バンドステアリング機能とは?Liteとの違いやデメリットを解説します!

バンドステアリング機能とは?Liteとの違いやデメリットを解説します!

今回はバンドステアリングのことを知りたい人に向けて、機能やメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。バンドステアリングとは、無線LANルーターに搭載されている機能の1つ。

本記事ではバンドステアリング機能のより詳しい説明だけでなく、バンドステアリングLiteとの違いについても説明しています。メリット・デメリットを通して、バンドステアリング機能は本当に必要なのかも紹介しているので、ルーター購入時の参考になるはずです。

記事の後半では、実際に利用する際に困らないように、バッファローのルーターを例に設定方法を順を追って解説しています。この記事ではバンドステアリングとはどのような機能なのかすべてがわかりますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

バンドステアリング機能とは?Liteとの違いも解説!

バンドステアリング機能とは?Liteとの違いも解説!

無線LANルーターに搭載されている機能の1つ「バンドステアリング機能」。インターネット初心者であれば、初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか。

ここからは、バンドステアリング機能がどのようなものなのか、わかりやすく解説していきます。バンドステアリングLiteと呼ばれる似た機能との違いについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

バンドステアリング機能とは?

バンドステアリング機能とは?

バンドステアリングとは、無線LANルーターに搭載されている機能の1つです。バンドステアリング機能があれば、接続するWi-Fiの周波数帯を自動で切り替えてもらえます。

2.4Ghzと5.0Ghzの2つの周波数から、そのとき快適に利用できるほうに自動で接続してくれるのです。ちなみに2.4Ghzと5.0Ghzの周波数には、それぞれ同時接続できる端末の数が決まっています。

それが上限に近づくほど接続が不安定になるため、どちらに接続するかは重要なポイントといえます。

バンドステアリング機能があれば、そのタイミングで接続している端末数が少ないほうに自動で接続してくれます。つまり快適にインターネットを利用したいなら欠かせない機能の1つといってもよいでしょう。

バンドステアリングLiteとの違いとは?

バンドステアリングLiteとの違いとは?

これまでの説明だけでも、バンドステアリングとはどのような機能なのか概要は掴んでもらえたでしょう。ちなみにバンドステアリングによく似た機能として「バンドステアリングLite」があります。

簡単に説明すると、バンドステアリングLiteとは、バンドステアリングの簡易版で機能面で劣るものだと考えてください。バンドステアリングLiteとは、電波の強度によってのみ最適の周波数を判定する機能です。

要するに、無線LANルーターから接続デバイスが近ければ5Ghz、遠ければ2.4Ghzに切り替わるだけなのです。一方バンドステアリングとは、電波強度だけではなく混雑状況と接続台数も考慮したうえで最適の周波数を選択してくれる機能です。

つまり両者の違いとは、性能の高さによるものだと覚えておけば間違いありません。

バンドステアリング機能は必要?メリットを紹介

バンドステアリング機能は必要?メリットを紹介

ではバンドステアリング機能はなぜ必要なのでしょうか。

みなさんの中には、インターネットが利用できれば「周波数を切り替える必要なんてないのでは」と思う方もいらっしゃるでしょう。バンドステアリング機能がなぜ必要なのか、メリットとともにご紹介します。

メリット① 回線が安定しやすい

メリット① 回線が安定しやすい

先述したとおり、バンドステリング機能は2.4Ghzと5.0Ghzの周波数から最適のほうに自動接続してくれます。ここでいう最適とは、混雑していない快適な周波数のことを指します。

つまりより接続を安定させたい場合、バンドステアリング機能は非常に便利な機能なのです。

以前までの無線LANでは、周波数帯を切り替えるためにには、端末から手動で変更する必要がありました。しかしバンドステアリング機能では、自動で周波数帯が切り替わるため、常に安定した回線を利用できるのです。

バンドステアリング機能は不要?デメリットを紹介

バンドステアリング機能は不要?デメリットを紹介

ここまではバンドステアリング機能の良いところばかりを紹介してきました。そこで気になるのが、バンドステアリング機能は本当に必要なのかということです。

バンドステアリング機能には、メリットだけではなくデメリットもいくつかあります。デメリットをすべて理解したうえで、本当に必要なのかを見極めましょう。

デメリット① 対応ルーターが必要

デメリット① 対応ルーターが必要

バンドステアリング機能は、すべての無線LANルーターで利用できるわけではありません。対応したルーターでなければ、バンドステアリング機能は利用できないのです。

またバンドステアリング機能対応の無線LANルーターの種類はそれほど多くないため選択肢がどうしても狭くなってしまいますさらにバンドステアリング機能は「手動切り替えができる人であれば不要なのでは?」という声も一部で挙がっています。

中には、あえてオフにして使用している方もいるほどです。無線LANルーターを購入する前に、自分にとって本当に必要な機能なのか検討してみてくださいね。

デメリット② 対応ルーターの価格が高い

デメリット② 対応ルーターの価格が高い

バンドステアリング機能に対応しているルーターは、端末が高額であることも気になるポイントです。先述したとおり、現状選べる種類が少ないので、バンドステアリング機能を使いたい場合は高額な端末の中から選んで購入する必要があります。

バンドステアリング機能対応の無線LANルーターは、バッファローなどのメーカーから販売されており、1万円以上で販売していることも珍しくありません。

一方バンドステアリング機能に非対応の機種では、1万円以下で購入できます。バンドステアリング機能は、高額な資金を支払ってでも自分に必要な機能なのか、価格面でも十分検討する必要があるでしょう。

デメリット③ 一人暮らしなどでは必要性があまりない

デメリット③ 一人暮らしなどでは必要性があまりない

バンドステアリング機能は、同時接続台数が多く広い範囲で利用する際に便利です。そのため、家族で住んでいたり、ルームシェアしていたりする人には向いていますが一人暮らしではあまり必要ないといえます。

一人暮らしでは同時に接続する台数が少なく、ルーターから離れたところで使用するほど部屋も広くない場合が多いでしょう。その際、バンドステアリング機能を十分に活かしきれないので、そもそも機能自体がいらない可能性が高いのです。

とはいえ一人暮らしでも同時にスマホ以外に複数の端末を使用したり、広い部屋に済む場合もあると思います。その場合は当然、バンドステアリング機能があると便利なので、結局は利用場所がどのような環境であるかが重要になるのですね。

バンドステアリング機能の設定方法|有効にするには?

バンドステアリング機能の設定方法|有効にするには?

バンドステアリング機能は、初期設定は有効ではなく無効となっている場合があります。そのままでは当然バンドステアリング機能は使えませんので、有効にするために自分で設定をしなければなりません。

バッファローの無線LANルータを例に手順をご紹介しますので、設定をする場合はぜひ参考にしてみてください。

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<バンドステアリング機能を有効にする方法>

①WiFi接続しているデバイスから無線LANルーターの設定画面にアクセスする
②ホーム画面の「Wi-Fi (無線LAN)設定」から「Wi-Fi基本設定」をクリックする
③バンドステアリング機能をONにして有効化する
④「設定」ボタンをクリックする
⑤「設定内容を更新しました。」と表示されたら完了です

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上記はあくまでバッファローでルーターを購入した場合です。細かい設定方法については、端末やメーカーによって異なる場合があります。参考にしつつわからない部分がでたら取り扱い説明書を確認しましょう。

結論、バンドステアリング機能がおすすめの人

結論、バンドステアリング機能がおすすめの人

これまで解説してきたようにバンドステアリング機能は、利用する環境などによって必要性が変わってきます。

メリット・デメリットを踏まえたうえで、バンドステアリング機能がおすすめの人をピックアップしましたので、ルーター購入時の参考にしてください。

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<バンドステアリング機能がおすすめの人>

・ルーター本体に1万円以上支払える人
・家族など複数人でWi-Fiを共有している人
・Wi-Fiに接続している端末が5台以上と多めの人
・ルーターから距離があるところで利用する可能性がある人

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上記すべてに当てはまる場合は、バンドステアリング機能付きの無線LANルーターが向いているといえます。自分の予算や環境を一度確認してみて本当に必要かを見きわめましょう。

まとめ

今回はバンドステアリングのことを知りたい人に向けて、機能やメリット・デメリットについて詳しく解説しました。簡単に説明するとバンドステアリングとは、無線LANルーターに搭載されている機能の1つです。

この機能があれば自動で快適な周波数に接続してくれるので、速度が安定しやすいです。

その反面、端末を準備するのに高額な資金が必要であったり、一人暮らしには向いていなかったりとバンドステアリング機能にはデメリットもいくつかあります。

バンドステアリング機能に興味がある方は、今回の記事を参考にして、自分にとって本当に必要な機能かどうかを見きわめたうえで、バッファローなどからルーターを購入してみてくださいね。

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