キクイムシ駆除のおすすめ商品は?
効果的にキクイムシを駆除する方法は?
キクイムシはクローゼットや家の柱、フローリングなどあらゆる木材を食い荒らす害虫です。
キクイムシが発生すると木材に小さな穴がぽつぽつと空き、周辺には木のくずが散乱します。
キクイムシそのものに実害はありませんが、放置すると家財がボロボロになってしまうため早急な駆除が必要です。
本記事では自分でキクイムシを駆除するためのグッズについて使用方法や安全性、選び方まで詳しく紹介します。
自分が選ぶべきキクイムシの駆除グッズや、駆除グッズの正しい選び方を知り、家に発生したキクイムシをしっかり駆除しましょう。
【目次】好きなところから見れます▼
キクイムシ退治の駆除グッズの選び方
キクイムシを駆除するには、キクイムシ専用の殺虫剤を選びましょう。
通常のハエやゴキブリ用のスプレーでも効果がないわけではありませんが、木の奥に潜むキクイムシには十分効果が出ない可能性があります。
そこでここから、キクイムシを退治するための駆除グッズの選び方をご紹介します。ぜひ購入の際の、参考にしてください。
選び方①成分で選ぶ
殺虫剤には、ピレスロイド系や有機リン系といった、成分ごとにさまざまな種類があります。
中でもキクイムシの駆除におすすめなのは、ピレスロイド系に分類される殺虫剤です。ピレスロイドとは除虫菊という花に含まれる天然成分から作られた成分で、昆虫の神経をマヒさせる作用があります。
一方、人間や犬猫といった哺乳類に対する害は少なく、仮に吸い込んでも短時間で代謝される安全な成分なのです。小さなお子さんやペットのいる家庭では特に、ピレスロイド系の殺虫剤を選びましょう。
選び方②細いノズルが付いているものを選ぶ
キクイムシを駆除する場合は、細いノズルが付いた殺虫剤を選びましょう。
キクイムシは柱や家具に穴を空け、その中を食い進んでいきます。そのため、穴にノズルを差し込んで直接奥までスプレーするタイプの殺虫剤が非常に効果的です。キクイムシのいる場所が特定できている場合は、ノズルタイプの殺虫剤を選ぶと良いでしょう。
キクイムシがどこで発生しているか分からない場合やあちこちで発生している場合は、次章をご覧ください。
選び方③使用用途で選ぶ
殺虫剤の中には部屋全体を燻す形の燻煙殺虫剤もあります。燻煙タイプの殺虫剤は、霧状に部屋全体を覆うため広い範囲のキクイムシに効果があります。ただし燻煙タイプの場合、木材の奥深くまでもぐりこんだキクイムシには効果がない可能性もあります。
キクイムシをしっかり根絶やしにしたい場合は、ノズルタイプでキクイムシに効果があると記載されている殺虫剤を選びましょう。もしくはキクイムシの駆除業者に依頼するのもおすすめです。
キクイムシ退治のおすすめ駆除グッズ7選
キクイムシ用の殺虫剤は、ハチやゴキブリ用の殺虫剤と異なり薬局やホームセンターで取り扱っていない場合もあります。そこでここからは、amazonなどの通販サイトで買えるおすすめ駆除グッズをご紹介します。
先ほど紹介した選び方をふまえて、自分の家に合った商品をお選びください。お手頃な価格で、何度も使えるものを紹介します。
駆除グッズ①キクイムシコロリ 300ml
吉田製油所が発売しているキクイムシコロリは、ノズルタイプの殺虫剤です。
またキクイムシコロリにはピレスロイド系の殺虫成分が含まれているため、お子さんやペットのいる家庭でも安心して使えます。さらに低臭性なので殺虫剤らしい刺激臭も少なめです。ノズルは着脱可能で、広範囲の噴射もできます。
駆除グッズ②エバーウッドP-400
エバーウッドP-400は住化エンビロサイエンス株式会社が製造している殺虫剤です。
こちらのノズルタイプで、キクイムシのいる穴の中に直接噴射が可能。本商品はキクイムシだけでなく、シロアリや羽アリなど幅広い虫にも効果があるため、1本持っておけばあらゆる害虫予防にも役立ちます。
駆除グッズ③キルノックG 420ml
キルノックG 420mlはキルノック社が開発した殺虫剤です。
シフェノトリンやイミプロトリンといった、ピレスロイド系の殺虫成分を含んでいるため、人体への影響も少なく安全です。
先端に細いノズルが付いているため、キクイムシのいる穴に直接噴射すればしっかり効果を発揮します。
駆除グッズ④虫コロリアース エアゾール 不快害虫用殺虫スプレー
アース製薬の開発した殺虫スプレーです。
キクイムシだけでなくダニやシロアリ、ハチ、カメムシといった幅広い害虫に効果を発揮します。
コストパフォーマンスが良いため、1つは持っておきたい商品です。また散布した薬剤の甲かは1ヶ月ほど持続するため、キクイムシの予防にも利用できます。
駆除グッズ⑤イヤな虫キンチョール
蚊取り線香で有名なキンチョールからも、駆除剤が発売されています。
イヤな虫キンチョールは今回紹介する中でももっとも大容量でコストパフォーマンスに優れた商品です。細いノズルは着脱可能で、害虫に合わせて使い分けが可能。ダニやハチ、ゲジゲジやシロアリといったさまざまな虫に効果を発揮します。
駆除グッズ⑥アースレッド イヤな虫用
アースレッド イヤな虫用は、アース製薬から発売されている燻煙タイプの殺虫剤で、6~8畳の空間を一度に燻せます。
ピレスロイド系の薬剤を使っているため安全性も高く安心、使うのは水だけと、使いやすい点も本商品のメリットです。使用後の刺激臭も少ないため、香りに敏感な方にもおすすめです。
駆除グッズ⑦フマキラー シロアリ 駆除 殺虫剤
商品名には「シロアリ」とありますが、日本で多く発生しているヒラタキクイムシにも効果を発揮する殺虫剤です。
細いノズルが付いているため、キクイムシの潜む穴にも直接噴射できます。また本商品は、木材の防腐剤も添加されているためキクイムシやシロアリの予防対策にもうってつけです。
キクイムシは駆除業者に依頼するのもおすすめ!
自分ではなかなか駆除できない、対策してみたが完璧に退治できないなどという方は専門業者に依頼するのもおすすめです。
料金相場は10㎡で2~3万円程度。対応エリアやアフターフォローなど業者によって異なるため、以下で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
キクイムシ駆除後に再発させないための予防対策
キクイムシを自分で駆除する場合、徹底的に駆除しないと再発する可能性があります。
仮に少しでもキクイムシが生き残っていたら、引き続き木の中で生き続けてしまうでしょう。このような事態を防ぐためには、駆除と同時に予防対策をすることが大切です。そこでここからはキクイムシを再発させないための予防について、詳しくご紹介します。
そもそもキクイムシが発生する原因とは?
そもそもキクイムシが発生する原因は、新しい建築資材の木材や家具にくっついて家の中へ入ってきてしまうケースがほとんどです。
キクイムシは一生のほとんどを木の中で過ごすため、外からわざわざ木材を求めて屋内へ入ってくることはありません。そのため、ほとんどが家財や家具と一緒に侵入して屋内で繁殖してしまいます。
ちなみにキクイムシは防腐剤や塗料の塗ってある木材には寄り付きません。なんの加工もされていない天然木を好みます。そのため、防腐剤や防虫剤の塗布されていない木材にくっついて家の中へ侵入するケースが多いです。
キクイムシ発生の予防対策
キクイムシ発生を予防するには、家の中にある木材に防腐剤や防虫剤を塗布する対策が効果的です。
基本的に家屋に使われる柱や梁には、防腐加工や防虫加工が施されています。そのため、特に注意すべきは天然木や無垢材でできた家具です。木の質感をそのまま生かしたクローゼットや机はキクイムシの恰好の餌となります。こうした家具がある場合は、上から防腐剤や防虫剤を塗布しましょう。
塗料やニスを塗るだけでも、キクイムシ予防になります。これまで紹介した商品の中には駆除だけでなく予防もできるものがあるため、ぜひ検討してみて下さい。
こちらで紹介した発生原因や予防対策にについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
まとめ
キクイムシの駆除グッズや、選び方、具体的なおすすめ商品を紹介しました。キクイムシを駆除する場合は、殺虫剤の裏面を確認して「適用害虫:キクイムシ」と記載のあるものを選びましょう。
同じピレスロイド系の殺虫剤でも、場合によってはシロアリ専用のものやゴキブリ専用といったものもあります。また、使用方法もよく検討したうえで選ぶことをおすすめします。
できればキクイムシのいる場所を特定し、穴に直接噴射できるタイプのスプレーが良いでしょう。また、駆除のあとは予防をお忘れなく。被害に遭った箇所は防腐剤や防虫剤で加工し、キクイムシが再発しないようにしましょう。