タヌキ対策におすすめの商品は?
自分でタヌキ対策を行いたい
タヌキよけの対策グッズにはいくつかの種類がありますが、どれが効果的な対策グッズかわからず悩んでいる方もいるでしょう。
タヌキ対策グッズにはそれぞれ特徴があるので、目的や用途に応じて使い分けることが重要です。
こちらの記事ではおすすめ対策グッズ5選を紹介し、各対策グッズの使い方やメリット、対策の際の注意点についてそれぞれ詳しく解説します。
またタヌキの対策は対策グッズを使用しないでできることもあるので、これについても説明します。
本記事を参考にして正しい対策方法を実践し、タヌキの被害をなくしましょう。
タヌキのおすすめ対策グッズ5選!
まずはおすすめ対策グッズ5選を紹介します。
・フェンス・電気柵を使う
・タヌキの嫌いな音を出す
・強い光をあてる
・忌避剤:ハッカ油・ハーブなど
・天敵の尿
以上5つの対策グッズについて、具体的な対策方法、効果などについて解説します。
おすすめ1.フェンス・電気柵を使う
タヌキは木登りが得意ではないので、高さ1.5mほどの高さでフェンスや柵を張ることで、侵入を防ぐことができます。物理的に侵入を防ぐ対策であるため、効果は高いといえるでしょう。
フェンスを金属製のものを使用するのが強度が高くおすすめであり、電気柵にすればタヌキが触れたときに電気を流し、びっくりしたタヌキを追い返すことができます。
おすすめ2.タヌキの嫌いな音を出す
タヌキは車のクラクションや発砲音でも気絶してしまうほど臆病な性格をしているため、大きな音を出すことで追い払えます。比較的簡単な方法なので、タヌキがいるのを見つけたらすぐに実践せてみてもよいでしょう。
また害獣対策用の超音波を発生させる機器があるので、こちらを使用してタヌキを追い払うのも音を使った対策の一つといえるでしょう。
おすすめ3.強い光をあてる
タヌキは夜行性であるうえに臆病な性格をしているため、強い光を嫌います。タヌキに荒らされる場所にセンターライトを当てておくことで、タヌキが近寄りにくくなるのです。
光は夜間ずっと当てていないといけませんが、ソーラー式の防獣ライトであれば日中太陽光で充電し、夜間に光を発するため使用も簡単。光の当たっていない場所を作るとそこから入ってきてしまうので、できる限り死角ができないよう工夫してください。
おすすめ4.忌避剤:ハッカ油・ハーブなど
タヌキが嫌う木酢液、ハーブ、ハッカ油などの匂いがするスプレー等を使い、タヌキを追い払うことができます。どれも簡単に手に入るため、手軽にできる対策としては有効でしょう。
またこれらタヌキが嫌いな匂いを成分とした市販の忌避剤もあるので、そちらを使用してもよいでしょう。既製品であれば使用方法も明記されているので、使い方に悩むこともありません。
おすすめ5.天敵の尿
野生動物は自分の尿で縄張りを示す習性がありますが、この習性を利用した対策方法です。タヌキの天敵である狼の尿の匂いがすることで、そこが狼の縄張りだと勘違いしたタヌキは近寄りにくくなります。
このように天敵の尿には忌避剤としての効果があります。市販されている製品ではウルフピーという狼の尿を使った製品があるので、気になった場合にはこちらを使用してみてください。
グッズを使わずにできるタヌキ対策
タヌキの退治は対策グッズを使った方法だけではありません。餌を与えない、畑や庭の手入れを欠かさないという2点も重要なので、その理由と効果について説明します。
対策1.餌を与えない
タヌキは餌が採れる場所に現れます。農作物は収穫したら必ず室内に移し、それ以外の畑の農作物などは忌避剤や柵、ネットなどを使って守りましょう。
また家庭で出た生ゴミなども外に放置しておくとタヌキの餌となってしまうので、ゴミ出しの日でもできるだけ長時間放置しないようにし、ネットで保護ください。その他にもお供え物もタヌキの餌となるため、タヌキが出る場所のお供え物は食べ物ではないものを使うのが無難です。
対策2.畑・庭の手入れを欠かさない
タヌキは夜行性で臆病な性格なので、藪の中などに身を隠す場所があると安心します。そのため畑や庭に隠れやすそう場所があれば、しっかり手入れしてきれいにしておきましょう。
手入れを怠るとタヌキにとって住みやすい環境になってしまうので、芝刈り機などで定期的に手入れをしてタヌキの好む環境を作らないようにすることが大事です。
タヌキ対策の注意点
タヌキ対策をするうえでは、以下の点に注意してください。
・駆除・捕獲は法律違反
・対策グッズの効果は一時的であることも考慮する
・自分での対策が難しいと感じたら業者に依頼
以上の3つの点を押さえておかないと、対策をしても効果が出ないどころか法律違反にあるおそれもあるため、注意してください。
注意点1.駆除・捕獲は法律違反
タヌキは鳥獣保護法によって保護されている動物であるため、勝手に駆除すると法律違反になるため注意してください。駆除する際には役所の許可が必要です。
個人でできる対策は、忌避剤などを使ってタヌキを近づけさせないか、柵を使ってタヌキの侵入を防ぐことに限られるので、退治には限界があるといえるでしょう。もし1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課されます。
どこまでが許可なくできる撃退策なのが迷ったら、念のため役所に確認しましょう。
注意点2.対策グッズの効果は一時的であることも考慮する
さまざまな対策グッズを紹介しましたが、前述の通り自分でできる対策には限界があるため効果が一時的なことも少なくありません。タヌキは何度も同じことをされると次第に慣れてしまい、撃退効果も半減してしまうのです。
環境によっても対策グッズ効果は異なりますが、一度タヌキを撃退できたとしてもしばらくしたら被害が再発する可能性が高いでしょう。もしタヌキが慣れてしまったら、次は別の対策グッズを試すなど臨機応変に対処してください。
自分での対策が難しいと感じたら業者に依頼
対策グッズでは効果が弱いと感じたら、業者に駆除を依頼するのもおすすめです。専門業者であれば狩猟免許を持っているため、タヌキの防除だけでなく駆除・捕獲もできます。駆除さえできれば被害が再発することはないので、自分で対策するよりも格段に効果は高いでしょう。
ただし害獣駆除業者はたくさんあるので、効果の高い駆除を実践したいなら以下の記事で業者の選び方、おすすめ業者をチェックしてください。
まとめ
タヌキは音や光が苦手であり、ハーブやハッカ油、天敵の尿など嫌いな匂いも多いため、これらを忌避剤としてタヌキを近寄らせないという対策が可能です。比較的手軽にできる対策なので、まずはこのような簡単な方法から実践してみるとよいでしょう。
簡単な対策では被害がなくならない場合、フェンス・電気柵を張るなどより手間のかかる対策が必要です。また他にも畑の手入れやエサを与えないなど対策グッズを使用しない対策方法もあるので、合わせて実践するようにしてください。
タヌキを自分で駆除すると法律違反になるので、駆除・捕獲によって徹底的に対策したいという方は、専門の業者に依頼することをおすすめします。