WordPressをインストールした後の作業の一つとして、テーマ選びが挙げられます。テーマには無料・有料の2種類が存在し、機能やカスタマイズ性など特徴に大きな違いがあるため、特に初心者にとって悩む要素が多いです。
そこで当記事ではWordPressのテーマ選定で悩んでいる初心者向けに以下の3点に焦点を当て解説していきます。
・おすすめの無料テーマ10選
・無料テーマの選び方
・無料と有料テーマの違い
選び方だけではなく、自分にあったテーマを見つけられると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
WordPress(ワードプレス)のテーマとは?
WordPressにはそもそもデフォルトの機能が備わっていますが、実はこれだけでは融通が利きません。
そこでテーマを導入することで様々な機能を追加することができるようになります。具体的にはSEO対策やサイト全体のデザイン、さらに自分好みのカスタマイズ(会話・ボックス・ボタンなど)を施すことが可能となります。
WordPressを利用する上では必須とも言え、拡張パックあるいはWordPressの着せ替えツールとも言えます。

WordPressの無料テーマの選び方|押さえるポイントとは?
押さえておきたい7つのポイントを解説を交えまとめておきます。
① 目的に合っているか
例えば撮った写真を多く掲載する予定があれば、ブログトップにはスライダー機能が利用可能なテーマを選択することで、多くの写真を閲覧してもらえる可能性が高く、目的に合っています。
② デザイン性
例えばメイク関連のブログであれば、おしゃれで魅力な雰囲気。信用性を重視したコーポレートサイトであればシンプルなテンプレートがベストと言えます。
③ レスポンシブ対応(スマホ対応)
今やスマホ検索が主流のため、ユーザー目線の対応は必須となります。
④ SEO対策が施されているか
初心者にとって特にテーマ選びで重視したい最重要ポイントになります。SEOは検索上位を目指す上では必須となり、仮に知識不足でも最低限のSEOを施すことができるのは大きなメリットとなります。
⑤ カスタマイズ性(機能性)
会話、吹き出し、ボックス、ボタンに加え、自分の作業効率を上げられる機能性を意識することが大切になります。
⑥ 日本語対応しているか
テーマ製作者が日本人とは限らないため、日本語対応の有無を確認してください。
⑦ テーマ自体の情報量が多いか
テーマ導入後は必ず何らかの設定を行います。人気のテーマであれば必然的に情報量が多く、解決策を簡単に見つけることができます。
WordPressのおすすめ無料テーマ10選|高機能で使いやすいテーマを厳選!
WordPressのテーマは一度決めると基本的には変更はしません。厳密には変更は自由にできても、デザインやカスタマイズなど今までの設定やレイアウトが大きく崩れることがあり、修正に多くの時間を費やすことになってしまうからです。
そのため無料テーマと言えど、慎重に選ぶ必要があります。そこで数あるWordPress無料テーマの中から厳選しましたので、選び方の基準を踏まえ、初心者に限らず、ぜひ自分にピッタリの無料テーマを見つけていただければと思います。
おすすめランキング1. Cocoon(コクーン)
特徴 | 日本語のテーマ利用マニュアルサイトが作り込まれており、初心者でも設定が簡単。 |
使いやすさ | ブロックエディター補助機能が豊富で、吹き出しやボックスなど便利なブロックが用意され、ショートコードを利用しAmazon、楽天市場などの商品リンク作成も簡単。 |
デザイン | 白を基調としシンプルを追求したデザインがベース。 |
SEO | ページ高速化(テーマ機能だけでPageSpeed Insights90点後半)、モバイルフレンドリー、AMP対応と内部SEO施策済み。 |
レスポンシブ対応 | 100%レスポンシブ対応(PCとモバイルのソースコードが完全一致) |
おすすめ用途 | ブログアフィリエイト |
おすすめランキング2. Xeory Base
特徴 | Webマーケティングに強いバズ部が提供。良質なコンテンツ作成の追求を前提に制作され、コンテンツSEOの確認項目がリスト化されているため、書き上げた文章をその場でチェックできる。無料では珍しいLP制作も可能。 |
使いやすさ | ボタン設置(CTA)やSNS連携にプラグインが不要で初心者でも直観的な操作が可能。 |
デザイン | 5種類のカラーバリエーション(白、オレンジ、ピンク、赤、緑) |
SEO | SEO最適化済み |
レスポンシブ対応 | 対応済み |
おすすめ用途 | ブログアフィリエイト |
おすすめランキング3. LIQUID
特徴 | シンプルでおしゃれな純国産のWordPress公式テーマ。 |
使いやすさ | プラグイン「LIQUID BLOCKS」を導入することで、ワンクリックでホームページデザインに必要なレイアウトを作成することが可能。 |
デザイン | プラグイン「LIQUID BLOCKS GALLERY 37+ 無料デザイン」によりスタイリッシュなテンプレートが豊富に用意されている。 |
SEO | SEO最適化済み |
レスポンシブ対応 | 対応済み |
おすすめ用途 | ホームページ |
おすすめランキング4. Lightning
特徴 | 多機能統合型プラグインを利用した拡張性。多様なカスタマイズに対応可能。 |
使いやすさ | 吹き出しやよくある質問なども簡単に作成可能。 |
デザイン | シンプルを追求し洗練されたデザイン(モダンでスタイリッシュ) |
SEO | SEO最適化済み。ただし無料プラグイン「VK All in one Expansin Unit(通称ExUnit)」の設定も行う必要がある。 |
レスポンシブ対応 | 対応済み |
おすすめ用途 | ホームページ |
おすすめランキング5. Luxeritas
特徴 | 多機能でありながら、サイト表示速度も追求。PageSpeed Insightsでは100に近いスコアを狙える。 |
使いやすさ | 設定などは感覚的な操作が可能。またブロックエディタでは高機能ブロック群「Luxeritas Blocks」を利用し簡単に装飾可能。 |
デザイン | 7種類のテンプレートが用意され、いつでも簡単に見た目を変更することが可能。 |
SEO | SEO最適化済み |
レスポンシブ対応 | 対応済み |
おすすめ用途 | ブログアフィリエイト |
おすすめランキング6. Xeory Extension
特徴 | 企業サイトとコンテンツマーケティングを可能にしたサイト型テーマ。格好良いトップページ作成と秀逸なレイアウトを簡単に作成できるのが人気であり魅力の一つ。 |
使いやすさ | 企業紹介に必要なコンテンツやLP作成、CTA設定も管理画面から簡単に作成することが可能。また情報を入力するだけで企業サイトを作成できる。 |
デザイン | 5種類のカラーバリエーション(緑、水色、青、紺、赤) |
SEO | SEO最適化済み |
レスポンシブ対応 | 対応済み |
おすすめ用途 | ホームページ |
おすすめランキング7. LION MEDIA/LION BLOG
特徴 | 有料テーマ並みのデザイン性と高いカスタマイズ性を兼ね備えた人気の無料テーマ。 |
使いやすさ | エディター補助機能には、文字装飾、ボックスデザインがデフォルトでツールバーに用意されており、初心者でも直観的に操作することが可能。 |
デザイン | サイト向け「LION MEDIA」、ブログ向け「LION BLOG」と2種類あり、デザインの好みによって選択することが可能。 |
SEO | SEO最適化済み |
レスポンシブ対応 | 対応済み |
おすすめ用途 | ホームページ(LION MEDIA) ブログアフィリエイト(LION BLOG) |
おすすめランキング8. STINGER8
特徴 | 表示速度を追求し、デザインよりも記事執筆に専念することを目的にした初心者向けの無料テーマ。 |
使いやすさ | 設定もシンプルになっており、はじめてブログを作る初心者にも安心。執筆時のツールバーも豊富に用意されており、すぐにでも書き始めることが可能。 |
デザイン | 史上最高にシンプルなデザインをコンセプトにしており、標準で提供されているのは1種類のみ。 |
SEO | SEO最適化済み |
レスポンシブ対応 | 対応済み |
おすすめ用途 | ブログアフィリエイト |
おすすめランキング9. Emanon Free
特徴 | 記事コンテンツの読みやすさを追求し、Web集客に必要な機能を誰でも簡単にカスタマイズ可能。 |
使いやすさ | ブロックエディタにも対応しているため、初心者でも直観的に使用可能。 |
デザイン | テンプレートは1種類だが、シンプルでおしゃれな落ち着いたテイスト。ユーザー目線に立った”読みやすさと見やすさ”を追求している。 |
SEO | SEO最適化済み |
レスポンシブ対応 | 対応済み |
おすすめ用途 | ブログアフィリエイト |
おすすめランキング10. yStandard
特徴 | 自分だけのオリジナルサイトを作る楽しさ”に拘った一風変わったテーマ。 |
使いやすさ | 初心者でも専用プラグインを導入するだけで、思い描いたサイト作りが可能となっており、サイト制作にかかる時間も短縮できる。 |
デザイン | カスタマイズせずとも、十分に洗練されたおしゃれなデザイン。自分のスタイルに合わせて変化させ、ワードプレスを楽しむことが可能。 |
SEO | SEO最適化済み |
レスポンシブ対応 | 対応済み |
おすすめ用途 | ホームページ |
無料WordPressテーマと有料WordPressテーマの違い4つ
WordPressのテーマは基本的に一つしか選べません。それに対してテーマ自体は無数にあり、さらには無料と有料が存在するため、多くのユーザーを悩ませています。
現時点では無料を検討していたとしても、将来的に有料テーマへの移行を検討する可能性もあります。その点も踏まえ、事前に以下の4つの違いついて解説していきますので、知識としてインプットしてみてください。
・コスト面
・デザイン性が高くカスタマイズがしやすい
・サポート体制が充実している
・テーマが豊富
違い1. コスト面|5,000〜30,000円程度かかる
無料テーマは無料で利用できるため、初期費用を抑えたい初心者にとっては最大のメリットとも言えます。
一方で有料テーマではおおよそ5,000円~30,000円前後が相場となっています。そのため初心者の方は、まず無料テーマから始めてみて、ワードプレスをより充実させたくなったら有料テーマに変更する方も多いです。
違い2. デザイン性|おしゃれでカスタマイズがしやすい
無料テーマにもデザイン性やカスタマイズ性に優れているものは多く存在します。ただし利用していく中で、無料テーマでは物足りなさを感じることも多くなり、最終的に有料テーマへ移行する方も多いです。
一方で有料テーマの場合には、自分好みのデザインやカスタマイズを実施しやすく、思い描いた理想を実現しやすいです。選ぶ有料テーマによっては、常に新しい機能が追加・更新されていくものもあり、ワードプレスを長く利用していく上での満足感は高いと言えます。
違い3. サポート体制|アップデートにもこまめに対応してくれる
サポート体制と言っても想像が難しいと思います。例えば、現在ワードプレスでは旧エディター(Classic Editor)から新エディター(Gutenberg)への変更を必要とされ、その過渡期を迎えています。
しかし現状では依然として旧エディター利用者も多く、新エディターに対応していないテーマも多く存在します。無料テーマではそれが顕著に表れており、更新もなく放置されていることも多々見受けられます。
一方、有料テーマでは新エディター対応を前提に開発、あるいは更新をされており長期的なワードプレス利用においては無難と言えます。また、フォーラムと呼ばれる情報交換の場を設けている有料テーマも多く、トラブルや機能面でのサポート体制が手厚く充実していることも多いです。
違い4. テーマが豊富|自分にあった機能やデザインのテーマが選べる
実は無料テーマのほとんどは海外製で、日本語対応していないものも多くあります。当記事で紹介した無料テーマは全て日本語対応しているものを選定しております。
一方で有料テーマの場合、日本語対応はもちろん、マニュアルを用意されていることも多く、選べるテーマが豊富にあります。
また有料テーマにはSEOに強い・圧倒的なデザインなど突出した特徴を売りに出しているものが多く、自分にピッタリのテーマを選びやすいというメリットもあります。
初心者にも人気の有料WordPressテーマは?
目的が定まっており、長期的に運用していく予定であれば最初から有料テーマを使った方が、使いやすさ、集客効果、SEO対策など様々な観点で有料の方がおすすめできると言えます。おすすめの有料テーマを簡単に紹介しますので参考にしてみてください。
おすすめ有料テーマ | 詳細 |
TCD (DROP・FALCON・SOLARIS・meetsなど) |
圧倒的ビジュアルを売りに、低コストでハイクオリティを追求。テーマ数が非常に豊富で、目的に合わせたインパクトあるおしゃれなデザインを選ぶことが可能。 |
SWEL | シンプルをどこまでも追求し、”誰でも簡単に・楽しく・素早く書ける”をコンセプトにしたブログ特化型テーマ。 |
THE THOR(ザ・トール) | 集客・収益に徹底的にこだわり、上位表示を目的に制作された圧倒的にSEOに強いテーマ。また「デザイン着せ替え機能」によりワンクリックでデザイナーズサイトの完成を実現できる二刀流のブログ特化型テーマ。 |
STORK19 | 初心者から中級者まで、そしてシンプルからおしゃれまで幅広いユーザーが利用しやすいテーマ。 |
賢威(ケンイ) | 集客・収益を目的に制作されたSEO特化型テーマ。約8万件にも及ぶサポートフォーラムから、付属のSEOマニュアルは秀逸で、同時に学習も可能にした人気テーマ。 |
isotype (MARBLE・MAJESTIC+・MOMENTUM・MONOMANIAなど) |
フォントが綺麗で、直感操作でサイト作成ができ、テーマ数が多く多種多様なジャンルが揃っている。 |
自分の目的に合ったテーマを選んでみて!
いかがでしたでしょうか。WordPressの無料テーマ10選の紹介を前提に、選び方や有料テーマとの違いについても解説しました。
正直まだ迷われている方もいると思います。そこで、まずは無料テーマから選びたいという方は以下を基準に選んでみてください。
一方当記事でも解説しましたが、テーマというのは基本的には一度設定すると変更しないことが大半です。そのため、本格的にWordPressを利用し長期で運用を検討されている方の場合には以下を参考に選んでみてください。
しっかりと自分の目的に合ったテーマを選ぶことがWordPressのテーマ選びでは重要ですので、時間をかけてでも慎重に選んでみてください。
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