蜂対策のおすすめ商品は?
蜂の駆除する際にあった方がいいものはある?
少数の蜂や小さめの蜂の巣は、自分で駆除することが可能です。
しかし、お店にはさまざまな種類の駆除スプレーが売っていて、どれを選ぶべきか迷ってしまうことも多いでしょう。
特に興奮状態の蜂やスズメバチは、スプレーの効果が十分に届かないと刺される可能性があり、とても危険です。
安全かつスムーズに駆除を終えるためにも、殺虫剤は慎重に選ぶ必要があります。
今回は、蜂駆除に最適な殺虫剤の選び方と、おすすめグッズ10選をご紹介します。
記事の最後には蜂の予防対策についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【目次】好きなところから見れます▼
蜂の殺虫剤(スプレー)の選び方!比較方法をチェック
蜂駆除用スプレーの購入を考えたとき、たくさんの種類があってどれを選べばよいのかすぐにはわかりませんよね。
そこでまずは、蜂駆除グッズの選び方のポイントを4点に分けてご紹介します。
蜂駆除は、対応を誤れば人体に大きな危険をともなう作業です。万一のケガや事故を防ぐためにも、強力に蜂を撃退できる商品を選びましょう。
駆除グッズの選び方1. ピレスロイドを含む商品を選ぶ
蜂駆除用スプレーは、成分にピレスロイド系殺虫成分を含む商品を選びましょう。ピレスロイドとは、天然の除虫菊に含まれる殺虫成分と、それに類似した構造を持つ化合物の総称です。
ピレスロイド系殺虫成分は、特に速攻性に優れていることが特徴です。さらに、人体への毒性が低く環境にも優しいので、ゴキブリ用などさまざまな殺虫剤の成分としてよく使われています。
蜂の場合、スプレーで撃退しきれないと逆に自分が刺される可能性もあるため、ピレスロイド系の速効性の高い殺虫剤が効果的です。
駆除グッズの選び方2. 噴射距離が3m以上がおすすめ
蜂用の殺虫剤は、スプレーの噴射距離が最低3m以上ある商品がおすすめです。噴射距離が短かったり出方が弱かったりすると、蜂にかなり近づいてスプレーをしなくてはなりません。
蜂駆除は刺されるリスクもある危険な作業ですから、できるだけ離れた安全な場所から噴射できる商品が便利です。中には、噴射距離が10m以上ある商品も販売されています。
蜂駆除用のスプレーは、購入前に蜂の巣がある場所やよく飛んでいる場所を確認し、十分な噴射距離のある商品を選ぶとよいでしょう。
駆除グッズの選び方3. 内容量をチェックする
蜂の殺虫剤は、内容量をチェックして、多めに入っている商品がおすすめです。駆除中に殺虫剤が不足しないよう、本数は予備を含めて2~3本用意しておくとよいでしょう。
数匹だけならまだしも、蜂の巣を丸ごと駆除するには、たくさんの殺虫剤が必要です。また、中途半端に一部の蜂が生き残ると、興奮して攻撃してくる可能性もあります。
また「戻り蜂」といって、駆除時にたまたま巣を離れていた個体が駆除後に戻ってくるケースもあるため、殺虫剤は多めに用意しておくと安心です。
駆除グッズの選び方4. 口コミや評判をチェックする
蜂の殺虫剤選びで悩んだときは、商品の口コミや評判をチェックしてみましょう。インターネット上の口コミは、商品が本当に蜂に効くのかどうかや、使い勝手の良し悪しの判断材料としてとても役立ちます。
店舗に出向く前にAmazonなどの通販サイトで口コミをチェックすれば、さまざまな殺虫スプレーの良し悪しをゆっくりと比較検討できて便利です。
口コミで購入したい商品が決まれば、店舗に出向く時間と手間を省き、そのままインターネット上で注文を完了させることもできます。
蜂専用の殺虫剤がない!他の殺虫剤で代用できる?
「蜂用の駆除スプレーがないのに、突然蜂が現れて困っている」というときは、コンビニで売っているゴキブリ用スプレーやキンチョールなど、他の殺虫剤でも代用できます。
蜂はもともと薬剤が効きやすい昆虫であるのに加えて、蜂に効くピレスロイド系殺虫成分は他の害虫用の殺虫スプレーにも含まれていることが多いです。
ピレスロイド系殺虫成分が含まれているスプレーなら、代用でも蜂への多少の効果が期待できるでしょう。
ただし、同じピレスロイド系殺虫剤でも、蜂用と他の害虫用では細かな成分に違いがあります。そのため、代用の殺虫剤では十分に効果が出ない可能性があることも理解しておきましょう。
ゴキブリ用スプレーやキンチョールなど、コンビニでも売っている他の殺虫剤の代用は、どうしても蜂用の殺虫剤がないときの最終手段と考えておくのが無難です。
蜂の殺虫剤おすすめグッズ10選!駆除スプレーで蜂を撃退
次に、市販の蜂の殺虫剤のうち、特におすすめのグッズ10選をご紹介します。
今回取り上げる商品はすべてAmazonでも取り扱っているので、ぜひ気になった商品は詳しい特徴やレビューを参考にしてみてください。
蜂の殺虫剤おすすめグッズ① 住化エンバイロメンタルサイエンス ハチノックV
ハチノックVは、蜂と蜂の巣の駆除に使える業務用殺虫スプレーです。本製品は、数ある蜂用殺虫剤の中でも、特に速効性と殺虫効果に優れています。
強力噴射で飛んでいる蜂にもすばやく効果を発揮するため、多少値段が高くても威力の高さを重視する方におすすめです。
他に、内容量の異なるハチノックL(300ml)とハチノックS(100ml)も販売されているため、状況に合わせて使い分けることができますよ。
蜂の殺虫剤おすすめグッズ②KINCHO スズメバチにも効く ハチ・アブ用ハンターZ PRO
ハチ・アブ用ハンターZ PROの特長は、10mの長距離噴射に対応しており、遠くからでも狙った蜂をすばやく撃退できる点です。
新速効成分「モンフルオロトリン」を配合し、従来の殺虫剤より早く蜂をフリーズさせるため、スプレーの噴射後に飛び回ったり刺されたりするリスクも減らせます。
本製品はスズメバチにも効くため、離れた安全な場所からスズメバチを駆除する目的にも最適です。
蜂の殺虫剤おすすめグッズ③ ハチの巣を作らせない ハチ・アブ用ハンター
ハチの巣を作らせないハチ・アブ用ハンターは、アシナガバチとミツバチの個体および巣の駆除に使える殺虫スプレーです。
数ある蜂用殺虫剤の中でも、本製品は特に巣作り予防に重点を置いています。
1度のスプレーで約2週間、蜂の巣作りや巣の拡大を防ぐ効果があるため、蜂の被害を元から防ぎたいという方に向いているでしょう。
蜂の殺虫剤おすすめグッズ④株式会社エムシー緑化 ハチダウン
ハチダウンは、ノックダウン作用のある成分と致死作用のある成分を配合した、業務用の蜂用殺虫スプレーです。
噴射距離は2m前後とやや短めですが、広角噴射で飛んでいる蜂も駆除しやすくなっています。
730ml入りの大容量なので、駆除中に殺虫剤が不足する心配が少なく、巣の駆除に安心して使いやすい点もメリットです。
蜂の殺虫剤おすすめグッズ⑤ アース ハチアブマグナムジェット
ハチアブマグナムジェットは、反撃させないハチ無力化処方を売りにした蜂用殺虫スプレーです。
速効性・致死性に優れた有効成分を配合しており、巣にいる蜂も飛んでいる蜂も、反撃の隙を与えずすばやく撃退します。
本製品はバズーカタイプの殺虫剤で、12mの長距離噴射ができるのもメリットのひとつです。1ヵ月間の巣作り予防効果も備わっています。
蜂の殺虫剤おすすめグッズ⑥アース スズメバチマグナムジェット プロ
スズメバチマグナムジェットプロは「アース史上最強処方」と銘打ち、スズメバチ駆除に対応した殺虫スプレーです。
5種類の有効成分を配合しており、25cmまでの巣を全滅させる効果が期待できます。
危険性の高いスズメバチ駆除に対応していない殺虫剤も多い中、本製品はスズメバチ被害にお困りの方にとって役立つはずです。
蜂の殺虫剤おすすめグッズ⑦イカリ消毒 スーパーハチジェットプラス
スーパーハチジェットプラスは、アシナガバチとクマバチの駆除に効果を発揮する殺虫剤です。
蜂が嫌がる成分を配合しているため、1.5ヵ月に1回程度噴霧することで、アシナガバチとスズメバチの巣作り予防にも役立ちます。
内容量はやや少なく、40秒程度のスプレーで使い切ってしまうので、大きめの巣の駆除には2~3本用意しておくと安心です。
蜂の殺虫剤おすすめグッズ⑧フマキラー カダン スズメバチバズーカジェット
カダンスズメバチバズーカジェットは、特にスズメバチの駆除に特化し、殺虫成分を多く配合した殺虫スプレーです。
最大12mのバズーカ噴射で、危険なスズメバチを離れた場所から強力に撃退します。
巣作り防止効果もある殺虫剤なので、スズメバチの被害を事前に防ぎたい方にもおすすめです。ミツバチやアシナガバチの駆除・予防にも対応しています。
蜂の殺虫剤おすすめグッズ⑨フマキラー ハチ・アブ バズーカジェット
ハチ・アブバズーカジェットは、超強力バズーカ型ノズル搭載で、最大12mまで噴射できる蜂の殺虫スプレーです。
強力ノズルが離れた場所からでも薬剤をしっかり届けるため、手の届かない場所にある巣も安全に駆除できます。
蜂の巣作り防止効果もあるので、駆除と予防両方に効く殺虫剤を探している方におすすめです。
蜂の殺虫剤おすすめグッズ⑩住友化学園芸 スズメバチエアゾール
スズメバチエアゾールは、庭木や植物に優しいことが特長の蜂用殺虫剤です。3種類の有効成分が蜂の動きをすばやく止め、速攻で撃退します。
また、巣作り防止効果が3ヵ月持続するのは、数ある蜂用殺虫剤の中でもトップクラスです。
庭木や花壇の近くに蜂がいるという場合でも、植物に優しい本製品なら安心してスプレーできるでしょう。
蜂の予防や対策に便利な道具3選
最後に、蜂が現れる前の予防や対策に便利な道具を3つご紹介します。蜂が巣を作る前や巣が拡大する前に対策を講じれば、危険な蜂が増えるリスクを減らすことが可能です。
特にアナフィラキシーショックの不安がある方や、スズメバチに遭遇しやすい地域にお住いの方は、蜂が出てからではなく、出る前から道具で適切に対策しましょう。
予防グッズ① 木酢液
蜂が家に近づくのを予防するなら「木酢液」が役立ちます。木酢液とは、木炭を作るときに副産物として出る液体で、焦げたようなニオイがすることが特徴です。
蜂は木酢液の焦げたニオイを嫌うため、木酢液を気になる場所に塗っておくことで、蜂の忌避効果が期待できます。木酢液は、インターネット通販やホームセンターなどで比較的安価で入手可能です。
ただし、木酢液のニオイは人間にもきつく感じられることがあるので、洗濯物を干す場所や窓の近くへの使用は避けることをおすすめします。
予防グッズ② 燻煙剤
バルサンなど、害虫用の燻煙剤も蜂予防に利用できます。特に、室内や家の屋根裏といった閉鎖空間では、燻煙剤が高い効果を発揮するでしょう。
蜂専用の商品はありませんが、ピレスロイド系の成分を含む燻煙剤であれば代用できます。
ただし、ベランダや軒先といった屋外では、煙が散ってしまうため燻煙剤の本来の効果が発揮されません。
また、すでに室内に巣を作っている場合は、退治しきれずかえって蜂を刺激してしまう可能性もあるので、使用は避けた方がよいでしょう。
予防グッズ③ 捕獲機
女王蜂を捕まえるための捕獲機も、蜂予防に有効です。アシナガバチやスズメバチは、4~5月ごろになると、越冬した女王蜂が1匹で巣を作る習性があります。
そのため、単独行動する女王蜂を捕獲すれば、その後の営巣を防止できるのです。
捕獲機は、インターネット通販やホームセンターなどで比較的安価で購入できます。また、穴を開けたペットボトルに誘引剤を入れて代用することも可能です。
ただし、捕獲機の使用は春だけにとどめましょう。6月以降は働き蜂が誕生するため、かえって多数の働き蜂を誘引する危険性があります。
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