電力・ガスの自由化にともない、一つの会社で電気・ガスの両方を提供している会社が増えました。
九州でも九州電力・西部ガスがそれぞれ電気・ガスを提供していますが、どちらのプランがお得になるのか気になっている方もいるでしょう。
こちらの記事では九州電力・西部ガスそれぞれの料金やセット割引の内容を紹介し、一定の使用量ごとに電気代・ガス代がいくらになるかをシミュレーションしました。
九州エリアではどちらがお得なのか気になる方、また電気代・ガス代をとにかく安くしたいという方にも参考になる内容なので、ぜひ最後まで読んでください。
【九州電力と西部ガス】電気とガスの料金プラン|セット割プランも紹介!
九州電力のと西部ガスそれぞれの料金プランを確認しておきましょう。
ちなみに都市ガスについては、九州電力のきゅうでんガスと西部ガスはどっちも同じ料金設定になっているようです。
またセット割りの内容についてもここで紹介しておくので、こちらも参考にしてください。
九州電力と西部ガスの電気料金プラン
基本料金/従量料金 | 九州電力 | 西部ガス |
基本料金:10Aあたり | 297円 | 295.37円 |
従量:~120kwh | 17.46円 | 17.4円 |
従量:120~300kwh | 23.06円 | 23円 |
従量:300kwh~ | 24.96円 | 24.89円 |
九州電力と西部ガスのガス料金プラン
料金表 | 使用量 | きゅうでんガス 基本料金 |
西部ガス 基本料金 |
きゅうでんガス 従量料金 |
西部ガス 従量料金 |
A表 | ~15m3 | 913円 | 913円 | 211.2円 | 211.2円 |
B表 | 16~30m3 | 1,133円 | 1,133円 | 196.54円 | 196.54円 |
C表 | 31~100m3 | 1,562円 | 1,562円 | 182.24円 | 182.24円 |
D表 | 100m3~ | 2,167円 | 2,167円 | 176.19円 | 176.19円 |
九州電力と西部ガスの電気とガスのセット割引
九州電力のセット割りは、電気の契約容量とガスの使用量に応じて一定金額の割引が適用されます。
契約容量・使用量が少なくても最低100円は割引され、多くなると1,000円から最大1,300円もの割引があります。
一方西部ガスの場合、セット割りによってガス代が3%割引になるという内容です。
ただし西部ガスではセット割り適用のプランが「ヒナタメリット」「家庭用厨房・給湯・暖房契約」「床暖房契約」に限られているので、この点は注意しましょう。
【九州電力と西部ガス】電気とガスをまとめるならどっちがお得?
上記の料金表をもとに、九州電力・西部ガスの料金をシミュレーションしてみましょう。
それぞれのセット割りを適用した場合の料金についても比較するので、電気ガスセットではどちらがお得なのかもチェックしてください。
【電気】九州電力ガスと西部ガスの比較|どっちが安い?
使用量(アンペア) | 九州電力 | 西部ガス | 年間差額 |
120kwh(30A) | 2,986円 | 2,974円 | 145円 |
200kwh(40A) | 5,128円 | 5,109円 | 222円 |
400kwh(50A) | 10,227円 | 10,193円 | 397円 |
500kwh(60A) | 13,020円 | 12,978円 | 501円 |
わずかな差ではありますが、電気単体で比較した場合には西部ガスの方がお得になります。
電気単体でどちらがお得かを選ぶのであれば、西部ガスの方がおすすめということです。
【ガス】九州電力と西部ガス電気の比較|どっちが安い?
使用量 | 九州電力 | 西部ガス | 年間差額 |
10㎥ | 3,025円 | 3,025円 | 0 |
20㎥ | 5,064円 | 5,064円 | 0 |
30㎥ | 7,029円 | 7,029円 | 0 |
50㎥ | 10,674円 | 10,674円 | 0 |
都市ガスに関しては基本料金・従量料金がどちらも同じなので、ガス代も同じになります。
【電気+ガス】セットプランはどっちが安い?
使用量(アンペア) | 九州電力 | 西部ガス | 年間差額 |
ガス:10㎥ | 2,625円 | 2,934円 | 3,711円 |
電気:120kwh(30A) | 2,986円 | 2,974円 | 145円 |
ガス:20㎥ | 4,364円 | 4,912円 | 6,577円 |
電気:200kwh(40A) | 5,128円 | 5,109円 | 222円 |
ガス:30㎥ | 6,229円 | 6,818円 | 7,069円 |
電気:400kwh(50A) | 10,227円 | 10,194円 | 398円 |
ガス:50㎥ | 9,574円 | 10,354円 | 9,357円 |
電気:500kwh(60A) | 13,020円 | 12,978円 | 501円 |
セット割りを適用したときの電気ガス合計を比較すると、どの使用量でも九州電力の方が安くなりました。
九州電力・西部ガスのセット割りは、九州電力の方がお得ということになります。
一人暮らし・ファミリー層問わず、電気ガスセットでの乗り換えを考えているなら九州電力の方に乗り換えるとよいでしょう。
【九州電力】電気とガスのセット割プランのメリット・デメリット
ガスを西部ガスから九州電力に切りかえ
西部ガスだと電気とのセット割だと年間1600円引き
九州電力だとガスとのセット割だと年間7200円引き
差がでけぇわ
— かねごん / 試験勉強中 (@kanegon1019) June 2, 2021
九電ガスのセット割りは口コミでも良い評判が多数みられました。
西武ガスと料金を比較した口コミも多くみられます。
【西部ガス】電気とガスのセット割プランのメリット・デメリット
西部ガスが、電気とガスのセット割引料金プランを4月1日から導入すると発表しました。九州電力のセット料金より高いものの、価格差は3割強縮まりました。対象は福岡市など3県31市町です。浅川、石田両記者の取材。https://t.co/ArB3AwAUa9
— 吉川 雄策 (@yoshikawayusaku) March 22, 2017
変えるなら西部ガスとのセットかなー。
— suburban sprawl (@kougaikagenshou) March 27, 2016
西武ガスに関する口コミも、九州電力との比較で悩んでいるものが多かったです。
きちんと料金をシミュレーションしたうえで比較をしている口コミは、九州電力のほうが多い印象でした。
九州エリアは電気とガスを別々の会社にした方がお得?
電気ガスをセットにするとお得なように感じますが、料金を最安にするためにはそれぞれ別々に最適な会社を選んだ方がお得になります。
なぜなら電気ガスの使用量のバランスは家庭によってそれぞれなので、一つの会社の電気・ガスのプランが自分のライフスタイルに最適とは限らないからです。
この点は、電気ガスセットのデメリットといえるでしょう。
また九州では都市ガスの供給があるエリアが限られていて、セット割りの数も多くはありません。
このようにセット割引があると一見セットにした方がお得な感じがしますが、料金を最安にしたいのであればそれぞれ別々に選ぶようにしてください。
九州電力エリアでおすすめの新電力は以下になります。
使用量 | 九州電力 | あしたでんき | リミックスでんき | HTBエナジー |
170Kwh(30A) 一人暮らし |
3,992円 | 3,910円 | 3,961円 | 3,896円 |
340Kwh(40A) 二人暮らし |
7,945円 | 7,820円 | 7,922円 | 8,526円 |
370Kwh(50A) 三人暮らし |
9,024円 | 8,510円 | 8,621円 | 8,353円 |
400Kwh(60A) 四人暮らし |
10,103円 | 9,200円 | 9,320円 | 9,119円 |
1位 | HTBエナジー | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら |
2位 | あしたでんき | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら |
3位 | リミックスでんき | 料金プラン、口コミや評判、メリットデメリットの解説はこちら |
ぴったりの会社に切り替えて電気・ガス代を節約しましょう!
電気ガスセットで契約するのなら九州電力の方がおすすめできます。
口コミでも九州電力の電気ガスセットは評判がよく、きちんと料金をシミュレーションしたうえで九州電力を選ぶような口コミもみられました。
ただしセット割りには自分のライフスタイルに最適な電気・ガスのプランをそれぞれ選べないというデメリットもあります。
このようにセット割りが最安とは限らないので、料金の安さで選ぶなら電気・ガスはそれぞれ別に会社を選びましょう。
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