フェイスブックとツイッターはどっちがおすすめ?
利用者層や公開範囲はどう違う?
多種多様なSNSが広がる中、このような疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
本記事では、フェイスブックとツイッター両者の特徴や違いを、8項目に分けて、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
本記事を読めば、両者の特徴や違いを深く理解した上で、自分に合うのはどっちなのかを見極めることができたり、上手な使い分けができたりするようになります。
そもそもフェイスブックとツイッターとは何なのか?
スマートフォンが普及した今、ツイッター及びフェイスブックの特徴を掴んでおくことが重要になっています。
違いについて解説する前に、それぞれの特徴を知っておくことで、理解度がさらに深めるために簡単にそれぞれの特徴を見ていきましょう。
フェイスブック(Facebook)とは?
フェイスブック(Facebook)は、アメリカのマック・ザッカーバーグらが開発したソーシャルネットワーキングサービス(SNS)です。
国内月間利用者数は、2,600万人(2019年時点)で、利用者層は20代から40代が中心です。
実名での登録を求められることが大きな特徴で、ビジネス目的で名刺交換の代わりに使用されることもあります。
投稿内容も自社のプレスリリースや採用情報を掲載する等、仕事に関することが多い傾向にあります。
X:ツイッター(Twitter)とは?
ツイッター(Twitter)は、全角140文字以内で投稿を行う必要があるのが大きな特徴のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)です。
国内月間利用者数は、4,500万人(2017年時点)です。利用者層は20代が最も多く、続いて10代となっており、利用者層は若めです。
匿名での登録が可能で、リアルの友達と繋がる以外に、趣味で繋がることもできます。短文で、その時の感情に任せて投稿を行う人が多い傾向にあります。
フェイスブックとツイッターの8つの違い。項目ごとに見ていきます!
さっそく、ツイッター(Twitter)とフェイスブック(Facebook)の違いを8つの項目に分けて詳しくご紹介していきます。
・利用者数
・ターゲット層
・投稿頻度
・文字数制限
・投稿の公開範囲
・拡散機能(シェア機能)
・アカウント名
・表示方法(アルゴリズム)
初心者の方にもわかりやすく、違いや使い分け方を解説しているので順番に見ていきましょう。
違い① 利用者数
国内 | 2,600万人(2019年時点) | 4,500万人(2017年時点) |
世界 | 28億5,300万人(2021年4月時点) | 3億3,000万人(2019年時点) |
フェイスブックは2020年以降、ツイッターは2018年以降の国内利用者数の発表はされていません。世界で見ると、フェイスブックの方がTwitterよりも10倍近く利用者数が多いですね。
違い② ターゲット層
ターゲット層を、年代別利用率から見ていきましょう。
世代/男女比 | ||
---|---|---|
全世代 | 32.7% | 38.7% |
10代 | 28.9% | 69.0% |
20代 | 39.3% | 69.7% |
30代 | 48.2% | 47.8% |
40代 | 35.9% | 33.4% |
50代 | 33.5% | 28.1% |
60代 | 12.1% | 9.3% |
男性 | 33.4% | 41.8% |
女性 | 32.1% | 35.4% |
参照:総務省情報通信政策研究所
フェイスブックの年代別利用率は、30代の利用率48.2%(2020年時点)が最も高く、続いて20代、40代と続きます。
ターゲット層はビジネス目的で利用する方だと表すことができるでしょう。
一方、ツイッターのターゲット層は20代が最も多く、続いて10代となっています。10代、20代共に約70%(2020年時点)が利用しており、若年層の利用者が多いと言えます。
したがって、フェイスブックとツイッターを比較した場合、ツイッターのターゲット層の方が若めだという違いがあります。
違い③ 投稿頻度
フェイスブック(Facebook)はビジネス目的での利用が中心ということもあり、投稿内容は仕事に関することや自社サービス等の宣伝、結婚の報告などを長文で投稿される傾向にあります。
一方のツイッター(Twitter)は、その場の感情を短文で投稿することが多くなります。ゆえに、ツイッターの方が投稿頻度は多いという違いがあります。
違い④ 文字数制限
Facebook最大文字数 | 60,000字 |
Twitter最大文字数 | 半角280文字(日本語の場合は全角140文字) |
フェイスブックの最大文字数は60,000字です。60,000字もの文章をSNSに載せることは滅多にないため、文章が書き切れないということはないでしょう。
しかし、ツイッターは半角280文字(日本語の場合は全角140文字)と、投稿の際に文字数が制限されていまるという違いがあります。
URLは一律に22文字としてカウントされます。伝えたいことが多い場合には、要約したり、投稿を分けたりする必要があります。
違い⑤ 投稿の公開範囲
Facebookの公開範囲 | Twitterの公開範囲 |
---|---|
・自分のみ ・一部の友達 ・一部を除く友達 ・友達 ・公開 | ・フォロワーのみ (鍵付きアカウントの場合) ・全体 (鍵を外しているアカウントの場合) |
フェイスブックは5パターン、ツイッターは2パターンから選んで投稿することができます。
しかしツイッターは、鍵を外している場合でも「ブロック」の機能を使うことで、特定の人に投稿を非公開にすることができます。
違い⑥ 拡散機能(シェア機能)
フェイスブックに拡散機能はありません。
一方で、ツイッターには「リツイート(RT)」という機能があり、拡散力が非常に強いです。
フォローしていない人にも投稿が届くため、メリットとして投稿した内容を多くの人に知ってもらえること、企業がリツイートを用いたプレゼントキャンペーンをすることができることなどが挙げられます。
デメリットとして、炎上が起こってしまいやすいことが挙げられます。
違い⑦ アカウント名
フェイスブックは実名での登録が求められるのに対し、ツイッターは匿名で、自分の好きなアカウント名に設定することができるという違いがあります。
ツイッターは匿名のため、フェイスブックに比べて趣味で繋がりやすいことや、1人で複数のアカウントを持つことができるメリットがあります。
デメリットとして、匿名が影響し悪口を書かれやすいことが挙げられます。
違い⑧ 表示方法:アルゴリズム
フェイスブックは友人や家族との会話の材料となるような投稿や、長いコメントがついた投稿を優先的に表示しています。
一方でシェアやいいねをしてくださいと書いた投稿や、センセーショナルな内容の投稿は優先度が下がります。
ツイッターは、投稿時間が大きな影響力を持ちます。
また、文字数制限のギリギリまで書いたり、信頼できるプロフィールを作成したりすると上位表示されやすくなります。
さらに、いいね、リプライ(返信)、リツイートが多い投稿の優先度も上がります。
フェイスブックとツイッターの使い分け。どっちがいいの?
フェイスブックはビジネス層である20代~40代の利用者が中心で、実名で登録が必須のため、ビジネスの繋がりを増やしたい方や、中高の同級生など過去の友人を探したい方におすすめです。
ツイッターの利用者は若年層が多く、拡散力もフェイスブックよりも優れているため、趣味で友人を作りたい、若者をターゲットにサービスや商品を広めたい方はツイッターをおすすめします。
どっちも写真や動画を投稿することができますし、どっちも投稿の中に広告が紛れて出てきます。
そのため、どっちが良いと決めることは難しいですが、両者の違いを把握し、目的に合わせて使い分けることをおすすめします。
まとめ:フェイスブックとツイッターの違い
フェイスブック(Facebook)は、ビジネス目的での利用が多いことが特徴のSNSです。
実名登録が必要で、最大文字数は60,000字のため、長文で知り合いに向けて情報発信したい時には向いているでしょう。
また、「一部の人に公開」の機能があり、公開範囲を設定できる機能が便利です。
ツイッター(Twitter)は、英語の意味で「無駄話」と訳されるように、匿名で気軽に情報発信ができるSNSです。
文字数が日本語の場合140字と制限があることが特徴です。
特徴や違いを踏まえ、目的に合わせて使い分けましょう。
【関連記事】この記事を読んだ方は、こちらの記事も読んでいます。