フローリングにワックスをかけてみたいけど、どんな塗り方をすればいいんだろう
ワックスを塗るとどんな効果があるんだろう
一軒家やマンションのフローリングをキレイにしたくて、ワックスがけを考えている人は多いと思います。
しかしワックスがけを初めて行う場合、正しい塗り方が分からず不安を抱いてしまい、実行に移せない人も多いことでしょう。
ワックスがけは塗り方のコツさえ掴んでしまえば、簡単にできますが、間違った塗り方をすると効果が発揮できない場合があるので注意が必要です。
そこで今回はフローリングのワックスがけを自分で行おうと考えている人に向けて、ワックスの簡単な塗り方と、効果やメリットについて解説します。
フローリングワックスがけの効果。どんなメリットがあるの?
初めにフローリングのワックスがけの効果を説明します。ワックスがけには、以下の3つのメリットがあります。
①傷・汚れを防ぐことができる
②ツヤが出て部屋が明るくなる
③普段の掃除が楽になる
ワックスがけを行えば床がキレイになるのは、多くの人がご存知かと思いますが、傷や汚れを防止する保護効果や日頃の掃除の効率化に繋がることは、あまり知られていないのではないでしょうか。それぞれの効果について、以下に詳しく解説します。
効果1. 傷・汚れを防ぐことができる
ワックスがけを行うと、フローリングの表面に塗膜が形成されます。これにより、フローリングへ傷や汚れがつくのを防止できます。
仮にワックスの塗膜に傷がついても、剥離をしたり、重ね塗りを施したりすれば傷を消すことが可能です。
一方、フローリングに傷がつくと、修復するのは非常に難しく、場合によっては貼り替えを検討しなければなりません。
日常的に生活していて、フローリングに傷や汚れがついてしまうケースは多々ありますが、ワックスによって保護しておけば安心して生活できるでしょう。
効果2. ツヤが出て部屋が明るくなる
ワックスがけされたフローリングは光沢感があり、見た目がとてもキレイです。また、ツヤが出て光を反射するため、室内全体が明るく見えるようになります。
ワックスがけされていないフローリングの場合、初めは明るく見えていても、徐々にツヤを失っていき、暗く見えるようになっていきます。汚れや傷もつきやすくなりますので、美観が損なわれてしまいます。
ワックスによってできたツヤも、時間が経てば劣化していきますが、重ね塗りや塗り直しにより、再度ツヤがある状態へ戻すことが可能です。
効果3. 普段の掃除がラクになる
ワックスがけは日頃の掃除をラクにするメリットもあります。
たとえばフローリングのシミ汚れは、ワックスがけしていない場所だと床に深く染み込んでしまい、除去が困難になってしまう場合があります。しかしワックスに付着したシミは、水拭きなどで簡単に拭き取ることが可能です。
仮に汚れが落とせなかった場合でも、ワックスを剥離すれば除去できるので、安心して使用できるでしょう。また、ワックスは水気を弾いたり、汚れを付着しにくくする性質があるため、掃除する箇所が減り、時間の短縮に繋がります。
【準備編】フローリングワックスがけをする前にやっておくべきこと
フローリングのワックスがけを実施する前に、下準備としてやっておくべきことがあります。下準備を怠るとワックスが剥がれたり、ムラやまだらができたり、汚い部分が残ったままになったりするケースがあります。
せっかくワックスの塗り方が丁寧でも、無駄になってしまう可能性がありますので、以下に説明する3つの内容を事前に必ず実施するようにしましょう。
ワックスがけの準備1. 動かせるものを移動する
ワックスがけを行う際は、できるだけ床に物が置かれていない状態にする必要があります。
動かせる家具や家電は別の部屋に移動させるか、部屋をいくつか分割し、一旦ワックスがけしない場所に物を移動させ、何回かに分けてワックスがけをすると良いでしょう。
なお、重い家具は無理して移動させる必要はありません。まったく移動しない物の下をワックスがけしても仕方ありませんし、無理して重い家具を動かすと怪我をする危険性もあります。
日常的に使用する部分のワックスがけができれば十分と考えておきましょう。
ワックスがけの準備2. 床の掃除を行う
床にホコリや髪の毛が残った状態でワックスがけを行うと、ゴミが混ざりムラやまだらの原因となってしまいます。
まず、掃除機をかけるのが一般的な方法ですが、ホコリの量があまりにも多い場合、いきなり掃除機をかけると舞い上がってしまい、周囲がホコリまみれになり、ますます掃除が大変になってしまいます。
そうした場合は、フロアワイパーなどを使用して、できるだけ慎重に動かしながらホコリを1箇所に集めてから除去するのがおすすめです。
ワックスがけの準備3. 床を水拭きして乾燥させる
ホコリや髪の毛が除去できたら、床の水拭きをしてシミ汚れなどを落としていきます。雑巾を使って水拭きしても構いませんが、効率的に作業するにはフロアワイパーを使用するのがおすすめです。
水で濡らした雑巾、またはウェット式のフローリング用シートをワイパーに付けて、床全体の拭き上げを行います。もしワイパーで落とせない汚れがあれば、その部分だけ手作業で拭き取りを行いましょう。
水拭きが完了したら、全体を乾拭きして、完全に乾くのを待ってからワックスがけを行ってください。
簡単にできるフローリングワックスの塗り方・ポイント
フローリングワックスの簡単な塗り方を説明します。塗り方にはさまざまな方法がありますが、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
まんべんなく広がる塗り方をする | 液体式のワックスの場合、塗布する場所が偏ってしまうと、ワックスが上手く広がらず、厚い箇所と薄い箇所と差が出てしまいます。 ワックスの厚みに差がでると、こすれたり剥がれたりする原因になります。 |
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隙間ができない塗り方をする | ワックスを広げる際に、しっかりと広げるような塗り方をしないと隙間が出てしまいます。隙間ができていると見た目が悪くなります。 |
奥から手前に向かう塗り方をする | せっかくキレイな塗り方をしても、ワックスが乾く前に立ち入ってしまうと、足跡がくっきりと残り、汚い状態になってしまいます。 乾いていないワックスに触れないよう、室内の奥から手前に向かってワックスを塗り、終わったら部屋から出るような塗り方をする必要があります。 |
乾燥時間を十分に確保する | ワックスが乾く時間は種類によって異なりますが、決められた時間を必ず守るようにしましょう。 ワックスを塗る前に家具の移動などを行っている場合は、乾燥したのを確認してから戻すようにしなければ、ワックスを傷つける可能性があります。 |
フローリングワックスが乾く時間
ワックスが乾く時間は、種類によってかなり違いがありますので、使用するワックスの説明書などをチェックしておきましょう。基本的に持続効果の高いワックスほど乾く時間が長くなります。
タイプとしては、シート式のワックスは持続効果と乾く時間が短く、液体式は逆に持続効果と乾く時間が長い特徴があります。
大体の目安として、シート式のワックスは10~15分ほど、液体式は30~1時間ほど乾く時間を要するものと覚えておきましょう。
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