トコジラミはどこにいるのか|発生しやすい場所や発生原因、駆除方法など解説!

トコジラミはどこにいるのか|発生しやすい場所や発生原因、駆除方法など解説!

トコジラミは南京虫とも呼ばれる、外来種の昆虫です。一度は日本で絶滅したといわれていましたが、近年再び海外から持ち込まれたトコジラミが増えています。

トコジラミは主に人間や動物の血液を栄養とするため、一度家で発生すると吸血され、強烈なかゆみを感じる場合があります。さらにトコジラミは繁殖力が高いため、大量発生する前にしっかりと駆除することが大切です。

そこで今回はトコジラミがどこから来てどこにいるのか、潜んでいる場所や見つけ方、対策などについて詳しく解説します。ぜひ本記事でトコジラミの発生原因やどこにいるのかを把握し、適切に対策しましょう。

目次

トコジラミはどこにいる?発生場所や発生原因、生態など解説

トコジラミはどこにいる?発生場所や発生原因、生態など解説

トコジラミは日本の自然界で発生することはほとんどありません。基本的な生息地は海外です。

しかし、海外へ行った人のスーツケースや衣類、または海外から届いた荷物に付着したトコジラミが日本で発見されることは少なくありません。トコジラミの主な栄養源は人間や動物の血液であるため、屋内で発見されるケースが多いです。

トコジラミは暗く湿った場所を好むため、布団や衣類の隙間、畳の目地の中など、目の届きにくい場所に潜んでいます。環境が生存に適していないと一時的に休眠してやり過ごすこともあるため、なかなか死滅しないしぶとい害虫です。

トコジラミとは?生態や特徴など解説

トコジラミはカメムシの仲間で、体長5~8mmとダニやノミと比べて大きい害虫です。体高が低く平べったい姿をしていますが、血を吸うと体が丸く膨らむのが特徴です。

体色は茶褐色で、つぶすとカメムシ特有の臭いにおいを発します。トコジラミには主に一般的なトコジラミとタイワントコジラミがいますが、いずれも主な主な発生地は海外です。日本の固有種ではないものの、日本で繁殖することも可能。特に暖かい春から秋にかけては、活動的になります。

寒さには弱いため冬には休眠しますが、死滅するわけではありません。また暖房のかかった室内ではほかの季節と変わらず活動し、繁殖する場合もあります。

トコジラミの見つけ方

トコジラミの見つけ方

トコジラミがどこにいるのか、また卵をどこで産むかは、以下の方法で簡単にわかります。

・痕跡がないか調べる(生体や卵・ふんや血痕など)
・発生しやすい場所を調べる
・潜んでいる場所をチェック

トコジラミは一度被害にあうと厄介な害虫です。どこにいるかできるだけ早くつきとめて、撃退しましょう。

痕跡がないか確かめる

まずはトコジラミがどこにいるのか、痕跡を見つけましょう。トコジラミは体長5mm程の昆虫であるため、目視でも発見できます。

茶褐色の小さなふんが落ちていたり、畳や衣類に茶色いシミがあったりする場合はトコジラミがいると疑いましょう。場合によっては1~2mm程度の白い小さな卵が、数十個以上固まって見つかることもあります。

発生しやすい場所を調べる

トコジラミは暗く湿った場所で繁殖します。また、気温が一定の場所もトコジラミにとっては格好の発生場所です。

そのため、家の中でいえば直射日光が当たらない布団やベッドのマットレスの下、押し入れの中、畳の目地の隙間、ソファの隙間などがトコジラミの住処となります。

ほかにもカーテンのヒダの中など、普段はあまり確認することがないちょっとしたすきまに卵を産んでいる場合もあります。

潜んでいる場所をチェック

吸血するとき以外、トコジラミは人目に付かない場所でじっと隠れる習性があります。トコジラミが隠れる場所も、発生場所同様暗く湿った場所です。

たとえば布団の下やじゅうたんの隙間など。特に冬場は寒さをしのぐため、衣類の隙間や衣装ケースの中に潜んでいる場合もあります。こうした場所をのぞいてみると、卵や糞だけでなくトコジラミそのものが見つかるかもしれません。

近年トコジラミが増えている理由

近年トコジラミが増えている理由

トコジラミは日本で一度は絶滅したとされていました。しかし海外渡航者の増加に伴い、再び日本に持ち込まれ増加している傾向があります。

また人だけでなく、海外から持ち込まれる荷物に付着して持ち込まれた可能性も考えられるでしょう。近年では誰でも手軽に通販を利用できるようになったため、海外から届く荷物も格段に増えています。

これらのような背景があり、トコジラミは再び日本で増えていると考えられます。なお、トコジラミは繁殖力が高い昆虫であるため、日本でも繁殖が可能です。

トコジラミの駆除方法

トコジラミ(南京虫)の自分でできる駆除方法5選

トコジラミの主な駆除方法は、以下のとおりです。

・殺虫剤を使って駆除する
・熱で駆除する
・掃除機や粘着テープで捕獲して駆除する
・状況により専門業者に駆除を依頼する

殺虫剤を使う際は、トコジラミ用の殺虫剤を使用しましょう。ハエやゴキブリといった害虫に対して効果のあるピレスロイド系の殺虫剤は、トコジラミには効果がありません。

ほかにもトコジラミは熱に弱いため、80度以上のお湯で布団やソファカバーを洗濯したり、布団クリーナーのスチーム機能を使ったりするのも有効です。

駆除方法について、詳しくは以下のリンクをご覧ください。

自分でできるトコジラミの駆除方法

トコジラミの予防対策

自分でできるトコジラミの予防対策

トコジラミは家を清潔に保っていても、関係なく発生します。そのため「持ち込まない」という予防方法しかありません。まずは海外からの荷物に注意し、トコジラミを持ち込まないよう注意しましょう。

海外から届いた荷物は玄関先で開封し段ボールはすぐに捨て、中身もよく確認するといった作業が必要です。とはいえ、100%トコジラミの侵入を防ぐのは難しいでしょう。

一度持ち込んだトコジラミを増やす前に駆除するために、日常的に掃除機や布団乾燥機を使いましょう。洗濯ものをお湯で洗うのもおすすめです。特にベッド周りはトコジラミが繁殖しやすいため、集中的にケアしましょう。

まとめ

トコジラミがどこにいるのか、またどのような駆除方法が効果的なのか解説しました。

トコジラミは一度家の中に侵入すると早いスピードで繁殖するうえに、完全な駆除が難しい害虫です。また吸血されると強いかゆみを発し、吸血箇所が赤く腫れあがるため被害も大きい傾向があります。

不快な思いを長引かせないためにも、トコジラミを見つけたら害虫駆除業者に依頼することをおすすめします。普段から布団乾燥機やお湯での洗濯など、「熱」を使った掃除でトコジラミを駆除しましょう。”

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