ソファに座っていてくしゃみや鼻水などのアレルギー症状が出たり、皮膚の腫れやかゆみが表れたら、ダニが潜んでいる可能性があります。
ソファはダニが好む環境なので繁殖しやすいため、被害をなくすためには適切に対策をして駆除しなければなりません。
こちらの記事ではダニの生態や発生原因、症状などについて解説したうえで、ダニの退治方法や予防対策について解説します。
本記事を参考にして正しい駆除対策をおこない、部屋にいるダニを一掃して快適な生活環境を作りましょう。
ソファーにいるダニの駆除方法
ソファーにいるダニの駆除する方法として、以下のような方法があります。
・スチームアイロンを使う
・布団乾燥機を使う
・布が外れる場合は高温で洗濯する
・駆除グッズを使う
それぞれどのようにして駆除するのか、具体的に解説します。
駆除方法1.スチームアイロンを使う
ダニは60℃を超える高温で死滅させることができるので、スチームアイロンを使って駆除できます。
アイロンをかけることで汚れがこべりついてしまう可能性があるので、使用前に汚れを落としましょう。また使用後は死骸が残ってしまうため、再度掃除機をかけてきちんと死骸を取り除いてください。
ただし本皮や合皮など、ソファの素材によってはアイロンで傷んでしまうことがあるため、事前に素材は確認しておきましょう。
駆除方法2.布団乾燥機を使う
先ほど説明したとおりダニは熱に弱いので、布団乾燥機の熱でもダニを駆除することができます。
ソファに温風が当たればよいので、たとえばソファの座面に布団乾燥機のノズルを置いて上から布団を被せるなどの方法で使うとよいでしょう。布団乾燥機には熱を与える効果のほかに湿気を取り除く効果もあるので、ダニを駆除するには効果的な方法です。
駆除方法3.布が外れる場合は高温で洗濯する
カバーを取り外すことができるソファであれば、取り外して60℃以上のお湯で高温洗濯しましょう。高温洗濯する理由はこれまで説明してきたとおり、ダニは高温で死滅するからです。
カバーだけなら洗濯するのも簡単なので、この方法なら楽に駆除できます。そして洗濯した後は、ダニの死骸が取り除けるよう掃除機をかけてください。
駆除方法4.駆除グッズを使う:スプレー・シート
スプレーやダニ取りシートなどの駆除グッズも活用しましょう。
スプレータイプはカーペットに直接吹き替えて使用するタイプで、ダニが嫌う成分やにおいを使ってダニを寄せ付けない効果があります。
燻煙剤は部屋に煙を行きわたらせることでダニを駆除できる駆除グッズであり、部屋全体のダニを駆除できるのが特徴でしょう。
ダニ取りシートはダニをおびき寄せて捕獲できるもので、設置したらあとは捕獲後にシートを捨てればよいという簡単な駆除グッズです。
ソファーにダニを寄せ付けないための予防対策
ソファーにいるダニの予防対策としては、以下のような方法があります。
・部屋を換気する
・定期的に掃除する
・クッションも手入れ
・対策グッズを使う
・防ダニソファーを選ぶ
駆除後は上記の予防対策をすることで、ダニが再び発生することのない環境を作りましょう。
予防対策1.部屋を換気する
ダニは高温多湿な環境を好むため、ソファを置いてある部屋の換気をおこなうことで湿度を下げましょう。
よく使うソファは湿気も溜まりやすいので、できるだけ風通しをよくして乾燥させることが大事です。エアコンや除湿機を使って部屋を乾燥させるのも効果があるので、風が通りにくい場所ではこれらの方法も実践してください。
予防対策2.定期的に掃除する
ソファのうえにはダニの餌となるアカやフケ、食べカスなどが落ちやすいため、定期的に掃除して清潔な状態にしておきましょう。
掃除機をかけるときはできるだけ多くのゴミを吸い取れるようゆっくり動かすようにしてください。ソファにはダニの死骸やフンなども溜まるので、定期的な掃除はアレルギー予防にもなる効果的な対策です。
予防対策3.クッションも手入れ
ソファの座面だけでなく、クッション部分も同じように手入れしましょう。
背中にあたるクッションも、座面と同じように湿気が溜まりやすいので、適度に関して湿気をとらなければなりません。カバーが取れるのであればカバーを外し、定期的に洗濯して清潔に保っておくことも大事です。
予防対策4.対策グッズを使う
ソファの素材によっては、洗ったり布団間掃除を使用したりできない場合もあるので、その場合には対策グッズを使用してしっかり予防することが大事です。
駆除スプレーの中には忌避剤が含まれているものもあるので、駆除と同時に忌避剤を使用することでダニを寄せ付けなくできます。またビーズタイプの忌避剤もあり、置いておくだけで簡単にダニを寄せ付けなくすることができます。
ソファの種類を問わず手軽にできる方法なので、ぜひ実践してみましょう。それぞれおすすめ商品をいくつかあげておくので、そちらも参考にしてください。
予防対策5.防ダニソファーを選ぶ
防ダニ加工が施されているソファを使うことで、ダニよけ対策になります。
クッションの内部に防ダニ効果のあるシートを使用したものや、中綿に防ダニ加工が施されたものなどがあるので、これらのソファを使えばダニを寄せ付けにくいでしょう。また本皮や合皮のソファは密度が高いためダニが中に侵入しにくいという特徴があります。
おすすめの防ダニソファは次に紹介するので、そちらも参考にしてください。
おすすめの防ダニソファー
おすすめの防ダニソファを3つ紹介します。
防ダニソファを使えばダニを寄せ付けにくいので、ダニ対策を万全にしたいときはもともと防ダニ加工が施されているソファを使用しましょう。
おすすめ1.デザインコーナーカウチソファ
合皮素材の3人掛けカウチソファです。
革製のソファは素材の密度が高いためダニが入る隙間がなく、ソファの内部に侵入される確率が減ります。また合皮なので水拭きもできるため、食べこぼしなどの汚れも簡単に掃除ができ、ダニを寄せ付けない効果は高いでしょう。
脚付きなので通気性がよいため湿気も溜まりにくく、ダニが好む環境を作りません。
おすすめ2.防ダニ・抗菌防臭ソファマットレス
側地の中綿に防ダニ加工が施されており、忌避効果でダニを寄せ付けにくくする効果があります。
表面は中綿入りのキルティング素材であり、掃除もしやすいので定期的に汚れを落としましょう。ウレタン製で軽く持ち運びができるため、動かしたりひっくり返したりして掃除ができるので、食べカスなどの汚れが溜まらないようきれいに清掃できます。
おすすめ3.フロアコーナーカウチソファ
シンプルなデザインでひじ掛けが無いタイプのダイニングソファーです。
カバー素材のPVCレザーはダニを通しにくい密度が高い素材で、汚れや水に強いため掃除も楽にできます。脚付きで地面と接していないため湿気も溜まりにくく、ダニが好む高湿度の環境を作りにくい点もメリットでしょう。定期的に清掃することで、ダニが寄り付かない環境を作れます。
まとめ
ダニは熱に弱いため、スチームアイロンや布団乾燥機などの高温で駆除できます。
またスプレーやダニ取りシートなど市販の駆除グッズもあるので、用途に応じてこれらを使うことも重要です。
そしてダニを寄せ付けない環境を作ることも大事なので、湿気がこもらないよう部屋を換気し、ダニの餌となるゴミが残らないよう定期的に掃除してください。