冬や秋にもマダニ対策は必須!発生原因や季節ごとの予防対策など徹底解説!

冬や秋にもマダニ対策は必須!発生原因や季節ごとの予防対策など徹底解説!

マダニは春から秋にかけて主に発生すると聞いたことがあるかもしれませんが、冬の間でもマダニは発生します。そのため冬だからといって対策を怠っていると、マダニに噛まれて感染症などを引き起こす危険があるので十分注意しましょう。

こちらの記事ではマダニの生態や冬に発生してしまう原因、そして季節別の予防対策方法について詳しく解説します。もしマダニに噛まれたとしても、すぐに引き抜かず冷静に対処してください。

マダニ以外のダニやノミに刺された場合の症状についても紹介するので、ダニやノミの被害を避け、快適な生活を送りましょう。

目次

マダニは冬や秋にも注意が必要

マダニは冬や秋にも注意が必要

マダニが活動するのは暖かい季節だけでなく、冬や秋などの寒い季節にも活動し続けます。

マダニの生態やライフサイクルを把握し、マダニが何日生きるのか、いつまで活動して卵をどこに産むのかなどを知っておきましょう。

マダニの生態

マダニはイエダニ・ツメダニなどと同じダニの一種ですが、全長3~4mm程度と他のダニと比較して大きい体が生態としての特徴です。

日本全国に広く分布しており、山林や河原の草むらなどを生息地としますが、都心の公園や河川敷、家の庭や畑などにも生息するため、家の中に入ってくることもあります。

このように山や河原に限らず都市部にも生息しているので、都会で普通に生活していてもマダニに噛まれることは十分考えられるでしょう。また春から秋にかけて活動が活発化するためこの時期に多く発生すると思われがちですが、のちほど説明する通り冬であっても油断はできません。

マダニ対策は、一年通してしておくことが大事なのです。

マダニのライフサイクル(一生)

マダニは幼ダニ・若ダニ・成ダニへと成長していきますが、成長のたびに脱皮を繰り返します

まず卵から生まれた幼ダニは体長約1mmで、3~7日間吸血してから地表に落下し、脱皮して若ダニへと成長します。

新たな宿主に寄生した若ダニは3~7日間吸血を続け、再び地表に落下して脱皮し、成ダニになります。

こうして発育期ごとに新たな宿主となる動物へ寄生し、宿主から吸血して成長を続け、最終的に成ダニとなったメスのマダニが卵を産みます。

メスのマダニは約1~2週間かけて2,000個~3,000個もの卵を産み、産卵を終えるとその生涯を終えます。

マダニが冬にも発生してしまう原因

まずマダニと一口にいってもさまざまな種類があり、活動時期も一定ではありません。

確かに一般的にマダニは夏のあいだ十分に吸血したうえで、宿主から離れて産卵し、秋頃には幼ダニになって冬眠します。

しかし活動時期は種類によって異なり、年中活動しているマダニも存在するので、すべてのマダニの活動時期が春から秋にかけてというわけではないのです。

さらに最近では冬でも暖かい日が多いため、冬もマダニの活動時期であると考えたほうがよいでしょう。

冬のマダニ対策|春・夏・秋の予防対策も紹介

冬のマダニ対策|春・夏・秋の予防対策も紹介

マダニの予防対策について、季節別に解説します。

特に対策を怠りがちな冬には注意して、どのような点に気を付ければよいのかしっかり把握しておきましょう。

【秋冬】マダニの予防対策

マダニの活動時期は春から夏にかけてだけではないので、秋や冬もしっかり予防対策に力を入れなくてはなりません。

冬はマダニの活動時期でないと考え、山林や草むらに予防対策せずに入ってしまうことがないよう十分に注意しましょう。

マダニが多く生息する山林や草むらに入らないというのは、季節を問わずもっとも基本的な対策です。またペットの対策もつい怠りがちですが、冬場であっても草むらな度を散歩する際は必ず防虫スプレーや駆除剤などを使用しましょう。そしてペット用の衣服を着せて散歩すれば、防寒だけでなくマダニ対策としても効果的です。

【春夏】マダニの予防対策方法

マダニは一般的に6~9月くらいにもっとも活動が活発するため、夏場は念入りに対策をとらなければなりません。

まずマダニが多く生息する山林や草むら、河原の土手などへ行くのを極力避けましょうレジャースポットだけでなく、近所の公園の草むらなどにもマダニが潜んでいる可能性があります。

そのため外出の際は、マダニに効果のある虫よけスプレーを使うなどしてから出掛けるのがよいです。ペットを飼っている方は、散歩の後にシャンプーで洗うなどして清潔に保ちましょう。ペット用の防虫スプレーやマダニの駆除剤もあるので、これらを使用するのもおすすめです。

マダニに刺されてしまったら?

マダニに刺されてしまったら?

マダニに噛まれているのをみつけても、すぐに引き抜こうとしてはいけません

マダニは皮膚に口器を突き刺して吸血するので、取りついているのを無理に引き抜こうとすれば体の一部分だけ皮膚の中に残り、皮膚が炎症を起こして化膿してしまう危険があります。

またマダニを潰したときに体液が逆流してしまうこともあるので、そのまま医療機関へいって適切な処置を受けてください。犬・猫などのペットが噛まれたときも同様に、動物病院へ連れて行って薬をもらうなど適切に対処しましょう。

ちなみにマダニに刺されても痒みや痛みは出ないので、噛まれたからといって必ずしも症状が出るわけではありません。そのため噛まれてもそのことに気づかない場合もおおいので、症状が出なければ特に治療を受ける必要はないでしょう。

マダニ以外にもダニやノミなどに注意!

マダニ以外にもダニやノミなどに注意!

マダニは屋外に生息するため、衣服やペットについた個体が持ち運ばれない限り室内で発生することはありません。

もっとも室内にはマダニ以外のダニやノミが生息しているので、油断せずにきちんと対策しましょう。室内で発生する代表的なダニは、イエダニとツメダニです。

イエダニはネズミや鳥などに寄生して室内に侵入し、ツメダニは布団・カーペット・畳など湿度が高く高温の場所に生息します。ノミであれば、室内で発生する代表的な種にイヌノミ・ネコノミがいて、どちらも人間に被害を及ぼすので注意が必要です。

マダニ以外の害虫に関しては、詳しい駆除・対策方法についてそれぞれ以下の記事も参考にしてください。

犬に寄生したノミの駆除方法!見つけ方や発生原因、症状・予防対策など徹底解説!

猫ノミの駆除方法・取り方|予防対策や退治する際の注意点など紹介!

まとめ

マダニは冬に活動しないと思われがちですが、種類によっては季節を問わず活動します。また最近は冬でも暖かい日が多いため、マダニは年中活動していることを前提に対策をとるようにしましょう。

冬場でもマダニの多い森林や草むらを避け、虫除けスプレーや駆除剤なども活用してしっかりと対策してください。そして万が一刺されてしまったときもすぐに引き抜こうとせず、医療機関で適切に対処してもらうのが一番です。

ペットが刺されたときも、自分で処理しようとせずに必ず動物病院を受診しましょう。冬場であっても入念に対策をとり、ぜひマダニから被害を受けることのない快適な生活を送ってください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次