アライグマ対策のおすすめ忌避剤!自作駆除グッズの作り方や使い方など解説

アライグマ対策のおすすめ忌避剤を紹介|自作駆除グッズの作り方や使い方など解説!

アライグマの被害にあった際に業者に依頼せずに自分で対策しようと考える方もいると思います。

しかし、アライグマは特定外来生物に指定されているので、自分で駆除剤を使う場合にも専用の罠や法律の知識が必要になります。

そのため、被害が出る前にミントなどのアライグマの嫌いなものの香りがする忌避剤を使い、アライグマを寄せ付けないことがおすすめです。

アライグマがどこから侵入したのかを特定して撃退するためには生態を理解して対策することが重要です。

今回の記事では人気の忌避剤や、自作の忌避剤の作り方から効果的な使い方、使う際の注意点も紹介しています。

アライグマの生態や習性を知ろう!

アライグマの生態や習性を知ろう!

最初にアライグマの生態や特徴について解説します。

・大きさ、体重(成獣)
→体長140cm、体重は14kg前後、オスはメスよりもやや大きな体をしています。
・見た目の特徴
→アライグマの顔は鼻から眉間にかけて黒い線が入っていて、タヌキと見分ける際にもこのポイントが分かりやすいです。
・生態
→基本的に夜行性で日中は暗い場所を好むので、壁をつたって民家の屋根裏に侵入して巣を作ることもあります。

アライグマは雑食なので、小型の動物や魚、昆虫も食べますが、野菜や果物も食べるので、畑や民家の庭に侵入して作物を食い荒らす害獣です。

アライグマのおすすめ駆除グッズ!人気の忌避剤を紹介

アライグマのおすすめ駆除グッズ|人気の忌避剤を紹介!

アライグマの忌避剤は形状や置く場所によって様々な種類があります。

どの忌避剤をどう使えばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。ここでは市販されている忌避剤について、使い方や種類別に紹介します。

おすすめグッズ1.フタワ 強力忌避一番 固形タイプ

タイプ固形
内容量25g 8個
効果持続期間約二ヶ月
主な使用場所家のどこでも可能

フタワ強力忌避一番固形タイプはどこにでも置けることが強みの忌避剤です。

アライグマの生態から、侵入口だと思われる場所や通り道だと思われる場所に置くだけで、アライグマが嫌がって近寄らなくなります。

家庭での効果的な使い方は、被害がでている場所の数メートルおきにこの忌避剤を全体を囲むように置く使い方です。
こうすることでアライグマを寄せ付けず、敷地内から追い出すことで家全体を守ることができます。

おすすめグッズ2.ハクビシン・アライグマなぜ逃げる?

タイプ固形
内容量不明
効果持続期間一年
主な使用場所

こちらはミントなどのアライグマが嫌いな匂いがする天然成分を不織布で包んだ忌避剤です。

天然成分で人体には安全ですが、アライグマを寄せ付けず、しっかり家や畑から追い出すことができます。

また、約一年間の長期間にわたって効果が持続することも優れた点で、一度置いておけばしばらくはアライグマを寄せ付けないことから、どこからアライグマが侵入しているのかわからない農家の方が畑に置くのも効果的な使い方です。

おすすめグッズ3.屋根裏害獣ニゲール

タイプ固形
内容量300ml
効果持続期間3ヶ月
主な使用場所屋根裏

害獣忌避剤屋根裏害獣ニゲールは屋根裏に置いて使用する忌避剤グッズです。アライグマは夜行性なので、日中隠れられる屋根裏に侵入して住み着く習性があります。

この忌避剤を使えば、屋根裏に置いておくだけでアライグマが嫌う強烈な匂いが広がり、アライグマを撃退することができます。屋根裏に放置しておくだけで良いので、人間にとっては匂いが気にならないのもおすすめのポイントです。

おすすめグッズ4.ネズミ一発退場

タイプ
内容量10g
効果持続期間不明
主な使用場所屋内

こちらは煙で家に侵入したアライグマを追い出す煙タイプの忌避剤です。ネズミ用ですが、ハッカ油やハーブなどのアライグマが嫌がる成分が含まれているので、アライグマを追い出す効果もあります。

使用する際の注意点は、子供のアライグマがいる場合は使用を控えたほうがいいという点です。なぜかというと、子供は警戒心が薄いので親の成体を追い出すことができても子供が屋根裏などで死んでしまうことがあるからです。

そうなると異臭が発生したり、他の病原菌がまん延する危険が出てきます。

おすすめグッズ5.亥旦停止(いったんていし)

タイプ不織布
内容量不明
効果持続期間一年
主な使用場所屋内、屋外

亥旦停止はシート状になっているサイズの大きめな忌避剤です。屋内用と屋外用があって、アライグマが侵入した場所によって使い分けることで忌避剤としての効果を発揮します。

唐辛子やミントなど、人間にとっては無害でも、アライグマが嫌いなものの匂いで侵入を防ぎ、屋内から追い出すことができます。駆除業者に依頼した後であっても、この商品を屋根裏に置いておくことで新たにアライグマが侵入して住み着くことを防げます。

アライグマの忌避剤は自作できる?作り方も紹介!

アライグマの忌避剤は自作できる|作り方も紹介!

アライグマの忌避剤は市販のものだけではなく、自分で作ることもできます。

市販の駆除剤や忌避剤は効果も強力ですが、その分匂いも強烈なものが多く、近所迷惑が心配な方は使用をためらってしまうかもしれません。
しかし、自作の忌避剤であれば匂いも比較的抑えることができるのでおすすめです。

自作の忌避剤1.木酢液

木酢液は炭を作った際に出た蒸気を冷やした液体です。原液を水で希釈してから気になる場所に撒くことで、アライグマを寄せ付けない効果があります。

木酢液は特徴的な煙の匂いで、アライグマに山火事を連想させ、今いる場所は本能的に危険な場所だから逃げた方がいいと認識させて、寄り付かないようにします。

自作の忌避剤2.唐辛子

アライグマは唐辛子などの刺激臭がする成分を非常に嫌がります。唐辛子をそのまま放置していても、効果はあまり期待できないので液体にして使いましょう。

具体的にはお鍋に水と唐辛子を入れて煮込み、成分を凝縮させてからスプレーにして吹き付ける使い方だと、匂いが拡散します。この際に他の匂いが強いものと混ぜるのもおすすめです。

自作の忌避剤3.胡椒

先ほどの唐辛子と同じく、胡椒も刺激臭があるので忌避剤としておすすめです。

家の敷地の中でアライグマが通りそうな場所に胡椒を置いておくことで、内部へ寄せ付けない忌避剤の効果が期待できます。注意点として胡椒は匂いが強い方が効果が高くなるので、ずっと前から家にあった古い胡椒だと効果が下がってしまいます。

自作の忌避剤4.シナモン

シナモンは料理などに使われる香辛料の一種で匂いが強いので、アライグマが嫌いなものの1つです。

シナモンの樹皮をアライグマが通りそうな場所や、屋根裏などの、アライグマが好む場所に置いて使います。注意点は、アライグマなどの害獣はシナモンの匂いを嫌がることが多い一方、害虫がシナモンを餌にする可能性があることです。

そのため虫が発生していないか、定期的にチェックしておくことが大切です。先ほどの唐辛子と同じく、胡椒も刺激臭があるので忌避剤としておすすめです。

自作の忌避剤5.ハッカ油スプレー

ハッカ油はメントールを含んだ植物油であり、ミントのような冷涼感がある香りが特徴です。

ハッカ油を水で希釈して、侵入しそうな場所にスプレーすることでアライグマを寄せ付けない効果が期待できます。駆除剤とは違って天然成分由来の忌避剤なので、小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して使うことができます。

また、匂いがミントに似ているので、多めにスプレーしても近所迷惑にならないのがおすすめのポイントです。

アライグマの駆除グッズを使う時の注意点

アライグマの駆除グッズを使う時の注意点

アライグマの忌避剤や駆除グッズを使う時には、以下のように気をつけないといけないポイントがあるので紹介しります。

まずは感染を防ぐことです。アライグマをはじめとして、野生鳥獣は病原菌を持っていることがあります。アライグマの代表的な感染症はアライグマ回虫症、レプトスピラ症があり、感染対策を怠ると病気になってしまうので注意してください。

続いて餌付けをしないこと。アライグマは見た目が可愛いので、見つけた時にエサをあげたくなる方もいるかもしれません。しかし、餌付けしてしまうと家や家の近くに住み着いてしまうことになり、住んでいる人の健康に被害が出れば結果的に駆除しなければいけなくなります。

アライグマを寄せ付けない予防対策

アライグマを駆除したくないという方も多くいる思います。ここでは寄せ付けないための予防対策を紹介します。

1つ目は餌をなくすこと。アライグマは家庭菜園の野菜や果物以外にも、生ゴミをあさって食べることがあります。寄せ付けないためには、ネットをかけるなどアライグマが簡単に餌を食べられる状況を作らないことが大切です。

2つ目は侵入経路を塞ぐことです。屋根裏や家のどこかにアライグマが侵入している形跡がある場合は、侵入経路を塞いでしまうことで予防対策になります。

そして最後に電気柵を設置すること。畑や家庭菜園がある方は、電気柵を設置すればアライグマ以外にもをはじめとした害獣が侵入することを防ぐことができます。

まとめ

今回はアライグマの忌避剤の選び方について紹介しました。アライグマは可愛い見た目をしていますが、畑や家庭菜園を荒らしたり、人間にも感染する病原菌を持っている動物です。

軽い気持ちで餌付けをしてしまって、家に住み着いてしまった場合は、駆除剤を使わないといけなくなります。道具や知識があれば自分で駆除剤を買って対応することもできますが、法律を確認したり、死体をどう処理するかなど難しい問題も多くあります。

家に侵入されたり、農作物に被害が出るなどの事態になる前に、忌避剤を有効に使ってアライグマを寄せ付けない予防対策をしてみてはいかがでしょうか。

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