【目次】好きなところから見れます▼
北陸3県で新電力を探す前に|供給地点の電力エリアを確認

富山県・石川県・福井県で新電力を比較するときは、最初に自宅の供給地点がどの一般送配電事業者のエリアに含まれるかを確認します。県名だけで判断すると、比較対象にすべき料金プランや申込条件を取り違える可能性があるためです。
特に福井県内には、北陸電力送配電エリアと関西電力送配電エリアがあります。同じ福井県でも比較基準となる地域電力会社や料金表が異なるため、別々に試算しなければなりません。
また、石川県輪島市の舳倉島は北陸電力送配電の離島供給エリアです。一般的な新電力の供給条件とは異なるため、本土向けの比較とは分けて確認します。
| 地域 | 一般送配電事業者 | 比較基準プラン | 離島扱い | 確認方法 |
|---|---|---|---|---|
| 富山県 | 北陸電力送配電 | 北陸電力エリアの同一契約容量・使用量に対応するプラン | 供給地点ごとの条件を確認 | 検針票、供給地点特定番号、住所で確認 |
| 石川県本土 | 北陸電力送配電 | 北陸電力エリアの同一契約容量・使用量に対応するプラン | 本土と舳倉島を分ける | 検針票と各社の住所判定で確認 |
| 福井県の北陸電力エリア | 北陸電力送配電 | 北陸電力の従量電灯Bなど | 供給地点ごとの条件を確認 | 現在の契約書類と供給地点特定番号で確認 |
| 福井県の美浜町以西 | 関西電力送配電 | 関西電力の従量電灯Aなど | 供給地点ごとの条件を確認 | 住所と供給地点特定番号で確認 |
| 舳倉島 | 北陸電力送配電 | 離島供給の条件を個別に確認 | 通常の新電力比較から除外 | 離島供給の案内と現在の契約先を確認 |
富山・石川・福井で供給地点番号と一般送配電事業者を確認
電力エリアを確認するときは、検針票や会員ページに記載されている22桁の供給地点特定番号を用意します。供給地点特定番号は、電気を使用している場所を識別する番号です。
現在契約している小売電気事業者の名称だけでは、一般送配電事業者のエリアを正確に判断できない場合があります。新電力へ切り替えていても、送配電設備を管理する事業者は供給地点ごとに決まっています。
- 検針票、請求書、会員ページで供給地点特定番号を確認する
- 契約住所の郵便番号、番地、部屋番号を確認する
- 一般送配電事業者が北陸電力送配電か関西電力送配電かを確認する
- 候補サービスの申込画面で対象住所か判定する
引っ越し先で新たに申し込む場合は、旧居ではなく新居の住所を基準にします。集合住宅が高圧一括受電契約になっている場合は、入居者が個別に電力会社を選べないこともあります。
福井県の美浜町以西は関西電力エリアの料金で比較
福井県で新電力を探す場合は、県内を一つの電力エリアとして扱わないことが重要です。三方郡美浜町以西の供給地点は、関西電力エリアの料金条件を基準に比較します。
北陸電力エリア向けの料金単価や試算結果を、そのまま福井県西部へ当てはめることはできません。基本料金または最低料金の仕組み、電力量料金、調整単価、申し込める料金プランが異なるためです。
同じ契約容量、同じ月別使用量、同じ対象期間を設定し、北陸電力エリアと関西電力エリアを別々に計算してください。境界付近では、市町村名だけでなく供給地点特定番号による判定を優先します。
舳倉島は一般の新電力比較から分ける
石川県輪島市の舳倉島は、本土向けの新電力比較とは分けて確認します。北陸エリアへの供給を案内している新電力でも、離島が申込対象に含まれるとは限りません。
今回比較するLooopでんき、idemitsuでんき、オクトパスエナジー、リボンエナジーについても、公式の供給条件では離島が対象外となる条件が確認されています。
舳倉島では、本土向けの掲載順から選ぶのではなく、現在の契約内容と北陸電力送配電の離島供給条件を確認してください。
北陸電力のままが損とは限らない|新電力との違いを先に整理

新電力へ乗り換えれば、すべての家庭で電気代が下がるわけではありません。北陸電力と新電力を比較するときは、料金単価の一部分ではなく、請求総額を構成する項目を同じ式にそろえることが大切です。
使用量が少ない家庭では基本料金や最低料金の差が影響しやすく、使用量が多い家庭では電力量料金と調整単価の影響が大きくなります。市場連動型では、使用した時間帯と市場価格の重なり方も請求額に影響します。
| 比較項目 | 北陸電力の規制料金 | 北陸電力の自由料金 | 新電力 |
|---|---|---|---|
| 料金の位置付け | 規制料金として定められた契約条件 | 北陸電力が設定する自由料金 | 各小売電気事業者が設定する自由料金 |
| 基準プラン | 従量電灯Bなど | 各自由料金プラン | 各社の現行プラン |
| 基本料金・最低料金 | 契約種別と容量に応じて確認 | 対象プランの料金表で確認 | 基本料金制、最低料金制、基本料金なしなどを確認 |
| 電力量料金 | 使用量区分ごとの単価 | プランごとの単価や時間帯区分 | 段階制、単一単価、時間帯別、市場連動など |
| 調整額 | 燃料費調整など | 対象プランの調整単価 | 燃料費調整、電源調達調整、市場連動費など |
| 上限の扱い | 規制料金の条件を確認 | プランごとの条件を確認 | 料金プランごとの約款で確認 |
| 停電時の復旧 | 一般送配電事業者が対応 | 一般送配電事業者が対応 | 一般送配電事業者が対応 |
北陸電力と新電力で変わる料金項目
北陸電力と新電力の料金を比較するときは、請求総額に含まれる項目を一つずつ分けて確認します。電力量料金が低く見えても、基本料金や調整額を加えると年間総額の差が小さくなる場合があります。
- 基本料金または最低料金
- 使用量に応じた電力量料金
- 燃料費調整額、電源調達調整額、市場価格連動額など
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
- 容量拠出金相当額などの必須費用
- 適用条件を満たした恒常的な割引
再エネ賦課金のように、同じ対象月と使用量であれば会社間の差にならない項目もあります。一方、燃料費調整や電源調達費の計算方法はプランごとに異なるため、同じ条件で請求総額へ反映します。
規制料金・自由料金・市場連動型の違い
料金プランは、名称だけでなく料金がどのような仕組みで変動するかを確認する必要があります。規制料金、自由料金、市場連動型では、単価の決まり方と変動要因が異なります。
北陸電力の規制料金と自由料金では、燃料費調整の上限条件が異なります。北陸電力の自由料金である「くつろぎナイト12」には、燃料費調整の上限がありません。
新電力には、地域電力会社に近い燃料費調整方式を採用するプラン、独自の電源調達調整を採用するプラン、30分ごとの市場価格を反映するプランなどがあります。
市場連動型を比較するときは、安かった月だけを見るのではなく、冬の高使用量月、市場価格が上昇した時間帯、使用時間を移動した場合の結果を確認してください。
電気の品質や停電対応で誤解しやすい点
新電力へ切り替えても、家庭まで電気を届ける送配電網は変わりません。したがって、小売電気事業者を変えたことだけを理由に電気の品質が下がるわけではありません。
停電や送配電設備の故障が発生した場合、設備の確認や復旧を担当するのは供給地点を管轄する一般送配電事業者です。
一方、請求、契約変更、解約、会員ページ、料金に関する問い合わせ窓口は契約中の小売電気事業者によって異なります。利用明細の見やすさや問い合わせ方法も比較項目に含めましょう。
安さは単価ではなく年間総額で判定する
新電力の安さは、広告に表示された単価だけでは判断できません。比較するときは、同じ契約容量・同じ月別使用量・同じ対象月の請求総額を使います。
- 直近12か月の各月使用量を用意する
- 各月の基本料金、電力量料金、調整額を合計する
- 12か月分を合計して年間総額を出す
- 12月から3月の合計額を別に確認する
- 年間で請求額が最も高い月を確認する
- 期間限定特典を除いた料金でも比較する
年間総額が低くても、冬の最大請求額が家計の許容範囲を超えるプランは慎重に検討する必要があります。年間総額と月ごとの変動幅をセットで比較してください。
北陸3県で比較したい新電力6社

北陸3県で新電力を比較するときは、供給地点が申込対象であることを確認したうえで、同一条件の年間総額と冬の変動性を評価します。
今回の比較候補は、2026年7月16日時点で新規受付、対象供給地点に対応する家庭向けプラン、料金算定式、供給条件、解約条件を確認できた6社です。
ランキング選定基準は、年間の電気料金総額40点、積雪期の料金安定性20点、供給範囲と申込適合性15点、使用量別の適合性10点、契約・解約条件10点、料金情報の分かりやすさ5点の合計100点です。
| 評価項目 | 配点 | 主な確認内容 |
|---|---|---|
| 年間の電気料金総額 | 40点 | 現行料金と2025年7月〜2026年6月の変動項目を使った年間総額 |
| 積雪期の料金安定性 | 20点 | 12月〜3月の合計、最大請求月、調整費や市場価格による変動幅 |
| 供給範囲と申込適合性 | 15点 | 北陸・関西エリア、契約容量、新築、離島、引っ越し条件 |
| 使用量別の適合性 | 10点 | 低使用量、標準世帯、高使用量での請求総額 |
| 契約・解約条件 | 10点 | 解約金、最低利用期間、工事費精算、支払い方法 |
| 料金情報の分かりやすさ | 5点 | 料金表、調整単価、算定式、更新情報の確認しやすさ |
比較条件は、料金表・供給条件・約款を2026年7月16日時点でそろえ、同じ供給エリア、契約容量、月別使用量、対象期間で請求総額を計算することです。
変動単価は、最新の完結した12か月である2025年7月〜2026年6月を使用します。市場連動型は同期間の30分単位のエリアプライスと共通の30分使用曲線で計算します。
期間限定キャンペーン、ポイント、国の料金支援、利用者を限定する割引は基本評価へ加点せず、通常料金と分けて扱います。統一試算の具体的な年間総額が確認できない状態では、掲載順だけを料金順位として判断しないでください。
| サービス | 供給エリアの主な条件 | 料金タイプ | 冬の確認項目 | 解約条件の主な確認点 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| idemitsuでんき | 北陸・関西エリアの対象住所。離島は対象外 | 標準プランとオール電化向けプランを分けて比較 | 調整単価、昼夜の使用量、冬の沸き増し | 通常の解約違約金はないが、工事費精算などの例外を確認 | 標準契約、オール電化、車利用を分けて比較したい人 |
| オクトパスエナジー | 沖縄・離島を除く対象住所。郵便番号でプランを判定 | 郵便番号別に表示される現行プラン | 冬の月別使用量と調整額 | 申込時点の重要事項説明と約款を確認 | 住所ごとの現行料金を確認して比較できる人 |
| Looopでんき | 北陸・関西エリアの対象住所。離島は対象外 | 30分単位の市場価格を反映 | 夕方・夜間の使用集中と冬の市場価格 | 通常の契約期間・解約手数料は設けられていない | 使用時間を移動し、価格変動を管理できる人 |
| リボンエナジー | 北陸・関西エリアの対象住所。離島は対象外 | 市場連動型と各種割引 | 市場価格と割引適用前後の最大請求月 | 最低利用期間・解約違約金なしの条件を確認 | 適用できる割引を整理し、使用時間を調整できる人 |
| リミックスでんき | 北信越・関西エリアの対象住所 | 申込対象として表示された現行プラン | 調整額または市場連動部分 | プランごとの重要事項説明を確認 | 契約容量と料金タイプを確認して比較できる人 |
| 新日本エネルギー | 北陸・関西エリアの対象住所 | 現行スタンダードプランと月次の電源調達単価 | 冬季使用量と電源調達単価 | 申込時点の約款と解約条件を確認 | 標準プランを調整額込みで比較したい人 |
idemitsuでんき|標準プランとオール電化を分けて評価
idemitsuでんきを比較するときは、標準家庭向けプランとオール電化向けプランを混同しないことが重要です。北陸エリアと、福井県西部を含む関西エリアの対象範囲が案内されていますが、離島は供給対象外です。
供給エリアと申し込み条件
郵便番号と供給地点で対象住所を判定し、現在の契約種別と契約容量に対応するプランを確認します。オール電化向けプランでは、対象設備や契約方式も確認してください。
料金の仕組みと北陸電力との試算差
標準プランは、基本料金、電力量料金、調整額、再エネ賦課金を含めて北陸電力の従量電灯Bなどと比較します。オール電化向けプランは、くつろぎナイト12と時間帯別使用量をそろえて計算します。
積雪期・高使用量世帯での注意点
電気暖房やエコキュートを使う家庭では、12月〜3月の使用量と昼間の沸き増しを反映します。年間総額だけでなく最大請求月も確認してください。
向いている人・向いていない人
標準契約、オール電化、車利用の条件を分けて比較できる人に向いています。現在のオール電化プラン名や時間帯別使用量を確認せず、基本料金だけで判断したい人には向きません。
オクトパスエナジー|郵便番号別の現行プランを比較
オクトパスエナジーを検討するときは、郵便番号を入力した際に表示される現行プランを比較対象にします。沖縄・離島を除く全国で申込を受け付けていますが、対象住所と料金プランは郵便番号から判定します。
供給エリアと申し込み条件
北陸3県という地域名だけで判断せず、郵便番号と住所を入力して申込対象か確認します。福井県では、北陸電力エリアと関西電力エリアを分けて料金を確認してください。
料金の仕組みと北陸電力との試算差
住所判定後に表示される基本料金または最低料金、電力量料金、調整額、必須費用を使います。過去のプラン名や以前の料金単価を現在の比較へ流用しないことが重要です。
積雪期・高使用量世帯での注意点
北陸の冬季使用量を月別に反映し、12月〜3月の合計と最大請求月を確認します。年間使用量を12等分するだけでは、冬の高使用量月の影響を十分に確認できません。
向いている人・向いていない人
郵便番号別の現行プランを確認し、自宅の使用量で再計算できる人に向いています。過去に見た料金やキャンペーンが現在も続いていると考えて選ぶ人には向きません。
Looopでんき|30分単位の市場連動を冬の使用時間で評価
Looopでんきは、30分単位の市場価格と各時間帯の使用量を反映して比較します。北陸・関西エリアを含む対象地域で申し込めますが、離島は供給対象外です。
供給エリアと申し込み条件
郵便番号と供給地点で対象住所を確認します。契約容量や現在の契約方式が申込対象かも確認してください。
料金の仕組みと北陸電力との試算差
30分単位の市場価格を反映するため、月間使用量が同じでも使用時間によって請求額が変わります。市場価格だけでなく、公式の料金算定式に含まれる費用を合計して比較します。
積雪期・高使用量世帯での注意点
夕方以降に暖房、調理、給湯、乾燥機などを同時使用する家庭は、冬の市場価格と使用時間の重なりを確認します。基本評価には、使用時間を意図的に変えない通常モデルを使います。
向いている人・向いていない人
時間帯別使用量を把握し、給湯や家電の運転時間を調整できる人に向いています。請求額の変動を抑えたい人や、価格を定期的に確認したくない人は慎重に検討してください。
リボンエナジー|市場連動と各種割引を切り分けて評価
リボンエナジーを比較するときは、市場価格による変動部分と、適用条件を満たした場合の割引を分けて計算します。北陸エリアと、福井県の美浜町以西を含む関西エリアの料金ページが案内されていますが、離島は対象外です。
供給エリアと申し込み条件
供給地点の申込可否に加え、各割引の対象条件、適用開始時期、併用条件を確認します。適用できるか分からない割引は年間総額へ含めないようにします。
料金の仕組みと北陸電力との試算差
割引前の市場連動型料金で年間総額を計算した後、実際に継続適用できる割引だけを加えます。初回限定特典は通常料金と分けて扱います。
積雪期・高使用量世帯での注意点
年間総額が低くても、冬の最大請求月が上振れする可能性があります。12月〜3月の合計、市場価格が上昇した時間帯、割引を適用できなかった場合を確認してください。
向いている人・向いていない人
割引条件を整理し、市場価格に合わせて一部の使用時間を調整できる人に向いています。割引条件の管理や料金変動を負担に感じる人には向かない可能性があります。
リミックスでんき|申込条件を確認して標準家庭向けに評価
リミックスでんきを比較するときは、現在申し込めるプランと料金の算定方法を先に特定します。北信越・関西エリアで供給が確認されていますが、プランによって申込条件が異なります。
供給エリアと申し込み条件
市場連動型のStyle Plusは、30A未満、新築、オール電化向け料金を契約している場合など、申し込めないことがあります。住所だけでなく、契約アンペアと現在の料金プランを確認してください。
料金の仕組みと北陸電力との試算差
標準家庭向けとして比較する場合と、市場連動型として比較する場合で計算方法を分けます。市場連動型はLooopでんきやリボンエナジーと同じ30分使用曲線を使います。
積雪期・高使用量世帯での注意点
冬季の調整額または市場連動部分が請求額へ与える影響を確認します。年間平均だけでなく、使用量が多い月の料金式を重点的に比較してください。
向いている人・向いていない人
申込対象のプランを確認し、料金タイプに合わせて試算方法を変えられる人に向いています。プランの料金方式を確認せずに選びたい人には向きません。
新日本エネルギー|現行スタンダードプランと調整単価を評価
新日本エネルギーを比較するときは、現行スタンダードプランの基本料金と電力量料金に加え、月次の電源調達単価まで含めることが重要です。
供給エリアと申し込み条件
北陸・関西エリアの現行申込フォームで住所を判定し、契約容量と契約種別が対象になっているか確認します。
料金の仕組みと北陸電力との試算差
基本料金、電力量料金、再エネ賦課金に加え、月次の電源調達単価を各月へ反映します。電力量料金だけで北陸電力と比較しないようにしてください。
積雪期・高使用量世帯での注意点
冬季は使用量の増加と電源調達単価の変動が同時に影響する可能性があります。12月〜3月の合計と最大請求月を確認してください。
向いている人・向いていない人
標準的な料金プランを、基本料金と調整額を含む総額で比較したい人に向いています。一部の単価だけで判断したい人には適切な比較が難しくなります。
北陸3県の地域差・選び分け|富山・石川・福井で確認するポイント

北陸3県を横断して新電力を比較するときは、県別の一律ランキングではなく、供給地点、電化設備、冬季の電力負荷、離島や電力エリアの分岐を確認します。
同じ県内でも、暖房・給湯の熱源や融雪設備の有無によって月別使用量は異なります。市町村名だけで最も安いサービスを決めず、各家庭の使用量データへ置き換えて比較してください。
| 地域 | 先に確認する条件 | 料金比較の基準 | 関連記事で確認する内容 |
|---|---|---|---|
| 富山県 | 暖房、給湯、融雪設備、浴室乾燥、EV充電 | 北陸電力エリアの同一契約容量・月別使用量 | 県内の供給条件と詳細な料金比較 |
| 石川県本土 | 本土の供給地点、冬季設備、使用量の偏り | 北陸電力エリアの同一契約容量・月別使用量 | 県内の供給条件と詳細な料金比較 |
| 石川県の舳倉島 | 離島供給の適用条件 | 一般比較と分けて個別確認 | 離島供給の案内 |
| 福井県の北陸電力エリア | 供給地点と一般送配電事業者 | 北陸電力エリアの基準プラン | 県内のエリア別比較 |
| 福井県の美浜町以西 | 関西電力送配電エリアであること | 関西電力エリアの基準プラン | 県内のエリア別比較 |
富山|暖房・給湯・融雪設備の電力負荷を把握
富山県で新電力を比較するときは、世帯人数より先に暖房・給湯・融雪設備が電気をどの程度使用しているかを確認します。同じ人数の家庭でも、熱源の組み合わせによって電気使用量は異なります。
エアコン暖房、電気ヒーター、エコキュート、電気式融雪設備を利用している家庭では、冬の使用量が増えることがあります。一方、暖房や給湯の中心が灯油やガスであれば、冬季の電気使用量が必ず大幅に増えるとは限りません。
石川|本土と離島で切り替え条件を分ける
石川県では、本土と舳倉島を同じ申込条件で扱わないことが重要です。本土で申込可能な新電力でも、離島が同じ条件で対象になるとは限りません。
本土の家庭は、北陸電力エリアの同一契約容量と月別使用量で比較します。舳倉島は一般的な新電力比較から外し、離島供給の案内を確認してください。
福井|北陸電力エリアと関西電力エリアを混同しない
福井県で最初に確認するべきなのは、自宅が北陸電力送配電エリアと関西電力送配電エリアのどちらに含まれるかです。県名が同じでも、比較基準となる料金プランが異なります。
美浜町以西の供給地点は関西電力エリアの料金条件で比較し、それ以外の北陸電力エリアとは試算表を分けます。北陸電力エリア向けの試算結果を、関西電力エリアへ流用しないようにしてください。
県別の詳細比較は関連記事で確認する
北陸3県の横断比較では、供給エリアと生活条件による選び分けを中心に確認します。各県の細かな申込条件や料金比較は、富山県・石川県・福井県それぞれの関連記事で確認してください。
県別記事を見る場合も、ランキング順位だけで判断せず、自宅と同じ契約容量、月別使用量、暖房・給湯設備、一般送配電事業者が前提になっているかを確認します。
世帯人数より使用量で選ぶ|北陸の電気代シミュレーション

新電力選びでは、世帯人数だけで契約先を決めるのではなく、契約容量、年間使用量、月別使用量、冬季の偏りを使って比較します。
以下は比較条件を統一するためのモデル値であり、北陸3県の公的な平均使用量を示すものではありません。自宅の使用実績がある場合は、実測値へ置き換えてください。
| 使用量モデル | 契約容量 | 年間使用量 | 想定する暮らし方 | 主な確認点 |
|---|---|---|---|---|
| 低使用量 | 20A | 1,800kWh | 日中不在が多い一人暮らし | 基本料金、最低料金、20Aの申込可否 |
| 一人暮らし標準 | 30A | 2,400kWh | 夜間・休日を中心に使用 | 固定費と低使用量帯の単価 |
| 二人暮らし | 40A | 3,600kWh | 共働き、または片方が在宅 | 昼間在宅の有無と使用時間 |
| 三〜四人世帯 | 50A | 5,400kWh | 給湯・調理・乾燥機の利用が多い | 高使用量帯と冬季負荷 |
| 高使用量世帯 | 60A | 7,200kWh | 電気暖房、融雪設備、EV充電など | 基本料金、調整額、最大請求月 |
| オール電化 | 10kVA | 8,400kWh | エコキュート・IHを利用 | 標準ランキングとは分けて時間帯別に評価 |
積雪期に使用量が増えるモデルでは、年間使用量を1月13%、2月12%、3月10%、4月7%、5月6%、6月6%、7月7%、8月8%、9月6%、10月6%、11月8%、12月11%の割合で配分します。
一人暮らし・低使用量は20A・30Aと最低料金の影響を比較
一人暮らしや電気使用量が少ない家庭では、電力量料金よりも基本料金・最低料金など毎月発生する固定費が比較結果へ影響しやすくなります。
現在20Aで足りている家庭が、申込条件に合わせて30Aへ変更すると、基本料金が増える可能性があります。候補サービスが20Aに対応しているかを確認してください。
二人暮らしは昼間在宅の有無で使用曲線を分ける
二人暮らしでは、人数が同じでも昼間在宅か日中不在かによって、電気を使用する時間帯が変わります。市場連動型や時間帯別プランでは、月間使用量だけでは比較できません。
在宅勤務がある家庭は平日昼間の使用を反映し、日中不在の家庭は帰宅後の調理、暖房、入浴、洗濯乾燥が重なる時間帯を重点的に確認します。
三〜四人世帯は冬の給湯・暖房負荷まで加える
三〜四人世帯では、照明や家電に加え、入浴回数、給湯量、暖房する部屋数、乾燥設備の使用が冬の電気代へ影響します。
エコキュートを使う家庭は夜間の沸き上げ量だけでなく、冬の昼間の沸き増しも含めます。浴室乾燥や衣類乾燥機を併用する場合は、入浴後の使用集中にも注意してください。
高使用量世帯は基本料金と調整費の両方を比較
高使用量世帯では、電力量料金の差だけでなく、契約容量に応じた基本料金と、使用量に比例する調整額の両方が年間総額へ影響します。
基本料金0円のプランでも、電力量料金や電源調達費、市場連動費を含めると総額が高くなる場合があります。年間総額、12月〜3月の合計、最大請求月を並べてください。
直近12か月の検針票で自宅条件に置き換える
最終的な契約先は、モデル値ではなく自宅の直近12か月分の検針データで選びます。少なくとも各月の使用量、契約容量、現在の料金プランを用意してください。
- 直近12か月の各月使用量を一覧にする
- 契約アンペアまたは契約容量を確認する
- 一般送配電事業者を確認する
- 各社の現行料金表を同じ対象期間でそろえる
- 基本料金、電力量料金、調整額を月ごとに計算する
- 年間総額、12月〜3月の合計、最大請求月を比較する
- 期間限定特典を除いた金額でも比較する
積雪期の暖房・給湯・融雪設備まで含めた選び方

北陸で新電力を選ぶときは、年間平均の使用量だけでなく、積雪期に同時使用する暖房・給湯・融雪・乾燥・充電設備まで含めて評価します。
ただし、北陸のすべての家庭で冬の電気使用量が大幅に増えるわけではありません。暖房と給湯の熱源、住宅性能、在宅時間、設備の有無によって冬季負荷は異なります。
| 設備・暮らし方 | 増えやすい時間帯 | 比較しやすい料金タイプ | 注意点 |
|---|---|---|---|
| エアコン暖房 | 起床前後、帰宅後、就寝前 | 使用時間を動かしにくい場合は変動の小さい料金タイプも比較 | 低温時の消費電力と長時間運転を反映 |
| 電気ヒーター・蓄熱暖房 | 朝夕または長時間 | 契約容量と高使用量帯を比較 | ほかの設備との同時使用を確認 |
| エコキュート | 夜間、冬の沸き増し時 | 時間帯別または運転時間を調整できる料金タイプ | 昼間の沸き増しを反映 |
| 電気式融雪設備 | 降雪時、気温低下時 | 最大月の変動を抑えやすい料金タイプ | 降雪量によって使用量が変わる |
| 浴室乾燥・衣類乾燥 | 入浴後、夜間 | 運転時間を動かせる場合は時間帯別・市場連動型も比較 | 暖房・給湯との重複を確認 |
| EV充電 | 帰宅後から夜間 | 充電時間を設定できる料金タイプ | 給湯や暖房との同時使用を確認 |
冬の最大請求額と12月〜3月の合計を確認
冬の電気代を比較するときは、年間総額だけでなく、最大請求額と12月〜3月までの合計額を確認します。年間では低くても、特定の月だけ家計負担が大きくなるプランがあるためです。
最大請求月は、使用量が最も多い月と一致するとは限りません。調整単価や市場価格が変動する料金では、使用量と料金単価の両方が影響します。
暖房・給湯の熱源で電気使用量を分ける
世帯人数が同じでも、暖房と給湯の熱源によって冬の電気使用量は変わります。電気、ガス、灯油をどの設備で使用しているか整理してください。
- 暖房がエアコン中心か、灯油・ガス中心か
- 補助暖房として電気ヒーターを使用するか
- 給湯がエコキュート、電気温水器、ガス、灯油のどれか
- 冬に追いだきや沸き増しが増えるか
- 暖房する部屋数と運転時間がどの程度増えるか
融雪設備・浴室乾燥・EV充電の同時使用に注意
冬は暖房と給湯に加え、融雪設備、浴室乾燥、衣類乾燥、EV充電が同時に動く時間帯に注意が必要です。同時使用が増えると、使用量だけでなく必要な契約容量も大きくなります。
設備ごとに運転時間を30分単位で整理し、移動できる設備だけを別の時間へ移した試算を行います。暖房のように移動しにくい使用と、EV充電のように移動しやすい使用を分けてください。
契約アンペア・契約容量を下げすぎない
基本料金を抑えるために契約アンペアや契約容量を変更する場合は、冬の同時使用に耐えられる容量を残すことが重要です。
エアコン、電気ヒーター、IH調理器、電子レンジ、エコキュート、浴室乾燥、EV充電などが重なると、通常月より大きな容量が必要になることがあります。
北陸で市場連動型を選ぶなら冬の高値リスクまで試算

市場連動型を選ぶときは、最近の単月料金だけでなく、30分単位の市場価格と自宅の使用時間が重なった場合の年間総額を確認します。
市場価格が低かった期間だけを使い、今後も同じ水準が続くと考えることはできません。一方で、市場連動型が冬に必ず高くなるとも限りません。使用量、市場価格、使用時間、各社の料金計算式を組み合わせて判断します。
| サービス | 30分連動の仕組み | 上限 | 価格情報の確認 | ピークシフト試算 | 冬の注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| Looopでんき | 30分単位の市場価格を料金へ反映 | 現行の料金説明で確認 | 公式の提供方法を確認 | 通常利用と移動後を比較 | 暖房と夕方以降の使用集中 |
| リボンエナジー | 市場連動部分と割引部分を分けて計算 | 現行の料金説明で確認 | 公式の提供方法を確認 | 割引前後と移動前後を比較 | 割引があっても市場変動は別に評価 |
| リミックスでんき | Style Plusなど対象プランの算定式で計算 | 対象プランの現行条件で確認 | 対象プランの提供方法を確認 | 他社と同じ使用曲線で比較 | 30A未満、新築、オール電化などの申込条件 |
市場連動型の料金が30分ごとに変わる仕組み
30分単位の市場連動型では、電力市場のエリアプライスと各時間帯の使用量をもとに料金の一部が計算されます。北陸電力エリアと関西電力エリアでは使用するエリアプライスが異なるため、福井県ではエリアを分けます。
市場価格そのものが家庭の最終的な請求単価になるとは限りません。各社の料金算定式に従い、サービス料金、託送に関係する費用、税、再エネ賦課金などを加えて計算します。
Looopでんき・リボンエナジー・リミックスでんきを同じ使用曲線で比較
市場連動型のサービスを比較するときは、全社へ同じ30分使用曲線を適用します。会社ごとに異なる使用パターンを使うと、料金式の差を正しく比較できません。
基本評価には、現在の使い方を反映した通常利用モデルを使います。参考値として、移動可能な使用量の20%を比較的安い時間帯へ動かしたモデルも計算します。
- 通常利用の年間総額
- ピークシフト後の年間総額
- 12月〜3月の合計額
- 冬の最大請求月
- 市場価格が上昇した時間帯と使用が重なった場合の金額
価格上限・アプリ通知・解約条件でリスクを抑える
市場連動型のリスクを確認するときは、価格上限、価格情報の確認方法、解約条件をサービスごとに並べることが大切です。上限が設定されていると想定せず、申込時点の料金説明と約款を確認してください。
価格情報を確認できても、自動的に家電の運転時間が変更されるとは限りません。情報を確認した後、実際に使用時間を調整できるかも判断材料になります。
市場連動型が向く人・向かない人
市場連動型が向いているのは、時間帯別の使用量を確認し、移動可能な電気使用を価格に合わせて調整できる人です。請求額の変動を受け入れられることも条件になります。
- スマートメーターの30分使用量を確認できる
- エコキュートやEV充電の運転時間を設定できる
- 洗濯乾燥や食器洗いの時間を移動できる
- 価格情報を定期的に確認できる
- 月ごとの請求額が変動しても家計で対応できる
電気暖房や給湯の使用時間を移動しにくい家庭、請求額の予測しやすさを優先する家庭、価格確認の負担を避けたい家庭は慎重に検討してください。
北陸のオール電化は夜間単価と現在の契約プランを確認

オール電化の家庭は、標準家庭向けの比較結果をそのまま当てはめず、現在の契約プランと時間帯別使用量を基準に比較します。
北陸電力エリアでは、現行のオール電化向けプランである「くつろぎナイト12」を主な基準にします。福井県の美浜町以西は、関西電力エリアの現行オール電化向けプランを基準にしてください。
| エリア | 基準プラン | 候補プラン | 昼夜単価 | 燃料費調整 | 再加入条件 | 試算方法 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 北陸電力エリア | 北陸電力のくつろぎナイト12など現在の契約プラン | idemitsuでんきなど対象条件を満たすプラン | 昼間・夜間の時間帯と単価を比較 | くつろぎナイト12は上限なし | 現在のプランへ戻せるか確認 | 夜間型・昼間型の両方で年間試算 |
| 福井県の美浜町以西 | 関西電力エリアの現行オール電化向けプラン | 関西電力エリアで対象住所へ供給するプラン | 関西電力エリアの時間帯区分で比較 | 各プランの約款に従って反映 | 旧プランや受付終了プランの扱いを確認 | 北陸電力エリアとは分けて試算 |
現在の契約プラン名と再加入条件を確認
最初に確認するのは、現在契約しているプランの正式名称と、切り替え後に同じプランへ戻せるかどうかです。
- 現在の料金プランの正式名称
- 契約容量や契約方式
- 昼間・夜間・休日の時間帯区分
- 現在のプランが新規受付中か
- 切り替え後に同じプランへ再加入できるか
- 失われる割引や特典がないか
新規受付を終了している旧プランから切り替える場合は、想定より高くなっても以前と同じ条件へ戻れない可能性があります。
北陸電力のくつろぎナイト12と新電力を比較
くつろぎナイト12は、夜間時間が20時から翌8時までの自由料金プランです。夜間単価だけでなく、昼間使用量、基本料金、燃料費調整を含む請求総額で新電力と比較します。
くつろぎナイト12の燃料費調整には上限がありません。新電力と比較するときは、同じ請求月の調整額を双方へ反映してください。
idemitsuでんきなどを候補に含める場合は、対象住所、契約容量、設備条件、時間帯別料金を確認します。
福井県の美浜町以西は関西電力エリアのオール電化プランで比較
福井県の美浜町以西は、北陸電力のプランではなく、関西電力エリアの現行オール電化向けプランを基準に比較します。
北陸電力エリア向けの時間帯区分や料金表を使うと、基準単価が一致しません。住所に対応する一般送配電事業者と、現在契約中のプランを確認してください。
夜間型・昼間型の2つの使用曲線で試算
オール電化の比較では、夜間使用が多いケースと昼間使用が多いケースの2通りを試算します。月間使用量が同じでも、どの時間帯に使ったかによって料金が変わるためです。
- 夜間型:給湯、食器洗い、洗濯乾燥、蓄電池、EV充電を夜間へ集約する家庭
- 昼間型:在宅勤務、日中の暖房・冷房・調理、昼間の沸き増しが多い家庭
スマートメーターの時間帯別データを取得できる場合は、実際の使用曲線を利用します。取得できない場合は、給湯器の沸き上げ時刻、暖房時間、EV充電時間を整理してください。
燃料費調整・電源調達費・再エネ賦課金を見落とさない

新電力の料金は、基本料金と電力量単価だけでなく、請求時に加算・減算されるすべての項目を含めて比較します。
月額請求相当額=基本料金または最低料金+電力量料金+燃料費調整・電源調達費・市場連動費+再エネ賦課金+その他の必須費用-恒常的な割引
| 料金項目 | 算定方法 | 上限 | 比較への反映方法 | 更新頻度 |
|---|---|---|---|---|
| 基本料金・最低料金 | 契約容量、契約電力、契約単位など | 料金表に記載 | 同じ契約容量・契約方式で比較 | 料金改定時 |
| 電力量料金 | 使用量、段階、時間帯など | 料金表に記載 | 同じ使用量と時間帯別使用量を反映 | 料金改定時 |
| 燃料費調整 | 燃料価格などをもとに算定 | 規制料金・自由料金・プランで異なる | 同じ請求月の単価を使用 | 原則として毎月 |
| 電源調達調整 | 卸電力価格や独自指標などで算定 | プランごとに異なる | 計算式と使用量を反映 | 各社の公表周期 |
| 市場価格連動分 | 市場価格と時間帯別使用量で算定 | プランごとに異なる | 同じ30分使用曲線で計算 | 料金算定方法による |
| 再エネ賦課金 | 全国共通単価×使用量 | 国が年度ごとに設定 | 全社へ同じ単価を加算 | 年度ごと |
| キャンペーン・ポイント | 各特典の適用条件による | 期間・上限による | 通常料金と分けて表示 | 特典更新時 |
電気料金の請求額を構成する項目
請求書を見るときは、どの調整項目が何kWhに対して適用されているかを確認します。同じ使用量でも、基本料金の方式や調整単価によって総額が変わります。
- 基本料金、最低料金、容量拠出金相当額など
- 使用量や時間帯に応じた電力量料金
- 燃料費調整や電源調達に関する調整額
- 市場価格に連動する料金
- 再エネ賦課金
- セット割引、会員割引、ポイント
- 期間限定の料金支援
基本料金0円でも、電力量料金や調整費を含めた請求総額で判断してください。
規制料金と自由料金で調整額の上限を比較
燃料費調整の上限は、電力会社名ではなく料金メニューごとに確認します。北陸電力の規制料金と自由料金、新電力の自由料金では、上限の扱いが同じとは限りません。
北陸電力のくつろぎナイト12を含む自由料金では、燃料費調整に上限がありません。規制料金との比較では、対象月の単価と上限条件を区別してください。
2026年度の再エネ賦課金を同条件で加算
2026年度の再エネ賦課金は4.18円/kWhです。2026年5月検針分から2027年4月検針分まで適用されます。
再エネ賦課金は、同じ使用量であれば契約する電力会社による差はありません。ただし、実際の請求総額には含まれるため、比較する全社へ同じ条件で加算します。
料金支援・キャンペーン・ポイントは別枠で表示
期間限定の料金支援、キャンペーン、ポイントは、通常料金による比較とは分けて判断します。終了後も同じ請求額になるとは限らないためです。
特典を含める場合は、対象者、申込経路、適用期間、付与時期、最低利用期間、途中解約時の扱いを確認してください。
解約金だけでなく受付条件・支払い方法・開始日も比較

料金が生活に合っていても、住所、契約容量、設備、申込方法によって契約できない場合があります。新規受付、切り替え、引っ越し新規を分けて確認してください。
| サービス | 新規受付・供給条件 | 主な申込制限 | オール電化 | 支払い方法 | 解約条件 | 開始日の確認 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 新日本エネルギー | 北陸・関西エリアの現行申込フォームで判定 | 契約容量・契約種別を確認 | 対象プランを確認 | 申込画面で確認 | 約款で確認 | 受付後の案内で確認 |
| リミックスでんき | 北信越・関西エリアの対象住所 | Style Plusは30A未満、新築、オール電化料金などで申込不可の場合あり | 対象プランを確認 | 申込画面で確認 | プランごとの条件を確認 | 受付後の案内で確認 |
| Looopでんき | 北陸・関西エリアの対象住所。離島を除く | 住所・契約種別を確認 | 設備と料金方式を確認 | 申込画面で確認 | 通常の契約期間・解約手数料なし | 受付後の案内で確認 |
| idemitsuでんき | 北陸・関西エリアの対象住所。離島を除く | 契約容量・対象設備を確認 | 現行のオール電化プランあり | 申込画面で確認 | 通常の解約違約金なし。工事費精算などの例外を確認 | 受付後の案内で確認 |
| オクトパスエナジー | 沖縄・離島を除く対象住所 | 郵便番号別にプランを判定 | 対象郵便番号で現行プランを確認 | 申込画面で確認 | 重要事項説明と約款で確認 | 受付後の案内で確認 |
| リボンエナジー | 北陸・関西エリアの対象住所。離島を除く | 住所・契約種別を確認 | 料金方式と設備条件を確認 | 申込画面で確認 | 最低利用期間・解約違約金なし | 受付後の案内で確認 |
新規受付・切り替え・引っ越しの対応を分けて確認
現在の住所での切り替えと、引っ越し先での新規契約では受付条件が異なる場合があります。申込画面では、利用状況に合った手続きを選択してください。
- 切り替え:現在の住所で契約先を変更する
- 引っ越し新規:新居で電気の使用を開始する
- 新築:供給地点の登録やメーター設置を伴う場合がある
- 再契約:以前利用していたサービスへ再度申し込む
30A未満・新築・オール電化などの申込制限
30A未満、新築、オール電化、一括受電の建物では、通常の申込条件が適用されないことがあります。全国対応と案内されていても、すべての住所や設備で契約できるとは限りません。
- 20Aなど小容量契約の受付可否
- 主開閉器契約や実量契約への対応
- 新築・新設供給地点の申込可否
- オール電化や時間帯別契約への対応
- 一括受電物件の個別契約可否
- 離島や供給エリア境界付近の条件
解約金・最低利用期間・工事費精算の違い
解約金が0円でも、切り替え時の負担が完全にないとは限りません。工事費や機器代の残額、キャンペーン特典の返還、セット割引の終了なども確認してください。
- 契約解除料や事務手数料
- 最低利用期間と更新条件
- 設備撤去や工事費の精算
- 分割払い中の機器代
- 早期解約による特典取消
- セット割引への影響
- 旧プランへの再加入制限
支払い方法と供給開始までの目安
利用できる支払い方法と供給開始日はサービスごとに異なります。クレジットカード、口座振替、払込票など、希望する方法を選べるか申込画面で確認してください。
供給開始日は、申込日、現在の検針日、申込情報の照合、スマートメーターの設置状況などによって変わります。即日切り替えを前提にせず、受付後に案内される開始予定日を確認してください。
北陸電力から新電力へ切り替える手順

北陸電力から新電力への切り替えは、契約情報を準備し、乗り換え先へ申し込み、供給開始日と初回請求を確認する流れで進めます。
| 手順 | 準備するもの | 確認先 | つまずきやすい点 |
|---|---|---|---|
| 1. 契約情報を確認 | 検針票、契約名義、料金プラン、契約容量、供給地点特定番号 | 現在の契約先 | 名義や住所表記が一致しない |
| 2. 乗り換え先へ申し込む | 本人情報、支払い情報、希望プラン | 乗り換え先の申込画面 | 切り替えと引っ越し新規を間違える |
| 3. メーターと開始日を確認 | 受付番号、申込完了メール | 乗り換え先または一般送配電事業者 | 供給開始日前に変更済みと考える |
| 4. 初回請求を確認 | 初回請求書、申込時の料金条件 | 乗り換え先 | 日割りや検針期間を見落とす |
| 5. 引っ越し時の手続きを確認 | 旧居の停止日、新居の住所、入居日 | 旧居と新居それぞれの契約先 | 新居の開始手続きを忘れる |
検針票と供給地点特定番号を準備
申し込み前に、検針票または会員ページから現在の契約情報を確認します。
- 現在の電力会社名
- 料金プランの正式名称
- 契約名義と登録住所
- 契約アンペアや契約容量
- 供給地点特定番号
- 過去12か月の使用量と請求額
乗り換え先へ申し込む
比較条件をそろえて候補を絞ったら、乗り換え先の申込画面から手続きを進めます。プラン名、料金方式、供給エリア、契約期間、解約条件を確認してください。
通常の切り替えは乗り換え先を通じて手続きが進むことがありますが、引っ越し、未払い、名義変更、設備工事を伴う場合は、現在の契約先への連絡が必要になることがあります。
スマートメーターと供給開始日を確認
申込後は、スマートメーター交換の有無と供給開始日を確認します。現在の設備が対応していない場合は、メーター交換が必要になることがあります。
工事日時、費用、停電の有無、立ち会いの要否は、申込後の案内に従ってください。すべてのケースで工事なし、即日切り替えになるわけではありません。
初回請求で料金項目を確認
初回請求では、申し込んだプランと実際に適用された料金項目が一致しているかを確認します。
- 契約プラン名と契約容量
- 対象期間と使用量
- 基本料金や最低料金の日割り
- 電力量料金の単価区分
- 燃料費調整、電源調達調整、市場連動分
- 再エネ賦課金
- 割引やキャンペーンの適用状況
- 支払い方法と引き落とし日
引っ越しと同時に契約する場合の注意点
引っ越しでは、旧居の停止手続きと新居の開始手続きを別々に管理します。旧居を解約しただけでは、新居の電気契約は開始されません。
一括受電のマンションや新築物件では、希望する新電力へ申し込めない場合や、追加手続きが必要になることがあります。入居日までに供給を開始できるか、事前に確認してください。
北陸の新電力に関するよくある質問

北陸3県で新電力を選ぶ際は、県名だけでなく、供給エリア、現在の契約、使用量、料金方式を確認してください。
北陸3県なら同じ料金プランを選べますか?
北陸3県のすべての住所で同じ料金プランを選べるとは限りません。福井県の美浜町以西は関西電力エリアであり、離島や契約容量によっても申込条件が異なります。
郵便番号と供給地点特定番号を使い、候補サービスの申込画面で供給可否を確認してください。
舳倉島でも新電力へ切り替えられますか?
舳倉島は一般的な本土向け新電力の対象外となる場合があります。北陸電力送配電の離島供給エリアであるため、現在の契約先と離島供給の条件を確認してください。
新電力にすると停電しやすくなりますか?
小売電気事業者を変更したことだけを理由に、停電しやすくなるわけではありません。送配電設備の管理と停電復旧は、地域の一般送配電事業者が担当します。
金沢・富山・福井の一人暮らしはどこが安いですか?
市名だけで一人暮らしの最も安いサービスを決めることはできません。契約アンペア、月間使用量、在宅時間、暖房方式、調整額によって請求総額が変わります。
同じ契約容量、同じ使用量、同じ対象月で比較してください。
オール電化でも新電力に切り替えられますか?
供給エリアと設備条件に対応したプランがあれば、オール電化でも新電力を検討できます。ただし、現在のプランから切り替えると、同じ条件へ戻れない場合があります。
市場連動型は北陸の冬でもおすすめですか?
市場連動型は、北陸のすべての家庭に一律でおすすめできる料金タイプではありません。使用量が多い時間と市場価格の上昇が重なると、請求額が増える可能性があります。
使用時間を動かせる家庭は候補になりますが、冬の暖房時間を動かしにくい家庭は、年間の変動幅と最大請求月を確認してください。
北陸で電気・ガスのセット契約は選べますか?
北陸でもセット契約を選べる場合がありますが、ガスの種類と地域によって候補が異なります。都市ガスとLPガスでは供給条件が異なるため、家庭全体の光熱費で比較してください。
解約金なしならいつ切り替えても問題ありませんか?
解約金がなくても、切り替えによる不利益がないとは限りません。工事費精算、特典取消、セット割引の終了、旧プランへの再加入制限などを確認してください。
北陸電力へ戻すことはできますか?
北陸電力への契約変更を申し込めても、以前と同じ料金プランへ戻れるとは限りません。新規受付を終了したプランや旧オール電化向けプランを契約している場合は、切り替え前に再加入条件を確認してください。
北陸で自分に合う新電力を選ぶための最終チェック

北陸で新電力を選ぶときは、会社名だけでなく、料金の変動方式と自分の暮らし方を対応させることが重要です。
| 読者タイプ | 比較する候補 | 最終確認項目 | 申込前に確認する内容 |
|---|---|---|---|
| 料金変動を抑えたい人 | 市場価格へ直接連動しないプランを中心に比較 | 調整額の算定式、上限、年間総額 | 料金表、調整単価、契約期間 |
| 使用時間を動かせる人 | Looopでんき、リボンエナジー、対象となるリミックスでんきのプラン | 30分使用量、価格情報、動かせる使用量 | 市場連動の算定式、申込条件、解約条件 |
| オール電化の人 | idemitsuでんきなど対象設備に対応するプラン | 現在プランの再加入可否、昼夜使用量 | 設備条件、契約容量、時間帯別単価 |
| 電気自動車を使う人 | 夜間料金や車関連条件を比較できるプラン | 月間充電量、充電時間、特典条件 | 対象車種、決済方法、適用条件 |
料金変動を抑えたい人の候補
請求額の予測しやすさを重視する人は、市場価格へ直接連動しない料金タイプを中心に比較します。ただし、燃料費調整や電源調達費が適用される場合があるため、変動が全くないとは限りません。
使用時間を動かせる人の候補
洗濯乾燥、食器洗い、給湯、EV充電の時間を動かせる人は、市場連動型を比較候補にできます。
移動可能な使用量の20%を安い時間帯へ動かした場合と、現在の使い方を変えない場合の両方を計算してください。
オール電化・車を使う人の候補
オール電化や電気自動車を利用する家庭は、給湯、暖房、調理、充電を含む年間使用量で比較します。
車関連の特典を利用する場合も、適用条件を満たすか確認し、特典適用前の通常料金と分けて判断してください。
申し込み前に確認する5項目
申し込み前には、郵便番号、供給地点、現在のプラン、12か月使用量、解約条件の5項目を確認します。
- 郵便番号:北陸電力エリアか関西電力エリアか確認する
- 供給地点特定番号:候補サービスの供給対象か照合する
- 現在の料金プラン:正式名称、契約容量、再加入可否を確認する
- 過去12か月の使用量:年間総額、冬季合計、最大請求月を比較する
- 解約条件:解約金、最低利用期間、工事費精算、特典取消を確認する
候補を絞った後は、各社の申込画面で住所を入力し、供給可否、選べる料金プラン、申込条件、適用される調整額を確認してください。掲載順や一部の料金単価だけで決めず、自宅の使用実績を使って最終判断しましょう。



