家の中でシロアリをみつけたら、放置せず早めに駆除しなければなりません。
しかし、シロアリ駆除剤にはたくさんの種類があるので、どれを使えばよいか迷いますよね。
シロアリ駆除剤は、用途によってスプレー、液剤、ベイト剤などを使い分ける必要があります。
また成分にも多くの種類があり、ものによっては人体に悪影響を及ぼす危険な成分のものも存在します。
これらを適切に使いこなし、自分で駆除ができるよう、駆除剤の成分や目的別用途を説明し、おすすめの駆除剤を紹介します。
シロアリ駆除剤は、アマゾンやホームセンター等で買えるものも多いので、それぞれの成分などをよく比較して、適切な駆除剤を手に入れましょう。
【目次】好きなところから見れます▼
シロアリ駆除剤の選び方。比較方法をチェック!
駆除剤の選び方について、まずは効果や安全性が大事なので、成分をチェックする必要があります。ものによっては人体に悪影響もあるので、注意しましょう。
次に、目的によって即効性・忌避性・伝播性などの効果が分かれるので、目的に応じて選びます。
あとは、消費者の口コミにより、実際の使い勝手や使用感を知ることも大事でしょう。これらを総合的に考慮して、自分に合った製品を選びましょう。
駆除剤の選び方1. 成分で選ぶ
主に以下をチェックすると良いでしょう。
ネオニコチノイド系
人体には安全ですが、昆虫には高い殺傷力を発揮。
また、忌避性がないためシロアリが嫌がることがなく、付着した成分を巣に持ち帰ることで、巣にいるシロアリまで駆除することができます。最近の主流成分なので、まずはこちらの成分がおすすめ。
合成ピレスロイド系
痙攣・麻痺の効果でシロアリを駆除する成分で即効性があり、人体への安全性も高いです。忌避性があるため予防効果を発揮するため、新たな侵入を予防したい人におすすめ。
ただし、付着すると他のシロアリが寄り付かなくなるため、伝播性は低いです。
フェニルピラゾール系
市販の殺虫剤にも使用される薬剤で、毒性が強く、伝播性があり、高い殺傷力を誇ります。ただし、人体に対しても毒性を発揮するため、安全面に注意が必要ですが、とにかく速攻で駆除したい人にはおすすめ。
ホウ素系
忌避性がなく巣にまで効果を発揮します。木材に対する防腐効果があり、水性なのが特徴です。床下など、雨に濡れない部分の木材に使う方にはおすすめ。
駆除剤の選び方2. 目的に合わせて選ぶ。駆除or予防?
とにかくすぐに駆除したい場合は、即効性の高いスプレー殺虫剤を使いましょう。スプレー剤は使うのも簡単なため、即効性に優れてきます。ただし、目視したシロアリ目掛けて噴射するしかないため、範囲は限定的。この点、液剤なら土壌や木材に広範囲に散布できますが、噴射機などの機器が必要な場合もあり、多少手間がかかります。
即効性はなくてもいいから、巣にいるシロアリまで駆除しにしたいというときは、ベイト剤タイプを使いましょう。毒餌を巣まで持って帰ることで、巣にいるシロアリまで根絶やしにすることができます。置いておくだけなので、作業も簡単。
今はそこまで被害がなく、被害を予防したいのであれば、忌避性の強いものを使用しましょう。液剤を土壌や木材に散布するものの他、粒剤タイプで、土壌に撒くタイプのものがあります。
駆除剤の選び方3. 口コミや評判で使いやすさや効果をチェック
口コミは、同じ消費者の目線での評判が聞けるので、参考になります。例えば、同じ成分・種類の製品を使っていても、実感できる効果が異なることもあります。
また、手に持ちやすいとか、散布しやすいといったような、具体的使用感は使ってみないとわからないもの。そういったことを実際に使った消費者からの評判をみれば、とても参考になるでしょう。
成分などを自分でも調べて、自分なりに使用目的を決めたあと、商品を選ぶ参考として口コミ評判を見るというのがおすすめです。
シロアリの駆除剤おすすめランキングTOP10!自分で退治できる人気のアイテム
シロアリを自分で退治するためには、用途に合った適切な駆除剤を選びましょう。様々な種類や用途のものを紹介するので、参考にしてください。
購入の際は、ホームセンター等で市販されている他、アマゾンでも手軽に買うことができます。
おすすめグッズ① シロアリハンター
イカリ消毒の製品で、毒餌を設置し、巣に運ばせ集団ごと駆除することできるベイト工法の駆除剤。スプレータイプは巣ごと駆除することができず、液剤を自分で散布するのは難しいです。
そんなとき、自分で駆除するのにおすすめなのが毒餌タイプの駆除剤になります。便利なうえ、脱皮を阻害する効果で殺傷するため人体への安全性も高く、まず最初に試してみるにはおすすめの駆除剤です。
市販品で、アマゾンの他、ホームセンター等で購入できます。
成分 | ビストリフルロン(脱皮阻害剤) |
内容量 | 6個入 |
目的 | 駆除 |
おすすめグッズ② アースガーデン シロアリ・羽アリ撃滅
ピレスロイド系の駆除剤で、殺虫効果と予防効果を合わせ持つのが特徴の商品です。速攻殺虫した場合には直接噴射し、予防したいときは木材に吹きかけます。
予防には、主にウッドデッキや木製プランターなどに使います。ホームセンター等で買える低額の市販品で、予防効果も発揮する点はおすすめです。最長で6ヶ月程度の持続効果も発揮します。
成分 | フタルスリン、ビフェントリン |
内容量 | 1,000ml |
目的 | 駆除・予防 |
おすすめグッズ③ シロアリアース
シロアリ専用のエアゾールで、即効性もあるスプレータイプ殺虫剤ですが、12ヶ月間持続する予防効果もあるおすすめ商品。
また、このスプレーの特徴は、連鎖効果がある殺虫パウダーを使っており、巣にいるシロアリにまで殺傷効果を発揮するところ。
即効性と予防効果、巣にまで至る効果と、1つで様々な用途に使えるところがおすすめで、アマゾンでも高評価の商品です。
成分 | ビフェントリン、ジプロコナゾール |
内容量 | 450ml |
目的 | 駆除 |
おすすめグッズ④ シロアリジェットプロ
ピレスロイド系のスプレータイプ殺虫剤で、殺虫効果に加えて木材防腐剤による予防効果もあるのがおすすめな点です。
常温蒸散性の作用があり、木材の隙間などにも浸透して、高い予防効果を発揮し、予防効果も1年程度と長期間持続します。
使用者の利便性も考え、逆さまにしてもスプレーが噴射する便利な作りになっているのもおすすめなところ。ホームセンター等市販で手軽に購入でき、業務用でも使われる信頼性の高い商品です。
成分 | トラロメトリン、エムペントリン、シプロコナゾール |
内容量 | 450ml |
目的 | 駆除 |
おすすめグッズ⑤ 白アリミケブロック
シロアリミケブロックは薬剤を希釈して散布するタイプの液剤で、非忌避性で殺傷能力が高く、かつ遅効性で持続性も高いため、業務用としても使われるおすすめ商品です。
木材防腐で予防効果もあるため、駆除と予防合わせて行うことができます。
消費者・業務用として安心して使用できる「日本しろあり対策協会」「日本木材保存協会」認定商品であり、安全面でもおすすめ。ミケブロックは、一般の家庭でもアマゾンで購入可能です。
成分 | ジノテフラン等 |
内容量 | 400ml |
目的 | 駆除・予防 |
おすすめグッズ⑥ タケロックMC50スーパー
シロアリ業者専門の薬剤で、シロアリの神経を麻痺させて駆除するという薬剤。液状タイプの薬剤を希釈して使い、噴射機を使うか直接木材に散布することで、駆除と予防の両方の効果を発揮します。
忌避性がなく、マイクロカプセル化した成分がシロアリに付着し、巣に運び込むため、巣の中の仲間も一緒に駆除するという伝播性に優れた点がおすすめ。
高額かつ大容量なので、基本的に業務用ですが、一般家庭でもアマゾンで購入は可能です。
成分 | クロチアニジン |
内容量 | 2,000ml |
目的 | 駆除・予防 |
おすすめグッズ⑦ 金鳥シロアリフォーム
業務用として使われる、スプレータイプの殺虫剤です。成分に含まれるフィロプニルがシロアリに付着し、それを巣に運び込むことで巣ごと駆除することができます。
長短二種類のノズルが付属しているため、狭いところでもノズルを付け替えて、用途に応じた利用ができます。
養生無しで手軽に作業ができるため、業務用でも使われるおすすめの一品で、高額ですがアマゾンでも購入できます。
成分 | フィプロニル |
内容量 | 500ml |
目的 | 駆除 |
おすすめグッズ⑧ シロアリハンターエアゾール
イカリ消毒の製品で、床下に噴射してシロアリの被害を予防するエアゾール商品です。予防がメインの脱皮阻害剤なので、即効性はありませんが、忌避剤を含まないため、毒餌タイプの駆除剤との併用が可能。
予防と駆除を合わせて行いたい場合は、おなじイカリ消毒で市販されている「シロアリハンター」などとの併用がおすすめです。脱皮阻害剤は人体に影響がないので、安全性の高い駆除剤です。
成分 | ビストリフルロン |
内容量 | 200ml |
目的 | 駆除・予防 |
おすすめグッズ⑨ 虫コロリアースエアゾール
即効性があって殺傷力も高く、あらかじめ木材に噴射しておく待ち伏せ方式でも1ヶ月効果が持続します。シロアリに限らず、ムカデ・クモ・ハエ・その他様々な生物に対して幅広く有効に殺傷力を発揮します。
噴射口にノズルが付属しており、ノズルを起こすことで手軽に狭いところにも使用可能。
虫コロリのシリーズはエアゾールの他に、虫コロリ粉剤や、虫コロリパウダースプレーなども市販されており、用途に合わせて選ぶことができます。
成分 | ピレトリン、フタルスリン、ビフェントリン |
内容量 | 300ml |
目的 | 駆除 |
おすすめグッズ⑩ シロアリ撃退 ホウ酸スプレー
ホウ酸は自然素材で、様々な鉱物宿上に存在する無機物なので、人体への安全性が高いです。そのため、ホウ酸系の駆除剤は安心して使えます。
また、ホウ酸は分解されず、揮発・蒸発することもないため、長い持続期間で防蟻効果を発揮。
駆除の効果はあるものの、既に木の内部まで侵入したシロアリへの効果は低いので、予防目的でメインでの使用がおすすめです。
成分 | ポリホウ酸ナトリウム |
内容量 | 400ml |
目的 | 駆除・予防 |
自分でできるシロアリの駆除方法と予防対策
おすすめの駆除剤を紹介してきましたが、具体的にどのようにして駆除・予防対策を実施すればいいのでしょうか。
以下の記事で、シロアリの発生原因や見つけ方、具体的な駆除方法から予防対策まで徹底解説していますので、駆除剤をうまく活用できるように参考にしてみてください。
まとめ:専門駆除業者に依頼するのも一つの手!
シロアリ駆除・予防を自分で行いたい場合は、本記事で紹介した駆除グッズを参考にしてみてください。
また、大量発生や自分で駆除対策するのは難しい、悩んでいる方は業者に依頼するのもありです。
以下の記事で費用相場や各業者の特徴など解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
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