嫌なコバエの発生や寄りつきは、しっかり予防と対策を行えば防ぐことが可能です。
コバエは不快な気分を引き起こすだけでなく健康に害を与える恐れもあるので、発生を予防するとともに発生してしまったコバエは確実に駆除していきましょう。
コバエの予防対策はこまめに掃除を行い清潔な状態を保つなど、簡単なものばかりで今日からすぐ取り入れることができます。
また、効果的に予防対策を行うには、コバエがどこから発生するのか発生源を知っておくことも大切です。
コバエの発生源からコバエの予防対策方法まで詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
コバエはどこから湧く?
気づくと近くを飛び回っている、うっとうしいハエは一体どこから湧いてくるのでしょうか。
コバエは不衛生な場所が大好きで、次のような場所に発生しやすくなっています。
・キッチン周り
・排水溝の近く
・キッチン周り
・ペットの飼育場所
・ゴミ置場の近く など
コバエはゴミの近くに発生しやすくゴミ置場や、生ごみのおいてあるキッチン周りには注意が必要です。
その他、汚れや悪臭のする排水溝もコバエが好む場所で、風呂場やトイレなど水回りにもコバエが発生しやすくなっています。
また、ペットの排泄物や食べカスが原因でペットの飼育場所付近に発生することもあります。
コバエが与える害。どんな被害があるの?
コバエは身体の近くや家中を飛び回り不快な気分を引き起こすだけでなく、時には健康に害を及ぼすこともあるので注意が必要です。
コバエは不衛生な場所を好むため大腸菌やサルモネラ菌など、さまざまな病原菌が体についていることも珍しくなく病原菌を媒介することがあります。
コバエによって媒介される病気は60種類以上にも上ると言われています。
また、コバエが食品に卵を生むこともあり、気付かずに食べてしまうと腹痛や下痢を引き起こしてしまう恐れもあります。
自分でできるコバエ予防&対策10選!寄せ付けない方法を伝授
しっかり予防と対策を行えば、うっとうしいコバエの寄りつきや発生は防ぐことができます。
これから紹介する予防と対策は、誰でもすぐに実践できる簡単なものばかりです。
めんつゆや酢など家庭に必ずあるようなものを使って、コバエの駆除を行うこともできます。しっかりと予防と対策を行い、コバエのいない快適な日常を過ごしてください。
予防対策① 水回りを清潔に保つ
トイレや浴室、洗面所、キッチンなど水回りは汚れが溜まりやすくコバエが発生しやすいため、定期的に清掃を行い清潔な状態を保つようにしましょう。
浴室は一見キレイに見えても、シャンプーや皮脂汚れが残っていることもあるので注意が必要です。シャンプーや皮脂汚れは水では落ちないので、お湯で落とすようにしましょう。
ヌメリもコバエ発生の原因となるので、ヌメリがつきやすい排水溝や三角コーナーなどもしっかり清掃してください。
予防対策② ゴミの管理を徹底する
コバエはゴミを好むので、コバエを寄せ付けないためにはゴミの管理を徹底して行う必要があります。
ゴミを放置しないのは当然のことですが、こまめにゴミの処理を行うことも大切です。
コバエはゴミの嫌な臭いも好むため、ゴミを長い間放置しておくと悪臭が発生しコバエを呼び寄せることにつながってしまいます。
また、コバエが寄りつかないように、フタつきのゴミ箱を使いコバエがゴミに触れられないように対策するのも効果的です。
予防対策③ 食べ物や飲み物を放置しない
コバエの発生を防ぐためには、食べ物や飲み物は絶対に放置してはいけません。
食べ物や飲み物を放置していると臭いを嗅ぎつけてコバエが屋内に侵入し、大量発生につながる恐れがあります。
食べたり飲んだりした後のパックや容器等は、めんどくさくても放置せずさっさとゴミ箱に捨てましょう。
また、そのまま捨てるのではなく、水で容器をすすいでから捨てるようにしてください。水ですすぐ一手間を加えるだけで、コバエの発生を抑制しやすくなります。
予防対策④ 観葉植物
お家を彩るために観葉植物を取り入れている方も多いと思いますが、観葉植物はしっかり対策を行わなければコバエの発生源になりかねないので注意してください。
コバエは土の有機成分を好むので、土を無機質のものに変えるだけで十分な対策になります。
また、コバエは湿気が多くジメジメした場所を好み、卵も産みつけやすくなっています。土が湿りすぎるとコバエが発生しやすくなるので、風通しの良い場所に観葉植物は置いておきましょう。
予防対策⑤ 排水溝に熱湯を流す
排水溝で増殖してしまったコバエは、熱湯をかけることで簡単に退治することができます。
熱湯は成虫はもちろんのこと幼虫や卵にも効果を発揮し、発生したコバエの駆除はもちろんのことさらなるコバエの発生も防止できます。
熱湯を使ってのコバエ対策は、お湯の温度に注意しなければいけません。
適切な温度は60〜70℃で、温度が高すぎると排水管の破裂につながる恐れもあるので気をつけてください。一度で駆除できない場合は何度か熱湯をかけてください。
ただし、短い間隔で何度も熱湯をかけてしまうと、こちらも排水管の破裂を招く恐れがあるので熱湯をかけるタイミングにも注意しましょう。
予防対策⑥ アロマオイルを活用する
コバエの寄りつきを防ぐには、アロマオイルが効果的です。アロマオイルにはコバエの駆除効果はありませんが、忌避作用があり嫌なコバエを追い払ってくれます。
料理を行うキッチンや人が集まるリビングでは殺虫スプレーを使いたくないという方も、アロマオイルであれば場所を問わず取り入れやすいのではないでしょうか。
アロマオイルを使う際は水で少し薄め、コバエが気になる場所にスプレーしておきましょう。アロマの香りで寄ってきたコバエを退治してくれます。
予防対策⑦ ペットのふんを処理する
コバエは動物の排泄物に卵を産むこともあるので、ペットを飼っている方は気をつけなければいけません。
気づいたらコバエが大量発生していたということがないようにペットの排泄物は放置せず、すぐに処理を行い清潔な状態を保ちましょう。ペットのトイレもこまめに掃除を行うことが大切です。
また、排泄物以外にペットの抜け毛もコバエの発生原因になることがあるので、トイレに限らずペットの住処は全体的こまめに清掃しておく必要があります。
予防対策⑧ めんつゆトラップを作る
コバエは調味料を好む傾向にあり、めんつゆを使えばうまくコバエをおびきだして駆除することができます。めんつゆトラップは、特にショウジョウバエに対して有効です。
めんつゆトラップの作り方はとても簡単です。
ヨーグルトなどの容器に水とめんつゆを1:1の割合で2cm程度の深さまで入れ、液体洗剤を数滴垂らせばめんつゆトラップの完成です。
めんつゆトラップが完成したら、コバエの発生しやすい場所に仕掛けておきましょう。めんつゆの香りに誘われてやってきたコバエはトラップにハマると、洗剤の効果で窒息死に陥ります。
処理するときは新聞紙などで中の水分をしっかり取り、ビニール袋に入れて捨ててください。
予防対策⑨ アルコールトラップを作る
生ゴミから発生するコバエに悩んでいる方におすすめなのが、アルコールトラップです。
コバエはアルコールも好む傾向にあり、めんつゆの代わりにアルコールを使っても効果的なコバエ対策が行えます。
アルコールは何を使用しても構いませんが、香りが強いほどコバエをおびき出しやすくなります。
アルコールトラップはめんつゆトラップと同じ方法で作ることができます。容器に1:1の割合で水とアルコールを入れ、液体洗剤を数滴垂らせば完成です。
生ごみの近くに仕掛けておき、処理するときは中の水分をしっかりとったうえでビニール袋に入れて処理しましょう。
予防対策⑩ 酢トラップを作る
キッチンやトイレなどに発生しやすいノミバエの対策には、酢トラップが有効です。
酢トラップもめんつゆトラップやアルコールトラップと同じように、酢と水を1:1の割合で入れ数滴洗剤を垂らすだけで簡単に作ることができます。
トラップを作るときは口が大きく開いた容器を使うほど、香りが充満しやすく高い効果を発揮します。
また、処理をする際は必ず新聞紙などで水分を取ってから、捨てるようにしてください。
そのまま液体を排水溝に流してしまうと中にコバエの卵があった場合、コバエが発生してしまう恐れがあるので注意してください。
コバエは成虫になる前に駆除するのがベスト
コバエは繁殖能力が強く、1匹でも家の中に侵入されてしまうと大量発生につながる恐れがあります。
嫌なコバエの発生を防ぐには日頃からしっかり予防対策を行い、成虫になる前に駆除することが大切です。
コバエは不衛生な場所を好むため、コバエが寄り付かないように普段からこまめに掃除を行い清潔な状態を保ちましょう。
普段から掃除をしておくことで、卵を産みつけられても成虫になる前の段階で駆除することができます。
その他にもコバエの予防対策はたくさんあるので、積極的に取り入れ嫌なコバエの発生を防ぎましょう。
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