ハクビシン対策のおすすめの商品は?
自作トラップは効果ある?
ハクビシンは畑を荒らしたり屋根裏に住み着いたりとさまざまな被害をもたらしますが、賢い生き物なので駆除するのは簡単ではありません。
ハクビシンからの被害を減らすためには、忌避剤を使って侵入を未然に防ぐことが重要です。
そこでこちらの記事では人気の忌避剤や忌避剤の自作方法を紹介し、駆除グッズを効果的に使う方法、使う際の注意点についても解説します。
忌避剤を使いこなしてハクビシンの発生を防ぎ、ハクビシンの被害に遭わない環境を作りましょう。
ハクビシンのおすすめ駆除グッズ!人気の忌避剤を紹介
ハクビシンのおすすめ駆除グッズを5つ紹介します。
燻煙剤やスプレータイプ、置き型の忌避剤やトラップなどさまざまな種類があるので、用途に合わせて必要な商品を選び、うまく使い分けてください。
おすすめグッズ1.バルサンプロEX
タイプ | 燻煙剤 |
内容量 | 20g |
効果持続期間 | – |
主な使用場所 | 室内 |
煙を部屋全体に充満させることで、屋内にいるハクビシンを追い出すことができる駆除剤です。
バルサンはゴキブリ駆除で有名な駆除剤ですが、ハクビシンにも効果を発揮します。煙が出始めたら部屋の外に出て2~3時間経過後に入室し、使用後は充分に換気をしてから室内に入ってください。
使用を開始したらあとは放置しておくだけで効果があるので、知識がなくても簡単に駆除できるのがメリットでしょう。
おすすめグッズ2.ハクビシンよグッバイ(屋内用)
タイプ | 置き型 |
内容量 | 50g×6袋入り |
効果持続期間 | 約2カ月 |
主な使用場所 | 屋根裏・物置・倉庫など |
唐辛子を成分とするカプサイシンを配合した、屋内で使用する置き型のハクビシン専用駆除剤です。
ハクビシンが出る場所に、4平米あたり1袋を目安としてハクビシンよグッバイを置きます。
植物性の辛味成分なので人体に有害な薬剤を使用しておらず、安心して利用できるでしょう。
おすすめグッズ3.ウルフピー
タイプ | 液体 |
内容量 | 340g |
効果持続期間 | 約33日 |
主な使用場所 | 屋外 |
ハクビシンの天敵である狼の尿100%の忌避剤です。
単に嫌がる臭いを使って一時的に遠ざけるのではなく、天敵を避ける動物の本能を利用して家にハクビシンを近づけないという点に特徴があります。
屋外に直接まくか、小分けにした容器に入れて設置して使用してください。
おすすめグッズ4.強力忌避一番 固形タイプ
タイプ | 置き型 |
内容量 | 25g×8個入り |
効果持続期間 | 約2か月 |
主な使用場所 | 屋外 |
木酢液、木タール、ニンニクなどでできた、天然素材100%の安全な駆除剤です。
家の入口や畑の周囲など、屋外でハクビシンを近づけたくない場所の周囲に2m感覚で設置します。
手についても害はありませんが、においなどが付くので使用する際は手袋をして触った方がよいでしょう。
おすすめグッズ5.獣よけ線香
タイプ | 防虫線香 |
内容量 | 20巻 |
効果持続期間 | 約5時間半~6時間 |
主な使用場所 | 屋外 |
トウガラシを成分とした防虫線香で、通常の線香原料に唐辛子粉末を練り込んでおり、臭覚に敏感なハクビシンに対して効果を発揮します。
屋外専用なので室内では使用することはできず、畑や庭先、べランダなどでの使用が主な用途となるでしょう。
気になる箇所に設置して火をつけておけば約5時間半~6時間の間ハクビシンを寄せ付けなくすることができます。
ハクビシンの忌避剤は自作できる!作り方も紹介
ハクビシンの忌避剤は、購入しなくても以下のものを使って自作できます。
・ニンニク、唐辛子
・木酢液
・ハッカ油スプレー
・灯油
・犬の毛
ハクビシンの嫌がる臭いを使った忌避剤の作り方を5つ紹介するので、自作の忌避剤を使った対策もぜひ試してみてください。
自作の忌避剤1.ニンニク・唐辛子
ニンニクや唐辛子はハクビシンが嫌うにおいを発するので、ニンニク・唐辛子を使って忌避剤を作ることができます。
潰したにんにくや唐辛子を、穴の開いたペットポトルなどに入れておきましょう。また木酢液にすりおろしたニンニクと唐辛子を混ぜ、スプレーするのも効果的です。
自作の忌避剤2.木酢液
木酢液を薄め、屋内の屋根裏などハクビシンが現れる箇所にスプレーで散布しておきましょう。
屋外で使用する際はスプレーする以外にも、穴をあけたペットボトルに木酢液を入れ、木につるしておくといった方法もあります。
侵入経路や発生箇所を特定したうえで、どのように木酢液を使うかは状況に応じて考えましょう。
自作の忌避剤3.ハッカ油スプレー
ハッカ油のにおいも嗅覚に優れたハクビシンが嫌うにおいの一つであるため、自作のハッカ油スプレーを使用して忌避剤にすることができます。
ハッカ油スプレーの作り方は、無水エタノールとハッカ油を混ぜてスプレーボトルに入れ、そこに水を加えるだけです。
天然成分なので人体にも安全であるため、安心して使用できます。
自作の忌避剤4.灯油
ハクビシンは石油の臭いも嫌うので、灯油を使って忌避剤を作るのもよいでしょう。
石油ストーブなどを使用している家庭なら、余った灯油を使って忌避剤が作れます。
灯油をそのままペットボトルなどに入れるか、古布しみこませて屋外に置いてきます。
ただし灯油はすぐに蒸発してしまうので、効果は一週間程度しか持続しません。
自作の忌避剤5.犬の毛
ペットに犬を飼っているなら、犬の毛を使ってハクビシンを追い払うこともできます。
犬の毛を10g程度とってネットなどに入れ、屋外につるしておきましょう。
効果は1~2ヶ月程度持続します。
もし犬を飼っていない場合でも、動物病院やトリミングサロンから犬の毛をもらってくることができるので、ぜひ試してみてください。
ハクビシンの駆除グッズを効果的に使う方法
ハクビシンの駆除グッズを効果的に使うためには、以下の点を意識しましょう。
・侵入経路に使用する
・鼻の高さに合わせて設置する
・複数の忌避剤を使う
以上3点について、順番に解説します。
使い方1.侵入経路に使用する
ハクビシンは同じ通り道を使って侵入する習性があるので、侵入経路に忌避剤を使用すればハクビシンを寄せ付けなくすることができます。
そのため足跡やフンなどを調べてハクビシンの侵入経路を特定し、その場所に忌避剤を設置するようにしましょう。
また家や庭などを囲うようにして忌避剤を使用すると、さらに高い効果を発揮するので、対策を万全にしたいときはより広範囲に使用してください。
使い方2.鼻の高さに合わせて設置する
においを使った忌避剤は、ハクビシンの鼻の高さに合わせて使用することで効果が高まります。
ハクビシンの鼻の高さは地面から約15cmほどですが、ハクビシンは地面の臭いを嗅ぎながら歩く習性があるので15cmより低めの位置だとよいでしょう。
また市販の商品の場合は設置位置が指定されていることもあるので、その場合にはそれに従ってください。
使い方3.複数の忌避剤を使う
同じ忌避剤を使い続けるとハクビシンがにおいに慣れてしまうので、複数の忌避剤を使い分けるようにしましょう。
すでに紹介した通り、ハクビシンの嫌うにおいにはさまざまなものがあるので、それら複数の忌避剤を使って定期的に入れ替え、においに変化を付けます。
それぞれの忌避剤には使用期限もあるため、期限が切れたら別のものに取り換えるというのもよいでしょう。
ハクビシンの駆除グッズを使う時の注意点
ハクビシン駆除グッズを使用するときは、以下の点に注意してください。
・人、ペットの生活エリアには使用しない
・素手で忌避剤を触らない
・予防対策もおこなう
それぞれ具体的にどういった点に気を付ければよいのか、解説します。
人・ペットの生活エリアには使用しない
ハクビシンの忌避剤は人やペットにとっても不快なにおいである場合が多いので、人・ペットの生活エリアには使用しないようにしましょう。
特に犬・猫などのペットは人間よりも嗅覚がはるかに優れているため、人以上に悪影響が強いです。
忌避剤を使用するのはハクビシンの侵入経路が効果的ですが、生活エリアからは離れた場所を選んで使用しましょう。
素手で忌避剤を触らない
ハクビシンの忌避剤はにおいが強いものが多いため、素手で触ると手に付いたにおいが取れなくなる可能性があります。
そのため忌避剤を使用する際は手袋を使用するなどして、直接手に触れないように気を付けてください。
特に市販の忌避剤で成分の強いものは、においが取れなくなるだけでなく手がかぶれたりすることもあるため気を付けましょう。
侵入口には設置しない
忌避剤は侵入経路に設置するのが効果的ですが、侵入口を塞ぐ形で設置するとすでに中に入っているハクビシンが外に出られなくなる可能性があります。
そのため侵入口に設置するのは避けるようにしましょう。
ハクビシンが外に出たことを確認したうえで、最終的には侵入口を塞いで再発を防ぐので、忌避剤は外から新たに入ってくるのを防ぐ目的で使用するということを忘れないようにしてください。
ハクビシンを寄せ付けない予防対策
ハクビシンを寄せ付けないための予防対策は、以下のとおりです。
・餌となるものなくす
・雑草など隠れやすいものを撤去する
・侵入経路をふさぐ
・糞や巣を掃除する
ハクビシンは餌のある場所の近くに住み着くので、エサとなる生ゴミや農作物はすぐ処分するか室内に保管しましょう。またハクビシンは身を隠しやすい雑草や落ち葉が多い場所を好むため、雑草など隠れやすいものを撤去するのも効果的です。
あとはハクビシン糞や巣を掃除して、侵入経路を塞いでしまえばハクビシンは戻ってこなくなります。
専門駆除業者に依頼するのもおすすめ!
自分で対策してもなかなか解決しない、色々と準備したり対策したりするのが面倒という方は駆除業者に依頼するのもおすすめです。
また、ハクビシン含め、害獣などは法的に自分で駆除することができず予防対策などしかできません。
そのため、しっかりと駆除したい方は専門業者に依頼することになります。
再発防止や安全面にも考慮して対応してくれるため、自分で行うよりもメリットが大きいでしょう。以下でおすすめの駆除業者を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
ハクビシンの忌避剤はスプレータイプ・燻煙剤・設置型などさまざまな種類があるので、用途に応じて適切に使い分けてください。
忌避剤は市販のものだけでなく、ニンニクや唐辛子、ハッカ油などから自作することもできるので、まずは身近なもので自家製の忌避剤を作ってみるのもよいでしょう。
ハクビシンはにおいに慣れるので、忌避剤は定期的に交換することも重要です。
そして忌避剤でハクビシンを寄せ付けなくすることに成功したら、予防対策よってハクビシンの発生をしっかり防ぎましょう。