・OCNを解約しておすすめの光回線に乗り換えたい
・OCNの解約方法を具体的に知りたい
・OCNを解約する際、違約金はどのくらいかかるの?
OCNを解約するにあたって、このような悩みを抱いている方も多いのではないでしょうか。
OCN光は解約違約金の他にも工事費の分割代金やオプションプランの違約金など、解約に伴い様々な料金が発生します。
そこでこちらの記事では、OCN光の解約方法、違約金の額、解約の際の注意点や解約金を抑える方法などを解説します。
こちらの記事を読んでOCN光の解約時に発生する料金を極力抑え、お得に安い回線への乗り換えができるようになりましょう。
OCN光の解約違約金はいくら?工事費残債分もチェック
引用元:OCN光
多くのインタ―ネット回線では2年縛りによって違約金が発生しますが、OCN光は2年縛りもしくは縛りがない通常の契約かを自分で選ぶことができます。
この点にについてより詳しく説明しつつ、そのほか工事費の残債やオプションサービスの違約金などについても解説するので、まずはOCN光の解約違約金としてどのようなものがあるか抑えておきましょう。
OCN光の解約金
通常の契約だと解約金はかかかりませんが、2年縛り契約である「2年自動更新型割引」に加入している場合に解約金が発生します。
OCN光は通常料金がホームタイプで6,200円(税抜き)、マンションタイプで4,700円と他の回線と比較してかなり高額です。
なので、安さでOCN光を選ぶ人はほぼ例外なく「2年自動更新型割引」に加入して月額料金1,100円の割引を受けています。
そのため事実上この2年縛りでの契約が基本で、OCN光に加入している人は契約の途中で解約するとほとんどの場合に11,000円の違約金がかかることになります。
工事費残債分
OCN光は解約金の他に、工事費を分割して支払っている場合には解約時に残債を一括で支払わなければなりません。
工事費の分割は30回の分割で支払うようになっており、初回3,000円支払った後はホームタイプで毎月500円、マンションタイプでは400円ずつ支払うというのが基本的なプランになっています。
また、移転の場合は屋内配線の新設がない場合にホームタイプ・マンションタイプ問わず初回1,600円を支払った後、毎月300円ずつ支払うこととなっており、解約の際一括で支払う金額の計算方法をまとめるとそれぞれ以下のようになります。
新規ホームタイプ | 15,000円 -(500円×契約月数) |
新規マンションタイプ | 12,000円 -(400円×契約月数) |
移転ホームタイプ | 6,000円 -(300円×契約月数) |
移転マンションタイプ | 6,000円 -(300円×契約月数) |
v6アルファオプションの解約違約金
OCN光にはIPv6接続によるインターネットの高速通信が可能となる「OCN v6 アルファ」というサービスがありますが、こちらを利用している場合には回線自体の解約金とは別に違約金がかかります。
OCN v6 アルファは2年縛りの契約になっていて、2年未満に解約した場合に8,000円の違約金が発生するのです。
こちらの違約金は回線自体の解約金と同じく2年縛りですが、あくまでオプションサービスとしての違約金なので、2年自動更新型割引の違約金を支払っていても別に料金が発生することに注意しましょう。
レンタル機器の返送料
手続きの後、OCN光から送られてくる返却キットを使ってレンタル機器を返却します。レンタル機器は下記ものです。
・モデム
・無線LANルーター
・無線LANカード
・ACアダプター(電源コード)
返送の際の送料は自己負担になるため返送料金がかかります。
後ほど説明するとおり着払いで送ると返送される可能性もあります。なので、きちんと料金を支払って発送しましょう。
OCN光の解約方法|具体的な手順を紹介します。
解約の手続き方法は電話連絡の後に撤去工事をしてレンタル機器を返却するといった流れですが、この流れはどこの回線でも大体同じです。
ただし、OCN光を解約するには電話連絡が必要で、インターネット、チャット、メール等他の方法では解約手続きができません。
また、違約金全額負担キャンペーンを実施している他の回線へ乗り換える場合、解約証明書の発行も忘れないようにしましょう。
ここでは各手続き方法についてより詳細に説明していくので、解約前に一通りの手順を確認しておきましょう。
解約手順1. OCN光のお客様番号を準備する
お客様番号とは、契約内容を記載した「OCN会員登録証」に記載された「N」から始まる10桁の番号のことで、この番号は契約時に自動発行されています。
お客様番号は以下のもので確認ができます。
・会員登録証
・請求書
・料金口座振替のお知らせ
・お申込内容のご案内
・OCNマイページ
もしこれらの方法でお客様番号が確認できない場合には、カスタマーズフロントへ電話で問い合わせをしてください。
電話番号:0120-506506 フリーダイヤルで電話できない場合:050-3786-0506(有料) 受付時間:10時~19時(土日、祝日、年末年始は除く) |
解約手順2. OCNカスタマーセンターへ電話して解約を申し込む
OCN光の解約は当日すぐにはではできないため、1週間程度は見込んでおいた方が無難です。
手続きが遅れると解約が翌月になってしまうことがありますが、後ほど説明する通りOCN光は月額料金が日割り計算されないため、その場合は翌月も1ヶ月分の料金を請求されてしまいます。
OCN光は解約日を指定することができるので、月の始めに解約を申込んでも月末に解約日を指定すればそれまでインターネットを使えるため、手続きは早めにしておいて損はありません。
OCN光カスタマーズフロント
電話番号:0120-506506 フリーダイヤルで電話できない場合:050-3786-0506(有料) 受付時間:10時~19時(土日、祝日、年末年始は除く) |
解約手順3. 回線設備の撤去工事(任意)
撤去工事は、開通時に自宅内に設置した光コンセントなどを撤去するために実施しますが、OCN光の撤去工事は基本的には任意です。
ただし、賃貸で原状回復が求められる場合など環境によって撤去工事が必要なこともあるので、その場合は工事を依頼することになります。
ちなみに撤去工事が必要な場合でも、工事費用は無料なので費用の心配はありません。
解約手順4. レンタル機器の返却
解約手続きが済んだらレンタル機器の返却をします。
解約完了後にOCN光から返却キットが送付されるので、返却機器を用意して梱包し、コンビニ等で発送します。
返却の送料は自分で負担しなければならず、着払いで発送すると受け取られずに自宅へ送り返される恐れがあるので、必ず発払いで発送するよう注意してください。
解約手順5. 解約証明書を発行してもう
解約証明書は解約手続き自体に必要なものではありませんが、OCN光を解約した後に違約金全額負担キャンペーンを実施している光回線に乗り換える場合に解約証明書を提出が必要になります。
キャンペーンを利用して乗り換えするのであれば必ず発行してもらわなければなりません。
ちなみに「解約証明書」という書類がOCN光から発行されるわけではなく、OCN光を解約したことを証明できるような書類を解約証明書と呼んでいるのです。
OCN光の場合、OCNマイページで解約後の請求情報確認ができるため、こちらを解約証明書と考えて問題ありません。
引越し先でもOCN光を利用する場合
引越し手続きの場合には現在の契約をそのまま移転先でも継続することができ、契約事務手数料と工事費用はかかるものの、解約金がかからないためお得に移転手続きをすることができます。
ただし、引越し手続きでは回線撤去工事が完了したあとに引越し先で開通工事をしなければならないため、引越し先でインターネットをすぐに利用できない可能性があります。
また、NTT東日本エリアとNTT西日本エリアをまたぐ場合にはそのまま契約を引き継ぐことができず、一度解約した上で再度契約をしなければなりません。
OCN光引越し手続き
電話番号:0120-506-506 受付時間:10時~19時(日曜祝日・年末年始は休み) |
OCN光を解約する際の注意点
OCN光を解約する際には、いくつかの注意点があります。ここではその注意点について解説するので、解約をする前にチェックしておきましょう。
注意点1. 月額料金は日割り計算にならない
OCN光は月途中に解約しても月額料金が日割り計算されないため、いつ解約しても1ヶ月分の利用料金を請求されることになります。
もっともOCN光は解約日の指定ができるため、月末に解約日を指定すれば無駄な料金を請求されることがありません。
つまり仮に月の途中で解約手続きを済ませたとしても、解約日を月末に指定すればそれまでインターネットを使うことができるので、お得に解約をするなら解約日を月末に指定するのが良いでしょう。
注意点2. OCNモバイルONEとのセット割引が適応できなくなる
OCN光は、OCNモバイルONE1回線につき200円のスマホ割の適用がありますが、他の回線に切り替えるとスマホ割がなくなります。
OCN光のように格安SIMでスマホ割が適用される回線は珍しいため、スマホ割目当てでOCN光を選んだ人はこの事を忘れて乗り換えてしまうと料金が高くなる可能性もあるので注意しましょう。
注意点3. 電話番号が引き継げないケースがある
OCN光から他社の光回線に乗り換える場合、電話番号を引き継ぐことができない場合があります。
OCN光のひかり電話の番号がNTTの電話番号を引き継いでいる場合、光コラボで発行した電話番号をNTTの電話番号として再発行するいわゆる「アナログ戻し」をおこなうことで、OCN光から他社の光コラボに乗り換える際に固定電話番号を引き継げます。
一方OCN光で初めてひかり電話を利用した場合はOCN光で発番された番号なので、他社に乗り換えたときには電話番号を変更しなければなりません。
注意点4. OCNのメールアドレスは使えなくなる
OCN光で利用していたOCNのメールアドレスは、OCN光の解約と同時に使えなくなってしまいます。
メールアドレスがなくなると何かと不便なことが多いですが、どうしてもOCNのメールアドレスを残したい場合には「バリュープラン(月額270円(税込))」を申し込むのがおすすめです。
こちらのプランに加入することで、OCN光を解約後に他の回線を使用しても引き続きOCNのメールアドレスを利用することができます。
注意点5. 解約後の最終請求月をチェック
解約に伴い違約金や工事費残債の支払いがあることを説明しましたが、これらの解約金は最終請求月に一括請求されます。
そのため、解約後の最終請求月の請求はチェックしておきましょう。
OCN光を解約した後もOCNマイページは使えるので、マイページにログインして、「解約後のご請求情報確認Web」をみれば、最終利用月の利用料金を確認できます。
きちんと解約手続きができていることの確認も含めて、解約後の最終請求月の請求は一度確認してみてください。
OCN光の解約金を0円にする方法
通常の契約では解約金はかかりませんが、OCN光は2年縛り契約が基本なので多くの人は解約の際に違約金が発生します。
その点を踏まえたうえで、OCN光を解約する際に解約金を0円にするにはどうすればよいかを解説します。
解約金がかからない期間で解約手続きを行う
2年自動更新型割引を適用している場合、契約更新月に解約をしなければ自動的にその翌月からまた2年縛りの契約が始まります。
契約更新月というのは割引開始月を1か月目として25ヶ月目~26ヶ月目までの2ヶ月間のことで、この期間であれば解約に際して違約金がかかりません。
また、工事費を分割して支払っている場合も解約時に残債を一括で支払うことになるため、解約金がかからないようにするためには工事費を全額支払いを得た後に解約する必要があります。
工事費の分割は30回の分割となっているため、31ヶ月目であれば工事費残債もないため解約金として支払うこともなくなります。
なので、解約違約金を0円にするには、回線が開通して49ヶ月目~50ヶ月目ということになりますので注意してください。
乗り換えキャンペーンを活用する
乗り換えキャンペーンを実施している回線であれば発生した違約金等を負担してくれるので、これによって違約金が発生しても実質的に自己負担する必要はなくなります。
負担してくれる金額の上限が設定されている場合があるものの、上限内であればキャンペーン違約金や工事費残債などあらゆる解約金を負担してくれるので、負担金額を比較して高額のキャンペーンがあれば乗り換えを検討すると良いでしょう。
OCN光から乗り換えるおすすめの光回線
ここからはOCN光から乗り換えるおすすめの光回線を紹介していきます。
基本的に現在使っているスマホのキャリアと合わせて、セット割ができる光回線を選ぶのをおすすめします。
おすすめ光回線1. auひかり
運営会社 | KDDI | |
使用回線 | auひかり | |
エリア | 対象外エリア:大阪府、京都府、滋賀県、兵庫県、奈良県、和歌山県、福井県、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県 | |
最大速度 | 1Gbps | |
月額費用 | ホームタイプ | 5,100円 |
マンションタイプ | 3,800円 | |
初期費用 | 事務手数料 | 3,000円 |
工事費 | 戸建て37,500円、マンション30,000円(実質無料) | |
セット割 | ~1,000円 | |
キャンペーン | 最大61,000円(GMOとくとくBB) 他社からの乗り換え最大30,000円キャッシュバック |
|
契約期間 | 2年 | |
解約金 | 3年契約15,000円 2年契約9,500円、マンションタイプ7,000円 |
auのスマホを契約している人なら、auひかりがおすすめです。他社からの乗り換えで最大30,000円のキャッシュバックが受けられます。
auのスマホとauひかりのインターネット+電話サービスをセットで申し込むと「スマートバリュー」という割引を受けられ、スマホの利用料が1台ごとに月額500~2,000円程度安くなります。
また、関東の一部エリア限定ですが同じ料金で速度が5倍の「auひかりホーム5ギガ」、+780円で速度が10倍になる「auひかりホーム10ギガ」も提供しています。
さらにauひかりは、キャンペーンが充実している点もメリットです。
他社の違約金の負担や工事費実質無料など高額なキャッシュバックキャンペーンを行っています。
おすすめ光回線2. ドコモ光
運営会社 | NTT | |
使用回線 | ドコモ光 | |
エリア | ほぼ全国 | |
最大速度 | 1Gbps | |
月額費用 | ホームタイプ | 5,200円 |
マンションタイプ | 4,000円 | |
初期費用 | 事務手数料 | 3,000円 |
工事費 | 戸建て18,000円、マンション15,000円 | |
セット割 | ~1,000円 | |
キャンペーン | キャッシュバック20,000円・dポイント2,000ポイント(GMOとくとくBB) 他社からの乗り換えで最大20,000円キャッシュバック |
|
契約期間 | 2年 | |
解約金 | 戸建て13,000円、マンション8,000円 |
ドコモのスマホを使っている人なら、ドコモ光が最適です。他社からの乗り換えで最大20,000円のキャッシュバックが受けられます。
ドコモの携帯電話を利用している場合、スマホ1回線ごとに永年最大1,000円(税抜)割引になる「ドコモ光セット割」を提供しているため、ドコモユーザーならお得です。
ひとりだけでなく、ファミリー分適用になります。ほかにもドコモ光電話やひかりTV、ドコモ光テレビオプションなど映像をはじめとしたサービスも充実しています。
おすすめ光回線3. NURO光
運営会社 | ソニーネットワークコミュニケーションズ | |
使用回線 | NURO光 | |
エリア | 北海道・東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・愛知・静岡・岐阜・三重・大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・福岡・佐賀 | |
最大速度 | 2Gbps | |
月額費用 | ホームタイプ | 5,217円 |
マンションタイプ | 2,090~2,750円 | |
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 |
工事費 | 44,000円(実質無料) | |
セット割 | ~1,100円 | |
キャンペーン | 45,000円キャッシュバック(公式HP) | |
契約期間 | 2年 | |
解約金 | 続契約期間中に解約で、契約解除料10,450円 |
ソフトバンクユーザーなら、NURO光への加入を検討してみましょう。
ソフトバンクには「おうち割光セット」というキャンペーンがあり、NURO光でんわとスマホをセットで利用することで、スマホの加入プランごとに月額500~1,000円の割引を受けられます。
さらにNURO光は、下り最大2Gbpsの通信速度の速さが魅力で「インターネットが繋がらない」といった心配もほとんどありません。
工事費実質無料で、高額キャッシュバックや接続設定サポートといった特典も豊富です。
接続設定サポートが無料で受けられれば、機器に詳しくない人も安心して利用できます。
おすすめ光回線4. ソフトバンク光
運営会社 | ソフトバンク | |
使用回線 | ソフトバンク光 | |
エリア | ほぼ全国 | |
最大速度 | 1Gbps | |
月額費用 | ホームタイプ | 5,200円 |
マンションタイプ | 3,800円 | |
初期費用 | 事務手数料 | 3,000円 |
工事費 | 24,000円 | |
セット割 | ~1,000円 | |
キャンペーン | キャッシュバック最大36,000円(NEXT) 他社からの乗り換えで最大100,000円キャッシュバック |
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契約期間 | 2年 | |
解約金 | 9,500円 |
ソフトバンクユーザーのうち、NURO光の提供エリアに対応していない人は、ソフトバンク光を検討してみてください。
他社からの乗り換えで最大100,000円のキャッシュバックが受けられます。
ソフトバンクユーザーがソフトバンク光を利用すると、永年毎月1,000円割引の適用を受けられます。
また、1回線あたり1,000円の割引を最大10回線まで適用できるため、家族で利用すればさらにお得です。
まとめ
OCN光を解約するときは、まず解約に際して請求される金額がいくらになるかをよく確認し、高額の料金が発生するのであればどのタイミングで解約するのが一番お得なのかをよく考えましょう。
また解約時に料金が発生する場合でも、こちらで紹介したようにキャンペーンを利用することでお得に乗り換えするという方法もあります。
回線の乗り換えには注意しないと違約金等の無駄な料金が発生してしまうので、こちらの記事を参考にできるだけ解約金を抑え、お得に回線の乗り換えができるようになりましょう。