業務用エアコンの電気代はどのくらい?節約方法も合わせて紹介!

業務用エアコンの電気代はいくら?

夏場冬場に関しては、ほぼ毎日使うエアコンですが、どのくらいの電気代がかかっているのかご存知ですか?

そもそもいくら電気代がかかっているかを把握しなければ、どれくらい電気代を削減できるかも分かりません。

本記事では具体的な数字を見ていきながら、さまざまな節約術も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

業務用エアコンの電気代の計算方法は?

業務用エアコンの電気代の計算方法は?

業務用エアコンの電気代は「馬力」によって変わる

エアコンの表示単位が違います。家庭用エアコンは、KWと表示されるのに対し、業務用エアコンは、馬力で表示されます。馬力と聞くと乗り物などをイメージする方が多いと思いますが、業務用エアコンでも使われています。冷房と暖房で違う場合がありますが、業務用エアコンでは、1馬力=約2.8KWです。

例えば、東京電力エナジーパートナーの低圧電力(電気量料金:夏季19円/07銭・その他季16円23銭)を契約していて、業務用エアコンの定格消費電力欄に冷房3.2KW/暖房3.4KWと記載されていれば、1時間あたりの最大運転時の電気代は下記のように計算することができます。

【冷房】

3.2KW×19.7円=1時間あたり最大63円

【暖房】

3.4KW×16.23円=1時間あたり最大55円

よって、馬力(KW)の値によって電気代は異なりますので、まずは自身で使っているエアコンの馬力(KW)の値を確認してみてください。

業務用エアコンの電気代の計算方法

上でも少し触れましたが、エアコンの電気代は「KW×単価」で算出することができます。低圧電力の単価は季節によって異なりますし、エアコンは常にフル稼働しているわけではなく、室内の温度が設定温度に達した時に、緩やかな稼働になります。したがって、計算で出したエアコンの電気代はあくまで概算であり、電気代がもっとも高い値になっています。

上で計算しているエアコンの電気代は、1時間あたりのものになり、最大の電気代です。例えば、1ヶ月単位のおおよその電気代を算出するには、以下のような計算式になります。

【冷房】

3.2KW×19.7円×30日=1,891円(1ヶ月の最大の電気代)

【暖房】

3.4KW×16.23円×30日=1,655円(1ヶ月の最大の電気代)

※エアコン1台あたりの電気代になります。

業務用エアコンの電気代の節約術6選|電気代を安くするコツは?

業務用エアコンの電気代の節約術6選|電気代を安くするコツは?

電気代の削減といっても、さまざまな方法があります。少しでも電気代が安くなるよう、自身にあったものからぜひ始めてみてください。

業務用エアコンの節約術1. 電力会社を切り替える

電力会社を切り替えれば、料金単価が安くなりますので、電気代も確実に安くなります。

以下、エリアごとのおすすめ電力を紹介。基本的に低圧電力(動力)も提供していますので、ぜひ参考にしてください。

北海道のおすすめ電力会社

東北のおすすめ電力会社

関東のおすすめ電力会社

中部のおすすめ電力会社

関西のおすすめ電力会社

中国地方のおすすめ電力会社

四国のおすすめ電力会社

九州のおすすめ電力会社

沖縄のおすすめ電力会社

業務用エアコンの節約術2. 適切にメンテナンスをする

フィルター清掃

エアコンのフィルターはこまめな清掃が大事です。ほこりなどがたまってしまうと、冷房や暖房の効きが悪くなってしまい、運転効率が落ち、電気代が高くなるケースがあります。

こまめな清掃をすることで冷房暖房の効き目が良くなりますし、無駄な電気代をかけないようにするためには、1ヶ月を目安に定期的な清掃をすることをおすすめしています。

定期的にエアコンの点検を行う

業務用エアコンの管理者には、エアコンの定期点検義務が2015年に定められました。定期的に点検することはフロン類の漏えいを防ぐだけでなく、電気使用量も大幅な削減ができ、エアコンそのものの耐年年数を伸ばすことにもなるので、フィルター清掃と合わせて実施してください。

業務用エアコンの節約術3. 最新のエアコンに切り替える

古いエアコンと最新のエアコンでは機能、性能が違い、使用量をかなり抑えることができます。具体的には、約20年前のエアコンと最近のエアコンを比べると約2倍もの電気代がかかっていることがわかります。

20年前のエアコン:消費電力約1100W

最近のエアコン:消費電力約600W

エアコン代がなかなか下がらない方は、買いなおすことも検討してみてください。

業務用エアコンの節約術4. 動力の契約プランを見直す

低圧電力(動力)は、契約容量によって、基本料金が決まります。

現在の契約容量と、実際に使っている使用量に差があれば、その分無駄に基本料金を払っていることになります。現在の契約容量と実際に使っている電気使用量を確認し、最適なプランにするだけで電気代が安くなりますよ。

業務用エアコンの節約術5. エアコンの使い方を見直す

温度を上げすぎない・下げすぎない

エアコンの設定温度は冷房であれば1度変えれば、約10%の節電になります。暖房は、設定温度を2度下げると約7%の節電に繋がるといわれています。設定温度を一定にすることと、冷房であればなるべく高めの温度、暖房であればなるべく低めの温度で使うことによって節電につながります。また、エアコンの風量設定は自動が一番省エネできます。スイッチONにしたときは風量が強いですが、部屋の温度が設定に近づいてくると、自動的に緩やかな風量になってくれ無駄な電気を消費しなくて済みます。設定温度と合わせて風量も意識してみてください。

こまめに付けたり消したりしない

エアコンは電源をつけた時に、一番電気を消費すると言われています。電源をONにした時、急激に冷やそう、温めようとするので、つけたり消したりすると無駄に電気代を高くするケースがあります。例えば、車でも、一定スピードで走っている方が燃費がいいと言われていますし、一番ガソリンを消費するのは走り始めです。よって、寒くなりすぎたり、暑くなりすぎた場合は、設定温度や風速を調整して、室温をコントロールするようにしましょう。

複数のエアコンを一斉につけない

エアコンなどの動力を使うものを一斉につけてしまうと、急激に電気を消費し、デマンド値が上がり、基本料金が高くなってしまう可能性があります。デマンド値とは、簡単に説明すると、30分間の電気の平均使用量です。よって、デマンド値を上げないために、時間差でエアコンをつけたりなどの工夫をするだけで、上がりづらくなりますので意識してみてください。

カーテンなどで日射を調整する

日射が窓から入ってくることによって室温が上がります。冬場など寒い季節では温かい日光は有効活用すべきですが、夏場などの暑い季節では、なかなか室内が冷えないであったり、室温が高くなってしまう場合もありますので、断熱カーテンなどを使ったりして室温が上がるのを防止しましょう。なので、カーテンやブラインドを有効活用して室温の管理をしてください。

室外機の近くに物を置かない

室外機の近くにモノがあると吹き出した空気を再び吸い込むことになり、冷暖房効果が弱くなってしまうので、室外機の周りに物をおかないようにしましょう。

業務用エアコンの節約術6. 電子ブレーカーを導入する。

従来のブレーカーから、「電子ブレーカー」を導入することで基本料金を30〜70%を抑えることができます。まとまった工事費用が発生してしまうので、5年以上場所が変わることがない事業者様におすすめの削減方法です。

詳しくはこちらの記事をご確認ください。

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