ダニがいるかどうかわかる確認方法|発生しやすい場所や原因、駆除・予防対策など解説

ダニがいるかどうかわかる確認方法|発生しやすい場所や原因、駆除・予防対策など解説

家の中にダニがいるのではないかと不安だけど、本当にダニがいるかどうかをどのように確認すればよいか、わからないという方もいるでしょう。

ダニがいるかわかる方法はいくつかありますが、ダニの発生しやすい場所をチェックすることで家の中にダニがいるかわかります。

こちらの記事では家にいるダニの確認方法やダニが生息しやすい場所、ダニの駆除方法、予防対策について解説します。ダニがいない家はほとんどないので、きちんとした確認方法を実践すればどこにダニがいるかわかるはずです。

まずは部屋のどこにダニがいるのかを正確に把握したうえで、適切なダニ退治・駆除対策を実施してください。

目次

家にダニがいるかどうかわかる確認方法

家にダニがいるかどうかわかる確認方法

人が住んでいる室内はダニにとって快適な環境が揃っているので、ダニはほとんどの家に生息しています。またダニは繁殖力が非常に強く、1組ダニがいれば、2か月で約3,000匹にまで増えるといわれており、ダニが全く発生しない家はほとんどありません。

そこでまずは、家の中に本当にダニがいるのかどうか、ダニの見分け方・探し方について解説します。確認方法としては、以下のような3つの方法があります。

・検査キットを使って調べる
・症状がが出ているかどうか調べる
・掃除機をかけゴミの中を調べる

こちらの3つの方法について、具体的なやり方や内容を説明します。

確認方法1.検査キットを使って調べる

ダニ用の検査キットを使用してダニが生息しているかどうかを調べることができるため、ダニがいるかわかるのです。

検査キットにはいくつかの種類があり、たとえばチェッカーを使って掃除機で吸い込んだゴミの中にダニがいるかを確認するというのが一般的でしょう。

他にも誘引剤を使用してダニを捕獲し、ルーペを使ってダニの存在を確認するという検査キットもあります。ダニは目視が難しいですが、検査キットを使うことでダニの存在を確実に把握することができるため、対策に役立てることができるでしょう。

検査キットを使うのは、ダニがそこにいるかわかるための一つの方法です。

確認方法2.症状が出ているかどうか調べる

症状が出ているかどうか調べるのも、ダニがいるかわかるためには役立ちます。ダニによる症状は、主に痒みとアレルギー症状の2種類があります。

まず室内に発生したダニがイエダニやツメダニなどであった場合、刺された箇所が赤く腫れて痒みが発生します。ツメダニに刺されやすいのは腹部や太もも、二の腕などの柔らかい部分で、痒みは一週間程度続くことが多いです。

またヒョウダニやコナダニのような人を刺さないダニの場合、風に舞ったフンや死骸を体内に取り込むことでアレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎・ぜんそくなどのアレルギー症状を引き起こします。鼻水・鼻詰まり・くしゃみ・喘息などの症状が出たら、それはダニが原因である可能性があるでしょう。

確認方法3.掃除機をかけゴミの中を調べる

ダニが発生する場所に掃除機をかければダニを吸い込むことができ、溜まったゴミのなかを調べるとダニがいるかわかります。

ヒョウダニなどの種類は小さくて目視するのが困難ですが、大量に発生している場合には白い粉のようなダニの死骸が見える場合もあります。またツメダニのような体長1mm程度ある比較的大きめのダニであれば、ゴミの中にいるのを目視するのは難しくありません。

ダニは基本的には目視するのが困難な小さい生物です。しかし大量に発生している場合や種類によっては目視でもダニがいるかわかるので、気になるときは掃除機のゴミのなかをチェックしてみましょう。

ダニが生息しやすい場所|エリアごとの種類や特徴

ダニが生息しやすい場所|エリアごとの種類や特徴

ダニは20〜30℃で湿度60%以上という高温多湿な環境を好みます。したがってダニが発生しやすい場所は、これらの条件がそろっている場所です。またダニは人のアカやフケ、髪の毛、食べかすなどをエサとしており、エサが豊富にある場所にも発生しやすい傾向にあります。

以上のようなダニが発生する理由をふまえ、具体的に室内のどのような場所にダニが発生するのか、また発生するダニはどんな種類であるのかを説明します。

寝具|布団・枕・マットレスなど

寝具に発生しやすいのは、ヒョウヒダニという体長0.3〜0.4mm程度の小さなダニです。

ヒョウヒダニは布団や枕などについた人のアカやフケ、髪の毛などをエサとするダニで、ヒョウヒダニは人を刺すことはないものの死骸やフンがさまざまなアレルギーを引き起こす原因になります。

なぜ寝具にダニが発生しやすいかというと、寝具は温かいうえに人の汗によって湿気が溜まりやすいため、ダニが好む環境にあるからです。また毎日使用することで人のアカやフケなどが付くため、ダニのエサも豊富にあります。このように、寝具にはダニが発生する原因が豊富にあるのです。

カーペット・絨毯

カーペットにいるダニはヒョウダニ・コナダニ・ツメダニなどの種類です。

ヒョウダニは前述のとおり人を刺さないダニで、コナダニも同じく人を刺しません。ただしヒョウダニやコナダニをエサとするツメダニは人を刺すダニであり、刺された箇所は赤く腫れて痒みが発生します。

なぜカーペットにダニが発生しやすいかというと、カーペットは床に長期間敷きっぱなしにされていることが多く、湿気や汚れが溜まりやすいためです。

カーペットの上に食べこぼしや髪の毛などのダニのエサとなるゴミを放置しておくと、ダニが発生しやすくなるため注意しましょう。

ソファー

ソファーに発生するダニで多いのはヒョウダニです。

ソファーはダニのエサとなるフケや髪の毛、食べカスなどが溜まりやすいため、これらがダニの発生する原因となっています。またソファも長時間人が座ることで湿気が溜まりやすいので、これもダニが発生しやすい理由でしょう。さらにソファは繊維の密度が高いため、ソファの内部はダニが潜みやすい環境にあります。

ソファはカバーを取り外すことはできるものの、本体を直接洗ったりすることはできません。そのためダニ駆除対策としては、洗濯以外の方法が必要になるでしょう。

家のダニを駆除する方法

家のダニを駆除する方法

ダニの駆除は場所ごとに適した方法でおこなうことが重要です。

たとえば寝具やソファーはカバーを外して定期的に洗濯し、乾燥機にかけることによって熱の力でダニを駆除できます。スチームクリーナーやスチームアイロンを使って駆除するという方法もあるでしょう。

その他にもたとえば畳などもダニが多く発生する場所なので、定期的にダニ駆除対策をするのがおすすめです。なぜ畳にダニが発生するのかというと、畳に使用されるイグサが湿気を吸収しやすいという性質があるためです。そのため畳のある部屋はできるだけ換気して、畳は定期的に天日干しすることで湿気を取り除きましょう。

詳しい駆除方法は、以下の記事でも解説しています。

家にいるダニの駆除方法をエリアごとに紹介

ダニを寄せ付けない!効果的な予防対策

ダニを寄せ付けない!効果的な予防対策

ダニを寄せ付けないための予防対策の基本は、部屋を換気して掃除・洗濯を欠かさないことです。ダニが発生する原因は湿気やエサとなるゴミが豊富にあることなので、換気して部屋を乾燥させてゴミや汚れをきれいにする必要があります。

そのうえでダニが集まりやすい場所には忌避剤や予防スプレーを使用して、ダニを寄せ付けない環境を作りましょう。またペットがいる家庭では、ブラッシングやシャンプーなどのペットの手入れも重要です。なぜならペットに寄生するダニもおり、ペットの手入れをすることでペットへのダニの寄生を防げるからです。

詳しい予防対策方法は、以下の記事でも解説しています。

ダニを寄せ付けないための効果的な予防対策

ダニ駆除業者に依頼するのもおすすめ!

ダニ駆除業者に依頼するのもおすすめ!

ダニは目に見えないほど小さく発生原因や場所を特定するのが難しいため、自分で完全に駆除するのは困難です。

そこでダニが発生した場合には、駆除業者に依頼することも検討しましょう。なぜなら専門業者であればダニの発生原因をしっかり特定したうえで、駆除から予防対策まで一貫しておこなえるからです。

使用する薬剤も人体に安全なものを使用している業者を選ぶことで、赤ちゃんやペットがいる家庭でも安心して駆除をおこなえるでしょう。ただし信頼できる業者を選ぶために注意すべきポイントもあるので、業者の選び方やおすすめ業者について知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

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まとめ

ダニに刺されると身体が赤く腫れて痒みが出るので、このような症状が出たら家の中にダニが生息している可能性があります。

掃除機で吸い取ったゴミを確認したり検査キットを使用したりして、ダニがいるかどうかを確認してみましょう。 
ダニは高温多湿でエサのある場所に生息するため、家の中でも特に寝具やカーペット、ソファー、などの場所に多く発生します。

ダニを寄せ付けないためには、部屋を換気して掃除・洗濯をこまめにするのが基本的な対策です。発生したダニはしっかり駆除したうえで、日ごろから予防対策にも努めてダニの被害を減らしましょう。

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