






HTBエナジー(HISでんき)のオール電化住宅向けプラン「ぜんぶでんき」は、東電の旧プラン「電化上手」の料金プランを基準にしています。
旧プランは現在契約できないので、「ぜんぶでんき」にすると、使い方次第で電気代がお得になる場合があります。
この記事では、ぜんぶでんきの評判や口コミをもとに、メリットやデメリットを紹介します。
さらに、電話でのお問い合わせ先や解約方法、解約料金のことまで詳しく解説していきます。
オール電化住宅にお住まいで、昼間の電気代を下げたい方は、ぜひチェックしてみてください。
HTBエナジー(HISでんき)とは?会社概要とサービス内容
運営会社 | HTBエナジー株式会社 |
オール電化供給エリア | 東京・中部・関西・中国・四国・九州エリア |
解約違約金 | 1年未満の解約は2,200円(税込) |
支払い方法 | コンビニ払い(手数料220円税込)・クレジットカード・口座振替 |
申し込み方法 | Webサイトまたは電話 |
問い合わせ | コールセンター 電話番号:050-3852-1193 受付時間:平日10:00~18:00 ※土日祝/年末年始除く |
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HTBエナジー(HISでんき)は、2015年にハウステンボスが設立した新電力会社です。自ら発電所を持たず、電力小売りという形で、家庭や大規模施設への電気の供給をスタート。本社は九州ですが、全国への供給を実現しています。(プランによって違いがあります)
申し込みはWebサイトのみとする新電力会社が多い中、電話での申し込みや問い合わせも受け付けています。「共存・共生」という企業理念に基づいた、あたたかみを感じられる新電力会社です。
HTBエナジーのオール電化「ぜんぶでんき」のメリットやデメリット
HTBエナジー(HISでんき)の概要がつかめたところで、オール電化プランのメリットとデメリットを見ていきましょう。
口コミや評判から、メリット2点、デメリット3点をピックアップしています。
気になったところは電話でお問い合わせもできるので、ぜひ今のプランと比較してみましょう。
メリット | デメリット |
・料金プランが大手電力旧プランの単価で使い方次第で割安 ・特に昼間の料金単価が安い ・あんしんサポート365が無料で利用できる |
・蓄電池がある場合は申し込みができない ・基本料金は電気の使い方で決まる ・1年未満の解約で違約金2,200円かかる ・料金プランが改悪された ・旧オール電化プランを利用の場合は割高 ・カスタマーサポートが平日10:00-18:00のみ |
HTBエナジーのオール電化「ぜんぶでんき」のメリット3つ
メリット1. 料金プランが大手電力旧プランの単価で使い方次第で割安
https://twitter.com/cosworthDFV/status/1358418468836581381HTBエナジー(HISでんき)のオール電化プラン「ぜんぶでんき」のメリット1つ目は、現在お使いのプランから大幅に安くなる可能性があることです。
どうしてお得になるのかというと、大手電力会社の旧プラン(東電でいう電化上手)を基準とした料金単価なので、今のプランより安くなる場合が多いんです。
経済産業省より指摘され、現在は申し込み停止となった東電の電化上手がありますが、「ぜんぶでんき東京」なら東電のプランよりさらに最大10%の割引となります。(他のエリアも同様です。)
メリット2. 特に昼間の料金単価が安い
HTBエナジー(HISでんき)のオール電化プランは、昼間の電気料金を低く設定しています。かといって夜の電気代が特別高いわけではなく、17~23時は東電の旧プラン「電化上手」よりも約2円安く、23~翌朝7時は同じ単価です。
夜も昼間も安いとなると、電気の使い方などに左右されず乗り換えられますね。特に昼間が安いので、デイタイムに家事や仕事をまとめて終わらせ、夜はのんびり過ごしたい人にもおすすめです。
メリット3. あんしんサポート365が無料で利用できる
ちょっとちょっと、、格安電力で検索してたら、3割ぐらいは、安くて、びっくりしたんですが、修理とかも、できるんですか?ちょっと、こんな世の中になっているの4、知らなかったです。気になったところは、HTBエナジーです。水道トラブルや庭木の剪定が30%引きサービスです。
ENEOSは聞きますね。— ♥セロ♥ (@renrenpon) August 19, 2020
付帯サービスとして、電気や水廻りに関するトラブル、鍵の故障などの対処をしてくれる会社はよく目にしますが、HTBエナジーではPCトラブルや家事代行、庭の剪定や宅配買取など種類が豊富です。
これらのサービスを全て出張費無料、あるいは割引料金で利用することができるのは魅力の一つです。生活廻りのトラブルをその都度探すのが手間と感じる方などは加入を検討してもいいでしょう。
HTBエナジーのオール電化「ぜんぶでんき」のデメリット6つ
デメリット1. 蓄電池がある場合は申し込みができない
HTBエナジー(HISでんき)のオール電化プランは、蓄電池があると申し込みができません。蓄電池の他にも、純電気自動車やプラグインハイブリッド車も蓄電池とみなされ、持っていると契約ができないのです。
また、ガスと電気のハイブリッド設備など、電気以外の熱源を使っている場合も、契約の対象外となってしまいます。少々厳しめの設定ではありますが、蓄電池やガス設備さえなければ、太陽光があっても契約できます。
デメリット2. 基本料金は電気の使い方で決まる
HTBエナジー(HISでんき)のオール電化プランは、基本料金が「使った電気の量」で決まります。電気の量は30分ごとの電気使用量で決定され、過去1年分に使った電力のうち、もっとも高い値で設定されます。
ということは、もっとも高い月の基本料金で、あとの1年分の基本料金が固定されるということ。気になるデメリットではありますが、使い方を工夫すれば、基本料金を下げられる場合ももちろんあります。
デメリット3. 1年未満の解約で違約金2,200円かかる
HTBエナジー(HISでんき)のオール電化プランは、解約時に違約金の支払いがあります。お客様都合の解約の場合、1年未満の解約で違約金2,200円を支払わなければなりません。
解約金や違約金がない新電力会社が多い中、少額でも違約金があるのは目立ってしまいます。電話でのお問い合わせや申し込みなど、親切に感じるポイントも多いHTBエナジー(HISでんき)ですが、違約金があるのはデメリットでしょう。
デメリット4. 料金プランが改悪された
ちゃりこさんまだ東電から変えてなかったです?👁💦
残念ながらHTBエナジーも他社(シェル電気とか似てます)と大差ないプランになっちゃいました👁シナシナ
去年の僕が入ったプランと比べてもかなり残念です👁ピエン pic.twitter.com/SDrbLgYZbH— コスワース@no樹脂サッシ,nolife (@cosworthDFV) July 22, 2021
ぜんぶでんきプランは昨年2021年6月からリニューアルされ、新料金となりました。
旧プランではかつて東京電力にあった電化上手と比べて同じ時間区分で昼間単価が10%安くなる設定でした。電化上手がすでに新規申し込みができない状態だったので、新たに加入できるプランの中では安く魅力的なプランで人気でした。
ところが、リニューアル後、昼間時間帯の割引率は2%に減少しただけでなく、夜間の格安時間帯も8時間から5時間へ短縮しました。リニューアル前に契約した方は旧料金で引き続き利用が可能ですが、それ以降に契約した場合、従来の恩恵を受けることは残念ながらできません。
デメリット5. 旧オール電化プランを利用の場合は割高
HISでんき(HTBエナジー)のオール電化住宅向け料金プラン『ぜんぶでんき』シリーズは今月1日からプラン内容が改悪?され、旧オール電化プランからの乗り換えには不向きな料金設定となっています。
WEB上には古い間違った情報も多いので電化上手や、はぴeタイム、Eライフプランなどは注意して下さい— N (@taizo1974) June 25, 2021
電化上手や、はぴeタイム、Eライフプランなど、大手電力会社によるオール電化対応プランに加入中の方は、よく料金プラン見なかったり、綿密なシミュレーションをしないまま電力会社を変えると電気料金が高くなることがあります。
これらの旧オール電化プランは原子力発電による深夜帯の豊富な電力の活用を推進するものとして普及されたものでした。しかし福島原子力発電所の事故以降、原子力発電所のいくつかが廃炉や停止の影響を受け、旧来のプランと比べどの会社のオール電化プランも高くなってしまっている背景があります。
デメリット6. カスタマーサポートが平日10:00-18:00のみ
おはようございます
俺は面倒なので、一律5%引きになるHTBエナジーを使っています✨
安いのが大前提ですけど、俺の場合カスタマーサービスにアクセスしやすいかも気になるのでその辺どうなんでしょうか?
HTBは、受付が平日の9時から18時くらいまでと使える人がかなりタイトですが、対応はよいです
— なかむら (@kahoha_netemate) October 15, 2019
カスタマーサポートの電話対応の時間帯がかなり限られているため、平日お仕事をされている方にとっては利用しにくいでしょう。急ぎの場合や直接のやりとりでなくても構わなければWEB上のお問合せフォームにて用件を送ることが可能です。
ただし、問い合わせに対する返信も翌営業日以降となるため、依然不便さは残ります。新電力会社選びは、料金のお得さや付帯サービスだけでなく、カスタマー対応の充実さも考慮に入れると後々困ることも少なくなりそうです。
HTBエナジー(HISでんき)のオール電化の料金プラン|大手電力会社と比較して安い?
HTBエナジー(HISでんき)のオール電化の料金プランや、大手電力会社と比較してどのくらい安くなるのかみていきましょう。
【新】HTBエナジー(HISでんき)のオール電化の料金プラン
新しくなったHTBエナジーの料金単価表を大手電力会社と比較しています。
基本/従量 | 東京電力 スマートライフプラン |
HTBエナジー ぜんぶでんき |
|
基本料金:1kVAあたり | 286円 | 286円 | |
従量料金 | AM6-AM1時 | 25.80円 | 25.28円 |
AM1-AM6時 | 17.78円 | 17.78円 |
基本/従量 | 中部電力 スマートライフプラン |
HTBエナジー ぜんぶでんき |
|
基本料金 | ~10kVA | 1487.04円 | 1487.04円 |
10kVA~1kVAあたり | 286円 | 286円 | |
従量料金 | デイタイム:10-17時 | 38.71円 | 37.94円 |
ホームタイム:8-10,17-22時 | 28.52円 | 27.95円 | |
ナイトタイム:22-8時 | 16.30円 | 16.30円 |
基本/従量 |
関西電力 はぴeタイムR |
HTBエナジー ぜんぶでんき |
||
基本料金 | ~10kVA |
2,200円 | 2,068円 | |
10kVA~1kVAあたり |
396円 | 396円 | ||
従量料金 | デイタイム:10-17時 |
夏季 | 28.96円 | 27.22円 |
その他季 | 26.33円 | 24.75円 | ||
リビングタイム:7-10,17-23時 |
22.89円 | 21.52円 | ||
ナイトタイム:23-7時 |
15.20円 | 14.29円 | ||
オール電化割引 | 電気代の5% | 無し |
基本/従量 |
中国電力 電化Styleコース |
HTBエナジー ぜんぶでんき |
||
基本料金 | ~10kVA |
1,650円 | 1,650円 | |
10kVA~1kVAあたり |
407円 | 407円 | ||
従量料金 | デイタイム:平日9-21時 |
夏季 | 32.68円 | 32.03円 |
その他季 | 30.62円 | 30.01円 | ||
ナイトタイム:平日0-9,21-24時 |
14.87円 | 14.87円 | ||
ホリデータイム:土曜日・日曜日・祝日 |
14.87円 | 14.87円 |
基本/従量 | 四国電力 でんかeマンションプラン |
HTBエナジー ぜんぶでんき |
|
基本料金 | ~10kVA | 1344.44円 | 1196.55円 |
10kVA~1kVAあたり | 415.56円 | 415.56円 | |
従量料金 |
平日9-23時 | 34.97円 | 31.12円 |
平日23-9,休日終日 | 20.09円 | 17.88円 | |
でんか割引 | 電気代の10% | 無し |
基本/従量 |
九州電力 電化でナイト・セレクト |
HTBエナジー ぜんぶでんき |
||
基本料金 | ~10kVA:1契約あたり |
1,650円 | 1,650円 | |
10kVA~ |
~15kW:1契約あたり | 4400円 | 4400円 | |
15kW~:1kVAあたり | 550円 | 550円 | ||
従量料金 | 平日8-22時 |
夏冬 | 26.84円 | 26.30円 |
春秋 | 23.95円 | 23.47円 | ||
休日8-22時 |
夏冬 | 21.22円 | 20.80円 | |
春秋 | 17.82円 | 17.46円 | ||
夜間22-8時 |
13.21円 | 13.21円 |
【旧】HTBエナジー(HISでんき)のオール電化の料金プラン
以下、旧HTBエナジー(HISでんき)のオール電化と東京電力の料金表です。オール電化プラン「スマートプランS/L」と旧プラン「電化上手」もみていきましょう。
基本料金/従量料金 | 時間帯 | 季節 | 料金単価 |
基本料金:1kWあたり | – | – | 286円 |
従量料金
|
10-17時
|
夏季 | 35.5円 |
その他季 | 29.09円 | ||
7-10時 17-23時 |
通年 | 23.84円 | |
23-7時 | 通年 | 12.48円 |
基本料金/従量料金 | 時間帯 | 季節 | 料金単価 |
基本料金 |
契約容量 |
~6kVA | 1,320円 |
7kVA~10kVA | 2,200円 | ||
11kVA~ | 2,200円+286円×(契約容量-10kVA) | ||
従量料金
|
10-17時
|
夏季 | 35.5円 |
その他季 | 29.09円 | ||
7-10時 17-23時 |
通年 | 23.84円 | |
23-7時 | 通年 | 12.48円 |
基本料金/従量料金 | 時間帯 | 季節 | 料金単価 |
基本料金:1kWあたり | – | – | 286円 |
従量料金
|
6-1時 | 通年 | 25.8円 |
1-6時 | 通年 | 17.78円 |
HTBエナジー(HISでんき)と大手電力会社との比較
HTBエナジー(HISでんき)と東京電力との比較をみていきましょう。
使用量/契約容量 | HTBエナジー(夏) | HTBエナジー(春秋冬) | 東京電力 スマートプランS/L |
500kwh 8KVA |
14,015円 | 13,080円 | 14,264円 |
800kwh 10KVA |
21,623円 | 20,127円 | 22,053円 |
1000kwh 12KVA |
26,886円 | 25,016円 | 27,429円 |
※6-18時:18-6時=5:5の割合で計算しています。
※東京電力のスマートプランS/Lで計算しています。
HTBエナジー(HISでんき)のオール電化プランより安い?おすすめ新電力!
生活スタイルにHTBエナジー(HISでんき)のオール電化プランが合わない方へおすすめの新電力を下で紹介しています。
よく電気を使用する時間帯などを確認した上で電気代を節約できる新電力を選びましょう。
※以下、6-18時:18-6時=5:5の割合で計算しています。
【オール電化】おすすめ1. Looopでんき
使用量/契約容量 | HTBエナジー(夏) | HTBエナジー(春秋冬) | Looopでんき(夏・冬) スマートタイムプラン |
Looopでんき(春・秋) スマートタイムプラン |
500kwh 8KVA |
14,015円 | 13,080円 | 14,111円 | 11,333円 |
800kwh 10KVA |
21,623円 | 20,127円 | 22,577円 | 18,133円 |
1000kwh 12KVA |
26,886円 | 25,016円 | 28,222円 | 22,666円 |
Looopでんきのオール電化プラン「スマートタイムプラン」は、基本料金と解約金が0円。
HTBエナジー(HISでんき)のオール電化プランは、基本料金や解約金があるので、比較するとここがひとつのメリットですね。
春・秋の8~18時は、HTBエナジー(HISでんき)よりも約12円ほど安くなりますが、夏は2円、冬は約8円高くなります。
冬の間の電気代よりも、春・夏・秋の昼間の電気代をとにかく安くしたいという人におすすめです。
【オール電化】おすすめ2. 九電みらいエナジー
使用量/契約容量 | HTBエナジー(夏) | HTBエナジー(春秋冬) | 九電みらいエナジー |
500kwh 8KVA |
14,015円 | 13,080円 | 13,654円 |
800kwh 10KVA |
21,623円 | 20,127円 | 21,049円 |
1000kwh 12KVA |
26,886円 | 25,016円 | 26,168円 |
九電みらいエナジーのオール電化プラン「N(ナイト)プラン」は、オールシーズンで料金が変わらないわかりやすいプランです。
HTBエナジー(HISでんき)のオール電化プランは夏料金が設定されているので、10~17時の夏の電気代は、九電みらいエナジーの方が約10円安くなります。
ただし、23~翌朝7時の電気代は、HTBエナジー(HISでんき)の方が約2円安くなります。
トータル的にみたらHTBエナジーがお得になりますが、電気を使う時間帯によっては安くなるのでぜひ検討してみてください。
ぴったりのオール電化プランを見つけて電気代を安くしよう!
HTBエナジー(HISでんき)のオール電化プランについて紹介しました。
口コミや評判から、使い方次第で大幅に電気代を安くできることがわかりましたね。
お得なキャンペーンの実施状況や、申し込みの不明点は、ぜひ電話でお問い合わせしてみましょう。
今お使いの電力会社のお客様番号を手元に置いておくと、すぐに申し込みできるのでおすすめです。
解約には手数料がかかりますが、1年以上使うと支払いは不要です。
自分にぴったりのオール電化プランで、電気代をお得に切り替えましょう。
自分に合った電力会社が分からない方は、弊社に相談ください
弊社では700社程度ある電力会社の中から、お客さまの利用状況に合わせて最適な電力会社を提案しております。
どの電力会社がいいのか分からない方は弊社にお問い合わせください。
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