CATV(ケーブルテレビ)を契約してインターネット接続している方は、光回線へ切り替えた方がお得かつ速く安定した通信を実現できる可能性が高いです。
そこでこの記事では、CATVインターネットと光回線の特徴や違い、メリット・デメリットについて解説します。
インターネット通信の種類についてあまり詳しくない人も、これを読めば両者の違いが分かるでしょう。
CTAVにはメリットもありますが、総合的にみると光回線の方が使い勝手が良いといえます。
その理由に納得した上で、よりお得な回線への乗り換えを検討してみてください。
CATV(ケーブルテレビ)インターネットとは?仕組みなどわかりやすく解説!
CATV(ケーブルテレビ)インターネットとは、テレビと同じケーブルで、ケーブルテレビ局を介してインターネット接続をするという技術です。
テレビケーブルをインターネット接続に用いるため、テレビもインターネットに接続してゲームをしたり動画を視聴したりすることが可能です。
別途契約すればインターネットを通して、地上波以外のチャンネルをテレビで視聴することも可能。
もちろん、自宅のパソコンやスマートフォンもテレビケーブル経由でインターネットに接続できます。
電話回線を使うADSLや、光ファイバーから回線を引き込む光回線とは異なる接続形態です。
なお、CATV(ケーブルテレビ)インターネットは主にJ:COMから提供されています。
CATV(ケーブルテレビ)インターネットのメリットやデメリット
では、CATV(ケーブルテレビ)インターネットには具体的にどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
特にCATV(ケーブルテレビ)インターネットを検討の方は必見です。
CATV(ケーブルテレビ)インターネットのメリット
CATV(ケーブルテレビ)インターネットのメリットは以下のとおりです。
・アンテナを付ける必要がない
・有線のため通信が安定している
・地上波以外の専門チャンネルを視聴できる
・テレビとネットのセット割が適用できる場合がある
・契約する通信量を選べる
・プロバイダ料金が不要
CATV(ケーブルテレビ)インターネットの接続方法は、ケーブルを通じた有線での接続となります。
そのため、安定した通信ができる上、一般的なテレビに必要なアンテナが必要ありません。勝手にアンテナを付けられない賃貸などでもおすすめです。
さらに、テレビをインターネットにつなげることでディズニーや時代劇といった専門チャンネルを楽しむことも可能。
また、J:COMではテレビとネットをセットで契約すると安くなるキャンペーンもあります。
光回線と異なり、プロバイダに支払う料金がないのも魅力。自分が使う通信量にあわせて、ちょうど良いプランを契約できます。
CATV(ケーブルテレビ)インターネットのデメリット
CATV(ケーブルテレビ)インターネットのデメリットは以下のとおりです。
・通信速度が遅い
・通信が不安定になりやすい
・料金が高い
CATV(ケーブルテレビ)インターネットの通信速度は160~320Mbps。
「Gbps」というワンランク上の通信速度の単位が主流になっている近年では、遅い速度といえます。
実際に使っている人の声でも、「スムーズに視聴ができない」、「重い」などの声もしばしば。
その上周囲のノイズの影響を受けることもあるため、天候が荒れたりするとさらに通信に支障が出る場合があります。
また「CATV(ケーブルテレビ)インターネットは高い」という声も。
CATV(ケーブルテレビ)インターネットの月額料金は6,000円~9,000円近くするプランもあり、ほかの回線と比べると割高といえます。
CATV(ケーブルテレビ)と光回線はどっちがいい?違いやメリットなども紹介!
では、CATV(ケーブルテレビ)インターネットと光回線では、どちらの方がインターネット回線としておすすめなのでしょうか?
特に、現在CATV(ケーブルテレビ)インターネットからの乗り換えを検討されている方は必見です。
そもそも光回線とは?
光回線とは光ファイバーケーブルを通してインターネット通信を行う種類の回線です。
CATVとは繋ぎ方が異なり、電線を通る光ファイバーを家に引き込むことで、インターネットが使えるようになります。
現在ではほとんどのインターネット利用者がこの光回線を使っており、年々その普及率は上がっています。
光回線についてはこちらで詳しく解説しています。気になる方はこちらもご覧ください。
CATV(ケーブルテレビ)と光回線を比較
CATV(ケーブルテレビ)インターネットと比較した光回線のメリットは以下のとおりです。
光回線のメリット | 光回線のデメリット |
・通信速度が速い ・通信が安定している ・月額料金が安い ・スマホとのセット割がある |
・引き込み工事が必要となる ・テレビとネットのセット割がない |
現在主流となっている光回線は上りと下り共に1Gbps程度の通信速度です。
これに対し、CATV(ケーブルテレビ)インターネットの通信速度は160~320Mbps。そもそも速度の単位が異なり、速度の差は明らかです。
また光回線は周囲のノイズの影響を受けにくいため、CATV(ケーブルテレビ)インターネットに比べて通信が安定しています。
さらに基本料金においてもCATV(ケーブルテレビ)インターネットは月額6,000円以上するものが多いのに対し、光回線はスマホとのセット割もあり、4,000円台で契約できるものが多数あります。
一方、光回線のデメリットは新たに契約する場合、光回線の引き込み工事が必要となります。
また、CATV(ケーブルテレビ)インターネットと違いテレビを見る場合はアンテナの設置が必要です。
さらに、CATV(ケーブルテレビ)インターネットはネットテレビの契約をセットにすることで、割引がきく可能性もあります。
しかし、光回線はほとんどがインターネットのみの契約となるため、こうしたセット割引がありません。
結論!CATV(ケーブルテレビ)・光回線どっちに切り替えるべき?
CATV(ケーブルテレビ)インターネットの違いを見ると、光回線の方が安くて速いことが分かります。
テレビアンテナをどうしても付けられないなど特別な事情がない限りは、光回線に乗り換えた方がお得といえるでしょう。
なお、光回線にもさまざまな種類やプランがあります。自分の利用目的に応じて最もお得な回線を選び、快適に使いましょう。
また、光回線でなくホームルーターを購入するという手もあります。
ホームルーターとはコンセントに挿すだけでインターネット接続環境を作れるアイテムです。
ホームルーター単体で、ポケットWi-Fiやモデムなどと同じ役割を果たします。

まとめ
CATV(ケーブルテレビ)インターネットとは、テレビケーブルでインターネット接続ができるようになる回線の種類です。
アンテナを設置せずにテレビもインターネットにつなげるなどのメリットがありますが、現在では光回線の方が通信速度にも月額料金にもメリットがあるといえます。
せっかく高い月額費用を払ってインターネットにつないでも、速度が不十分で使えないのでは意味がありません。
そのため、現在CATV(ケーブルテレビ)インターネットを利用している方は光回線への乗り換えをおすすめします。
選び方についてはこちらで詳しく解説しているのでぜひチェックしてみてください。