タンスの中にいるダニを徹底駆除したい
クローゼットにダニが発生しないようにしたい
クローゼットに収納してある衣服を着用した際に、痛み・痒みが発生したりアレルギーを発症したりすることがありますが、それらはダニが原因かもしれません。
クローゼットのなかはダニが発生しやすい環境下にあるため、対策をとらないとダニが大量に発生してしまう危険があるでしょう。
こちらの記事ではダニの生態や発生原因、症状などについて解説したうえで、ダニの駆除方法や予防対策について解説します。
本記事を参考にして正しい対策をおこなうことで、クローゼットにいるダニを駆除し、再発を防いで快適な生活環境を作りましょう。
【目次】好きなところから見れます▼
クローゼット(タンス)にダニが発生する原因
クローゼットにダニが発生する理由は、内部の湿度が高く衣服に付いたゴミなども溜まりやすいため、ダニの好む環境にあるからです。
ダニは高温多湿な環境を好み、湿度60%くらいの場所に多く発生するため、湿気が溜まりやすいクローゼットのなかはダニにとって居心地のよい空間といえます。
また衣服に付いた汚れのなかにはフケやアカ、髪の毛などがありますが、これらはすべてダニのエサとなるものなので、クローゼットのなかならエサにも困りません。ダニがは発生すると刺されて痛みや痒みを発症したりアレルギー症状が出たりするため、適切に対処する必要があります。
このような発生原因を正しく理解しているとダニを寄せ付けない対策をおこなううえでも役立つため、しっかり抑えておいてください。
クローゼット(タンス)にいるダニの駆除方法
クローゼットにいるダニの駆除方法としては、以下のようなものが挙げられます。
・衣類を乾燥機にかける
・衣類にアイロンをかける
・衣類をクリーニングに出す
・駆除グッズを使う
それぞれどのような方法でダニを駆除するのか、具体的に解説します。
駆除方法1.衣類を乾燥機にかける
ダニは熱に弱く、60℃を超える高温には耐えられず死滅するため、衣類に乾燥機をかければ退治できます。
家庭用の洗濯機に60℃を超える乾燥機能が付いていない場合には、コインランドリーの乾燥機を使いましょう。コインランドリーであれば80度近くまで上がる高温乾燥機を使えるので、ダニを死滅させられます。
駆除方法2.衣類にアイロンをかける
前述のとおりダニは60℃を超える高温に耐えられないため、アイロンの熱を使って駆除できます。
ただし本皮や合皮など、衣類の素材によってはアイロンで傷んでしまうことがあるため、事前にアイロンの使用可否を確認しておきましょう。使用後は死骸が残ってしまうため、再度掃除機をかけてきちんと死骸を取り除いてください。
駆除方法3.衣類をクリーニングに出す
クリーニングに出して衣類を洗浄することでアカやフケ、フンなどの汚れをきれいに落とすことができます。
家庭用の洗濯機で洗える衣類であれば自分で洗っても問題ありませんが、セーターやコートなど洗えない衣類はクリーニングに出しましょう。またクリーニングから戻ってきた衣類にはカバーが付いていますが、そのまま収納せずに一度カバーをはずして湿気を取り、そのあと収納してください。
駆除方法4.駆除グッズを使う
駆除スプレーやダニ取りシートなどの駆除グッズを使うことで、ダニを駆除できます。
スプレータイプの駆除剤は、ダニのいる箇所に直接噴射して使用します。
一方ダニ取りシートは置いておくだけでダニを退治しできる駆除剤であり、捕獲後はそのまま捨てれば退治できるため簡単に駆除できるのがメリットでしょう。
シートタイプなら使用することで衣服を汚す心配もありません。駆除グッズを使用する際は用途に合わせて、適切に使い分けてください。
クローゼット(タンス)にいるダニの予防対策
クローゼットのダニを駆除した後は、以下のような予防対策をおこなうことでダニの再発を防ぎましょう。
・定期的に掃除する
・換気して湿度を下げる
・パンパンに収納しすぎない
・収納していた洋服は洗濯し天日干しする
・ダニよけグッズを使う
それぞれどのようにダニの発生を防止するのか、具体的な防止方法について解説します。
予防対策1.定期的に掃除する
クローゼットのなかに溜まった汚れやゴミがダニのエサとなるので、定期的に掃除をしてきれいにしておきましょう。
下に溜まったゴミは掃除機で吸い取り、水拭きと乾拭きを両方すればクローゼット内を清潔にすることができます。清掃する際は衣類を外に出し、木製のクローゼットは特になかを乾かしてから衣類を元に戻すようにしてください。
予防対策2.換気して湿度を下げる
ダニは湿気を好むため、クローゼットを定期的に換気して湿度を下げることでダニを寄せ付けなくできます。
クローゼットは扉が閉まっている状態が普通なので、自然と湿気が溜まりやすい環境下にあるので意識的に換気をしましょう。クローゼットを換気する以外にも、市販の乾燥剤を使用して湿気を取り除けるため、この方法で代用して発生を防止することも可能です。
予防対策3.パンパンに収納しすぎない
クローゼットのなかに隙間なく衣類を収納すると、風通しが悪く湿気が溜まりやすくなるので、クローゼットのなかはパンパンにせずゆとりを持って収納しましょう。
クローゼットはつい限界まで収納してしまいがちですが、衣類と衣類の間は5cm程度空いているのが望ましい状態です。季節の変わり目などは定期的にチェックをし、衣類が溜まり過ぎないよう意識してください。
予防対策4.収納していた洋服は洗濯し天日干しする
衣類を洗濯して汚れを落としたあとに、天日干ししてしっかり乾燥させることで、ダニの好む環境を作らない対策になります。
洗濯できない衣類の場合でも、脱いだ後はすぐに収納せずに一度乾かしてからクローゼットに入れましょう。クローゼット内に湿気や汚れが発生するのは多くの場合衣類が原因なので、衣類にしっかり対策を施すことで原因を取り除けます。
予防対策5.ダニよけグッズを使う
スプレータイプ、燻煙剤タイプ、置型タイプなどのダニ除けグッズを使えば、ダニを寄せ付けない効果があります。
スプレータイプはカーペットに直接吹き替えて使用するタイプであり、ダニが嫌う成分やにおいを使ってダニを寄せ付けない効果があります。
燻煙剤タイプは部屋全体に煙を行き渡らせることでダニを駆除し、部屋からダニを一層できます。そして置型タイプは液体やビーズを使い、ダニの嫌いなにおいでダニを近づけません。
このように忌避剤にはいくつかの種類があるため、用途に合わせて適切なものを使い分けてください。
クローゼット(タンス)にいるダニ退治のおすすめグッズ
クローゼットにいるダニ退治のおすすめグッズは、以下の5つです。
・KINCHO タンスにゴンゴン
・KINCHO ダニがいなくなるスプレー
・日革研究所 ダニ取りロボ
・バルサン ダニ除けシート
・アース製薬 ピレパラアース
ダニ退治グッズは使用方法や効果がそれぞれ異なるので、うまく使い分けてダニ対策に役立ててください。
おすすめグッズ1.KINCHO タンスにゴンゴン
ハンガーラックに吊るして使用する防ダニグッズです。
クローゼット全体に防ダニ成分が広がり、衣類を1年間ダニなどの害虫から守ってくれます。スリムな形をしているので、衣類をハンガーラックにひっかけるとき邪魔になるようなこともありません。無香料であるため、衣類に防虫剤独特の匂いが付いてしまう心配もなく、安心して使用できます。
おすすめグッズ2.KINCHO ダニがいなくなるスプレー
ピレスロイド系の殺虫スプレーで、ダニに直接吹きかけて使用する駆除剤です。
スプレータイプは即効性が高く、すぐに駆除したい場合には効果的な駆除グッズでしょう。またダニを駆除できるだけでなく忌避効果もあるので、一度使用すればダニを寄せ付けない効果もあります。手軽に駆除と予防を一度にしたい方にはおすすめの対策グッズです。
おすすめグッズ3.日革研究所 ダニ取りロボ
製品内に仕込まれた誘引成分でダニをおびき寄せ、捕獲して駆除するシートタイプの駆除剤です。
使用方法が簡単で、ダニを捕獲したあとはシートごと捨てるだけなので家を汚す心配もありません。奥に潜んでいるダニも呼び寄せて駆除できるので、高い効果が期待できるでしょう。さらに使用後はシートを取り換えて何度も使用できるので、経済的にも嬉しいです。
おすすめグッズ4.バルサン ダニ除けシート
クローゼットのなかに敷くだけで、簡単ダニよけできるダニ除けシートです。
抗菌効果もあるため菌の繁殖を防ぐことができます。効果長持ち1年間続き、殺虫剤成分は使用していないので小さな子供やペットがいる家でも安心して使用できるでしょう。サイズに合わせて自分でカットして使用できるため、サイズが合わず使用できないといった心配もありません。
おすすめグッズ5.アース製薬 ピレパラアース
植物由来成分である孟宗竹抽出物や緑茶エキスを使ったダニ除けスプレーです。
化学殺虫成を一切使用していないため、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心して利用できるでしょう。一度の使用で約一ヶ月効果が持続するので、定期的に衣類にかけて使用します。ハーブの香りがしますが匂いが残りにくく、使いやすい対策グッズです。
まとめ
木製のクローゼット内は湿度が高く衣服に付いたゴミなども溜まりやすいため、ダニの好む環境にあります。
ダニが発生したら、衣類をクリーニングに出したりアイロンをかけたりすることで、ダニを駆除しましょう。
そしてダニを発生しないためには定期的に掃除や換気をおこない、ダニ除けグッズも使用してダニを寄せ付けない環境を作ることが重要です。
対策を怠りがちなクローゼットのなかですが、日ごろから意識していればダニは発生しにくくなるので、定期的に対策を講じるようにしてください。