専門業者がおすすめ!

黒カビや頑固な汚れは専門業者がおすすめ!

窓ガラスやゴムパッキンに繁殖する黒カビは、時間が経てば経つほど根が深くなるので綺麗にすることが難しくなります。市販のカビハイターで黒カビを落としきることができなければ、専門業者に依頼することがおすすめです。

専門業者は黒カビの取り方を熟知しているだけでなく、特殊な薬剤も使用するため頑固な汚れもたちどころに綺麗にしてくれます。掃除に割く時間を別のことに当てられるので、忙しいという方にもぴったりと言えるでしょう。掃除をする規模や汚れの度合いによって作業費用は異なりますが、大体1㎡あたり2,000~3,000円が相場です。

まとめ

今回は、効果的な窓カビの掃除方法について紹介しました。

窓に生えたカビの原因は、湿気がお部屋に充満したり外気温との差で生じる結露などが原因です。しかし、寒い冬場や梅雨に完全にカビを予防するのは難しいです。できるだけカビの繁殖を抑えるためにも、エアコンの除湿機能の活用や十分な換気、エタノールなどを使った予防策を講じることが大切。

また、どうしても掃除でカビ汚れが落ちずお困りの場合は、専門業者の力を借りるのもおすすめです。カビ掃除の注意点に気を付けながら、ぜひ今回紹介した掃除方法や予防方法を試してみてくださいね。

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