フローリングワックスの種類や失敗しない方法を紹介します!

フローリングワックスの種類や失敗しない方法を紹介します!

「フローリングワックスにはどんな種類があるんだろう」
「ワックスがけで失敗しないためにはどうすればいいんだろう」

フローリングのワックスがけを自分で行う場合、そんな疑問を抱く人が多いでしょう。手慣れた人ならともかく、初めてワックスがけをする時は、色々な不安があることでしょう。

しかしフローリングのワックスがけは、ワックスの種類や塗り方など、ポイントさえ押さえておけば誰でも簡単にできますので安心してください。

今回はフローリングのワックスがけを自分で行おうと考えている人に向けて、ワックスの種類や失敗しない方法、落とし方について解説します。

目次

フローリングワックスの種類

ワックスの種類

フローリングワックスにはいくつかの種類があります。使用するフローリングの材質に適した種類を選ばなければ、後になってワックスが剥がれたり変色したり、さまざまなトラブルが起きる原因になります。

こうした失敗をしないためには、事前にそれぞれの特徴を知っておくことが重要です。以下に主なワックスを3点紹介しますので、ぜひチェックしてください。

床ワックスの種類1. 樹脂ワックス

樹脂ワックス

樹脂ワックスは、ウレタン樹脂やアクリル樹脂などが主成分で、硬い塗膜を形成するため耐久性があり、光沢のある仕上がりが特徴です。

フローリングのワックスとして、よく使用されていますが、無垢材のフローリングには使用できないので注意しましょう。

また、樹脂ワックスは塗る前に古いワックスを剥離しなければならず、塗り方にもコツが必要です。光沢が得られ耐久性が高いメリットはありますが、塗り方が難しい点を理解しておきましょう。

床ワックスの種類2. 油性ワックス

油性ワックス

油性ワックスは、ロウを揮発性の化学溶剤に溶解して作られたワックスです。高い耐久性を誇り、光沢感とツヤが出せます。注意点として、塗り直さないことを前提としたワックスなので、一度塗ってしまうと簡単には剥離できません

基本的にワックスが塗られていない場所に適しており、フローリングであれば無垢材にのみ使用するものと覚えておきましょう。

床ワックスの種類3. 水性ワックス

水性ワックス

水性ワックスは、ロウが主成分のワックスです。塗り方がラクで剥離も簡単という特徴があります。ただし耐久性がなく、すぐにすり減ってしまうため、光沢を維持するには頻繁に塗り直さなければなりません

また水性のため、水拭きするとすぐに剥がれてしまいますので注意が必要です。簡単にワックスがけしたい箇所におすすめですが、以下の場所では原則として使用できないことを覚えておきましょう。

無垢材のフローリング 水分が染み込んでしまうため、素材を痛める可能性があり、樹脂ワックスと同様に使用不可です。
ワックスフリーのフローリング ワックスフリーとは、ワックスが不要な状態にされた床材のことです。水をはじくように仕上げられているため、水性ワックスを塗った場合、はじかれてしまいます。

フローリングワックスがけの頻度やおすすめの時期

フローリングワックスがけの頻度やおすすめの時期

フローリングのワックスがけには、適した頻度や時期があります。フローリングを美しく保つためには、ワックスの重ね塗りや剥離を定期的に行わなければなりませんが、重ね塗りすることによるリスクもあります。

ワックスがけで失敗しないためには、正しい頻度を知っておくことが重要です。

またワックスを塗るうえで、おすすめな時期もありますので、合わせて把握しておくと良いでしょう。

フローリングワックスがけの頻度

ワックスの種類などにもよりますが、フローリングの光沢やツヤを維持するためには、半年~1年に1回程度の頻度でワックスがけを行うと良いでしょう。

一度塗ったワックスの上に重ね塗りすることになりますが、しっかりと清掃した後であれば、重ね塗りしても特に問題はありません。

ただし、何度も重ね塗りしてしまうと、剥離が大変になってしまううえ、ワックスの隙間に汚れが堆積したり、塗膜が黒ずんできたりします。そのため、目安としては5年に1回程度、剥離することをおすすめします。

フローリングワックスがけのおすすめ時期・気候

ワックスがけは、春か秋のよく晴れた日に行うのがおすすめです。気温の低い冬や雨の日は、ワックスの乾燥に時間がかかり、作業効率が悪いうえ、密着不良などの不具合を起こす可能性があります。

基本的に湿度が80%以上ある日は、ワックスがけは避けたほうが良いでしょう。逆に気温の高い夏の日などは、早く乾燥しすぎるため、ワックスの塗りムラなどが発生する場合があります。

またその日の気温だけでなく、フローリングに直射日光が当たっている場合も影響を受けるので注意が必要です。

フローリングワックスがけを失敗しない方法・注意点

注意

ここまでフローリングワックスには色々な種類があることを紹介しました。ワックスがけで失敗しないためには、それぞれの種類の特徴を把握して、使用する床材に適応したものを選定することが重要です。

しかし、そのほかにも、いくつか知っておきべきポイントがあります。以下に具体的な注意点をまとめますので、しっかりと理解しておきましょう。

ポイント1. フローリングワックスの種類を把握する

まずフローリングで使用するワックスの種類を把握しましょう。前項で説明した通り、ワックスには樹脂製、油性、水性の3種類があります。

フローリングで使用するものとしては、樹脂製ワックスが一般的ですが、無垢材のフローリングなど木性の素材には使用できないことを覚えておきましょう。

もし床材に合わないワックスを使用してしまうと、ワックスの密着不良やシミや掠れといった不具合が発生する場合があります。こうした不具合が発生すると、美観を損ねる原因となりますので注意してください。

ポイント2. 掃除をしてあらかじめ汚れなどを除去する

床ワックスがけする前に掃除をしてあらかじめ汚れなどを除去する

ワックスがけをする前の下準備として、床の掃除をして汚れを除去しておく必要があります。もし汚れが付着した状態のままワックスがけをすると、ワックスの間に汚れを混ざってしまい、床の黒ずみの原因となります。

せっかく丁寧な塗り方をしても、効果が薄れてしまいます。また、簡単に除去できなくなってしまいますので注意が必要です。

作業前にワックスがけをする室内の掃除機がけで細かいゴミを除去、床表面のシミや黒ずみは雑巾などで拭き取っておくことをおすすめします。

なお、床が濡れた状態でワックスがけをすると、成分が崩れてしまいますので、水拭きなどを行った後は、必ず床が乾いたのを確認してから作業しましょう。

ポイント3. 水回りのワックスがけには注意

水回りのワックスがけ

キッチンなどの水回りでは、水の付着によりワックスがダメージを受けてしまう場合があるので注意が必要です。水回りの床にワックスがけする場合は、水に強いタイプのワックスを選ばなければなりません。

水性のワックスなど、水に弱いタイプのものを選んでしまうと、水滴が付着した場合、ワックスが溶けたり白化したり、悪影響が出てしまいます。

水性以外のワックスでも、水回りの床は痛みやすいので、特に耐水性に優れたワックスを選定することをおすすめします。

ポイント4. 重ね塗りをする

ワックスは適度な回数の重ね塗りを行えば、塗膜に厚みが増し、耐久性が高まります。ワックスの種類にもよりますが、初めてワックスがけする床の場合、2回塗りが推奨されています。

重ね塗りをする際は、1回塗った後に完全に乾燥させてから2回目を塗らなければなりませんので注意してください。ただし、重ね塗りをしすぎると、以下のような問題が生じます。

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・劣化したワックスが積み重なるため黒ずみが目立ち始める
・ワックスの剥離が困難になる

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目安としては、5回ほどの重ね塗りをした後に剥離を行うことをおすすめします。

フローリングワックスの落とし方

フローリングワックスの落とし方の説明をします。ワックスは完全に落とさなければ、黒ずみが残ってしまいますので、以下の手順をしっかりと守るようにしてください。

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手順①

まずフローリングに剥離剤を塗ります。室内の何箇所かに剥離剤を垂らし、スポンジを使って隅々までまんべんなく広げましょう。

剥離剤を塗り終えたら、剥離剤がワックスに染み込むのを待ちます。待ち時間はワックスの種類によって異なりますが、3~5分程度が目安です。

手順②

十分に時間が経ったら、スポンジでワックスをこすり落とします。汚れがひどい場合や、ワックスの塗膜が厚い場合は、剥離専用のブラシを使いましょう。

この時にあまり硬いブラシを使ってしまうと、床を傷つける原因になりますので、必ずフローリングの剥離専用のものを選ぶようにしてください。

手順③

ワックスの剥離が完了したら、雑巾で剥離剤を拭き取ります。完全に拭き取るため、水拭きを3回以上行なうようにしてください。剥離剤の拭き取りができた後、フローリングを乾燥させれば作業終了です。

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