タウンでんきとは株式会社アレップスが提供する新電力サービスです。JXTGエネルギー株式会社のENEOSでんきと提携して供給されている電力サービスです。
これからタウンでんきへの乗り換えを検討している人のためにタウンでんきとENEOSのmyでんきとの違い、さらに大手電力会社と比較したうえでの料金プランの金額や特徴、口コミや評判をふまえたメリット、デメリットを解説します。
アレップスの賃貸物件や他のサービスを利用していてタウンでんきの評判や口コミが気になる人、よりお得に使える電力会社を比較して選びたい人は、ぜひ参考にしてください。
タウンでんきとは?会社概要や特徴、解約金など
参照元:タウンでんき
タウンでんきとは、株式会社アレップスの提供する電力事業サービスです。提供エリアは東京電力、中部電力、九州電力エリアになります。料金プランは電力の使用量に応じて選べる3つのプランが設定されています。
タウンでんきの提供会社の概要や解約金の有無、タウンでんきとJXTGエネルギー株式会社のENEOSのmyでんきとの違いを解説します。
タウンでんきの会社概要
運営会社 | 株式会社アレップス |
設立 | 1979年4月13日 |
住所 | 東京都千代田区岩本町2-6-10 |
供給エリア電気 | 東京電力、中部電力、九州電力エリア |
解約金/違約金 | 原則1年間の自動更新契約となるが違約金等は不要 |
支払い方法 | 口座振替・クレジットカード |
申し込み方法 | 店舗、インターネット、郵送 https://areps.co.jp/nyukyosha/support/towndenki/ |
問い合わせ | 電話番号:0120-142-073 |
マイページ | なし |
タウンでんきを提供する株式会社アレップスは「タウンのかんり」という複合型サービスを展開する企業です。
タウンのかんりでは、タウンハウジングによる住み替えや紹介などの不動産事業、賃貸物件の管理代行、保守点検、リフォーム、リニューアル工事サービス、引っ越しサービス、家具や家電のセットアップサービス、スマートロックなど暮らしに関連したサービスを展開しています。
タウンでんきはタウンのかんりのサービスの一環です。JXTGエネルギー株式会社(ENEOS株式会社)と提携し電力供給を受けて、電力サービスを提供しています。
JXTGエネルギー株式会社「myでんき」との違いは?
タウンでんきと提携しているJXTGエネルギー株式会社では、ENEOSでんきmyプラン(旧名myでんき)を提供しています。ENEOSでんきmyプランの電力事業者はJXTGエネルギー株式会社でタウンでんきの電力事業者は株式会社アレップスです。
供給元は同じですが、サービス内容や料金プランなどが異なる別の電力サービスになります。myでんきとは違うサービスですので気を付けましょう。
タウンでんきの料金プラン|大手電力と比較して安い?
タウンでんきの料金プランは、使用する電気の量に合わせて契約アンペアを選べる3つのプランを展開しています。
大手電力会社の電気料金と比較した、タウン電気の料金プランの特徴や料金について解説します。大手電力会社と契約している人は、ぜひ参考にしてください。
タウンでんきの料金表|料金プランも紹介
タウンでんきの料金プランは以下の3つです。
・標準プラン
・まとめてプラン
・たっぷりプラン
提供しているエリアは全国ではなく、東京、中部、九州電力エリアのみとなります。
契約容量/使用量
東京電力
タウンでんき
基本料金:30A
858円
832.26円
基本料金:40A
1,144円
1,086.80円
基本料金:50A
1,430円
1,358.50円
基本料金:60A
1,716円
1,613.04円
従量:~120kwh
19.88円
30A:19.2円
40-50A:18.8円
60A:18.6円
従量:121~300kwh
26.48円
30A:25.6円
40-50A:25.07円
60A:24.82円
従量:301kwh~
30.57円
30A:29.57円
40-50A:28.95円
60A:28.66円
契約容量/使用量
中部電力
タウンでんき
基本料金:10Aあたり
286円
286円
従量:~120kwh
21.04円
21.07円
従量:121~300kwh
25.51円
25.54円
従量:301kwh~
28.46円
28.49円
契約容量/使用量
九州電力
タウンでんき
基本料金:10Aあたり
297円
297円
従量:~120kwh
17.46円
17.28円
従量:121~300kwh
23.06円
22.25円
従量:301kwh~
26.06円
23.97円
タウンでんきの料金|大手電力会社との比較して安い?
契約容量/使用量
東京電力
タウンでんき
30A/120kwh
3,243円
3,136円
40A/150kwh
4,323円
4,094円
50A/250kwh
7,255円
6,873円
60A/400kwh
11,921円
11,178円
契約容量/使用量
中部電力
タウンでんき
30A/120kwh
3,382円
3,386円
40A/150kwh
4,434円
4,439円
50A/250kwh
7,271円
7,279円
60A/400kwh
11,678円
11,691円
契約容量/使用量
九州電力
タウンでんき
30A/120kwh
2,986円
2,965円
40A/150kwh
3,975円
3,929円
50A/250kwh
6,578円
6,451円
60A/400kwh
10,634円
10,258円
タウンでんきの料金プランは、大手電力会社の従量電灯料金よりも契約アンペア数に応じて3~13%までの割引が受けられるのが特徴です。
ガスや光などのセット割などを考えず、従量電灯料金プランのみと比較すると必ずタウンでんきの方が電気料金が安くなります。ふだん使用している電気の量に応じて適切な料金プランは異なります。
申し込み前に現在の電気料金と比較するシミュレーションが利用できるので、自分に合った料金プランを見つけて契約するのが重要です。
タウンでんきのメリット・デメリット|口コミや評判は?
タウンでんきには、電気の使用量によって複数のプランが選べることをはじめ、いろいろなメリットがあります。ただし、タウンでんきに乗り換えるまえに知っておきたい、他の新電力会社と比較したときに発生するデメリットもあります。
これからタウンでんきへの乗り換えを検討している人のために、口コミや評判なども参考にしたメリット、デメリットを解説します。タウンでんきの口コミや評判が気になる人も、ぜひ参考にしてください。
タウンでんきのメリット3つ|評判や口コミも紹介
タウンでんきには、電気使用量に応じて選べる3つのプランがあることをはじめ、いろいろなメリットがあります。
口コミや評判もふまえつつ、タウンでんきのメリットについて解説します。タウンでんきへの乗り換えを検討している人は、ぜひチェックしてみましょう。
・使用量に応じた割引で必ずお得になる|標準プラン
・電気使用量が多いほど割引率が高い|まとめてプラン
・無料で簡単に申し込みできる
メリット①使用量に応じた割引で必ずお得になる|標準プラン
タウンでんきの標準プランとは、月々の電気使用量が少ない人向けの料金プランです。契約しているアンペア数によって大手電力会社の従量電灯料金より3%〜6%の割引が適用されます。
現在大手電力会社の従量電灯料金プランを契約している人は、必ず大手電力会社の電気料金よりも安くなるのがメリットです。契約アンペア数によって割引率が異なるのに気を付けましょう。
メリット②電気使用量が多いほど割引率が高い|まとめてプラン
まとめてプランとは、毎月の電気使用量が多い人や家庭に適している料金プランです。契約アンペア数は50Aとなっています。大手電力会社の従量電灯料金よりも、最大で約12%の割引が可能です。
年間の電気料金に換算すると、約2万円ほど安くなる可能性があります。大家族、在宅時間が長いなどで電気の使用量が大きく、電気代が高いと思っている人や家庭なら、乗り換えることで電気料金を安くできる可能性があります。
メリット③無料で簡単に申し込みできる
タウンでんきは、他の電力会社から切り替えるときに事務手数料や切り替え手数料などの費用は発生しません。
申し込み方法は、Webページからかんたんに申し込みをする以外にも、申し込み書や資料を請求して郵送する、実店舗に足を運んで窓口で申し込むことも可能です。くわしい説明を聞きながら申し込みをしたいなど、申し込みをする人のニーズに合った方法が選べます。
タウンでんきのデメリット3つ|評判や口コミを紹介
タウンでんきには使用する電気の量に合わせたプランが選べる、申し込み方法が多くて無料などのメリットの一方、デメリットもあります。タウンでんきの評判や口コミをふまえたうえでの、知っておきたいデメリットを解説します。
・一人暮らしだとお得感が少ない
・セット割引がない
・他の新電力と比較して高い
デメリット①一人暮らしだとお得感が少ない
タウンでんきの料金プランは、電気の使用量が少ない場合は割引率が低いデメリットがあります。たとえば標準プランの場合は大手電力会社の従量電灯料金よりも3%しか割引にならない場合があります。
一方、まとめてプランの場合は最大で12%の割引も可能です。一人暮らしなど月々の電気使用量が少ない場合には、乗り換えをしてもあまりお得感が得られない可能性があります。
デメリット②セット割引がない
タウンでんきを提供している株式会社アレップスは、不動産関連をはじめ暮らしに関連する複数事業を展開しています。
ただし、タウンでんきにはセット割がありません。アレップスはガス事業や光通信事業などのセットにできる事業を展開していないこと、さらにアレップスの賃貸物件に住んでいるとタウンでんきが割引になる、などの特典もありません。
デメリット③他の新電力と比較して高い
昨日からずっと電気とガスについて調べてるけど、東京ガスでセット割するよりもHTBエナジーで電気とガス契約した方が安そうだな
タウンでんきごめんなさい(´;ω;`)
— あいもちゃんねる (@aimo_nc) July 17, 2018
タウンでんきの料金プランは電気の使用量が少ない場合にはお得感があまりないことに加えて、ガスや光通信などのセット割がありません。
そのため、他の新電力会社とトータルで電気料金を比較すると、高くなる場合も多くなっています。口コミや評判でも、ほかの電気とガスのセット割プランの方が安い、という声もあがっています。
タウンでんきより安い!おすすめの新電力
タウンでんきより安く、解約金も発生しないおすすめの電力会社を紹介していきます。
2022年7月時点、電気代の高騰により複数の新電力会社で新規受付を停止している会社が増えてきています。以下おすすめの新電力も新規申し込みができない状況です。
【エルピオでんき/あしたでんき/Looopでんき/シンエナジー/楽天でんき/そらエネでんき/ジャパン電力/グリーナでんき/まちエネ/UQでんき/サニックスでんき/熊本電力/京葉ガスの電気】など
以下の記事で申し込みができるおすすめの新電力を紹介していますので、こちらを参考に最適な電力会社に乗り換えてください。
・【2022年】新規受付停止の電力会社|電気代高騰の原因や申し込み可能なおすすめ新電力を紹介!
おすすめ新電力1. エルピオでんき
おすすめポイント!
- とにかく電気代が安い!
- エルピオガス管内でガスを使っている人はセット割有り
- 24時間365日電気トラブル時に駆けつけサービス有り
- キャンペーン:セット割プランで最大20,000円キャッシュバック
- ガスとセット契約:有り(東京ガスエリアのみ)
- 事務手数料や解約違約金:無し
- ライフスタイル:全般
- 支払い方法:銀行口座振替、クレジットカード
使用量 | タウンでんき | エルピオでんき |
30A/120kwh | 3,136円 | 3,394円 |
40A/150kwh | 4,094円 | 4,038円 |
50A/250kwh | 6,873円 | 6,598円 |
60A/400kwh | 11,178円 | 10,574円 |

おすすめ新電力2. あしたでんき
おすすめポイント!
- 基本料金0円なので、電気をあまり使わない一人暮らしの人におすすめ
- Looopでんきや楽天でんきよりも安い
- 電気の使用量をリアルタイムで確認できる
- キャンペーン:無し
- ガスとセット契約:無し
- 事務手数料や解約違約金:無し
- ライフスタイル:一人暮らし、契約容量が大きい人
- 支払い方法:クレジットカード
使用量 | タウンでんき | あしたでんき |
30A/120kwh | 3,136円 | 3,120円 |
40A/150kwh | 4,094円 | 3,900円 |
50A/250kwh | 6,873円 | 6,500円 |
60A/400kwh | 11,178円 | 10,400円 |

おすすめ新電力3. シンエナジー
おすすめポイント!
- 料金プランが豊富
- JALマイルが貯められる
- 環境負荷の低い再生可能エネルギーを利用
- キャンペーン:無し
- ガスとセット契約:無し
- 事務手数料や解約違約金:無し
- ライフスタイル:全般
- 支払い方法:銀行口座振替、クレジットカード
使用量 | タウンでんき | シンエナジー きほんプラン |
シンエナジー シンぷるプラン |
30A/120kwh | 3,136円 | 3,128円 | 3,156円 |
40A/150kwh | 4,094円 | 4,128円 | 3,945円 |
50A/250kwh | 6,873円 | 6,862円 | 6,575円 |
60A/400kwh | 11,178円 | 11,128円 | 10,520円 |

都市ガス・プロパンガス(LPガス)も合わせて安くしたい方
電気と合わせて、都市ガスも合わせて安くしたい方へエリア別におすすめの新ガス会社を紹介しているのでぜひチェックしてみてください。プロパンガス(LPガス)使用中の方はこちらでぴったりのガス会社を見つけてください。
・プロパンガス比較サイトのメリットやデメリット|おすすめの比較サイトも紹介!
東京ガスエリアでおすすめの都市ガス会社
東京ガスエリアの方は、レモンガス・エルピオ都市ガスが特に安い料金プランを提供しています。エルピオ都市ガスに関しては4000円のキャッシュバックキャンペーンを実施中です。
使用量 | 東京ガス | レモンガス | エルピオ都市ガス |
10m3 | 2,212円 | 2,139円 | 2,226円 |
30m3 | 4,970円 | 4,759円 | 4,735円 |
70m3 | 10,188円 | 9,716円 | 9,695円 |
150m3 | 20,471円 | 19,484円 | 19,682円 |
表を見比べると大きな差はありませんが、全体を通してレモンガス・エルピオガスの料金の方が安くなっているのがわかります。
1位 | エルピオ都市ガス | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら |
2位 | レモンガス | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら |
東邦ガスエリアでおすすめの都市ガス会社
東邦ガスエリアの方は、エルピオ都市ガス・まじめなガス・カテエネガスが特に安い料金プランを提供しています。エルピオ都市ガスは1万円のキャッシュバックキャンペーンを実施しているため非常にお得にご利用いただけます。
使用量 | 東邦ガス | エルピオ都市ガス | まじめなガス | カテエネガス |
10m3 | 2,864円 | 2,694円 | 2,720円 | 2,804円 |
30m3 | 6,659円 | 6,265円 | 6,326円 | 6,305円 |
70m3 | 13,323円 | 12,505円 | 12,749円 | 12,423円 |
150m3 | 26,332円 | 24,755円 | 26,332円 | 24,248円 |
1位 | エルピオ都市ガス | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら |
2位 | まじめなガス | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら |
3位 | カテエネガス | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら |
ぴったりの新電力を見つけて電気代を安くしよう!
タウンでんきの運営会社の特徴やJXTGエネルギー株式会社myでんきとの違い、大手電力会社と比較した場合の料金プランの内容と特徴、口コミや評判をふまえたメリット、デメリット、他のおすすめ新電力会社を紹介しました。
タウンでんきは電気使用量に応じた料金プランが選べて、大手電力会社の従量電灯料金よりも必ず安くなるのがメリットです。申し込み方法も多数あるため、ニーズに合った方法を選べます。
一方で電気使用量が高いほどお得感があり、逆にあまり電気を使わない場合は乗り換えてもお得感がない可能性もあります。自分にぴったりの電力会社を見つけて契約しましょう。
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